ホテルオークラ神戸(デラックスシングル)

ホテルオークラというと、どうしても「和」のイメージを持ってしまいます。
全てがそうではないんでしょうが、東京の外観を見たせいで、どうしてもそう思ってしまいます。
でも、それがオークラのいいとこなのかもしれません。

さて、ホテルオークラ神戸(以後オークラ神戸)というと、外観をアピールするために、どうしても高層な建物を頭に思い浮かべるのですが、タクシーで行くと和風な入り口であるのでびっくり。
滝をイメージしているのか、水が上から流れていて、実に圧巻。思わず感心のため息をついてしまいました。あ、オークラらしいな、と。
もちろんオークラ神戸自体「和」をアピールしているのですが、もっとあの正面をクローズアップしてもいいはずです。
それとも、びっくりさせるというたくらみがあるのでしょうか・・・。
エレベータも黒を基調とし、それにオークラのシンボルである銀杏の葉がちらほらと描かれていて、漆塗りか?と思ってしまうほどきれいなのです。ま、エレベータに見とれても仕方ないといわれれば返す言葉もないのですが・・・。建物自体は「洋」なのに、不思議と違和感がない・・・。

部屋は一転して普通の洋風の部屋です。個人の好みに左右される要素が大きいでしょう。ただ、シングルで27uは、広いです。
高層ホテルのシングルは狭いことが多いのですが、この広さのおかげで一人でもゆったりと過ごせます。
神戸といえば、夜景。客室は16F以上がお勧めで(よく客室の説明を見ておきましょう。階層によって価格が違います)、周りを広く見渡すことが出来ます。中でもお勧めは港方面。
ポートタワー、モザイク、客船が見渡せるので、本当にこの部屋に泊まれてよかった、と。実は夜のメリケンパークオリエンタルホテルも美しく、なかなかいいです。そことどっちに泊まるかは、難しいところかもしれません。どっちもいいホテルですから。いっそのこと両方泊まってみたら?と思ったものの、そのときは東京大阪神戸三泊四日の旅ということで、神戸に連泊できなかったのが残念です。
とにかく、別段そういう指定はしなかったのですが、運良くそっち方向の部屋に泊まることが出来ました。予約を取るときは、その旨を伝えておいたほうが、確率は高いかもしれませんね。今回は偶然に感謝する次第です。
勿論、街の方の夜景もきれいです。海と街の夜景はオークラ神戸のHPで見ることができる(要FLASHプラグイン)ので、それを見てどちらに泊まるかを決めるといいでしょう。私の好みが港方面であるだけで、どの方向に泊まっても満足できると思います。

立地的には駅に「それなりに」近いとされているものの、駅から行くと交通量が多い道路を通ることになるので、大きい荷物を持っている場合はタクシーを利用することをお勧めします。そのほうが安全です。チェックインを済ませてからお出かけしましょう。もしくは、三ノ宮を拠点にして動き、市内観光と港観光を分けるか・・・。
利便性は、ハーバーランドにあるニューオータニに劣るかもしれません。オークラ神戸からモザイク周辺にいくには、それなりに歩きます。ま、その辺は面倒くさがらずに歩いてください。

一応食事についても書いておきましょう。私は夕食を外でとり、朝はビュッフェにしました。普通です。ほかのビュッフェと比較しながらとるのが面白いかもしれません(笑)。まぁ、せっかくオークラに泊まるのだから、和食を楽しむという選択肢があることを付け足しておきます。

神戸には魅力的なホテルがたくさんあります。オークラ神戸もそのうちの一つです。でも、神戸といえばオークラと限定するのはもったいない気もします。もちろんオークラ神戸が悪いというんではありません。神戸らしく、和と洋が合わさっていて、なおかつ東京でイメージしがちな威圧感がなく、本当に素敵です。
しかし、さまざまなホテルに泊まって自分にとってこれだというものがあるでしょう。したがって、神戸に宿泊の際、オークラ神戸という選択肢があるという風に思っていただければ幸いです。