神無ノ鳥について語る・・・

今回はひょっとしたら比較的人気があるのではないかと思えるようなこのゲームに付いて語ってみることにします。
システム(ハード)面ではかなり不満があるといえます。バグがあるのはゲーム上仕方ないので割愛させていただきますが、真部ルートのEDでイカル君の声が出ないことは致命的です。ま、アップデートできるのですが・・・。
今はそんなのは当たり前だとは言え、幾らなんでもCD3枚は多いと、当時は思いました。反則でしょう。インストールしてかなりいらいらしたものです・・・。どうせならDVD版を造って売ればよかったのでは?CD−ROMの方が汎用性があるとはいえ、このゲームのスペックを満たすマシンには(ノートを除けば)ほぼDVDが読み込めるはずなのですが・・・。
それに関して、HDD使用容量が1GBを超えるのはさすがにきつい・・・。最近のパソコンのはかなり多いとはいえ、もう少しコンパクトな出来でもよかったかと。それが出来ないのなら、カスタムインストールを出来るようにしてほしかったものです。最近のパソコンユーザーは1GBなんてものとも思わないでしょうが、窓95の時代は1GBといえばHDD1〜2台に匹敵するほどの巨大さ・・・。とはいえ、カスタムインストールではストーリー進行のたびにCDを入れ替えなければいけないので、面倒くさいこともまた事実。結局DVDにしてほしかったというオチにたどり着きます。
ま、それについてはインストールしてしまえば問題がないのでいいとしましょう。肝心のストーリーについて・・・。

ストーリーはパズルのようなものといってもいいでしょう。一人を攻略しても意味がなく、全員攻略してやっと全てがつながるといったところです。なお、私はゲームがいかれてしまい、再インストールが面倒くさいために、ハッカン×レンジャク&真部×おっちゃんをやっていないのですが。
内容は切な目といったところです。どこに転がっても、涙涙()です。私はそういった類の話が好きなので、結構ツボでした。ただ、何度もやっているとスキップしたい部分なのに、イベント名の違いからそれが出来ないところがありました。未読判定はもっと細かくしてもよかったと思いますが(おそらくアップデータでは改善済みか?)、それは意図的に(わざとスキップさせない)仕組まれたものなのでしょうか。そのせいで必要以上に長く感じてしまいました。

「死」とはなんとも甘く、そして切ないものでしょうか。それが私を惹き付けてやまないのかもしれません。なぜなら人と死は無縁ではないのだから・・・。もちろん私だってちっとやそっとの覚悟で死に惹かれているわけではございません。

と、いうわけで私のお気に入りは真部氏。目つきは悪いのですが(色んな意味で)、造りはいいので結構好きなのです。ルゥくん()とどっちが好きかって?もちろん真部氏。そりゃ、ストーリーの質はメインキャラであるルゥくんの方がしっかりしてるのですが、ショタだからなぁ・・・ということです。私はショタはあまりたしなまないので。ま、Hは少ないのでいいんですけどね。

Hシーンですが、はっきり言えば少ないです。したがってH大好き!にはむかないやも知れません。しかし、喘ぎは多い()。攻めも受けも大いに喘いでくれます。攻めってそこまで喘ぐのかしらねぇ?というくらいに。
だから、18禁といえどもHに期待してはいけません(笑)。最後のご褒美くらいに思っていたほうがいいでしょう。しかも、皆Hの時には全裸になってくれないの(涙)。何故か下半身だけ脱いだり、ちょっとはだけているくらいで・・・お前ら全部脱ぎやがれ!ってか、脱がせてやる!・・・おっと暴走暴走・・・とはいえ真部氏は情事の次の日に上半身をさらしてくれるのでした。

ゲームの難易度は、作りが分からないとかなり難しいといえます。というのも、攻略順が存在するためで、ルゥくんのグッドED(EDっていうとなんか勃たなそうで嫌なのですが)は真部氏とレンジャクのグッドを見ていないと選択肢が現れないという寸法になっておるのです。しかもハッカンのEDはルゥくんのグッドを見ていないとダメなようで。しかも、おそらくルゥくん攻略に必須ではない深町のおっちゃんでさえも、それを見ていないとストーリーが読めないという・・・。
とはいえ、ランダムイベントはないので、上記と、ルゥくんのバッドEDの多さを考慮すれば、コンプリートの難易度はそんなに高いとは思えません・・・。

声優については・・・ウォ○マートの傘下に・・・じゃなくて、個人的な嗜好もあるのであえて言いません(笑)。ゲーム全体で評価するとですが、物語としてはかなり高いクオリティーをもっているのですが、隠しシナリオのほかに(結局システムいかれて見れずじまい。出現したのに)、ゲームとしてあと一つ面白味がほしかったといえます。ま、主題歌のカラオケ(字幕つき)はよかったんじゃないですか?私あの曲結構好きですから。どこがと言われても、好きなものは好きだからしょうがない(笑)。
とにかく、それが安定して起動できる充分なシステムを持っているのなら、手に取ってみることをお勧めします。期待はずれはしないでしょう。