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おてんこさま図解
 
 
1.頭:花のような頭部。黄色い色は見る者を安心させる。
 
2.花びら(?):花びらのような部分。感情表現にも使われる。
 
3.目:真(まこと)と愛に溢れた眼差し。ウインクも眩しい。
 
4.鼻:チャームポイント。
 
5.ほっぺ:赤丸ほっぺはマスコットの証。
 
6.口(?):目視では確認できず。よくしゃべるのは確か。
 
7.茎(?):花でいえば茎の部分。しなやかで繊細なボディ。
 
8.葉(?):葉のような部分。手として使う?
   ※↑っとまあここまで普通に書いてきましたが、実は、
     公式ページによると(4)の部分が口鼻はないらしい。           …ええっ?うそでしょ?
 
 
おてんこさまデータ(いいかげん)
 
名前:おてんこ(おてんこさま)/Otenko(Master Otenko)
  
  名前は太陽を表す「おてんとさま」が元と思われますが、「おてんこ」自体は他に方言によっていろいろ意味があるらしいです。
  英語版でも名前はOtenkoで、セリフもちゃんと「Otenko!」「Taiyohhhhhh!!」。
  ジャンゴやリタは「おてんこさま」と呼びますが、悪役からは当然呼び捨て。
  英語版ジャンゴはMasterと呼ぶらしい。マスター…ちょっとかっこいい。
 
年齢:太陽と同じ
 
  おてんこさまの正体からして、太陽の誕生と同時に存在したであろうと思われます。
  気の遠くなるほどの年月を過ごしていますが、全知全能なわけではないです。
 
性別:声は男性
 
  精霊に性別もなにもないと思いますが、声がらしすぎます。
  三人称は一応「彼」ですし。
 
職業:太陽の使者(太陽の精霊)
 
  全ての生命種を守るため地上に降臨した太陽の使者。太陽の使いで地上に来ているのです。
  彼が口うるさいのは最初から重大な使命を背負ってやってきたため。
  それにしてもなぜあんなお茶目な姿でおられるのでしょうか。見た目からは威厳のかけらも…
 
出身地:太陽
 
  もちろん出身は太陽。というより、彼自身が太陽の一部と言ってもいいです。
  具体的にどのようにして地上へやって来たかは不明です。
  太陽の光とともに降ってきたのか…
  まさかあの姿で宇宙をぽよぽよ泳いで来たわけではあるまい。
 
身長:約40cm前後(伸縮あり)
 
  これは推測にすぎませんが、ジャンゴの身長を140cm(小学5・6年くらい)と仮定すると、
  それと比較して約40cm。背筋(?)を伸ばせばもう少し大きいでしょう。
  ちなみにエアドールの身長は約30cm。
 
体重:ない、またはごく軽いと思われる
 
  浮いてますんでね。
  彼は本来物理的な存在ではなく、彼自身の力で自分を具現化していると思われます。(だからなぜあんなお茶目な…)
  物理的な存在になった以上は重量があるはずですが、それもわずかなものでしょう。
  力を使い果たすと実体を保てなくなりますが、彼自身が消滅するわけではありません。
 
特技:パイルドライバー、太陽結界その他各種魔法陣の召喚
 
  おてんこさまは直接戦う事はできません。そのかわり冒険に必要なものを用意してくれます。
  パイルドライバーは太陽族の遺産らしいですが、どこから召喚してるかはわかりません。
  召喚には結構力を使うようです。
  召喚するときは決まって「太陽ぉぉぉーー!!」
  また、「太陽感」という第六感を持ち、アンデッドやイモータルの気配を感じることができるらしい。
 
性格:「血の気が多い」「うるさい精霊」(サバタ談)
 
  全くその通りです。
  精霊とか意志とかいうと、無機質な感じがしますが、おてんこさまには人格が宿っています。
  熱くなりすぎて冷静さを欠いたり、ズーボルテルテにひどく同情したり、ゴキゲンな時は踊り出すなど、
  人間臭い一面も見せます。
  また、自分の容姿にはそれなりのプライドもあるようです。(だからなぜそんな(以下略))
 
