***************** Gold Mail Ver.3.0 ***************** 1.Gold Mail について ---------------------- Gold Mail とは黄金律(Golden Rule)に従ったメーラです。黄金律とは、「自分が して欲しいと思うことは何よりもまず他人にそうしてあげることだ」というもの です。黄金律をメーラに当てはめて、Gold Mail では、大多数のユーザーが使って いる Outlook Express で不満な部分を改善しています。 Gold Mail の通常の使用に関しては十分な動作確認をしています。しかし、ユーザー が誤った使い方をしたり、想定していない使い方をしたりして、引き起こされた損害 について作者は責任を負いません。 Gold Mail のデモ版は試用日数を30日に限定していますが、機能は正式版と同じです。 ただし、正式版のユーザーからの質問や要望を優先的にサポートします。 2.Outlook Express で不満な部分を Gold Mail で改善 ---------------------------------------------------- Outlook Express を使用していると、不満な点がいくつかありますが、Gold Mail Ver.3.0 では、それらを改善しています。 (1) デフォルトで、起動時にメッセージの送受信を実行する。 (2) 〃 最初に受信トレイを開くようにする。 (3) 〃 開封確認メッセージの送受信を可能にする。 (4) 〃 メール本文の詳細画面表示では上下サイズを最大にする。 (5) 〃 メール本文の印刷画面表示でも上下サイズを最大にし、ページ付記 (6) 〃 受信メールをフォルダへ移動するとき、ローカルフォルダを展開 (7) 〃 送信メッセージをテキスト形式とする。 (8) 〃 送信メッセージを自分にも送信して控えとする。 (9) 〃 返信に元のメッセージを含める。 (10) 〃 メールサーバーに14日間メールを保持する。 (11) 〃 [削除済みアイテム]をサーバーから削除する。 (12) アイコンを無くして文字表記とし、見た目ですぐわかるようにする。 (13) 普段使わない機能が多すぎるため、必要機能に絞って軽量化する。 (14) メール本文中の URL は青色、MAILTO は緑色として区別しやすくする。 (15) 自分宛の控えは[受信トレイ]には置かず、[送信済みアイテム]のみに置く。 (16) メーラ終了時にサブ・ウィンドウの閉じ忘れを無くす。 (17) メールのヘッダ情報を Access 形式データベースとして、汎用的に使用可能とする。 (18) データベースを常に最小サイズに最適化する。 (19) 添付ファイルをすぐ取り出せるようにする。 (20) メーラを2カ所以上で使用していても、受信済みメッセージの交換を容易にする。 (21) コンピュータ・ウイルスの標的になりにくくする。 (22) ヤフオク用の機能を追加する。 3.デモ版のファイル -------------------- gm30.txt Gold Mail 説明ドキュメント(このファイル) license30.txt Gold Mail 使用ライセンスの説明ドキュメント setup.exe, setup.vbs デモ版のセットアップ用ファイル j2re-1_4_1_05-windows-i586-i.exe Java 実行環境のセットアップ用ファイル lib_ext.exe 拡張 Java アーカイブ(自己解凍形式) gmdemo30.exe Gold Mail デモ版のファイル群(自己解凍形式) 4.デモ版のインストール方法 ---------------------------- デモ版のファイルは、Windows 98/Me/2000/XP で使用可能です。まず、lib_ext.exe, j2re-1_4_1_05-windows-i586-i.exe, gmdemo30.exe を作業用のフォルダ(例えば C:\Temp)にダウンロードして、gmdemo30.exe を実行して展開し、setup.exe を実行 します。 「Java 実行環境をセットアップしますか?」のダイアログが表示されるので、[はい] を選択すると、Java 実行環境のセットアップ用ウィザードが起動します。ウィザード に従ってデフォルトの設定でインストールします。 「拡張 Java アーカイブ、デモ版、及び、ODBC をインストールする場合は「はい」、 アンインストールする場合は「いいえ」を選択して下さい。」のダイアログが表示 されるので、[はい]を選択します。[LZH 自己解凍書庫]ダイアログが表示される ので、[OK]を選択すると、lib_ext.exe の内容が展開されます。Windows 98/Me の 場合は MS-DOS プロンプトに「展開後、右上の×をクリックして終了して下さい。」 と表示されるので、指示に従って下さい。次いで「AUTOEXEC.BATを日付つきで保存 しました。」のダイアログが表示されるので、[OK]を選択します。 