docomoの夏モデルARROWS NX F-04Gですが、発売日にF-06Eから機種変更しました。
まずは、F-06Eを使っていた時と同じような状態にするために、各種設定の変更や、アプリのインストールを行い、目玉機能の虹彩認証を使ってみたり、以前からブラウザゲームはやっていましたので、ブラウザゲームを遊んでみたりという感じで使用していきました。
私の利用頻度の高い部分を使用した時点で感じていたことは、docomoのサイトに記載の実使用時間を見てもわかるとおり、最新モデルのわりには、過去モデルよりバッテリーライフが短いということ、発売前からネット上で噂があったとおり、SoCの消費電力が高く、けっこう発熱するということ、虹彩認証の完成度が予想以上に高く、とても便利ということでした。
発熱に関しては、モデムが多機能になったためということも考えられますが、従来のSnapdragonと異なりARMのIPをそのまま使っているSoCの影響のほうが大きいと思っています。
カメラは少し使っただけなのですが、F-06Eと比べるとずいぶんと綺麗に撮影できるようになっていて、スマートフォンのカメラとしては今のところ満足しています。
利用頻度の高い部分は、一通り設定でき、F-06Eを使っていたころと同じような状態にできましたので、利用頻度の低い部分の設定に入っていったところ、トラブルに遭遇しました。
日産のカーナビでCARWINGSを利用しているのですが、F-06Eでは行えていたデータ通信が、F-04Gでは行えませんでした。
F-04Gの仕様では、BluetoothのDUNプロファイルに対応となっていますので、接続できると思っていたのですが、うまくいきませんでした。
この件は、docomoに問い合わせをして、docomoから日産に問い合わせもしてもらいました。
結果、日産の回答は最新機種で動作確認ができていないということらしく、docomoの回答はF-04GはBluetoothの仕様通り動作するようになっている、という予想通りの回答でしたので、事象の報告を上げておいてくださいとお願いしておきました。私の印象としては、Androidのバージョンが5.0になったことが関係してそうです。
あと、気配り着信の設定が通知音に反映されず、通知音量再生確認をしても通知音が再生されない、という症状にも遭遇しています。こちらは、特に困っていないので問い合わせ等は行っていません。
私の使っていない機能がまだまだいっぱい存在する、使っているけど異常に気付いていないことも存在するかもしれない、ということを考慮すると、虹彩認証に関しては、スマートフォンでは世界初ということで、失敗は許されないという強い意気込みで、デバッグが行われたものと思われますが、開発リソースを虹彩認証に集中させた結果、Android 4.4までで安定動作していた機能に関しては、Androidが5.0へメジャーバージョンアップしているにもかかわらず、デバッグが少々おろそかになってしまったのではないか、という印象を受けています。
そんなわけで、F-04Gは発売したばかりで、まだソフトウェア更新も提供されていませんし、いろいろソフトバグが多そうな感じですので、購入検討しているけど、不具合が多いのは嫌という方は、ソフトウェア更新が出るのを待ったほうが良いと思われます。
もっとも、発売からしばらく様子見をしたほうが良いのは、この機種に限った話ではありませんが…。
また、発熱やバッテリーライフが気になるという方は、冬モデルを待てないということでないなら、冬モデルを待つのが良いと思われます。
しかし、私はそうなのですが、少々不具合があっても、とにかく新しい機能をいろいろ使ってみたい、という方には、とても面白い端末だと思います。