[1.1 KO方式トーナメント]

 

 これは、1敗するとそれで優勝の可能性がなくなる方式である。

 1試合行なうと必ず1人が脱落するため、n人参加者がいれば、必ずn−1試合を

行なう必要がある。このとき公平に組み合わせるためには以下のようにする。

 

(1)参加者に仮の順位をつける。

   一応「仮の」だが、この順位で組み合わせが左右されるので、妥当なつけ方を

  するべきである。

(2)順位が2のべき乗になるごとに参加者を区分けする。

  第1グループは上位2位まで

  第2グループは上位4位まで

  第3グループは上位8位まで

   :

  第nグループは上位(2**n)位まで

   :

 (3)第1グループの上位同士は、残りが2人になるまであたらないようにする。

   (いわゆるシード制だ)

    同様に第2グループ同士は残りが4人、第3グループは残り8人・・

    これさえ満たしていればあとは乱数で決めても、恣意的に(例えば順々決勝で

   は1位と8位、2位と7位、3位と6位、4位と5位・・など)決めても問題ない。

 

 以上により、参加者が何人いても公平な組み合わせができる。

 

 この方式は1位を決めるのに適した方式である。しかし、2位以下は組み合わせの運に

左右されてしまうため、例えば上位3名を決めるための方法にはふさわしくない。

 

 

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