再び[LZH 自己解凍書庫]ダイアログが表示されるので、[OK]を選択すると、 gmdemo30.exe の内容が展開されます。Windows 98/Me の場合は MS-DOS プロンプト に「展開後、右上の×をクリックして終了して下さい。」と表示されるので、指示 に従って下さい。 Windows 98/Me の場合は「セットアップが完了しました。Windows を再起動して下 さい。」のダイアログが表示されるので、[OK]を選択し、Windows を再起動します。 Windows 2000/XP の場合は「セットアップが完了しました。」のダイアログが表示さ れるので、[OK]を選択します。 セットアップが完了したら、作業用のフォルダ(例えば C:\Temp)にダウンロードした ファイルを全て削除します。 5.デモ版の初期設定 -------------------- デモ版のアイコンをダブルクリックして実行すると、[メッセージ]ダイアログに 「デモ版の使用可能日数は残り30日です。」と表示されるので、[OK]ボタンを クリックします。 メニューの[ツール]−[アカウント]で[アカウント]ウィンドウが表示され、 [追加]ボタンをクリックします。[アカウント追加ウィザード]ウィンドウが 表示され、[表示名]にメール送信者名を適当に入力し、[次へ >]ボタンを クリックします。[電子メールアドレス]に既存の電子メールアドレスを正確に 入力し、[次へ >]ボタンをクリックします。[受信メール(POP3)サーバー] と[送信メール(SMTP)サーバー]にプロバイダから通知されたサーバー名を入力 し、[次へ >]ボタンをクリックします。[アカウント名]に、既存の電子 メールアドレスの @ マーク直前のアカウント部分を入力し、[パスワード]に 対応するパスワードを入力し、[次へ >]ボタンをクリックします。[メール アカウント名]に設定保存用の適当な名前を入力し、[会社名(学校名)]に 必要に応じて入力します。ここまでの入力内容のうち修正したい部分があれば [< 戻る]ボタンをクリックして修正します。修正する必要が無ければ[保存] ボタンをクリックして保存します。[アカウント]ウィンドウに戻り、[アカウ ント]欄の中で先ほど設定したアカウントを選択し、[既存に設定]ボタンを クリックし、[閉じる]ボタンをクリックします。 メニューの[ツール]−[オプション]で[オプション]ウィンドウが表示され、 [全般]タブの[起動時にメッセージの送受信を実行する]にチェックします。 以上の設定で、次回以降 Gold Mail を起動すると、自動的に指定したアカウント でメール送受信を行うようになります。また、すぐ送受信を行うには、Gold Mail のメイン画面のツールバーの[送受信]ボタンをクリックします。 6.デモ版のカスタマイズ方法 ---------------------------- 6.1 アドレス帳への宛先の登録 頻繁にメール送信する宛先をアドレス帳に登録しておきます。ツールバーの [アドレス]ボタンをクリックし、[アドレス帳]ウィンドウを開きます。 ツールバーの[新規作成]ボタンをクリックし、[新しい連絡先]ウィンドウ を開きます。[名前]と[電子メールアドレス]と[メモ]に入力して、 [追加]ボタンをクリックし、[OK]ボタンをクリックすれば登録できます。 6.2 アカウントの追加や設定変更 電子メールアドレスが複数ある場合には、メニューの[ツール]−[アカウント] で、[アカウント]ウィンドウを開きます。追加ボタンをクリックすると、 アカウント追加ウィザードが起動しますので、先に記述した「5.デモ版の初期 設定」と同様に設定します。 アカウントの設定内容を変更したい場合には、[アカウント]ウィンドウで [プロパティ]ボタンをクリックし、[アカウントのプロパティ]ウィンドウを 開きます。[全般][サーバー][詳細]タブで表示される項目のうち、変更し たい箇所を変更し、[OK]ボタンをクリックします。 アカウントの追加や設定変更の大半は、[適用]や[OK]ボタンをクリックすると 反映されますが、Gold Mail 起動時にしか反映できないものもあります。このため 反映されない場合は、いったん Gold Mail を終了し、Gold Mail を再起動します。 6.3 オプションの設定変更 デフォルトのオプション設定を変更したい場合には、メニューの[ツール]− [オプション]で、[オプション]ウィンドウを開きます。[全般][確認メッセ ージ][送信][署名]タブで表示される項目のうち、変更したい箇所を変更し、 [OK]ボタンをクリックします。 オプションの設定内容の大半は、[適用]や[OK]ボタンをクリックすると反映 されますが、Gold Mail 起動時にしか反映できないものもあります。このため反映 されない場合は、いったん Gold Mail を終了し、Gold Mail を再起動します。 7.正式版のファイル -------------------- setup.exe, setup.vbs 正式版のセットアップ用ファイル gm30.exe 正式版のファイル群 ※ これらのファイルはライセンス登録ユーザーにメール送信します。license30.txt 参照。 