【#44】《ネタバレ&ツッコミ無用》デタラメ映画評論会《銀魂 THE FINAL》
2021/01/31に配信
大ヒット公開中の映画「銀魂 THE FINAL」を3人組が評論! …でも話してる内容がみんなが観たものとは違うみたい…?
※語られている映画の内容はあくまで「デタラメ」なものであり、事実とは異なりますのでご注意ください。また、苦情などはお受けいたしかねますので悪しからずご了承ください。
皆様お久しぶりです、武市変平太です。
どーも、来島また子っス! 寒い日が続くけど、元気にしてたっスか〜?
岡田似蔵だ。今日はこっちの枠にお邪魔してるよ。
お正月以来の配信となります本日は、公開中の大ヒット映画『銀魂 THE FINAL(以下FINAL)』について3人で語り合いたいと思います。
…でも先輩、今回の映画って私らメインの話じゃないし、この3人じゃ盛り上がれる要素ほぼないっスよ。
副音声で「あの人」が多少フォローは入れてくれたが、結局は「あの内容」だしねェ。それに公開から3週経ったとはいえ、まだ観てない連中もいるだろうし、ネタバレはマズイんじゃあないかィ?
はい、ですから今回はそれらに配慮しまして、我々は「あえて実際とは異なる内容を語る」ゲームをしたいと思います。名付けて「デタラメ映画評論会」です!(パララッパラ〜♪)
【ルール】
・3人が順番に映画について語る
・但し、その内容は「実際の映画の内容とは異なるもの」である事
・聞く側はそれを全肯定する事
・事実(ネタバレ)のみを話したり、ツッコミを入れたりしたら負け
え、て事はつまり「ウソの内容を話す」って事? それヤバくないっスか?
公式が堂々と「全員参加の」ってウソ吐いてるのに比べりゃ可愛いもんじゃないか。面白そうだねェ、早速始めようや。
順番は私、また子さん、似蔵さんでいきましょうか。ではスタート!(プワァ〜ン♪)
…いや〜、それにしても今回の「FINAL」、公開前から何かと話題でしたよね。
そうっスね、SNSで見かけない日はなかったっスよね〜。
中でもやはり一番大きな話題となったのは、大人気作品とコラボした入場者特典「鬼魂の刃」ですね。もちろん我々3人も『柱』として書き下ろしのイラストがあります。
他の作品頼みとはファンもさぞ悲しんでるだろうよ…、なんて俺も最初は思っちゃいたが、こういうコラボならアリだよねェ。
銀魂で「鬼」といえば「鬼兵隊」以外ありえませんから、当然ですよね、また子さん?
いや、コレ……あ、ヤバ、ツッコミ入れちゃいけないんスよね。えーと…、
入場者特典といえば、事前にファン投票で決めたフィルム型シールも良かったっスよね〜。鬼兵隊の出てる話は全話選ばれてたし!
ああ、しかし枚数多いから集めるの大変らしいねェ。なんせ「紅桜篇」だけでも4種類さね。
シールのサイズも「新訳紅桜篇」のフィルムよりずっと大きくて驚きましたよね。
では特典の話はこれくらいにして、そろそろ映画の内容にも触れましょうか。似蔵さん、ご覧になっていかがでしたか?
そうさねェ、俺が一番驚いたのは宣伝やら予告やらで散々やってた内容が始まって5分程度で終わった事かね。原作通りのクソ長い話がくるのを覚悟してたもんだから、ホント驚いたよ。
5分!?…あ、ヤバヤバ、えっと、あたしはもっと長く感じたんスけど、そんなもんだったんスね〜。
確かに銀魂はシリアス長篇になるとやたら話が長くなる傾向でしたが、要点だけ掻い摘んでいけばあれくらいスッキリまとめられるという好例でしたね。
あ〜、「漫画だと何週間も話引っ張ってるけど、現実だとたったの3分間」って感じっスね。
まァ銀魂はもともとギャグ作品なんだ、広げ過ぎた風呂敷はとっとと畳んじまって、その分ギャグやったほうがいいって事だろうねェ。
その冒頭5分が終わった後、急にアニメ第一話からの総集編が始まるんですよね。最終盤だけ見せられて戸惑っているであろう観客への救済措置かと思ったのですが…。
そうそう、俺もてっきり「これが噂の再編集映画ってやつか」と思ったんだが…、
実は…、アルタナの暴走で全てがリセットされた世界だったんスよね。
いやー、あれだけの戦いが単なる前座だったとは衝撃でした。
火のカグツチ?だったか、あそこでの戦いもあれだけ「最終決戦」みたいな感じでやっといて結局はケリつけられなかった事を考えりゃ、まあ合点はいくがね。
で、そのアルタナの暴走、通称「セカンドインパクト」が起こった世界で、晋助様がエヴァっぽい人型決戦兵器に乗って巨大化した天人(あまんと)と戦う熱い展開になるんスよね。
かつての銀魂が忘れかけていた「天人との戦い」という原点に還った「シン(晋)・銀魂」ですね。
とにかくCGがヌルヌル動いてて凄かったっスよね〜。なんでも、予算のほとんどをあのシーンにつぎ込んだらしいっス。
確か、あの人しか乗れないんだろィ?
