オンバト+収録(2013.2.9) ※2013.3.9放送分

(以下、原文通り)

こんにちは、お久しぶりです。横浜在住・都内大学に通う2年生のらふぁ*と申します。
大学受験でテレビから遠ざかると共に冷めてしまったと思われたお笑い熱が近頃になって再燃し、先日4年ぶりにオンバト収録に行ってまいりましたのでレポートさせていただきます。
前回は父と2人で参加したのですが、今回はお笑いサークルでスタッフとして活動している高校時代の友人と一緒でした。

まずはNHKの内玄関で集合し、控え室に移動して構成作家の方のお話を聞きました。
一本目の収録で初挑戦の芸人が521KBを獲得した話に始まり、今期最終戦で次はチャンピオン大会だから今回が事実上の準決勝だとか、10組中8組は知った顔ぶれだが初挑戦の2組が引っ掻き回す可能性もあり面白い、などといったお話がありました。また、4分間お客さんを笑わせ続けるのは大変なことで、そのようなしっかりしたネタを作れるような使い捨てされない芸人さんを輩出していきたい、ということでした。
審査の際の注意点もいくつか言われました。ボールを入れるか入れないかものすごく迷った際には是非入れて後押ししてあげてほしい・ジャッジペーパーは芸人本人の手元に渡るから辛口コメントも大歓迎・年々放送時間帯が遅くなっているからジャッジペーパーの裏に「放送時間を早くして欲しい」などと書いてくれると嬉しい・新人発掘のためにおすすめ芸人も書いてほしい、といった感じでした。

説明の後は椅子を片付け、整理番号順に並んでスタジオに移動します。私たちの席は最後列の一番端、出入り口にもっとも近いところでした。しばらくするとスタッフさんが舞台に出てきて、拍手と黄色い歓声の練習をしました。

前説 ヘンな指輪
顔を白塗りにし、白装束という幽霊姿で登場し、幽霊の漫才コンビという設定のネタを披露。
笑いどころで仏具を鳴らすという、ショートコントと漫才の中間のようなネタでした。ネタ中にステージから降りてお客さんに接近したりもしてました。

古賀アナウンサーが登場し、出場芸人10組が五十音順に入場。
余談ですが、個人的に古賀アナの声の高さにびっくりしてしまいました。
キングオブコント王者・バイきんぐや新人演芸大賞を獲得したうしろシティ、最近話題のピン芸人・バイク川崎バイクの登場に会場は大いに盛り上がっていました。私は目論見通り流れ星が登場したので、ひとり心の中でガッツポーズしてました。

1.エレファントジョン(入れた)
漫才・高校時代。
ひたすら森枝さんが関係ない言葉遊びや動きで邪魔してくる展開でした。
ネタ後のトークでは、森枝さんが古賀アナの声マネを繰り返し披露してました。

2.シソンヌ(入れなかった)
コント・ATM。
なんというか、どうしても印象が薄いです。笑いどころはきちんとあったのですが、山場がなかったのかな、と。

3.バイク川崎バイク(入れなかった)
BKB漫談。                        
初挑戦。意外と客ウケが悪く、「BKBヒィーヤ!」ではあまり笑いが起きず、その後の「初孫だと思って見て」などといったフォロー(?)のくだりの方がウケていました。
おもしろ荘などで見かけて個人的には割と好きだったんですが、オンバトにはハマらなかった印象です。
トークでも隙あらば「BKB」を放り込んできていました。古賀アナも「バイク古賀アナバイク」でBKBだと言うと、すかさず古賀アナ「僕の実家自転車屋なんですよ」と…(笑)。「バイセコー古賀アナバイセコー」でBKB、ということに落ち着きました。

4.うしろシティ(入れた)
コント・上京する友人の見送り。
しっかりした構成だったと思います。安定感がありました。
途中、展開が読めてしまう場面があったのですが、終盤で良い意味で裏切ってくれて面白かったです。

5.アイデンティティ(入れた)
漫才・学校の怪談。
後半の畳み掛けるようなボケの連続で、会場も盛り上がっていたように感じました。
トークでは、ボケの田島さんが一回だけ経験したという幽霊の話。事務所の稽古場を出て階段を降りていく途中で階段を上っている白装束のおじいさん(本人曰く「前説のヘンな指輪みたいな格好」)とすれ違ったが、後で確認したところ上にいた見浦さんはその人を目撃していなかった。自分だけが幽霊を見てしまったことを認めたくない田島さんは、見浦さんと口論になってしまったとのこと。

6.Gたかし(入れなかった)
モノマネ紙芝居。
テレビで見る時は紙芝居が大写しになっているからいいんですが、客席の一番後ろから見ていると、文字がほとんど読めないしイラストも見えづらいんですよね。字に関しては本人が読み上げてるので差し支えないのですが、せっかくのイラストが見えないので魅力も減ってしまったように感じました。
前回のトークで紙芝居封印を宣言していたはずが、今回も紙芝居。しまってあったのを見つけたということで、お詫びの意味もこめて全編フルカラーにしたとのことでした。今度こそ作品が尽きたので、紙芝居封印か…?

