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風のクロノアG2プレイ感想
 
ゲームシステムについて
 
発売日に買った人ならもうクリアした人が多いと思いますが
私としては、事実上クロノア初体験となるソフトです。
(「ビーチバレー」は外伝的なもんだと思うので)
つまりアクションゲームとしては初めてのクロノアです。
 
苦戦しています。
 
以前からクロノアに親しんでいる人と違い、まずクロノアのアクションに慣れる所から入らなければなりません。
そこはちゃんと順を追って操作に慣れるような構成になっているので問題はないのですが
やはり慣れている人は格が違うというか、みなさんクリアするの早すぎ。
 
私は少しずつ解き方のパターンを覚えて(思い付いて)いかなくてはなりません。
進むごとに「できること」のバリエーションが増えてはいくものの、
一度行き詰まるとなかなか…
クロノア君は計3時間は眠ってたな。電池の無駄遣いです。
知らない間に頭固くなっちゃったなあ。トシだなあ。
 
いつも思うんですがこういうアクションゲームのマップ考える人ってすごいなーと思いますね。
公式サイトの開発者インタビューを見ると、ムゥ植木鉢は開発終盤に急遽作られた仕掛けらしい。
よくもまあ後からそんなものを入れられるものです。
 
パズルビジョンはゆっくり遊べるので好きですが
強制スクロールとボス戦はダメです(笑)手に汗握るゲームは携帯機じゃやりたくないんだってばー。
スイリュー戦とかほんとは二度とやりたくないんだけど、やるんだろうなきっと。
 
でも携帯機のゲームとしては暇つぶしにもってこいなのでお薦めです。面白いよ。
 
 
シナリオ・キャラクターについて
 
゜゜゜゜以下は思いっきしネタバレですので未プレイの方は御遠慮ください。。。。。  
 
予選
 
ワールド1「ウェスタンジャングル」は予選となっています。
最初、ガーレンは自分で招待状送っといて「多すぎる」とは何事か、と思いましたが
これは最後の方で謎が解けるわけですな。
今回レオリナさんはいないのですが、恐らく招待状はいってると思います。
でもタットにはこないでレオリナだけにきたとか、そんな感じで
出場しないで帰ったんでしょう。そう思いたいです。
予選をくぐり抜けた10名(ロロ&ポプカは二人で一人)がトーナメント進出。
他の選手は最後までたどり着けなかったらしい。バルボアに潰されたかな。
 
1回戦 クロノアvsジョーカー ロロvsズィーグル
 
さて、ここからがバンカーサバイバルドリームチャンプ・トーナメント本番です。
ロロに当たったバンパイアのズィーグル…
貧血で倒れる。いいですね(笑)
「名前だけでセリフのないキャラクター」でしたが、勝手にリタイヤしたと聞いた瞬間
ンガポコに担架で運ばれる姿を想像してしまいました(笑)
よくそんなんで予選通過できたものだ。
彼の名前はゲームでは「ズィーグル」ですがマニュアルでは「ズィークル」になってます。どっちだ。
ついでにガンツだけはやっぱり「死神ガンツ」なんですね。やっぱり名字なんじゃないの。
 
ジョーカーは今回もかわいかったです。
トーナメント表には名前の横に職業(?)も書いてありますが、「ピエロ」ってなんか浮いてますよ(笑)
つまりは芸人なんでしょうが(そうなのか?)
ムゥを買収しようとしましたが、ヒマを持て余していたガンツに全部カツアゲされてしまいました。
…そもそもムゥはお金の使い方を知ってるんでしょうか。何を買うの?ボール?
本人もガンツにいぢめられてるのがポイント高し。しかしムゥを買収して勝ち抜こうなんて、
結構金持ちなのか、ジョーカー?倒すといくらもらえんだ?(笑)
 
  ↓いきなりガンツvsジョーカー ドラクエ風味
 
 ジョーカーが あらわれた!
 
 ジョーカーは わらっている。
 
 ガンツは ふくみわらいを している……。
 
 ジョーカーは ふしぎなおどりを おどった!
 しかし なにも おきなかった。
 
 ガンツは ちからをためている。
 
 ジョーカーは パルプンテを となえた!
 とおくで なにかが こわれるおとがした!
 
