シーイング
ちょうど陽炎のようにゆらゆら見える現象で、星が瞬いているのは右に左に光が揺れるためです。望遠鏡で覗いた時はシーイングが悪いと、細かい部分がよく見えなくなります。正式には望遠鏡で見た星の像の見え具合で5段階(もしくは10)の評価のことです。星をゆらゆら見せるのは、上空の大気の大気ばかりではありません。望遠鏡の筒内の対流やドーム内の人間の体温による上昇気流などもあります(嘘のようですが本当です)。静止画ではイメージしにくいですが、左がよい場合、右が悪い場合です。シーングが悪い日でも時たまよく見える瞬間もありますから、じっくり覗いてみてください。