会またまた行って参りました、Bondのコンサート。今回の大阪公演は水曜日。「げー、マジかよー。どうすんべ!?」と悩みに悩んだ末、「すいません、レッスンお休みします」と、あえて理由を告げずにサックスのレッスンをお休みして行ってきました(←結局、3日後に白状しましたけど・笑) 彼女達のステージって、観客層が子供から大人まで結構バラけてて面白いんですが、今回は特に「中年ジェントルマン&中年マダムの多さ」に驚きました。むしろアタシと同年代の方が少なかったような印象を受けましたね。開場待ちの列を成している客層を見て一瞬、会場を間違えたんじゃないかと思ったぐらいです(笑) アンコール公演も含めると、日本でのコンサートは4度目になる彼女達。MCは若干まだ苦手そうな印象も受けましたが(やっぱ日本でのMCは難しいだろなあ、言葉通じないし....)ステージングは随分いい感じになってきてるのがわかりました。アタシは今回、公演当日の直前にチケットを取ったので、二階席だったんですね。二階から一階席を見下ろすと、前列エリアはめちゃノリノリ状態で、かなりのエキサイティング・モード。最前列に座ってたおじちゃんも立ち上がってすっげー拍手してたし(笑) そして一緒に行ったAmanda母も、アタシより先に立ち上がってノリノリ状態でした(爆笑) 今回も、彼女達はエレキのヴァイオリンとアコースティックのヴァイオリンを使い分けていました。途中でヘイリー(1stヴァイオリン)のアコースティック・ヴァイオリンの弦の調子が悪くなり、一人だけエレキ・ヴァイオリンを代用するというハプニングもありました。でもきっと、こういう不測の事態なんぞにも慣れているんでしょう。音響系統の調整が間に合わず、始めこそ若干やりづらそうにしていましたが(ステージ中央に置かれたスピーカーに近づき、必死で自分の音を聞き取ろうとしていたヘイリーだったのでした)、何事もなかったかのように、すまーした顔して(笑)ソロ・パートをクリア。さすが場数を踏んでるだけありますねぇ。他メンバーもヘイリーの状態を気遣っていたのか、やや引っ張り気味に演奏して、ヘイリーが準備に間に合うようサポートしてました(さすが仲良しコンビネーション、以心伝心とはこの事か) そのヘイリー、今回ずっと裸足だったんです。飛んだり跳ねたり、まるで妖精みたい。なんだか気持ち良さげ〜に演奏してはりましたが、そのあまりの元気の良さに、途中でヴァイオリンをマイクにぶつけてしまいました。最近のマイクは性能がいいもんで、「コツッ」というぶつけた音までしっかり拾っちゃってましたねぇ。ついでに「あっ」というヘイリーの素の声まで聞こえてしまい、場内大爆笑の一幕もありました(オーストラリア人でも、何か失敗した時には「あっ」て言うんだなあと思ったアタシなのでした・笑) なんか着目点のズレたヘンなレポートだなあ....(苦笑) 個人的には、見ててすごくハッピーな気分になれるステージでした。エイオスがやや元気なさげだったような気がしないでもないですが、アタシとしては、ステージを見て元気がもらえたんで良しとしましょう。これからも個性的なアレンジを期待しております、Bondの皆サマ方♪ オマケ〜最新アルバム『Classified』のご紹介 来日コンサートに合わせて、全世界よりも約一ヶ月早く日本でリリースされたBondの最新アルバム『Classified』は、これまでの作品と比べると、よりクラシカルモードが強くなっています。と言っても、とてもメジャーなナンバーばかりなので、どなたにでも気軽に楽しめるんじゃないかなあ、と思います。 ツェッペリンの『カシミール』や、『ジェームス・ボンドのテーマ』など、彼女達のアルバムには毎回、ちょっとしたお遊び的な要素もちょこちょこ入っているのですが、今回のお遊びは『Samba De Janeiro』のカバー『Samba』でしょうか。タイトルどおり、曲調はモロにサンバなので、オリジナルはもちろんホーン系の音がメインなのですが、ストリングス系がメインのサンバも結構イケるもんですねぇ。 アタシのまず一押しなお気に入りは、パッヘルベルの『カノン』をモチーフにした『Lullaby』 もともと『カノン』は、ソウル系の音楽でもサンプリングされたりと、クラシック音楽の中ではメジャー中のメジャー、定番中の定番といった曲。それをベースにした『Lullaby』は、控え目ながらパーカッション系の音を取り入れた事で、全体的にとても引き締まりのある仕上がりになったような印象を受けました。 あとはなんつっても、ブラームスの『ハンガリー舞曲第5番』の大変身ナンバー『Hungarian』!!! 元々クラシックの割にはかなり盛り上がっちゃう曲なんですが、Bondバージョンはそれに輪をかけた盛り上がりっぷり。「Hoy!!!!!」という四人の掛け声つきで、ますますテンション急上昇ってカンジの勢いです。 他にも、ハチャトゥリアンの『剣の舞』やチャイコフスキーの『くるみ割り人形』などなど、絶対に(×100)どこかで聞いたことのあるナンバーがゴッソリ勢揃いです。クラシックはちょっと....という方にも、比較的にすんなり聞いてもらえるのではないかと思います。ぜひぜひお試しあれ♪ |