 ガンツの こうげき!
 かいしんの いちげき!
 ジョーカーに 569の ダメージ!
 ジョーカーを たおした!
 
 346ポイントの けいけんちを かくとく!
 6800ドリーを てにいれた!
 
 ガンツは レベルが あがった!
 
 さいだいHPが 10ポイント あがった!
 ちからが 6ポイント あがった!
 すばやさが 2ポイント あがった!
 かしこさが 3ポイント あがった!
 かっこよさが 3ポイント あがった!
 プププが 4ポイント あがった!
 
 ガンツは みなごろしの とくぎを おぼえた!
 
 なんと ジョーカーが おきあがり
 なかまに なりたそうに こちらをみている!
 なかまに してあげますか?
 
>うせろ
 じゃまだ
  失礼いたしました。   ジョーカーって普段何して暮らしてるのかな。ピエロだから、サーカスでもやってんだろか…   2回戦 クロノアvsゴメロス スイリューvsアネモン ガンツvsチップル ロロvsディグロ   2回戦でロロに当たった用心棒のディグロも 頭悪そーだと思ったらその通りだったらしく、そのうえ短気で、パズルが解けずに自滅。 ああそーか、一生懸命パズルを解いてるのはどの選手も同じなんですねえ。 ガンツやジョーカーやスイリューもパズル解いてるんだね。 …じゃあ他の選手もクロノアと同じアクションをしてるってことか。想像できん。 他の選手でもプレイしてみたいな。 しっかしロロは2回連続不戦勝、そして次はいきなりガンツ…運がいいのか悪いのか… 誰だ、こんなトーナメント表作ったのは。責任者出てこい。   個人的にはアネモンさんと会いたかったです。今作では貴重な女性キャラなんで。 ゴメロスのかわりにアネモンに出てきて欲しかった…(ゴメロスには悪いけど) 実際のシナリオではアネモンはスイリューに敗れた事になっていますが、 ゴメロスとかわってくれ〜と思うのですが。 発売前、ゴメロスとの試合となる2回戦の舞台は、海だと思ってました。 ゴメロスは漁師だし、このあたりで水中面が出るのかなーと。 でも実際は砂漠…しかもボス戦は宝探し…どう考えても漁師のゴメロスより盗賊のアネモンの方が 絵的に似合ってると思うんですが?ダメですかあ?   チップルはガンツに騙されてしまいましたね。元々騙されやすい性格ですし。 騙されなくても、ガンツが勝っていたとは思いますが。 泣いているチップルを見て「よかった、ちゃんと目があるんだ」と変な安心をしてしまいました(ぉ   準決勝 クロノアvsスイリュー ロロvsガンツ   この試合の舞台は海。「はりきって泳いでもらいまショー!」 泳げなくて潜水スーツ借りたのはクロノアだけでした…つまり他の3人は泳いだんです。 ガンツ…銃背負って泳いだのか…………バカだな(ぉ 「すぐリタイアする奴に挨拶してもムダなんでね」と言われたロロとポプカの頭上に 「カチッ♯」が見えました。   ところで、ロロからの伝言「ガンツさんがいなくなっちゃって…」 いやこっちもスイリューさんは見当たりませんが… 他の試合でもボス戦でも相手の姿が全く見えないので、あまり勝った気になれません。 みんなどこにいるんだよぅ〜。 敵(クピアン)強いよ〜。何発当てればいいんだよぅ〜。もういいじゃん、スイリューの勝ちで。(ぉ   クロノアに負けたスイリューは、ガーレンの手により歯車にされてしまいます。 (この時「ギヤー!」と叫んだかどうかは定かではない) ガーレンあんた何プロメシューム様(※)みたいな事言ってるんだ。まったくもー。 しかも何故か人質にされるロロ…このへんがわからん。ポプカも歯車にはされてないし。 潜水スーツなんて用意してたし、ガーレンの目的は最初からクロノア一人だったとしか… そしてクロノア、怒る相手が違うんじゃないのか? 確かにいたいけな少年少女を酷い目に会わせたのは許し難いけど、 ガンツが普段戦っているのはおそらく卑怯な相手ばかりなのです。だからガンツにとっては、あれが普通なのでしょう。 勝者は生者、敗者は死…厳しい掟の世界に身を置くうちに、そういう戦い方しかできなくなったんだろうな。 