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■口座開設のややこしい所

私が少し困った点

これまで株の買い方についてひと通り説明してきましたが、 ここでは不足した点について補足していきたいと思います。 まずは口座開設する上で少しややこしい所です。

証券会社に資料請求をすると2〜3日で口座開設キットが届きます。 基本的に住所や資産状況などを記入する簡単なものとなっていますが、 ただひとつだけあまり馴染みのない項目があります。 それは口座の種類です。

このうちどれかを選択しなければなりません。 ちょっぴりムズい内容で、私からすれば敬遠したい内容でした。

特定口座&源泉徴収アリを選ぼう

難しいことは抜きとして、ここは“口座の種類は特定口座&源泉徴収アリ”を選びましょう。 それがのちのち一番ラクだと思います。

ちなみに一般口座を選ぶと“年間取引報告書”を自分で作る必要が発生し、 特定口座源泉徴収ナシを選ぶと自分で確定申告する必要があります。

特定口座源泉徴収アリを選べばこれらの手間が省けます。 特定と聞くとなにやら特別な感じがしてしまいますが、 恐らくほとんどの人は特定口座 源泉徴収アリを選んでいるのでは?  もちろん私もこちらです。

特定口座源泉徴収アリを選べばこれらの手間が省けます。 特定と聞くとなにやら特別な感じがしてしまいますが、 恐らくほとんどの人は特定口座 源泉徴収アリを選んでいるのでは?  もちろん私もこちらです。

しばらく経って追記

『勝手に源泉されてる?』

以前は面倒クサかった株の税金関連。自分で確定申告するようになり、多少税金体系を知ることができました。 そこで再び特定口座について調べてみようと思ったのですが、 特定口座&源泉徴収アリを選んでるので、売買時儲かっていれば勝手に税金10%が引かれます。 これが面倒くさくないということで当初選んでいたのですが…

株をやってればときには損を出す場合もあります。 このとき年間を通じてマイナスならば、源泉されてる分はムダだナと… 確定申告すれば戻ってくるようですが、それならはじめから源泉徴収ナシにして申告しては?と思いました。 どうせ確定申告をしているので。

というわけで。“源泉徴収ナシへの変更”を検討しました。 SBI証券の場合は書類を取り寄せて手続きします(口座管理メニューにアリ)。 “切り替えは年初までに。年途中では変えられない”とのことですので、 12月に調べだしてちょうど良いタイミングです。

ん? どうやら“払いすぎた税金”については源泉徴収アリ口座でも還付されてるとのことでした。 損が発生した場合、証券会社のほうでしっかり計算されていて、その都度還付しているのだとか。 あまり覚えがないのですが…それなら源泉徴収アリのままでも良いかナと思いました。

またもうひとつ。特定口座の源泉徴収は10%となってますが、 所得によっては所得税率が5%のときもあります。 この場合、株の10%は取られすぎているのでは?と… それならやはり確定申告時に取り戻す必要があります。

う〜ん、、、これも問題ナシでした。所得によらず株の場合は別枠で考えられていて、 その利益に対して10%の税金が掛かってくるようです。申告分離課税の類のようですが… このへんの税体系ってヤヤこしくて…損益通算のはなしとゴッチャマゼになってる感じです。

いずれにせよ2つとも私の勘違いで、結局は特定口座&源泉徴収アリのままが良いかナという結論になりました。 源泉徴収ナシに変更してしまうと利益分は所得Up↑に見なされてしまい、 それに掛けて算出される国保も上がってしまうとのこと… いわゆる扶養控除、社会保障の壁にも関わってくるとのことでした。

一方、源泉徴収ナシにすれば“損失の繰り越し”ができるとのことですが… 上のメリットが消えてしまうなら致し方なしと思いますので、やはり源泉徴収アリのままで良いかナと。

ただ株利益に関して、源泉されれば所得には乗らず、 源泉ナシで処理すると所得を嵩上げすることになるので…ちょっと不公平なのでは?と個人的に思いました。 このへんもしっかりとした税理論があるんでしょうが…ひとまず源泉徴収アリのままにしておきます。