夏休み合同企画    

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友達の友達の話〜ver.4〜


智史さんと家元の夏休みは永遠に終わらないんですか?なんてメールをいただきました、

当たり前ですよ!やまない雨はないんです!ねぇ家元!?コールドスプレー

股間に吹いたって百害あって一利なしですよ!?まぁ若い子ってのは何するかわかんない

とこありますからね、よきかなよきかな。何言ってんすか!下ネタなんて金輪際書きませんよ!


さて、これもあくまで俺の友達の友達の話なんですけど、聞くところによるとそいつ埼玉で

大学生してたらしいんですよ、で、そいつの家に友達が泊まりにきてて二人とも朝10時頃

目が覚めたらしいんですよね、その時の会話が

「なぁD君、せっかく早起きしたんだから何かしようよ」

「そうだね、暇だし、何しようか?」

学校行けよ!なんていう無粋なツッコみはもうとっくの昔に通用しない駄目大学生

になってた二人、相談したあげく

「そういえばさ、ドッキリ企画やりたいってK君と三人で話したよねこないだ」

「あぁ、したした」

「今からK君の家にビデオカメラ持って寝起きドッキリしに行こうか」

「はい採用、S君天才」

ってことになったんですって、その前に朝の10時にK君夢の中なの?って疑問の

声もあがったらしいんですけどその二人からK君への信頼は絶大だったらしくて

微塵の疑いもなくD君の車に乗って二人は1人暮らしをしているK君のアパートに

ビデオカメラ片手に持って乗り込んでいったんです、朝10時15分、

K君宅前に到着した二人。

「じゃぁ始めようか、D君レポーターね」

「うん」

「はい5秒前、3、2、1…(手を前に出す)



「おはよーございます!」

「でかいね!声がでかい!Kも起きるわその声じゃ、もうちょっとさぁ、小声でお願いしますよレポーターさんよ」

「こりゃすまない、このくらい?」

「そうそうそんな感じ、じゃあいくよ?3.2.1…」


「おはよーございます!今日はですね、うちのサークルきっての美男子アイドル、K君のお宅の前に来ていまーす、カメラさんも見たいよね?K君の寝起き」

「…!(ブンブンカメラを上下に揺らして)

「只今の時間は午前5時!(本来10時の腕時計を5時に直してあるのをカメラに見せて)今ごろぐっすり寝ていますよ、ブフフフー!それではこのドアの向こうにK君の部屋がありますので、それでは早速開けてみたいと思いまーす……ブフッ!」

そう言った直後そいつにいきなり詰め寄るD、

「何?どうしたのいいとこだったのに?」

「鍵が、鍵が閉まってる!」

「えー!?だってK君鍵なんて閉めたことないじゃん!」

「そうだよ!でも鍵が閉まってんだよ!」

「もう一回やってみよう、もしかしたら開いてるかもしれん」

「…それではですね、このドアの向こうに(ガチャガチャ!)K君の布団が(ガチャガチャ!)

「回り込もう!窓から入ろう!」

帰れよ!って話ですよね、ってか不法侵入とかそういう言葉すら匂ってくるこの若者二人の

行動、まぁ俺の友達の友達の話なんでこの話が本当なのかどうかも疑わしいのですが、

さて、窓に回り込んだ二人、幸いK君の部屋は一階にあったので窓からK君の寝姿が

ばっちりと、興奮しだしたそいつの友人D

「あーっと!Kさんの寝顔です、ブフフー!それでは窓から失礼して…!(が!)(振り向く)