決めゼリフ:「太陽と共にあらんことを!」
 
  何かと言います。夜でも言います。
  ゲーム進行中に何回言ってるか数えてみたいものです。
  話し掛けたときも、言うことがなくなるとこう言ってごまかします。
  英語では「May the Sun be with you!」です。
  最期だけは「太陽と友にあらんことを」です。深い。
 
 
漫画「太陽少年ジャンゴ」*のおてんこさま
 
顔が濃いとか、関西弁で話すとかゲームの方とは違いはいろいろありますが。
一番の違いは彼の役割でしょう。
ゲームではあくまでサポートで、パイルドライバーを出したりアドバイスをくれたりしても戦いには参加しません。
ゲームではプレイヤーが主役だからです。プレイヤーはそれぞれ違うので、おてんこさまの案内役は重要になります。
一方、漫画ではプレイヤーはいません。読者は物語に参加しませんから、案内などは不要なわけです。
そのかわり、おてんこさまはジャンゴと共に戦う仲間としての役割を与えられました。
 
漫画ではガン・デル・ソルもソル・デ・バイスも登場しません。(これからどうなるかはわかりませんが)
基本はおてんこさま自らが太陽チャージし、武器になります。
遠隔攻撃は「太陽弾」近距離なら「太陽の刀」、攻撃と防御を兼ね備えた「太陽の皿」など。
ガルムを倒した時の使い方はまさに「ライジングサン」ですね。
そのかわり案内役としては頼りなく、やや慎重になりすぎてます。
逆にジャンゴに勇気づけられたりマミーの対処法を教えられたり。
しかし、その頼りなさがあるからこそ、ジャンゴと欠点を補いあって「最強コンビ」になれるのです。
 
あと、漫画ならではの役割として、彼はツッコミ役です。考えなしに突き進むジャンゴの手綱を握ってます。が、
大体ジャンゴを止めることはできません(笑)
手(?)よりも鼻の方が長いため、鼻ツッコミします。しかし最近のシリアス展開でツッコミ頻度は落ちてます。
 
ゲームにしろ漫画にしろ、口うるさいのは変わりません。
そしてどちらもジャンゴをよく可愛がっていますね。
サバタやアルニカが、大切な人が離れていってしまっても、おてんこさまは側にいます。
終わって欲しくないと思いますけど、漫画のラストがどうなるか非常に楽しみです。
おてんこさまは「ボクタイ」のラストのようになってしまうのでしょうか。彼もジャンゴの側を離れてしまうのでしょうか…
 
