兄弟が結成したJackson Fiveの活動を、指をくわえて見ていた(ホントか??)少女も
今やすっかり世界の人になってしまいました。
歌だけでなく、ダンスでも人々を魅了する彼女のパワーは
いったいどこから生まれてくるのでしょう?
来日記念って事で(←勝手に・笑)、テキストを緊急作成してみました。
*こんな人だって事、知ってました?
1966年5月16日、9人兄弟の末っ子(!!)としてアメリカはIndiana州Garyに生まれる。彼女が物心ついた頃には既に、Michaelを含めた兄弟達が結成したJackson Fiveが大ヒットを飛ばしていた。Janetが3歳の時、一家はカリフォルニアへ移住。Showbizファミリーに生まれた彼女も例にもれず、7歳で兄弟のオープニングアクトを務めるようになり、11歳でTVデビューを果たす。その後しばらくはドラマやTV Showを中心に活動を続けていたが、1982年にA&Mレーベルと契約を結び、アルバム『Janet Jackson』を発表。彼女のミュージシャンとしてのキャリアがスタートした。
Janetの飛躍のきっかけとなったのは、1986年に発表した3枚目のアルバム『Control』である。これは売上400万枚(アメリカ国内)、アルバムチャート1位獲得、シングルカットされた『When
I Think Of You』もtop10内にランキングするという記録を残した。しかし彼女の躍進はこれだけにとどまらず、1989年発表の4枚目のアルバム『Janet
Jackson's Rhythm Nation 1814』では800万枚を売り上げ、8部門に渡ってBillboard
Awardsを受賞して世界的な知名度も大きくアップ。2年がかりで行ったワールドツアーも大成功を収めた。更に1993年にはVirgin
Record移籍第一弾として『Janet』を発表し、Grammy Awardsを受賞している。また、近年は音楽だけでなく『Poetic
Justice』(邦題『ポエティック・ジャスティス』)や『Nutty ProfessorU The
Klumps』(邦題『ナッティ・プロフェッサー2/クランプ家の面々』)などの映画にも出演し、活動の幅を広げている。長く彼女につきまとっていたであろう「Michaelの妹」などという言葉は、もはや必要のない存在となった。
*私の洋楽伝道師(?)Janet
私が彼女を知ったのは、やはり彼女が世界的スターになるキッカケとなった『Rhythm Nation』時代でした。当時私は高校生で、ウソのようですが邦楽ばかり聞くようなコだったんです。 同じクラスの女の子が貸してくれた『Rhythm Nation』のvideo clipを見た瞬間、「これや!!」と思いましたね(何が「これや!!」なのかはわからないけど・笑) 15人ほどのダンサー達が一糸乱れぬダンスを繰り広げるそのビデオ、迫力があって本当にスゴイんです。その息の合わせ具合と言ったら、つい最近話題になった『リバーダンス』並み....と言えば想像つきます? とにかく、私はこの日を境にして洋楽に心を捧げるようになったという訳なんですよ(^^;) ちなみにそのビデオを何度も見て振付を覚えたのはこの私。当時は意外にもコーラス部に入っていたので、部室にあったデッキでカセットかけて踊り狂ってました....その能力を買われたからかどうかは不明ですが、その後開催された部活の定期演奏会で振付を担当したという思い出があります(笑)
*癒し系Dance Music
普通、アーティストと言えば一つのイメージにとらわれる傾向にありますよね。例えばBon Joviならロック、Celine Dionならバラード、Enyaならヒーリング系musicといった感じで、たとえいろんなジャンルの楽曲を歌っていても、絶対にある一つの代表的なイメージがついてしまいます。しかしこのJanetさんは、Dance Musicとスローテンポの曲を見事に50%ずつ歌い分けているんです。これが彼女のスゴイところ。もともと癒し系のカワイイ声を持つ彼女ならではの強みなのかもしれませんね。
*オススメJanet's Music
アップテンポな曲とバラードをバランス良く歌いこなせるJanetの音楽は、アルバムごとにテーマカラーが異なっていて、収録されている曲のタイプも多岐に渡っています。そんな中、私が特にオススメするアルバムはこの2つ(^^)v
『Janet Jackson's Rhythm Nation 1814』
これまで散々書いてきましたが、やっぱりこれはイイです。カッコイイだのなんだのと言っていますが、実は人種差別などの社会問題がテーマとなっていて、歌詞も比較的ヘビーなんですよ。Video Clipでもそのメッセージ性が強く現れています。そういう意味でも、このアルバムの完成度は非常に高いと思います。かと言って、100%シリアスというわけでもなく、エンターテイメント性もバッチリ。このアルバムに収録されている『Escapade』は当時、JALのイメージソングにも採用され、Janet自身もCMに登場しました。ちなみにタイトルの「1814」と言うのは、アメリカの第2の国家と言われる『God Bless America』が作られた年から来ているんだそうな。私も、このテキストを書くためにリサーチして初めて知りました。
