使う水

カルシウムやマグネシウムなど、ミネラルを含んだ自然の水には、お茶の味を引き立てる効果があると言われています。
しかし外国産の『硬水』と呼ばれるミネラルウォーターは、ミネラル分を大量に含みすぎて、微妙なお茶の個性を損なってしまいます。
水を購入してお茶に使う場合、硬水は避けたほうが賢明かもしれません。
また水道水を使う場合、ほとんどの家庭で利用されている水道水は
安全性を最優先に浄水されている為、残念ながらあまりおいしい水とは言えません。
特に、含まれている消毒用のカルキ(塩素イオン)にはお茶の香りや色、更には
ビタミンCなど身体に良い成分を吸収してしまう性質があります。
しかしカルキは揮発性が高い為、家庭でもある程度は取り除くことが出来ます。
沸騰させたら5分ほど沸騰を維持したり、電気ポットなら何度かふたを開けて再沸騰を繰り返すと効果的です。
また、水道水ではお茶の味わいを高めるミネラル分が取り除かれていますから、
茶葉を多めに使ったりお湯の量を少なめにするなど、味の個性を強調する入れ方もお勧めです。

コンテンツページへ