*月刊コロコロコミック連載中(2004年9月現在)の、ひじおか誠氏の漫画
  おてんこさまと歩むボクタイシナリオ(以下思いっきりネタバレ ※以下の文章は私のシナリオ考察です。間違った解釈もしていると思われるので鵜呑みにしないでください。※     おてんこさまの誕生(?) そもそもおてんこさまは何なのかというと、その正体は「太陽意志ソル」であります。 太陽意志といっても常に覚醒しているわけではありません。 「太陽系に危機が訪れた時、私は目覚め、降臨する」と言っていたので、 逆に言えば平和な時は眠っているんです。だから地上で起きた事を全て知っているわけではありません。 おてんこさまはその太陽意志が地上に降りて具現化した姿。 だったら名前もそのまま「ソル」を名乗ってればいいようなもんですが なぜそんな緊張感のない名前を…    おてんこぉ〜。   ボクタイでの大きなテーマは「銀河意志ダーク対太陽意志ソル」です。 まさにおてんこさまは我らがリーダー、ボクらの太陽ですよ。 しかし、太陽意志が地上に来ている事を考えると、 そのうち銀河意志ダークが地上に降臨するかもしれませんね。 自分も銀河の一部である以上、太陽には勝ち目はないのですが、それでもおてんこさまは 意志という形で戦い続けるのです。   おてんこさま一度目の降臨 〜おてんこさまとリンゴが出会い、キング・オブ・イモータルを倒すまで〜   リンゴがキング・オブ・イモータルを倒したのは、今から十数年前のお話です。   おてんこさまは「太陽系に危機が訪れた時降臨する」と言っていたので それまでにも何度か来ているかもしれませんが、物語の中ではこれが最初。 おてんこさまは太陽仔であるリンゴの元へやってきました。 リンゴはこの時すでに「太陽青年」だったのでしょうか。今は「太陽中ね…ごほっごほっ。 この時の冒険については深く語られていませんが、おてんこさまにとっては想い出深いものなのでしょう。 リンゴ、先代月下美人とその娘たち(マーニとヘル)、伯爵、先代ひまわり娘… 後の世界に影響を与える重要人物たちが揃っていますが、 この中で後にゲームに登場するのはリンゴとヘルと伯爵です。(マーニとひまわり娘はセリフのみ) しかしリンゴは記憶を失ってしまっているので、味方側では過去を知る人物(?)はおてんこさましかいないのです。 なので、歴史の生き証人であるおてんこさまは頼りにされるわけです。 スミスも一応この時代に生きてますが、彼はリンゴに銃を教えた人物で、直接イモータルとは戦っていないと思われます。   しかしおてんこさまはその後肝心な事を知ることができませんでした。 おてんこさまはキング・オブ・イモータルを倒した後、一度太陽に帰ってしまっていたからです。 おてんこさまが地上を離れている間に次の世代の戦士達が生まれ育っていきました。   おてんこさま不在時代1 〜ジャンゴの誕生〜   で、おてんこさまがいない間地上で何が起きたかというと、みなさんご存知の通り 主人公ジャンゴの誕生であります。 もちろん背後には様々な出来事がありました。 マーニは人としての生を選び、ヘルの元を離れます。そしてリンゴとの間に二人の男の子を産みます。 しかしイモータルであるヘルにとってはそれは裏切りです。ヘルはマーニの子を奪い、育てます。これがサバタです。 もう一人の男の子…ジャンゴは両親の元でサン・ミゲルで育ちました。ジャンゴはさらわれた兄の存在を知っていたのでしょうか…?   ※月光仔について マーニとヘルは月光仔。二人とも元は人間だったはずです。 しかし姉はイモータルに、妹はヒトとして、全く別の種族になってしまいました。 ヘルは言っています。「月光仔はそもそもイモータル…」これはどういう意味なのでしょうか。 マーニは人間として子供を産んでいます。子供が生まれたのはイモータルではない証です。 月光仔は人間なのか、イモータルなのか?   月光仔は、ダークマターを体内に取り込んでも吸血変異(アンデッド化)を起こしません。 また、イモータルと同じように月光から力を得る事ができます。 イモータルと違うのは、太陽も味方にできることです。月下美人は太陽のエネルギーを月の力に変えられるのです。 それが月光仔がイモータルに利用される所以でもあるのですが… このことから月光仔は人間とイモータルの中間的存在といえるのではないでしょうか。 