8.正式版のセットアップ方法 ---------------------------- Gold Mail のライセンス登録ユーザーにメールで gm30.exe を送信しますので、作業用 のフォルダ(例えば C:\Temp)に置いて gm30.exe を実行して展開し、setup.exe を 実行します。 8.1 正式版のインストール方法 「正式版をインストールする場合は「はい」、アンインストールする場合は「いいえ」 を選択して下さい。」と表示されるので、「はい」を選択します。[LZH 自己解凍 書庫]ダイアログが表示されるので、[OK]を選択すると、gm30.exe の内容が展開 されます。途中で「上書きしますか。」のダイアログが表示されたら、「はい」を 選択します。Windows 98/Me の場合は MS-DOS プロンプトに「展開後、右上の×を クリックして終了して下さい。」と表示されるので、指示に従って下さい。 8.2 正式版のアンインストール方法 「正式版をインストールする場合は「はい」、アンインストールする場合は「いいえ」 を選択して下さい。」と表示されるので、「いいえ」を選択します。 「セットアップが完了しました。」のダイアログが表示されるので、[OK]を選択し ます。セットアップが完了したら、作業用のフォルダ(例えば C:\Temp)にダウン ロードしたファイルを全て削除します。Windows 2000/XP の場合はデスクトップに [Gold Mail デモ版]のアイコンが残りますが、デスクトップでマウスを右クリック し、[最新の情報に更新]を選択すると消えます。 9.デモ版から正式版への引継ぎ ------------------------------ デモ版の初期設定やカスタマイズ設定やメールデータは、そのまま正式版に 引き継がれますので、正式版でやり直す必要はありません。 10.全てアンインストールする方法 ---------------------------------- デモ版も正式版も全てアンインストールする方法は同じです。gmdemo30.exe, j2re-1_4_1_05-windows-i586-i.exe, lib_ext.exe を作業用のフォルダ(例えば C:\Temp)にダウンロードして、gmdemo30.exe を実行して展開し、setup.exe を 実行します。 「Java 実行環境をセットアップしますか?」のダイアログが表示されるので、[はい] を選択すると、Java 実行環境のセットアップ用ウィザードが起動します。ウィザード に従ってアンインストールします。 「拡張 Java アーカイブ、デモ版、及び、ODBC をインストールする場合は「はい」、 アンインストールする場合は「いいえ」を選択して下さい。」のダイアログが表示 されるので、[いいえ]を選択します。 Windows 98/Me の場合は「セットアップが完了しました。Windows を再起動して下さい。」 のダイアログが表示されるので、[OK]を選択し、Windows を再起動します。Windows 2000/XP の場合は「セットアップが完了しました。」のダイアログが表示されるので、 [OK]を選択します。 11.残っている不具合とその対応 -------------------------------- 通常使用に支障のある大きな不具合は修正していますが、あまり支障が無く、修正が 困難な以下の不具合があります。 (1) [フォルダ]リスト内でフォルダを速く切り替えていると、反転表示がマウスと ともに勝手に動いてしまう。 → エラーは無く、フォルダをクリックすると直るので、無視する。 (2) [添付ファイルの表示]ウィンドウで添付ファイルを指定してコピーし、エクス プローラを起動しようとすると、エクスプローラがハングアップする。 → Java 側の問題らしいので、[添付ファイルの表示]ウィンドウのみでコピー し、貼り付けて回避する。 (3) 添付ファイルにスペースの入ったファイル名を指定するとエラーで送信できない。 → Java 側の制限なので、スペース箇所を"_"等に置き換えて送信する。 (4) 本文の詳細画面表示で、半角文字の後ろに全角文字があると、半角文字の後端が 全角文字と重なることがある。 → 本文を通常画面表示にするか、半角文字の後ろに半角スペースを入れる。 次期バージョンで検討予定。 (5) 印刷画面の右端が印刷できない。 → 1行の文字数を減らして対応する。次期バージョンで検討予定。 (6) まれに"Java"コマンドプロンプトにインデックスのオーバーフローのエラーが 出ることがある。 → 再現しないし、実害は無いので無視する。 12.次期バージョンの課題 -------------------------- Gold Mail Ver.3.0 では必要性が低く、開発工数がかかるため、次期バージョンの課題 とした機能は以下です。 (1) Outlook Express で受信したメールをエクスポートして Gold Mail にインポート (2) メール本文の詳細表示で、インテリジェント・マウスの中央ホイールでスクロール (3) Web メールとの統合利用 (4) Linux や UNIX への対応 13.