昨日、2015年7月28日付でF-04Gの一時販売停止のニュースリリースがdocomoから出ました。
カメラが起動できない、電源が入らない、再起動を繰り返す、画面の表示が乱れる等の事象が発生する場合があるということのようです。
原因は、基板部分の接続不良というハードウェアの不具合が一部の個体にあるということのようです。
ニュースリリースを見る限りでは、設計におけるハードウェアバグというよりは、生産における品質管理が少々足りなかったという印象です。
対象の、製造番号が公開されていませんので、影響範囲がまだ特定されていないように思われます。
ちなみに、私の使用している個体では、ニュースリリースで公開されている事象は今のところ発生していません。(もし、発生したらすぐにドコモショップに駆け込む内容ですね…。)
F-04Gにおいては、他に、ロッドアンテナのキャップが外れるとか、電源や音量ボタンが押し込まれたままになってしまうというような金属パーツを採用したことが影響していると思われる事象も発生しているようです。
ソフトウェアの不具合は、ソフトウェアの更新を出せば済む話ですが、ハードウェアの不具合は部品交換等必要になってしまいます。
今回のニュースリリースの事象や、その他docomoからのアナウンスは無いものの、ネット上で話題になっている事象を考えますと、F-04Gは徹底したコスト管理の影響か、生産における品質管理が少々おろそかになってしまっているとしか思えません。
チャレンジングな仕様だったF-10Dが相当不評だったため、F-06Eからはチャレンジングな仕様は止めていたようですが、今夏モデルのF-04Gは久しぶりのチャレンジングな仕様ということで、本来ならこれまで以上に生産における品質管理を強化する必要があるところですが、品質管理にそれほどのコストをかけるわけにもいかなかったのでしょう。
個人的には、このような不具合品が出荷されてしまうことは製品の特性を考えると仕方ないことだと思いますが、このようなニュースリリースを出すレベルの事象でなくても、不具合品を購入してしまったユーザーに対しては、ユーザーの立場に立った対応をしてもらいたいものです。