『DESIGN OF A DECADE 1986/1996』
1996年、Janetが30歳の時に発表したBest Albumで、彼女が歌手として築き上げてきた10年間のキャリアにおける代表作がギッシリ。さすがベスト版と言うだけあり、非常に聞きやすい楽曲ばかりが揃っています。Janetビギナーの方は、このアルバムから聞いてみると良いのではないでしょうか。実際に彼女のシンガーとしてのキャリアは1982年にスタートしましたが、このアルバムは、初の大ヒットとなった3rdアルバム『Control』からの10年間を綴ったもの。家族の七光ではなく、自分自身の実力でアルバムをヒットさせ、本格的な音楽活動をスタートさせたJanetがあえて1986年にこだわったのも、わかるような気がします。
*ALL FOR YOU WORLD TOUR 2002
1月13日(日)、大阪ドームで行われたJanetのコンサートツアーへ行ってきました。今回の大阪ツアーは各日とも約3万人の動員数だったとか。さすがスケールが違いますわ、もう溢れんばかりの人ひとヒト....グッズも文字通り「飛ぶように」売れてました。意外にも女性の観客が多かったです。オンナの目から見てもカッコイイですからねぇ、彼女は(^^)
感想を一言で言うと、今まで観たコンサートの中で一番goodだったような気がします。これまでいろんなコンサートに行きましたが、これだけ迫力あるステージはお目にかかった事がないんじゃないかな。一昔前に「ツムラ・イリュージョン」っていうのがありましたが、Janetのステージはまさに「イリュージョン」!! セットにいろんな趣向が凝らされていて、メルヘンチックな可愛らしいものもあれば彼女らしいクールなものもあり、メリハリが効いていてすごく楽しかったです。私の席はアリーナの後ろの方だったので、視覚的には米粒程度にしか見えなかったんですよね(^^;) でもステージから溢れ出すパワーは十分感じる事ができたし、何よりJanet達自身がパフォーマンスを楽しんでるなっていうのが伝わってきたのが良かったです。自らが楽しまないと人を感動させる事はできないんだという事を、改めて感じました。
Janetを始め、ダンスクルーのパフォーマンスも素晴らしかったです。あまり英語が通じない日本だからかな?MCはほとんどありませんでしたが、その分ダンスで魅せる魅せる!! 案の定、私も狭いアリーナ席で一緒に行った友達と踊り狂ってました(笑) 断片的とは言え、意外と覚えているもんですねぇ。高校時代に覚えた『Rhythm Nation』や『Miss You Much』は、まだ体の中に残っていた感覚を頼りに踊れましたもの(驚)
1月13日のStage List
Come on Get up
You ain't Right
All for You
Love Will Never Do (without You)
Trust a Try
Come back to Me
Let's Wait Awhile
Again
Runaway
Miss You Much
When I Think of You
Escapade
Son of a Gun (I Betcha Think This Song is About You)
Got 'Til It's Gone
That's the Way Love Goes
What Have You Done for Me Lately
Control
Nasty
Alright
Love Scene (ooh Baby)
↑
*この間に、JanetによるMadonna並み(!?)悩殺performanceが披露されます*
Janetがオーディエンスの中から一人を選んでstageに上げ、立てかけたtableにくくりつけます。
そして....!?
もう場内騒然!! 男女問わず興奮しまくりでした(笑)
余計なお世話だけど、この日の餌食になった彼は一体誰と来ていたのでしょう?
もし彼女と来てたのなら....帰りにどんな会話をしたのか非常に興味があります(ホンマに余計なお世話や・笑)
↓
Rhythm Nation
<encore>
Doesn't Really Matter
Someone to Call My Lover
Together Again
(全24曲)
『ALL FOR YOU』 |
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『Rhythm Nation 1814』 |
『DESIGN OF A DECADE 1986/1996』 |
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