帝国ホテル東京(タワー館 モデレートツイン)

この日の宿泊は、後悔という一ページが刻まれることでしょう。私が高級ホテルに宿泊してそんな思いをするのは久しぶりです。

ケチるんじゃなかった!

折角帝国にとまるのだから、金の糸目はつけないことをお勧めします。前泊が40u以上のため、本来は広く感じるであろう32uが妙に狭く感じました、はい(一人で泊まるには広いと突っ込んではいけない)。
特にツインはベッドが二つあるからそう感じるんでしょう。それに、この部屋にはシャワーブースがない・・・。
今度泊まるときは、デラックスに泊まりたいものです。
ついでに、タワー館の線路寄りはあまりお勧めできません。はっきり言うと、ほかのホテルに比べて電車の音がうるさい・・・。
それで睡眠をとれないということはありませんが(何故か快適に寝れる)、そういうのが好きでない方には向きません。
静かに泊まりたい時は日比谷寄りがいいかもしれません。とはいえ、夜景は銀座側のほうがきれいなので、一概に線路寄りが悪いとは言えない部分もあって困るのですが・・・。電車の音が気にならない方は、そちらをどうぞ。夜景はやっぱりタワーのほうがいいのかもしれません。
なお、本館のモデレートは42uとなっております。

さらに、バイキング(ビュッフェ)発祥の地、かのインペリアルバイキングは工事中。宿泊者だけが購入できる謎の本の不購入・・・失敗だらけの宿泊でした。今度泊まる時は、もっと熟慮しておきたいものです。
なお、チェックインするときはお昼時を避けましょう。呆れるほど人が多すぎて(本当に驚くほど人がいる。しかも、スーツとおばちゃんが大半)、個人の旅行客など、スタッフの視界から抹殺されてしまう可能性が非常に高いです。

さて、そんな愚痴を抜かせば、帝国はやはり帝国だという事を実感しました。空気がやっぱり違いますね。ロビーは広く、文字通り社交場です。そんな性格を持つため、プライベートよりも、フォーマル向けになっているでしょう。
というわけで、暖かみを感じるには相当無理がありますが、洗練されたサービスもあり、ホテル内を歩いていると、いい意味で気が引き締まる感じがします。
なお、帝国の収入の柱は、宴会となっています。宴会客には驚きます(笑)。

そうそう、「ガルガンチュワ」を忘れてはいけませんね。ここは本当にお勧めです。そこは1Fにあるショップで、かなり広いです。「ホテイチ」と聞くと、パークハイアットとここを想像しますが、それを裏切ることなくいろいろ置いてあります。
チョコ等プレゼントに適しそうな品物も豊富ですし、帝国ホテルの味もそれなりに廉価で味わうことが出来ます。ただし、それはテイクアウトさん向けです。折角宿泊するのなら、ちゃんとレストランで食事しましょう。そのほうがおいしく味わえるかと思います。
なお、帝国ホテルの1F、特にショッピングのフロアあたりはおばちゃんの人口がかなり多いです。ロビーとは客層がかなり違うので、ピープルウォッチングをするには面白いかもしれませんね。ま、きょろきょろとは見たくない気もしますが・・・。

まぁ、当時は工事中だったため、インペリアルバイキングでは食事できませんでしたが、(代わりに?)ラ ブラスリー(だったかな)で朝食がビュッフェスタイルとなっておりました。
パンの種類が少なかったような気がしますが、なかなかリッチなものもあるので、ビュッフェが好きな方はどうぞ。

さてさて、帝国ホテルは、その性格上、ある程度若い人間が旅行で宿泊するのには向きません。
腹黒さを持った、ある意味で出来るスタッフでなければ、機械的なサービスを受けてあまりいい思いをしないでしょう。困ったことに、このクラスのホテルは人を選ぶ傾向にあります。よって、私は万人にこのホテルをお勧めすることは出来ません。
それでも泊まりたい時は、相当のお金持ちでなければ、自分へのご褒美として宿泊することをお勧めします。ケチると何もいいことはありません。日本のホテル界をリードしてきた伝統、常に新しいものを取り入れる姿勢、洗練されたサービスそれが帝国ホテルなのです。くどいでしょうけども言います。ぎりぎりの資金で泊まろうとせず、ゆったりと財布を潤わせてから泊まりましょう。ビジネスホテルとは違うのです・・・