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スキューバダイビングのスクール/ライセンス




■スキューバダイビング失敗談

<心が折れる瞬間>
ここでは私がライセンスを取る際におかした失敗談を書いておきます。


まず何といっても“呼吸”です。


海に入る前の説明で“呼吸”に関するものもいくつかありました。 その中でなんとなく覚えているのは“人間、力むと呼吸をしづらくなる…云々”というものです。

ただ呼吸といっても…普段普通にしているのでそれほど気に留めて説明も聞きませんよね。 これが…私のナメた結果につながりました。


浅瀬のころは何となく呼吸も普通にできています。 また海の景色を見る余裕があるときも自然と呼吸が出きていました。


そこから少しずつ…ライセンスを取るのに必要な“作業”を覚えていきます。


マスクを水中で取ってまたつける作業&水を抜く作業だったり、 レギュレータを一度はずしてまた付ける&その際に水をはじきだす方法だったり…


こうしてるうちに段々タイヘン&多少溺れ気味?な気分になってきます。 要は…余裕がだんだんなくなってきます。



…このとき無意識ながら“力んでいる状態”です。



そして呼吸は…“過呼吸”のような状態になっていきます。 過呼吸というよりその逆のような症状ですね。


過呼吸になり、息がだんだん浅くなると当然ながらパニクります。 ハタから見てれば“レギュレータがあるから大丈夫”なはずなのに、 もうそんな余裕はありません。レギュレータを加えててもそのような状態になったのですから、 当人としては“レギュレータから空気を吸おう”なんて意識は吹っ飛んでいます。


水中で空気が無くなって、人間が考えるコトといったら…“海面に出て空気を吸うコト”です。 私の経験上、頭の中はそれしか考えられなくなります。


そして海面に出て“スーハースーハー…”、 慌ててる&足はつかない状態ですので、水もガブガブ飲みまくりです。


そしてインスタラクターの人が慌てて体を支えてくれます。 『大丈夫、大丈夫。息を長く吸って…吐いて…』


以上、ダイビングが怖くなる瞬間です。 “ダイビングって…下手すりゃ死ぬスポーツなんだナ…”と頭をよぎります。


ちなみに。ダイビングで海面に急浮上することは危険なこととされています。 体に残る窒素の関係で避けなければならない事項です。


『急に浮上するのもダメだよ〜』と軽く注意されてから、再び海の中にもぐります。 と、こんなパニクった状態で潜るのですから…あとの講習は散々です。


『ダイビングは下手すりゃ死ぬ…』


あとはこの不安を取り除くことが“私のライセンス取得期間の目標”となりました。 終わってから“なぜできなかったんだ!?”とイメトレを繰り返し、次の日は無難にできたのですが…


『昨日はなんだったんだろね??』 インストラクタの人にも冗談めかして言われました。


もちろんセンスのある人/器用な人は滞りなく過ごしていくのだと思います。 インストラクターの人もそのときは『なんで? どうしたの??』って感じでしたし。


でも…慌ててる本人は必死デス(笑)


あとで聞いたら皆少なからず“怖い”と揃って言ってました。 また違う人に聞いたら私とまったく同じ状況になったらしく、 “私にはダイビング向いてない…”とその人はダイビングとおさらばしてました。


私も正直、1日目が終わったときは“金いらないから明日もうヤメよ”と危うく決断しかけました。


というわけでダイビング。うまくいくことに越したことはないですが、 もしも心が折れたときは…誰でも同じような経験をしてると心に思って頑張ってみましょう。


不安なダイビングは卒業して、楽しいダイビングに辿り着く… 意外とこのように思っていると、少しは心の支えになります。





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