感覚がマヒしちゃって手加減できないんですよ。「警告はしたぜ、やるからには徹底してやるってな」 相手が賞金首であれば彼は間違いなくヒーローだろうに、戦ってはいけない相手と戦ってしまったんだな。    ※プロメシューム様(「銀河鉄道999」より)  大アンドロメダ星機械帝国の女王。鉄郎をネジにしようとした。  鉄郎のような若者をメーテルに連れてこさせてはネジに変えて固定し、その命を削って  機械帝国のエネルギー源にしていたお方。   決勝 クロノアvsガンツ   いよいよ決勝戦。舞台はメカメカ帝国の中心「ファイナルエッグ」「ガーレンキャッスル」。 いやほんとにファイナルエッグと思ってしまった(笑) ここの最初のパズルが解けずに立ち往生…でもそれが解けたらあとはスムーズに行けました(難しいけど)。 ビジョン4と7を今までのようにすっ飛ばし(笑)、やっとガンツと二人きりに。 ボス戦直前のガンツとの会話…なんだかガンツが他人とは思えなくなってきます。 もちろん好きなキャラだから肩入れしてる部分もありますが(いや大部分がそれだ) いつも私が考えてるのと同じ事をガンツが言っている…   (↓ガンツについてムダに語っています。読み飛ばしてください)   彼だって嫌われたくて嫌われるような事をしてるんじゃない。でも仲間がいないのは事実。 生きるために優しさを捨てて、気づけば死神と呼ばれて恐れられ、誰も彼に近付こうとしない。 本当は自分の事理解して欲しいけど心の中を覗かれるのが怖くて全部自分で抱え込んじゃってる。 …全部自分のせいだと。自分は悪役だから、嫌われものだから。 「…いいぜ、卑怯者のわからずやで」 だから…仲間なんていなくて当然だ。そう思い込んでいないと自分を肯定できないのだ。 どうせ誰も自分を理解してくれるはずがない。 自分が何をしようとも周りは自分を憎むだけだ。信じられるのは、自分だけだ。 「馴れ合いは嫌いなんだよ」 でも本当は…こんな自分を一番嫌っているのは自分に他ならない…   本当はいい奴だと思うんですけどねー、ガンツ。 「死神」なんて呼ばれていじけてるんでしょう。 他人につけられた異名ってのは、要するに自分に対する他人の評価。 他人の目に自分が死神として映ると知った時はショックだったんじゃないかな。 自分が生きるために一生懸命やってる事、よかれと思ってやっていた事が「死神」という 悪者としか思えないような呼び名で評価されるのって、悲しい事です。 でもガンツは意地を張って、上等じゃねぇか!と受け入れて、 だったら本当に死神になってやると、無理矢理自分を奮い立たせてるんじゃないかな。 そのせいで心が荒んでるなら可哀想に思えてきます。   しかし、クロノアは怒りを燃やしながらもまだ彼を信じようとしています。 ガンツにとって初めての仲間になってくれるのはやっぱりクロノアなんじゃないかな…   (↑はい、ここまででした)   なんとなくしんみりしながらボス戦。 敵(ダリッサ)強いよ〜。ガンツ速いよ〜。もういいじゃん、ガンツの勝ちで。   ところで、またガンツの肩を持つようですが… クロノアはガンツの事「卑怯なヤツ」と言ってます。 確かにガンツはチップルを騙したりポプカをケガさせたりしてますが、 決勝ではクロノアが何かされた様子はありません。 ボス戦でもガンツはちゃんと正々堂々勝負しています。 他の選手にしても、決して「大砲で相手を足止めする」なんて事はしていません。クロノア以外は。 実はクロノアが一番卑怯なんじゃないか〜?(笑)   ついにガンツに勝ったクロノア。しかしガンツが銃を向ける! またガンツの肩を持つと、ガンツはクロノアではなく後ろのガーレンに銃を向けていたに違いない。うん。きっとそうだ。 ンガポコに取り押さえられる二人。ガンツの怪力ならふりほどくぐらいなんて事ないと思うけど、演出って事で。 ガーレン「ぜひ我が国の電子頭脳になってもらいたい」 ………… コミック版のクロノア(おバカ)なら絶対に言われないセリフだ。   