お茶の保存

例えば緑茶の「食中毒予防効果」。
これに不可欠な茶葉特有の抗菌効果も、時間が経てば経つほどその有効成分は失われ、作用も低減します。
他の様々な効用も、おいしさの素になる成分も同様です。
長く空気に触れることで酸化が進み、高温・高湿により変質します。
しかし、神経質になりすぎる必要はありません。
普段から商品に表示された賞味期限で、大体の目安を知っておきます。
置き場所に少し気を配り、袋入りの物は開けたら缶に移して空気の出入りを避けます。
それだけでかなりの期間、本来の風味を保つ事が出来るのです。
特に、次のような場所での保存はお勧め出来ません。

●窓際やレンジの側など、直射日光が当たったり高温になりがちな場所では、お茶の酸化が進みます。
●湿気の多い場所や温度差の激しいところでは、水分が吸収されてしまいます。
特に長期間置いておく場合に限り、冷凍庫での保管をお勧めしますが、
−0℃以下の場所から室温への出し入れを繰り返すと湿気を帯び、却って茶葉の傷みを早めます。
いったん封を開けたら、冷凍庫での保存は避けます。
冷凍庫から取り出したばかりのときは、3〜4時間外気になじませてから封を開けるなど、工夫が必要です。
●お茶は他の匂いを吸収しやすいので、冷蔵庫の中や漬物の近くなど、特ににおいの強いところでの保管は避けます。
本来の香りが失われ、風味を損ないます。

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