平成13年9月29日(土)の講習会風景
< 心理検査 >
近年、心理検査で不合格になる方が多いのは、心理検査に対しての受験生の誤解が多いのではないかと言われています。心理的に何の異常も無いのにパイロットへの夢が絶たれてしまうのは非常に残念な事です。検査の意味や目的をしっかりと確認し、誤解から生ずる不合格を防いで頂きたいと思っております。また、各心理検査の模擬問題も、当アカデミーでは用意しておりますので、実際の問題を見ながら、丁寧に解説したいと思っております。
< 身体検査 >
パイロットになる条件として、最も大切な事は「視力の良さ」と言われたのは昔の事です。現在では循環器系の検査で不合格になってしまう人の数が多いと言われています。当講習会で行う簡易健康診断では、血圧と体脂肪測定、問診を行います。この健康診断の主な目的は、身体検査において、最近多い不合格の原因の一つである「白衣高血圧」に向けての対策の為です。また万が一、当講習会の受講生が身体検査で再検査になってしまった場合、当アカデミーに協賛して頂いている医療関係者の方々が中心となって相談に乗ってくれます。また、眼科検査やインピーダンス検査などについても、皆さんが納得するまで細かく説明する所存です。講習会の後半は、現役パイロットが最も警戒している一つである成人病や血中コレステロール対策の一環として、正しいトレーニング方法も説明致します。
当講習会では受験経験者からの情報を基に、大まかな当日の流れを説明致します。さらに各検査毎に、詳細を解説していく形式で講習会を進めていきたいと思っております。また、今現在の航空業界や就職状況なども織り交ぜながら国際線パイロットへの心構え、体調管理などのお話もしたいと思っております。
< 面接 >
ANA自社養成パイロット選考試験の第1次試験で行われる面接は集団面接です。また、JALは第1次面接が集団面接で、第3次試験が管理職面接です。特に第3次試験の管理職では3分の2以上の人が落とされてしまう難関となっております。当講習会では面接の雰囲気、質問の内容、面接時間等を皆様が納得が行くまで詳しく解説し、面接試験の当日、悔いが残らないようしっかりと対策して頂きたいと思っております。また、当講習会では過去の選考試験にて合格した生徒や受験経験者を囲んで行いますので、その合格者がどのように答えて合格したのか?等もしっかり報告します。ほとんど同じ内容を聞かれると思いますので、参考にして頂ければ幸いと思っております。
心理検査・身体検査・面接対策講習会について