レジャーボートの船底塗料について比較
自己研摩水和分解型/崩壊型 船底塗料 (亜酸化銅含有タイプ) |
加水分解型船底防汚塗料(錫フリータイプ) エコロフレックスより転用 |
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塗膜の 表面状態 |
水流により塗膜表層部にある海水との反応層が脱落していくが、不均一・不連続のため表面が滑らかでない。 | 防汚剤溶出後の塗膜形成樹脂は水流により研磨され、防汚剤が溶出してしまった塗膜にならないため、常に新鮮な活性面が露出する |
防汚剤の溶出 | 物理的な力により塗膜表層部にある海水との反応層が脱落するが、不均一であり、また防汚剤溶出が先行するため、塗膜表層部にある海水との反応層が徐々に厚くなり、防汚剤の溶出が低下していく。 | 経過日数とともに低下することなく、長期にわたり塗膜が残っている限り持続 |
有効防汚期間 | 防汚寿命は塗膜に比例せず、限界がある。 | 防汚寿命は塗膜に比例し、長期運航が可能である。 |
平滑化と粗面化 | 経時的に粗面化していく。また段々と塗装がぶ厚くなって行く | 水流作用によって凸部が、凹部や平坦部より消耗が早く、平滑化する。 |
塗り重ね性 | 塗膜表層部にある海水との反応層が厚く、この層の塗膜強度が低下しているので上架が重なるにつれ旧塗膜内での剥離が懸念される。 | 残存塗膜が有効なので、ドック時は残存塗膜を生かして予定消耗膜厚分のみ塗装するだけでよい。必要以上の膜厚はいらない。 |
基本的な特徴 | 塗膜表層部にある海水との反応層が有れば自己研磨作用によって溶けてくれるのだがこの反応層が剥げてしまうと効力がなくなる。 亜酸化銅を含んだ塗料はアルミ等の金属には電蝕を起こす為使用できないし、色合いが水没した部分が変色する事がある |
有機錫化合物を含まず長期間安定した防汚効果を示す セルフポリッシング作用により、塗膜表面粗度が経時とともに平滑化する 海藻付着防止力大。、色相が鮮明です。 暴露部の色相も変化しません。 |