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2003年 9月1日〜9月7日

1日
2日
 今日、給油した帰りに裏道を走っていたら、後部座席に乗っていた娘が突然、歓喜の声を上げました。いったい何があったのかびっくりして尋ねたら、目の前にある歩行者用の信号が変わっていると言うのです。

 娘が指差している方向を見ると、確かにちょっと新しい感じの歩行者用の信号があります。でも、僕から見ると、その「オヤジ」は、シルクハットをかぶって立ってるいつものオジサンだと思ったのですが・・・。

 娘に「どうしたっ!」と聞いたら、「人が光ってるよ!」と言うのです。確かに、例のシルクハットのオヤジは赤く光っているわけですが・・・。

 まもなく信号が変わり、車を進め、次の信号に差し掛かったときに、僕はやっと気付いたのです。さっき見た信号は、普通でないことを・・・。一般的な歩行者用の停止信号は、周りが赤くて人は白だったのです。娘が驚いた信号の場合は、黒いバックに赤いオヤジが立っていたのです。

 いやいや変わった信号があるものですね。帰宅してからインターネットで色々調べて見ましたが、黒バックに赤と青のオヤジの停止信号のことは書いてませんでした。でも、そんなことよりも、娘に言われるまでこの事実に気付かなかった自分にショックを受けるオヤジでした。(今度、現場に写真を撮りに行かなければと思っている自分にも疑問を感じていますが・・・)

3日
 何だかどこかのニュースに400mハードルのエドウィン・モーゼス選手が復帰すると出ていたそうです。これはとんでもないニュースなので、英語のサイトで検索をしてみたのですが、現時点では真相が分かりません。

 モーゼス選手は、なんと現在48歳。1976年のモントリオール五輪で登場して以来、僕が陸上に関わっていた間(78年〜85年くらいまで)は、コンスタントに世界一の選手でした。世界記録も何度も塗り替えていたし、世界的な大会では120試合連続負けなしと言うとんでもない選手だったんですよ!

 実は、大学時代には東京を案内したこともあります。まだ英語がそれほど得意でなかった僕に対してもとっても忍耐強く話を聞いてくれた「優しいスーパースター」でした。テレビや雑誌でしか見ることのできなかった世界一の選手が、こんなに優しいんだと坊主頭の大学生だった僕は、いたく感動したものです。

 さて、現実に共同通信で報道されたこのニュースが真実であるにしろ、誤報であるにしろ、古き良き時代を思い出さしてくれただけで、オヤジには痛快なニュースでした。いつかマスターズの世界大会で、往年の名選手たちと一緒に走れたら、それもまた素敵な夢だなと一人でニタニタしてしまいました!変なやつだと思われたかな??

4日
 先日、アメリカ人の方が車椅子で富士山の登頂にチャレンジしているというニュースが流れました。即座に「車椅子でどうやって?」という疑問を抱いたのは、登山道には岩山の部分がたくさんあるからです。健常者でも決して楽な道のりでないことは、この夏もしっかり体感して来た家族の「?」になりました。

 その続報が、朝日新聞の夕刊の一面に載っていました。ここでは詳細は述べませんが、なんとスロープ状になっている下山道を逆行して登ったのだそうです。「なるほど!その手が有ったか!」なんて感じで、ぱっと頭の中が晴天(クリア)になった気分でした。

 本当にすごいことだと思います。この日記で書くのも変かもしれませんが、ご本人だけでなく、関わった全ての方々に「おめでとう」と言いたいです。ご本人も本当に大変だったと思いますが、舞台裏で動かれた皆さんも本当に大変だったことと存じます。

 舞台裏が大変と言えば、今年の24時間テレビで山田花子さんが、110kmマラソンにチャレンジしたときにサポーターとして一緒に走られた坂本トレーナーは、何度も点滴を打ちながらの併走だったそうです。本当に頭が下がる思いです。