クロノアに取り付いていたンガポコはガンツの銃で弾き飛ばされました。 撃てるんだったらガーレンを撃ってくれ、と言いたい所ですが、 「オレはオレしか信じない」と言ったガンツが、クロノアを信じて全てを託してくれたのです。 何だか嬉しいね。   ワイリーマシンガーレン本人との戦いです。 ワイリーマシンでさえ「ワイリー、丸見えだよ」とツッコミたいのに、 こっちはガーレン本人がむき出しだねぇ(笑)一応バリア張ってるけど。 このへんやっぱり科学者といえどのんきだなあと思ってしまいます。これがクロノア的世界観なのでしょうか。 こいつの名前が「ガレンガクーツク」だそうですが、やっぱり「ガーレンがくっつく」なのかな。 なんかロシアっぽいけど意味あるのかな。 第1・第2形態は苦労したけど第3形態はこちらの動きが制限される分パターンが読みやすかったです。   エンディング   ロロをお姫さまだっこ。これぞヒーロー&ヒロインのお約束。 でも結局ガーレンがロロを人質にした理由は謎のままでした。 クロノアを煽るのが目的だとしても、クロノアだけ煽る理由がわからないし、 そんな事をしたらガンツに向いていたクロノアの怒りは自分に向いてしまう。 スイリューさんを歯車するのを目撃されたのが計算外だとしても、です。 つまりこれはガーレンの趣味だったと。その証拠にポプカが放っとかれてたし。 このマッドサイエンティストめが。   スイリューさんの正体もこのエンディングで明かされました。 なるほど、ネクタイが似合うお方だったわけだ。 なんとなく呼び捨てにはできなくなりましたね。尊敬と親愛の念を込めて「さん」付けで呼ばせていただきます。(笑) ガーレンはタイホされましたが、次回作での出番はあるのでしょうか。 某ワイリーさんのように、脱獄してくれるかな? ソニックの世界の警察もいーかげんエッグマンをタイホしてほしいものである。   結局、ドリームチャンプ・トーナメントは虚構の大会でありました。 しかしそこにヒーロー達が集い、熱い戦いが繰り広げられたのは事実です。 その数少ない証拠が、最後にクロノアの手にしたカップです。 ガンツはきっと瓦礫の中でそれを探していたのでしょう。 元々のガーレンの目的を考えれば、優勝者に賞金が与えられる、というのもデタラメだったと思われます。 つまり最初から賞金など用意していなかったのです。 それじゃなぜガンツはあんな事を言ったのか。 それは…クロノアに負けた悔しさからくる負け惜しみなのか、 クロノアに助けられた事への照れ隠しなのか、嫌われ者でいなければと意地を張ってるのか。 あるいはクロノアのためにカップを探していた事をごまかそうとしたのか。何にしても コミック版のクロノア(金に弱い)なら黙っちゃいないだろうね。   ガンツ、そこで立ち去ったのかと思ったら、最後にみんなで撮った写真にもしっかり写ってた(笑) この写真がドリームチャンプ・トーナメントが行われたというもう一つの証拠です。 ガンツにとってこの大会は、クロノアに敗れ、賞金も得られなかったという意味では 記憶に残したくないものであるはずです。その証拠となる写真に彼が入っているのは、 やっぱり「賞金よりもいいもの」を手に入れたからじゃないかな、と思います。   と いうわけで結局今回のガンツの収入は ムゥ(間接的にジョーカー)から巻き上げたお金だけでした。以上!(笑)   しかしガンツがあのでっかい銃を撃つところは結局見られず…     夢のかけらギャラリー   ワールド1 先頭を走るガンツがいいですね(やっぱりそれか) このガンツは銃を持ってないような気がするんですが…腰は隠れてるので赤い銃はついてると思いますが 背中のでっかい銃が見当たりません。大丈夫なのか、まっすぐ走れるのかガンツ!(笑)   ワールド2 ズィーグルがムゥを食べてるよ!!(違) 彼のおかげでムゥにも血がある事がわかりました。しかしムゥの血を吸っても自分の血にはならないんですね。貧血。 セリフはないけどますます気に入りました。三頭身でロロより小さいし。ダークなキャラは好きです。 血を吸われたムゥは、やはり吸血鬼と化すのでしょうか。