ついでに、月光仔は他者の魂を自分の中に保存することもできます。これも月光仔の特徴。 ダークマターも他者の魂も受け入れてしまう、器のような性質なのですねえ。   おてんこさま不在時代2 〜伯爵の襲来〜   これはゲーム開始から程近い過去の話です。伯爵がサン・ミゲルの街を襲いました。 リンゴの犠牲により何とか伯爵を撃退したものの、街は吸血変異により壊滅的なダメージを受けました。 スミレは母親を失い、リタは太陽樹ごとイストラカンへ捕われました。 リンゴは伯爵によってヴァンパイアと化し、伯爵もまた傷を受けて撤退します。 そしてマーニは…サバタによって暗黒城へ連れ去られました。サバタはそれが母だとは知らずに。 ジャンゴに残されたのは深紅のマフラーと、太陽銃。 ジャンゴは父の仇を討つべく、イストラカンへと旅立ちます。 壮大な物語の幕開けです。   おてんこさま二度目の降臨 〜おてんこさまとジャンゴの出会い〜   イストラカンへ踏み込んだジャンゴの目の前におてんこさまが現れます。二度目の降臨です。 この時点でおてんこさまが知っていたのは、リンゴが伯爵にやられたらしいという事と ジャンゴがリンゴの息子だという事だけです。(名前は知らない)   「私の事は知っているな?」「共に太陽の季節を取り戻そう!」「行くぞ、太陽少年!!」   かなり強引です。ジャンゴにしゃべる隙を与えさせません。 まあ、ジャンゴはリンゴからおてんこさまについては聞いていたと思うのですが。うるさい精霊だと。 そして実際会ってみたら本当だったと… とりあえず伯爵を倒すという目的は一致していたので、ジャンゴはいぶかしがりながらも後を追うのでした。   しかし霧の城を攻略している間、当の伯爵はすっかり傷を癒してしまいました。 そしておてんこさまは、月下美人が生きていて、イモータルに捕われている事を知るのです。 その事を知ってから、おてんこさまはジャンゴの母親が月下美人であること、 ジャンゴが太陽仔と月光仔の合いの子であることに気付きました。しかしジャンゴは母が月下美人であることは知りません。   ジャンゴ達は本当の伯爵の元に辿り着きましたが、月下美人は既に暗黒城へ連れて行かれてました。 そのかわり、伯爵を倒した後、生け贄となっていたリタを救出します。 リタも元々サン・ミゲルの住人ですが、ジャンゴとは面識はなかったようです。 父の仇を討ったジャンゴに、月下美人を救い出すという新たな目的ができました。 月下美人とは何なのかわからないためいまいち状況が飲み込めないジャンゴですが、おてんこさまに従います。   そして運命的な出会いが訪れます。サバタの登場です。   〜サバタの画策〜   ジャンゴに見た目そっくりで、マフラーが同じ匂いで、 なぜ兄弟だと気付かないんだおてんこさま。いや、ジャンゴも。 あげく「奴がここのイモータル?」 確かに生き別れた兄弟がいるとは夢にも思わなかったでしょうけど。 ジャンゴは兄の存在すら知らなかったという事でしょうか。 それともおてんこさまがよくしゃべるので何も言う暇がなかったのでしょうか。 これ以上深追いするなと警告するサバタ。しかしおてんこさまは退くわけにはいきません。 振り回されるジャンゴはいい迷惑 もちろんジャンゴだって諦めません。   これで困るのはクイーン・オブ・イモータル、ヘルです。 二人のイモータルと二体の闇のガーディアンの力によって暗黒城を月へと押し上げようとしていたからです。 すでにイモータルを一人倒されてしまいました。このままでは残りの3人も危うい。 そこでヘルは計画を変更、イモータルを倒すジャンゴの太陽の力を利用する事にしたのです。 太陽の力はイモータルにとって最も苦手なものですが、今のヘルには太陽の力を味方にする術があります。 それが月下美人です。 月に受け流された太陽の光は、逆にイモータルに力を与えます。 ジャンゴとマーニ、親子で利用されることになるのです。   サバタはそのヘルの計画どおり、二体のガーディアンをジャンゴに差し向け、ジャンゴはそれを撃退。 サバタの考えが読めないまま、おてんこさまとジャンゴは太陽都市へ飛びます。 そこでおてんこさま最大の危機を迎えることになります。   