[Jパッチに関する考察]
これまで述べたとおり、FM2011では日本について「情報封鎖」がかかっている。
そのため、ほかの国のようにエディタでリーグファイルを構成した場合であっても、
日本のクラブや代表でのプレイには次のような大きな制約がかかる。
・ クラブ情報や歴史が見られない
・ クラブにいるコーチの情報が(通常の手段では)見られない
これらは、Jクラブでのプレイの興味を大きくそぐことになる。
この「情報封鎖」は、クラブの国籍が日本であるときのみかかるものであるため、
クラブの国籍を変更することにより回避が可能である。そのため、いわゆるJパッチと
呼ばれるものは、クラブの国籍を変更することにより、クラブ情報や歴史を開示させている。
さて、このJパッチは大きく分けて以下の2つに分けられる。
(1)国籍総交換型
他の国のデータとすべて入れ替え、さらに国の名前を交換することにより情報を開示する。
(2)パラサイト型
リーグの国籍を他国に移動する(選手の国籍は変更しない)ことにより情報を開示する。
この方法では日本代表の情報は開示できない。
最近は(1)の方法が主流となっているようだが、私はあえて(2)の方法を使用している。
(2)の方法のメリットは次の通り。
[a]リーグデータファイルのみで実現可能である。(1)と比較して非常に簡単。
[b]いわゆる普通の日本人選手ファイルと共存できる。国籍交換の必要なし。
[c]クラブ国籍以外変更点がないため、安定性がきわめて高い。
デメリットは1つのみ。
[d]日本代表の情報は開示できない。
メリットが3つある点から考えると私は(2)の方法のほうが優れていると判断するのだが・・