「ん?まさか!?」

「鍵が閉まっています!窓にも施錠を怠らないKさん!流石です!泣けてきます!」

「帰ろう!学校行こう!」

「おう!」

という流れになり二人はプリプリしながら学校にようやく登校、サークルの部室でくだをまいたり

ダラダラしていたら渦中の人K君登場、早速詰め寄る二人、

「おいてめぇコラ!」

「Kさ〜ん、そりゃあないっすよ〜」

「何?どしたの?」

「今日の朝ね、お前の家に寝起きドッキリ仕掛けにビデオ片手に行ったのにあんたんち鍵閉まってて入れなかったのよこれどういうこと?」

「マジで!?うわほんとゴメン!」

K君も本気で謝る必要全然ないと思うんですけどね

「ほんともうちょっとプロ意識持ってやってもらわないとこっちもおまんま食い上げよ?」

「わかった、もう二度と鍵は家にいるときは閉めない!」

なんて話をして数日後、偶然とは本当に恐ろしいものでしてそいつと

D君はまたもや、たまたま朝早く10時頃目が覚めました、

目が合った二人にもう言葉なんていりません、黙ってカメラの準備をするそいつ、

「ハァー!ハ、アー!」

発声練習に余念のないD。

「今度こそK君のパンツをかぶったり歯ブラシを狂喜しながら咥えたりしよう!」

というとてもじゃないけど二十歳前後の人間とは思えない、しかし固すぎる

決意を胸に秘めた二人はK君の家に寝起きドッキリを仕掛けるために車で赴きました、

実に清々しい顔でK君の家のドアの前に立つ二人。

「今日はね、Kさんの準備も万端でしょうし」

「そうですな、今日は安心して撮影に臨めます」

「それじゃあ、やりますか」

カメラを慣れた手つきで構えDに向けてキューをだすそいつ

「はい、おはよーございます、只今の時刻は午前四時!このドアの向こうにですね、ブフッ!あのKさんが今日寝ていると言う情報をキャッチしまして、それでは早速ドアの方、こちらの合鍵でですね…」

今回はリアリティを出すためにDの車の鍵をK君のドアに入れるふりをしてからドアを開けよう

という趣向です

「はい、開きました!それでは……(ガチャ!)(ガチャガチャ!)……!」

「…おい」

カメラをかまえたそいつに駆け寄るD君

「ああああ開いてない!鍵また開いてない!」

「やむをえん!電話して起こそう!もう我慢の限界だ!」

あさっての方向に報道魂を燃やした二人は寝起きドッキリの対象者をたたき起こすという

非常に新しい手法での撮影続行を決断、そいつは携帯を握り締めて電話をk君にかけました

プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルッルルウッルルルルルルルルルルッルッルルルルッルルッルウルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

「もしもし」

「おはよう、ドア開けてくれ頼むから」

「わかった、ちょっと待ってて、どうかしたの?」

しばらくして夢にまでみたK君の家のドアが開かれました。

その瞬間にオイルショックも真っ青な勢いで部屋の中に駆け込むそいつとD君、

「フォー、K君の布団!まだ暖かい!」

「これがK君の入ったお風呂!…美味い!」

などとテンションマックスでじったんばったん、苦笑いをしているK君をよそに二人は

盛り上がり続けます、ようやく落ち着いて裸でK君のトランクスを頭にかぶったD君が

K君に恒例寝起きドッキリのインタビューです。

「それではですねKさん、今日のブラジャーの色は?ブフー!」

「え、やだつけてないですよ」

「ノノノノノノーブラ!ブフー!ブフフー!」

「…(カメラをズームに)」

「そ、それじゃあKさん、今日のパンツの色は?」

「えっとー」

おもむろに脱ぎだすK君寝ぼけているもよう、事態は急速に悪化していきます

「ちょちょちょちょちょちょっとKさん!脱ぎすぎ!脱ぎすぎ!なんか武器みたいなのでてるよ!?」

「えー?あ!やだぁ!」

事態を重く見た二人はこれにて撮影の続行を断念したんですって。

「ちょっと不適切なチクワの映像が流れてしまったかもしれませんがこれにて、だーいせーいこーう!」






って感じの俺の友達の友達の話なんですけどいかがでしたでしょうか?

くどいようですが俺の友達の友達の話なんで俺とは一切関係のない話なんですけどね!

でも聞いた話によると1回目のドッキリが失敗して二人が詰め寄ったその日の夜は

K君全裸で玄関開けたところに大股広げて寝てたらしいんですけどその日は二人が

来なかったんで脱ぎ損だって怒ってたらしいですよ、

ま。俺にはちっとも関係のない話なんですけどね、

家元の友達の友達にはまだまだ凄い人が備えていそうですよね、

あとはどんな話があるんですか?

それから俺の今回の話は下ネタじゃないって信じてます


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