〜太陽都市の戦い〜   サバタの挑発にしびれを切らしたおてんこさまは、 「奴を撃て!」とジャンゴに命令します。しかしサバタに軽く流されてしまいます。 ワープ魔法陣に力を使い過ぎてイライラしてたんでしょうか。 パイルドライバーも召喚できないまま先へ進みます。もうこのへんから悪い予感が。 そしてカーミラの部屋の前へ。   「太陽の使者ともあろう者が行儀が悪いな?」   (このセリフのせいで私の中ではおてんこさまは行儀が悪いという事になりました。個人的名セリフ。) 熱血なおてんこさまにはサバタの毒吐きは効果てきめん。 調子を狂わされたおてんこさまは罠とわかってて部屋に入ってしまいます…   「うがああああああああっ!!」(エコー付)   …部屋を揺るがすおてんこさまの悲鳴…すごい声量です。さすが太陽意志。 ここでおてんこさまを石にしたのはサバタの計画通りだったのでしょうか… この瞬間、おてんこさまの意識はサバタに取り込まれました。 最後の力を振り絞ってパイルドライバーを召喚。 本当なら、サバタに捕われているため自由にはできないはずですが ジャンゴがカーミラを倒し、浄化するのもサバタの計画のうちなので、 それが完了するまでジャンゴへのサポートを許されたのでしょう。 意識を奪われ、体は石となって砕け散ってしまったおてんこさま。どうなるんだおてんこさま?がんばれおてんこさま! カーミラの魂もまた、浄化された時にサバタに保護されたと思われます。 (だから暗黒城風の塔に出てくるカーミラは「魂なきカーミラ」) カーミラの浄化を終えたジャンゴはいよいよ暗黒城へ…   ※カーミラとサバタ カーミラは元人間です。しかし、異能の力を持つがゆえに人間に殺されてしまいました。 それを伯爵がイモータル化させたのです。 サバタはその事を知っています。そして、サバタはカーミラを人間に戻そうとしています。 当然イモータルをヒトに戻すことは可能性としてゼロに近いものです。 それに、カーミラは一度人間として死んでいます。カーミラを人間に戻すということは 一度死んだ人間を生き返らせることでもあります。 だからそれが許されない事だということも、サバタはわかっています。 しかしサバタはカーミラに支えられてきました。カーミラを放っておくわけにはいかないんです。 カーミラにとっては、ヒトとして生まれながら暗黒仔にされようとしているサバタが他人とは思えなかったのでしょうか。 カーミラの体は浄化されましたが、魂はサバタの中で生き続けています。 ゾクタイでカーミラの出番はありませんが、その存在はサバタに大きくのしかかっています。   〜太陽と暗黒〜   「上にまいりまーす」と言ったかは定かではありませんが、暗黒城へ辿り着いたジャンゴ。 復活した伯爵は他の3人を勝手に下僕とのたまいながら、再びジャンゴに敗れます。あなた、学習能力がない。 悪役としては美しい散り際なんですけどね。 「お許しください…クイーン!!」大丈夫、誰も怒ってないから。   いよいよサバタと決着をつける時です。 ヘルの計画でジャンゴが放つ太陽のエネルギーを集めていたサバタですが、 それを全て城へは送らず、一部自分に蓄積していました。 太陽、暗黒、月光、地、水、火、風の全ての力を自分の中に集めたのです。(ついでにおてんこさまも) そしてこれはサバタの意志というより銀河意志ダークの「実験」だったのです。 究極暗黒仔開発計画プロジェクト・サバタ(仮称)… しかし、無謀な実験でした。反発しあう属性を身体に集めるというのは、爆弾を抱えるようなものです。 創られた暗黒仔は太陽仔の血に敗れました。 そしてジャンゴは目の前にいるのが兄だと気付くのでした。遅すぎ。 あまりの急展開に(相変わらず)言葉が出ないジャンゴの目の前に、見なれたのうてんきな顔が!     "おてんこ!"   おてんこさま復活です。やりました。 サバタがおてんこさまの意識を解放してくれたのでしょう。 「ん?説明が必要なようだな」と今さら説明してくれるおてんこさま。だから遅いっての。 あとはヘルを止めるだけです。サバタを残し部屋を後にします。 この時倒れてるサバタに話し掛けるといろいろしゃべってくれます。意外にまだ元気です。トドメささんと。(ぉ   ※闇に侵されるサバタ ヘルがサバタをさらったのはマーニへの憎しみのためでもあり、ダークの計画でもあります。 