7.流れ星(入れた)
漫才・修行。
以前オンバトでやっていたネタの焼き直しでした。その点は若干がっかり。
ボケも新しくなっていたし、ちゅうえいさんの動きをはじめバカバカしさ(褒めてます)も楽しめたのですが、あまり高得点につながらなかったのはそのせいかもしれません。

8.あばれる君(入れた)
一人コント・ヒゲ。
ネタのストーリーや綺麗なオチは良かったと思うのですが、笑いをとれるポイントが少なかったかな、と。
トークでは、口の周りに黒々と描かれたヒゲがちゃんと落ちるのか、古賀アナが心配してました。

9.マッハスピード豪速球(入れなかった)
コント・ゲームセンター。
初挑戦。ボケの方は終始裏声でキャラを演じていたのですが、その結果セリフが聞き取りづらくなってしまっていました。

10.バイきんぐ(入れた)
コント・セールス。
2012年度、最後の最後にKOC王者が登場。会場のテンションも最高潮でした。余裕すら感じさせる出来栄えで、全部持っていった感がありました。

10組のネタ披露が終了し、しばらく古賀アナがトーク。流れ星・瀧上さんがマヂカルラブリー・野田さんの筋肉の付き具合に嫉妬していたことなど、舞台裏での芸人さんの素顔について話していました。
しばらくすると、舞台上に10組が再登場して冒頭の計量シーンの撮影へ。オンバト+になってから一時期放送されていなかったこのシーン、私は復活して良かったと思ってます。
結果は以下の通り。

エレファントジョン:441KB
シソンヌ:309KB
バイク川崎バイク:221KB
うしろシティ:457KB
アイデンティティ:393KB
Gたかし:361KB
流れ星:421KB
あばれる君:249KB
マッハスピード豪速球:209KB
バイきんぐ:501KB

オンエアは、バイきんぐ・うしろシティ・エレファントジョン・流れ星・アイデンティティの5組。
オフエア5組を見送ったあと、続いてオンエア5組も一旦退場。

5位から順に1組ずつ登場し、勝者コメント。
どの組も基本的にチャンピオン大会に出場できるか、といったコメントでしたが、ちょっと違ったものもあったので一部紹介します。
3位:エレファントジョン
森枝さんが古賀アナの声マネで「エレファントジョンでーす!!」と言いながら登場。2人の退場後、古賀アナは「そんなに声高いですかね?」と気にしていました。
2位:うしろシティ
先ほどの森枝さんのモノマネに引っ張られてか、呼び込む時に若干声が上ずる古賀アナ。
バイク川崎バイクさんが計量前に舞台袖で「バケツ軽くてビビる…BKB」とつぶやいていたと暴露。
1位:バイきんぐ
オンバトに育ててもらったとひたすら感謝する2人。小峠さんは西村さんに対し、「こいつは本心からオンバトに感謝してない、目を見れば分かる」と訴え、しまいには「来期は僕1人だけでも出たい」と。

5組がそろって、視聴者投票呼びかけのコーナーを撮影。
Part1では流れ星・ちゅうえいさんが自己紹介ギャグをやった結果、コンビの紹介を忘れかけ「ちゅうえい…と、流れ星瀧上です!」とグダグダに。うしろシティは「毎回バイきんぐに勝てないうしろシティです」と自己紹介。
Part2では、説明を読み上げるバイきんぐの2人の後ろに他4組の芸人さんたちがぴったりと寄り添い、ボケ続けます。ちゅうえいさんは西村さんの肩に顎を乗せて顔芸、うしろシティの2人は小峠さんの後ろから息を吹きかけて邪魔をしようとしていました。その結果、締めのコメントが揃わず撮り直しに。2回目でも同じボケを続ける他4組に、同じように突っ込んであげる小峠さん。笑い声相当入っちゃってるけど大丈夫かな?と思うほど客席も盛り上がりました。

そして最後に、あなたたちです!を撮影。番組収録が終了しました。

今回は2012年度最後にふさわしい豪華な出演者で、非常に運が良かったなと思います。賞レース王者から注目の若手まで揃い、非常に見ごたえがありました。そういえば、4年前に参加した収録もレギュラー回の最後だったな、なんて懐かしく思ったりもしました。
ネタだけでなく、トークや最後の視聴者投票のコーナーでも大いに笑わせてもらい、楽しくてあっという間の収録でした。古賀アナは今年度でオンバト+の担当から外れるとのことでしたが、今回の収録で遅ればせながら魅力に気付いただけに残念です。
帰り道は同行した友人と、あばれる君の朴訥さとバイク川崎バイクの芸風について語り合いながら渋谷駅まで歩きました。お笑い好きな人と一緒に行くと収録そのもの以外でもかなり楽しめますね。

今回はボールを入れた6組中5組がオンエアされ、自分と会場の審査基準にズレが少なかったかな、と思いました。1本目ではあったという「初挑戦でオーバー500」などといった波乱は起きず、順当といえば順当な結果だったかもしれません。
改めて痛感したのは、やはりジャッジペーパーを書くのは難しいということ。自分の貧相なボキャブラリーと文章構成力が恨めしくなります。芸人さん、有意義なコメントができなくてごめんなさい。
普段の土曜日は、サークルの練習があって収録に行きたくても行かれないのですが、また暇を見つけて参加したいと思います。チャンピオン大会も楽しみです!