 今日も、富士山のニュースがありました。山梨側からの登山客が例年の20%減だったそうです。数にして2万人減ってしまったのだそうでうす。これは、「冷夏」の影響だろうとのことでしたが、雨の中、チャレンジした家族としては、「そりゃあそうだろう!」って感じでした。それにしても例年は10万人も登っているんですね。ちょっとびっくりしました。

5日
 某大学の選手の皆さんが、NECにやって来ました。大学のリーグ戦も今月の下旬から始まるそうです。実は、昨日から、今日までの2日間と言うことで練習試合をしたのですが、学生さん達は、NEC相手にかなり苦戦していました。

 NEC側は、入れ替わり立ち代り、色々な選手が出ました。そんな中で、思うように自分の力を出せなくて苦しんでいる若い選手もいました。もちろん、それが練習になるのですが、勝手に落ち込んでしまうと普段難なく出来ていることもミスになり、恐怖の悪循環が始まってしまいます。恐怖の悪循環は、コート上では伝染性が高く、他の選手まで「不安」に満ち溢れた顔になってしまうので危険です。

 どんな時も、平常心でプレーできたら本当に素晴らしいことだと思います。自分の技術も体力も、身につけた分だけ試合で発揮できたら、こんなに面白いことはないでしょうね。でも、スポーツの面白さは、心が作用して良くなったり悪くなったりする部分も加味されるから出てくるものだと思います。

 まあ、満足のいくプレーが出来なかった選手達は、そんなことは言ってられません。本当は、心の問題でも、ひたすら練習するしかないからです。自信がつくまでやるしか他になす術が無いのでしょう。その自己練習のときに、どのような「気持ち」でやっているのかが一番大事なのですが・・・。「己」との戦いの厳しさは、どんなハードなトレーニングよりもきついかも知れませんね。頑張れ!若ロケ!

6日
 今日は、午後から日立佐和さんが来られて練習試合をしました。やっぱり実業団との実戦は、とっても勉強になりますね。

7日
 午後から、昭和大学の横浜北部病院に行く用事ができ、僕の車で向かいました。やっぱり日曜日だけあってデパートの周りの道が混んでいて渋滞にはまってしまいました。でも、病院の中はガラガラだろうとたかをくくって入ってみたら、大勢の人が受け付け前に座っています。「げげっ!いったいどうしたんだ!」と思いながら奥まで入っていったら、事情が飲み込めました。そこに座っている大勢の患者さん達は、エキストラの皆さんで、テレビドラマの撮影をしていたのです。角を曲がった奥にはたくさんの機材が置いてありました。

 いやいや、そうなると何の撮影だろうと思うではないですか!ミーハー魂丸出しになってしまったオヤジですが、なにぶんにもあまり芸能人の名前を知らないので誰が来ているのか認識できるかなあと思いながら、横目でちらちら顔を確認しながら、人ごみの中を通過しました。

 やっぱりオヤジには、誰が来ているのか分んないやと諦めかけたその時、「あっ!」と言う感じで見つけちゃいました。Dr.コトーです。ご存じない方のために解説するなら、あの『北の国から』で子役の頃から出ていた吉岡秀隆さんが、お医者さん役をしているドラマがあるのです。

 普段はあまりドラマは見ないのですが、先週の木曜日に偶然見てしまい、次週予告が最終回と書いてあるにも関わらず、映像が無かったので「どうしたんだろう?顔写真だけなんておしゃれな予告だなあ?」なんて思った・・・まさにその番組を収録していたわけです。思わず端っこにいたスタッフのお姉さんに「まだ撮影が終わってなかったから予告ができなかったんですね?」と尋ねたら「詳しいですね!」と逆に驚かれてしまいました。

 意外なところでドラマお宅だと勘違いされたオヤジでした(涙)。まあ、用事が無ければ最終回を見てしまいそうな自分は、やっぱり一種の「お宅」かも知れませんね。


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