Cherryblossom・ネタバレページ
ここから先はかなりストーリーに関わる(であろう)ネタバレです。
金田聡汰
主人公を小等部のときから知る幼馴染。早月を「さぁちゃん」と呼び、二ノ宮からは「金ちゃん先輩」と呼ばれる。明るく元気な性格で、憎めないキャラ。”さくら”を探したいという早月の手伝いをする健気な部分もある。途中から編入したりと、謎な部分はあるが、それが解ったとき、聡汰の秘めた気持ちが明らかになる・・・。
一応は隠しキャラなので、メインの4人を攻略しないと口説き落とすことは出来ない。彼のタイプはスポーツが出来て魅力的な子。彼及び士朗についてはどうも攻受関係ないらしく、カレーを買いだめする必要はない。なお、ゲームセンターで相性100%であり、バレンタインチョコをもらっても、メインキャラのようにそのままにしていれば攻略できるかと言うと、そうではない。彼から「”さくら”の正体が迷宮入り」という台詞を聞いてから、クリスティーヌ大先生の言うとおりに喫茶店に行ってイベントを見ないと、聡汰EDは見ることが出来ないので、要注意。あと、必須かどうかはわからないが、図書館で会っておくといい。最後近くのメールで早月が内容のおかしさに気づけばオッケー。
なお、彼の攻略は失敗しないように。別段台詞が変わるわけではないが、本当に切ない。
松岡士朗
早月の利用するカフェ『b.l.g Cafe』の店員。西洋人形な容姿の上に、物静かそうな対応をする人。実際にはかなりの毒舌家と取説にはあるが、ただ毒のあるキャラでないところは、従弟の漆原と似ているかもしれない。最初は意地悪をするために早月を「本の虫」呼ばわりしたが、簡単に認めてしまったからなのか、惹かれていく・・・。その見かけに反し、家はお寺。
頑張り屋で勉強家の子がタイプなので、パラメータを上げることには問題ないのだが、向こうからやってきてくれるわけじゃないので、休日にひたすら士朗がいそうなところを訪れるしかない。最初に喫茶店に行けば、あとは喫茶店か図書館にいけば会える可能性が高いので、ひたすら粘ること。どうやら相性100%以降でもイベントをこなさなければならないようである。携帯をもらうのがかなり遅くなるので、一通りデートをしたら、図書館or喫茶店に入り浸ること。彼の家に案内される。
”さくら”
早月が車の前に飛び出したのを見て、彼が好きであることに気づいた人。それから始まった時折の彼のメールは、段々早月の支えとなると同時に、早月の存在も”さくら”の支えとなっていく。それは遠くにいる友人同士が交わすようなほんのささいな内容だが、彼の優しさがにじみ出ていた。本人は純粋に早月の幸せを願っている人物で、早月に恋人が出来てもその気持ちを出さずに”さくら”を卒業した・・・。
その正体は早月の幼馴染の聡汰。芦原とは父親同士が親しかっただけでなく、彼自身ともそれなりに面識があった。自分から車に引き寄せられた早月の心を察したのか、芦原からアドレスをもらい、「幼馴染」としてだけでなく、早月を知りたい一人の人間”さくら”として早月を支えることにした。好きだったのに、そんな気持ちを隠して、早月を騙してまでも側にいた彼の気持ちはどれだけ深いのだろう?なんでも半分こにし、泣き虫の早月を守るために泣くことを忘れた大事な幼馴染・・・正体が判明するきっかけになった彼の一つのミスは、本当にただのミスなのだろうか?親友に嘘をついている罪悪感と自分の気持ちを知ってほしいという彼の心の叫びなのかもしれない・・・。そして、そんな純粋な彼の気持ちを知った早月は、聡汰が流せなかった涙の痛みを刻みつけ、そして今度は彼が寂しがることのないように・・・側にいることを決める・・・。
”さくら”の正体自体は申し分ないと思う。彼だからこそ”さくら”になれたのだろう。ただ、”さくら”と他のキャラとのつながりが少し希薄であるような気がしてならない。もう少し伏線があってもよかったと思う・・・。