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[ 製作諸元 と 破損修理 の方法 ]

本資料は、フカセ籠が破損した場合、修理が可能なものについて解説したものです。

1.部品表

  【 修理についてのお願い 】

   フカセ籠は、下記に示す高品質な部品で構成しています。PanPoint が特注または選定し、組み立てて製品に致しました。
   従って、フカセ籠へ使用している各部品に関する全ての責任はPanPoint に有りますので、
  部品および製品へのご要望やご意見etc.は、PanPoint ( panpoint@muc.bigobe.ne.jp ) へ
  お願いします。

番号  部品名  型番  仕様  メーカ  電話、URL 購入先
@ 本体 部品A,B,C,P 材質
=P.P
三菱自動車
 エンジニアリング
http://www.mae.co.jp PanPoint
 特注
A スナップ スナップonly 2号  イシナダ釣工業 0795−93−0095 釣具店
B リベット アルミ平  2x4mm 八幡ねじ http://www.yht.co.jp/index.htm DIY店
G ワッシャー (旧JIS) 2x6x0.4 SUS  八幡ねじ http://www.yht.co.jp/index.htm DIY店
C 反転用
ガン玉
  2B 景山産業 http://www.kageyama-sangyou.co.jp/ 釣具店
D 発泡材 ケミポール 直径=15mm 日本ケミカル工業 http://www.nihonkemi.co.jp/ 釣具店
DIY店
E 締め糸 ミチ糸 3号 任意   釣具店
F 締め糸
ガン玉
  任意
製品は
2B
景山産業 http://www.kageyama-sangyou.co.jp/ 釣具店
H  滑り糸  ミチ糸  3号  任意  カスタマイズ版の開示に伴い追加
  (2010年2月3日)
使い古し糸の再利用

2.破損個所

 2.1 スナップAが外れた。

        リベットが近隣で入手可能であれば、再びカシメを行う。 入手不可であれば、適当なミチ糸でスナップAを縛り、
       接着剤で固定しても良い。

 2.2 反転用ガン玉Cが抜け落ちた。

        本体@−Cの外側からガン玉の溝を上にして本体@−Cの上縁を 挟むように埋め込む。
        次にラジペンでガン玉Cを挟んで、上方へ 引っ張るようにして軽く潰す。この時、外側と内側の肉厚が
       ほぼ同じ位に なるようにすること。
        次に、ガン玉Cの左右をラジペンで潰した後、ガン玉Cを 外側/内側から指で押さえて抜け落ちないことを確認。      

 2.3 発泡材Dが欠けた。

        釣具店またはDIY店で発泡スチロール柱を入手して、カッターナイフを使い、
       右図のように加工する。 それを本体@−Aに挿入する。
          欠けた発泡剤を取り出す時は、吊籠@−Aの背の穴から押し出す。
          押し出しきれない場合は、上方の溝に沿ってかき出す。
         この時、滑り糸を切らないように注意すること。
          切った場合は、後述(2−5項)参照。



 2.4 ヒンジ@−Pが壊れた。

カスタマイズ版は内籠(@−B)と外籠(@−C)を糸で結んで一体化していますので、 ハサミまたは爪切りで糸を切って離してから修理に取り掛かってください。 修理を終えたら、再び内籠(@−B)と外籠(@−C)を糸で結んで一体化してください。 (2010年12月23日)

        最初に本体@−Cのヒンジが壊れた場合を説明します。図1を見てください。
       本体@−Cの壊れたヒンジ部の突起は、削り落とします。
       その後、下部へ工具のキリで2箇所に小さな穴を明けます。
       その穴にミチ糸(3号位が適当)を通して、シッカリと縛る(3〜4回)。
       この時、内籠との芯合せをキチンとするために、本体@−Cと@−Bを合わせて、
       セロテープでくっつけるとうまくいきます。それから、ミチ糸をヒンジの軸に
       数回まわして再びシッカリと(3くらい強く)縛り、余分の糸を切り取ります。
       シッカリ縛った結び目には瞬間接着剤は不要と思いますが、つける場合には、
       くれぐれも軸に垂れないよう注意してください。
        次に、本体@−Bのヒンジが壊れた場合を説明します。
       前記の要領とほとんど変わりません。違っている点は、図3で示すように、
       本体@−Bへ穴を2箇所あけます。そして、それぞれの穴にミチ糸を通して
       ヒンジ部のピンを跨いで縛り付けます。

        以上の修理を行った後、内籠(@−B)と外籠(@−C)が引っかかること無く
       開閉することを確認願います。右図のようになったら、やりなおしをしてください。
        この確認は重要です。

     

 2.5 滑り糸Hを交換する。

         カスタマイズ版の説明書(トップページより入る)参照。

3.締め糸Eに’ヨリ癖’がついたので交換したい。

        3号ミチ糸の端に結び目を作り、そこから 12cm の位置にガン玉Fを 付けてから切断。両端に適当な長さを
       設けると、操作性がよいです。
        この後、本体@を閉じた状態で持って、本体@−CとB側面の ガイドに対して、本体@−Cの外側から
       締め糸Eの結び目側を通し、 更に、本体@Aの背面にあるハリス穴へ通して、下方へ引き下げ ロックする。
        留意点としては、3号より太い糸は使用しないこと。バネが強すぎて、 クレータのコマセで留めても撥ね上がって
       しまうことがあります。

        この締め糸は、ガン玉2B以上を付けたもの(浮遊・沈下モード)と、 ガン玉1B以下をつけたもの(浮上モード)の
       2種類を準備して、適宜、使い分けると良いでしょう。


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