太陽仔と月光仔の血をひくサバタにダークマターを注入して究極の暗黒仔を作る、究極暗黒仔開(以下略) 普通の人間ならとっくにアンデッド化してますが、サバタの月光仔の血がそれを防ぎます。 サバタは人間のまま闇に飲まれていきました。 月下美人やカーミラが彼を支えなければ、サバタの心は闇にむしばまれ自分を失っていたかもしれません。 自分を「偽りの命」と言う…人としての生を半ば諦めたかのような言葉です。 サバタは、これ以上進んではならないとわかっている道を進まなければなりませんでした。 究極の暗黒仔へ… しかしジャンゴに敗れ、彼は自分が究極どころか「できそこない」であると思い知らされます。 そして、出会って間もない"弟"を憎みきれない、自分の心に気付くのです。 彼はここで全てを失い、全てを手に入れたのです。 ようやく呪縛から解放されたサバタはジャンゴを追います。自分の本当の「意志」を貫くために。 「全ての生物が生きようとする意志。それこそが…」   〜クイーン・オブ・イモータル〜   遂にヘルの元へ辿り着いたジャンゴとおてんこさま。 ラスボスが伯母さんだなんて誰が想像したでしょう。 もちろんジャンゴもこの時初めて知ったのでした。おてんこさまは知ってて教えなかった。おてんこさま、それちょっと卑怯。 さすがクイーン、重厚な語り口でジャンゴを問いただします。 それに対抗し熱血答弁する落ち着きのないおてんこさま。貫禄負けしてるよ。(見た目で既に迫力負けだけど…) 「生きていることが素晴らしいんだっ!!!!」 「!」4つもつけちゃってもー。 しかも、せっかくクイーンがジャンゴに聞いてるのに、ジャンゴが考える間もなく 「いくぞジャンゴ!明日もまた日は昇る!」 おてんこさま、太陽都市での事全然反省してないでしょ… 永久凍土や火吹山でも「考えても仕方ない」みたいな事言ってましたが、本当は考えるのが苦手なのでは…   ヘルとの決戦の舞台は太陽の光が届く場所。おそらく月の光を受けるためにこのような場所にいるのでしょう。 おてんこさま、ダークセルに耐えながら4つのジェネレータを召喚します。かなり無理をしたようです。 ほどよくしなびてきた所で(?)ヘルが変身。そこへサバタも駆け付けます。 「愛と憎しみのワイルドバンチ!」 母への愛とクイーンへの憎しみがこもった究極太陽弾! これが彼等の意志だ、ボクらの太陽だ! 太陽はただの天体ではない。太陽は一人ひとりの心の中にあるのです。まさしく。   〜太陽と友に…〜   クイーン・オブ・イモータル、「ボクらの太陽」に敗れる― しかし、月下美人は戻ってこなかった。 月下美人マーニは姉であるヘルと共に、太陽の中へ消えていった。 ヒトとしての生と死を選んだマーニはこれで良かったのかもしれません。最期の言葉通り、彼女は後悔していないのです。 姉との確執もこれで終焉を告げたわけで、そういう意味では救われたのですから。   母を失った哀しみにくれる間もなく、さらにもう一つの別れが。   おてんこさま…散る。   ダークマターを浴びながら全力を使い果たしたおてんこさまは実体を維持できなくなり、光の粒となって霧散していく… おてんこさまは太陽の意志。太陽がある限り、太陽の意志も消えることはありません。 しかしジャンゴにはそんな事は関係なかったんです。 ジャンゴにとっておてんこさまは太陽の意志なんかじゃない。 おてんこさまはジャンゴを"友"と言ってくれた、ジャンゴにとってもそれは同じ。おてんこさまは大切な"友"! 父を失い、母を失い、そしてまた目の前の"友"を失おうとしている。もう何も失いたくない。 ジャンゴは太陽銃を掲げました。 バラバラになった身体を集めて太陽エネルギーを注入すると…   おてんこさま…復活!   この時のジャンゴとサバタの「・・・」は、喜びで声が出ないのか、 それとも意外とあっさり復活したから唖然としてるのか。   太陽樹の力で大地が浄化され、イストラカンの冒険はここでおしまいです。 一足先にサバタが、続いてジャンゴとおてんこさまが、遅れてリタが、それぞれサン・ミゲルへ戻ることになります。 しかしこれはほんのプロローグに過ぎなかったのでした…  
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