質問や要望の受け付け -------------------------- Gold Mail Ver.3.0 の質問や要望は、作者宛の電子メールで随時受け付けます。 デモ版よりも正式版のユーザーを優先的にサポートします。 14.作者と連絡先 ------------------ 作成日 2006/01/30 作者 原田英生(ZLE) E-mail ZLE21835@biglobe.ne.jp URL http://www5d.biglobe.ne.jp/~ZLE 15.変更履歴 -------------- 2004/04/14 Gold Mail Ver.1.0 初期リリース版 2004/04/25 起動時に[送信トレイ]のメールを送信し、[送信済みアイテム] にコピーを保存するよう修正した。 2004/04/29 gm11.txt のみ修正(lib_ext.exe の一覧への追加。一部の記述の修正。) 2004/05/14 アドレス帳に無い宛先の表示が送信者になっていた不具合を修正した。 2004/05/16 [受信者の選択]の[新しい連絡先]を未作成だったため作成した。 2004/05/20 ファイル名、クラス名、メソッド名、変数名のinsertをinsに変更した。 2004/05/21 送信者のリストにスクロールバーの誤表示があったのを修正した。 2004/05/22 デモ版で期限過ぎ表示後、エラーが出ていたのを修正した。 2004/06/02 新しいメールからチェックするようにしてメール受信時間を短縮した。 2004/06/04 古いメールからチェックするようにしてメール削除時間を短縮した。 2004/06/06 GoldMail終了時のメール削除時間を短縮した。 2004/06/06 Gold Mail Ver.1.1 リリース版 2004/06/10 [受信者の選択]ウィンドウの不要箇所を削除し、レイアウトを修正した。 2004/06/13 [人の検索]で[メモ]での検索ができなかったのを修正した。 2004/06/13 アドレス帳のリスト幅を調整した。 2004/07/01 「後で送信する」場合に受信漏れがあったのを修正した。 2004/07/04 「削除済みアイテム」フォルダのメールを完全に削除可能とした。 2004/08/28 デモ版のセットアップ・プログラムを導入した。 2004/08/31 送信日時の新しいメールが後から送られて来た場合の対策をした。 2004/09/03 正式版のセットアップ・プログラムを導入した。 2004/09/04 Gold Mail Ver.2.0 リリース版 2004/09/11 [メッセージの検索]ウィンドウの横幅を拡大した。 2004/09/12 [アドレス帳]ウィンドウの横幅を拡大した。 [人の検索]ウィンドウの横幅を拡大した。 [新しい連絡先]ウィンドウの横幅を拡大した。 2004/09/14 [受信者の選択]ウィンドウの横幅を拡大した。 2004/09/18 メール本文が HTML 形式なら必ず添付ファイルとした。 2004/09/19 Gold Mail Ver.2.1 リリース版 2004/10/31 メールの日付を取得不能(null)の場合は削除するよう修正した。 2004/11/14 セットアップ時のWindows XPの判定を対話形式として正した。 2004/11/14 受信トレイ〜削除済みアイテムの最古メッセージを反転表示した。 2004/11/14 Gold Mail Ver.2.2 リリース版 2004/11/23 返信メールの宛先がアドレスに未変換だったのを修正した。 2004/11/25 TO, CC, BCC宛先に名前を使用時にエラーが出ないよう修正した。 2005/01/16 メール送信後、再送信でTO, CC, BCC宛先が書き換わらないのを修正 2005/01/16 メール送受信後、一覧表示されなくなる不具合の修正 2005/01/22 [送受信]ボタンを使用不能の場面ではグレー表示とした。 2005/01/23 メール一覧で未開封の「未」が残ったままになることがあったのを修正 2005/01/23 Gold Mail Ver.2.3 リリース版 2005/07/03 削除する場合は最新メールから順に行い、スピードアップした。 2005/07/18 j2sdk1.4.2_08で全コンパイルし動作確認 2005/07/24 サーバーでの保持期限が過ぎたメールを削除できなくなっていたのを修正 2005/08/12 本文がHTML形式の場合は、本文をIEで開くように変更した。 2005/10/09 ローカルフォルダからヘッダ・本文への切り替え時に上方バーにフォルダ 名が表示されなかったのを修正した。 2005/12/01 Windows 2000/XP でアンインストール時にデモ版のアイコンを削除できな かったのを修正した。 2005/12/06 Gold Mail Ver.2.4 リリース版 2006/01/29 ツールバーにヤフオク用の「落札管理」「出品管理」「雛形編集」「落札 者へのメール」を追加した。 2006/01/30 Gold Mail Ver.3.0 リリース版