怖くないけど。   ワールド3 ゴメロスの顔が見えません。以上。(ぉ せっかく絵はでかでかとゴメロスなのに、完成時のクロノアのコメントはゴメロスには触れてくれませんでした。   ワールド4 スイリューさんが優雅に泳いでいらっしゃる。スイリューというよりカイリューですか(?) 他の選手もこんな感じで海に潜っていたはずだから、この絵のロロ・ポプカ・ガンツバージョンを… 想像できません。(笑) ディープワンはやっぱり重いらしい。   ワールド5 クロノアにはガンツは「キザでイヤミな奴」に見えたらしい。そうか? 本音がちょっと出てしまったね。男の子は憧れますか、あーゆー「キザでイヤミな奴」って。   EX ポプカin段ボール第2弾(?)リンゴが小さいのかポプカの口が大きいのかわかりませんが リンゴはそうやって食べるものじゃない(笑)(カービィはその限りではない)   EXビジョン   ここに入って始めて今までのアクションのヌルさに気付きました。 大分鍛えられたような感じがします。これで次にやるクロノアはもうちょっとスムーズにクリアできるかな…  
(12/10 追加文)   ところで、いきなりクロノアとガンツの比較するんですが、 クロノアは今まで常に信頼のおける仲間と共に冒険してきました。 (このG2ではクロノアは一人で行動していますが、仲間は近くにいたわけです) 仲間たちと一緒に困難を乗り越えていくうち、彼は 一人では「できない」事も、仲間と一緒なら「できるかもしれない」という信念を身につけていました。 一方ガンツは父の死後ずっと独りで生きてきたようです。 彼には、自分に「できる」か「できない」か、二つに一つしかありません。 もし「できない」事に手を出そうものなら、火傷します。彼は確実に「できる」事しかやりません。 そして失敗は許されません。だから彼は確実に事を進めるために手段を選ばなくなりました。 どんな相手にも容赦しなくなりました。 「できるかもしれない」事は「できないかもしれない」。それは独りで生きている彼にとって危険すぎます。 信じれば、裏切られるかもしれない…父の死から学んだ哀しい教訓でもあります。   そんな二人の環境がもし逆転したら? まさしく、今回のラストバトルがその時だったんです。   ロロとガンツは捕われ、ポプカは倒れ、他のみんなは歯車にされてしまった。 クロノアは初めて孤独な戦いに挑みます。 確実に「できる」と思っていた事が「できない」状態になってしまった。 でも…自分には「できない」けど、クロノアなら「できるかもしれない」。 ガンツは初めて自分以外の誰かを頼ることになります。   そしてクロノアはガーレンを倒し事件は解決しました。 ガンツは赤の他人に助けられた事になります。 彼にとっては自分の考えを(良い意味で)覆される出来事だったでしょう。 信じた相手が答えてくれたのですから。しかも助けた見返りを求めようとはしません。 (そういう意味ではクロノアは彼にとって初めての仲間と言えるかもしれません) こいつはとんでもないお人好しだ、馬鹿野郎だ、 その馬鹿野郎に助けられてる自分はもっと馬鹿野郎だったんだろうか… 今までにない感情に戸惑いながらも悪い気はしなかったのでしょう、ちゃんと写真に写ってくれました。(笑)   クロノアの方は仕方ありません、勝てなかったらゲームにならんのですから(爆) ま…それを言っちゃおしまいですけど… 主役であるがゆえ無敗を誇るクロノアもいつか孤独の中で傷つき倒れる日がくるのでしょうか。 でもその時にはきっとガンツが助けてくれると思います。 何故なら彼は孤独の辛さを知っているから。「ヌルい友情ごっこ」だの「馴れ合いは嫌いなんだよ」だのと クロノアを蔑む態度を取りながらも、彼等に自分のような辛い思いをさせたくないと思っているはずです。 厳しい言葉や皮肉が出るのもそんな気持ちの裏返しなのでしょう。もちろん妬みも含まれてると思いますが(笑)

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