「中二力」を持つ者でないと動かせないという設定で、必然的に搭乗者は銀魂世界で唯一「中二力」を持つ晋助殿、という事になったんですよね。
実は、あれにあの人しか乗れない理由がもうひとつあってねェ…。
え、なんだっけ?
実はアレには先の戦いで倒れた岡田似蔵の魂が宿ってるんだよ。だから、あの人以外は受け入れないってわけさね。
あー、だから最初あんなザコい感じだったんスね。
登場からいきなり劣勢でどうなるかと思いましたが、途中で中身が万斉殿の魂とチェンジしてからは驚異のシンクロ率で敵を追い詰めるんですよね。
あァん!? 俺だってけっこう頑張っただろうが!!
私とまた子さんは指令室から共に晋助殿を応援する役どころでしたね。
最後くらい私も晋助様と一緒に戦いたかったんスけど…。
最後くらい私も神楽ちゃんと共演したかったですが…。
死ね変態ロリコン!
まあまあ、追い込まれた晋助殿に我々二人で「最後の切り札」を託したじゃありませんか。
ああ、アンタらが出してきた切り札、凄かったよねェ。
そう、晋助様はその切り札「元気魂」に、今まで銀魂に出てきたキャラ全員から力を分けてもらってパワーアップするんス!
全部のキャラが出てくるから時間的にもかなり長かったが、まあ「全員参加のバカ騒ぎ」って言ってるんだから、これくらいはやらないとねェ。
そして最後は観客もペンライトを手に一緒にパワーを送るという演出は、まさに作品と観客が一体化した素晴らしいものでしたね。私も「プ○キュア」映画を思い出して胸が熱くなりました。
晋助様もなんか「ドラ○ンボール」っぽい見た目になって、まさに「スパーキング!」で敵を倒すんスけど、世界は真っ白な光に包まれて…。
気が付くと、あの人は一人で汽車に乗ってるんだよね。
はい、実はこれまでの戦いは何者かに見せられていた「夢」だったという…。
なんか別の大ヒット映画と被ってる気もするんスけど、まあ今さらなんで。
で、その汽車が急停車して、先頭車両で全裸のゴリラが暴れてるって話を聞かされるんだ。
晋助様はそのゴリラを何とかしようと、ちょうど乗り合わせてた私達と一緒に先頭車両に向かうんスけど…、
そこで我々は、この全裸のゴリラこそが晋助殿や我々に「夢」をみせていた張本人だったという事を知らされるのです。「終わらない戦い」という「夢」の中を彷徨い続ける事、それこそが我々鬼兵隊の「贖罪」なのだと…。
その「贖罪」ってのがどうにも気に入らない俺たちは当然、そのゴリラを倒そうとするんだが…、こいつがとんでもない強敵でね。
我々は晋助殿を庇い、次々に倒れていきます。
あのシーン、思い出すだけで号泣っスよ。
漢字一文字の主題歌もグっときたよねェ。
しかし倒れた我々の魂は晋助殿の剣に宿り、ついに全裸のゴリラを討ちます。鬼兵隊の魂が宿る剣、それこそが…、
「鬼魂の刃」!!
しかし、深手を負っていた晋助殿もそのまま倒れ…、
そして晋助様は乙女ゲー(乙女向けゲーム)の世界に転生して、ヒロインのまた子と恋に落ちるんスよ!
転生オチってのは ちょいと拍子抜けだったが、まあ何でも流行りに乗っかるのが銀魂だからねェ。
「困ったらとりあえず転生」と言うくらい流行ってますからね。
桜吹雪が舞う中、晋助様が微笑むエンドロール、サイッコーにエモかったっス!!
いろいろ盛りだくさんの、まさに「FINAL」の名を冠するに相応しい映画だったと思います。
あ、そうだ、22日からは俺たちの副音声解説も始まったんだよねェ。
解説している似蔵さん、いつもとは違う知的な雰囲気で良かったですよ。
まあ普段は『地球ドラ○チック(NHK・Eテレ)』で学者の吹き替えやってるからね。
後半はほとんど3人でケンカしてたような気がするけど、良かったら一緒に聴いて楽しんで欲しいっス!
(カンカンカンカン♪)…はい、ではこの辺でゲームは終わりにしましょう。二人とも素晴らしい「デタラメ」でした。
始めはツッコミたくてウズウズしたけど、しゃべり出したら結構楽しかったっス!
話がどんどん壮大になってくのがなかなか痛快だったよ。
……でも、
…でも?
この映画、ホントはどんな話だったっけ? かね?
……。では3人でもう一度観ましょうか。
《映画・銀魂 THE FINAL 大ヒット上映中!!》
☆ご視聴ありがとうございました! 次回の配信もお楽しみに! |