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2004年 3月1日〜3月?日


 Vリーグが終わってしまいました。今日、選手達はそれぞれの所属部署に出勤し、これまでのご支援とご協力にお礼を述べて来ました。去年の優勝報告とは偉く違った雰囲気だったのではないかと思いますが、何だかこうして大人になっていくんだなあとも感じるオヤジでした。

 さて僕の周りの人達も、何だかこの4ヶ月間遠慮して連絡をして来なかったようです。それが、どかーんと来てしまいました。いやいやどうしましょう!全ては自分が悪いのですが…。締め切りが過ぎている原稿の催促だったり、講演の依頼だったり、まあ必要として下さっている方々がいることは嬉しいことなんですが、ちょっぴり忙しくなりそうな気配に若干の恐怖心を抱いてしまうオヤジでした!


 このところ日記の更新もできていませんでしたが、掲示板へのレスもできていません。実は、他にもパソコンを使う仕事があるとどうしても後回しになってしまうんですよね。でも、オヤジは心を入れ替えます。忙しくても「心」を「亡ぼさない」ように、心掛けます。(なんて宣言したら重荷になるかな〜)

 実は、パソコン上の日記以外にも手書きで日記を書いています。それはNECに入った1986年ごろから続いていて3年日記だったり、5年日記だったり、そして今使っているのは去年からスタートした3年日記の2年目。パラパラとめくって見ると、心が充実している時期はしっかり書いているのに、落ち込んでいる時は抜けまくっているのです。それは、実務的な忙しさではなくて、「心のあり方」に関係しているように思いました。

 それであえて「オヤジの日記」のインデックスを見ると・・・(号泣)。2月は、やっぱり「心がお亡くなりになっていた」のかなあ!たぶん、そうですね。今改めて、「大事な仕事は忙しい人に頼む」と何で言われているんだろうと考え直しているオヤジでした。(今月は心の充実月間にしよう!)


 ウルトラ感動レベルの出逢いがありました。ある知人のご紹介で、中野裕弓さんと言う方の講演を拝聴する機会ができました。実は、中野さんの著書は、3ヶ月前にゲットしていて「是非お会いしたいなあ」とその時依頼思っていたので「夢の実現」的な一日でした。

 中野さんのお話は、その素敵な声のせいか現代人が無意識に構築している「強力バリア」をいとも簡単にすり抜けて心にまで響いてきます。そして、その内容も、この激動の時代に生きる多くの人たちが共感し、共有できるものばかりです。思わず膝を叩いて「そう、そう!」と声を出してしまいそうな感じ・・・。

 それだけでも十分凄いのに、そこで終わらないのが中野先生のトークなんです。「どうしたら良いのか!」って提案があるのです。もちろん最終的なソリューションは、人それぞれによって違うのかも知れませんが、その一歩手前で皆ができること、すなわち「非常に再現性が高い」=「誰にでも気軽にできそう」なエッセンスが網羅されているのです!何だかピシッとしているのに、肩の力が抜けた感じがすごく素敵なんです。(オヤジはいつも力み過ぎか〜)

 講演会の後では、お食事もご一緒させていただきました。その時に、僕が持っていた本にサインをして欲しいとお願いしていたのですが、あえて忘れました。だって大事な忘れ物だったら取りに帰るでしょう!・・・そう!オヤジは、先生ともう一度お逢いしたいから!ダハハハ!



左から、中野先生、オヤジ、主催者の佐野さん


 朝10時ごろ、寮の食堂で林総務と話していたら、「40過ぎのオッサンが、選手の見送りか〜!」と大きな声で葛和監督が入って来ました。監督だって40台後半の「エ〜おっさんやんけ〜」みたいな感じでしたが、全日本選手の旅立ちに40代のオッサン達は、勢ぞろいとなりました。

 今年はオリンピックイヤー・・・できれば選ばれた5人全員行って欲しい気持ちと、寂しい気持ちが交錯する中、選手達も複雑な表情で出かけました。期待と不安は、顔にも同居するんだなあって感じ!でも、カメラを向けると明るく反応してくれました。「元気で頑張って来いよ〜!」今日のオヤジは、選手を見送りながら、ちょっぴり親心のようなものを感じていました!



 上で話題にしたオッサン達は不在の写真!


 縁があって広島東洋カープの練習場を見学してきました。一軍の選手の皆さんは、福岡でオープン戦だったそうでいらっしゃいませんでしたが、リハビリ組の選手の皆さんや、スタッフの方々が、忙しそうに活動されていました。

 写真を撮ることは差し控えたので画像でご紹介することができないのが残念ですが、こちらの練習場のトレーナー・ルームは素晴らしい施設でした。

 まさにアメリカの大学やチームと同じように、治療エリア、ハイドロ・エリア、リハビリ・エリアなどがゆったりと設計されていて、なんと奥の方には大型のジャクージー(泡のお風呂)までありました。一瞬、メジャーリーグの施設見学をしているような感覚に陥り、福永トレーナーにお伺いしたら、やっぱり向こうの施設をかなり研究して作られたとのことでした!素晴らし〜!

 まだ分りませんが、もしも新しい体育館に行くことになったら、選手のケアのための施設にも今までよりも少し力を入れて欲しいなあと願うオヤジ(トレーナー)でした(笑)。


 チームの遠征と違い、飛行機やバスや電車など、色々なものに一人でのんびりと乗りながら、最終的に山口の実家にたどり着きました。それも急ぎながら動くと大変なのですが、あちこちに立ち寄りながら動くと何だか楽しい!問題は、荷物が邪魔なことくらいで(笑)。

 さて、今日は急な決定だったのですが、郷里のスポーツ指導員の皆さんに僕のお話を聴いていただきました。実は、昨年の山口県体育協会でお話した内容を地元の人にも聞かせて欲しいと言う依頼は受けていたのですが、「時間」と「予算」の関係でノビノビになっていたのです。しかし、「時間=里帰り」「予算=ボランティア」で、告知がギリギリになってしまいましたが、実現しました!

 さていつものように熱くなって話していたら、高校時代の同級生や、中学のバレー部の先輩がおられたことに気付くのが遅くなってしまいました。そりゃあもうビックリ!ですよね。先輩にお会いしたのは、中学以来かも(驚)。

 さらにフィットネス関係の皆さんも来て下さいました。こちらの皆さんは、僕が関わっているJCCAという協会のインストラクターになられた皆さんです。何だか「不思議な縁」に嬉しさが込み上げて来るオヤジでした。



ジャージで講演したオヤジでした(笑)


 今日は、ケント・ギルバートさんの講演を聴く機会がありました。突然、知ったのですが、問題なく会場に入ることができ、問題なく一番前の席に座ることができました。地方では、後ろの方の座席から埋まる傾向があるそうで・・・。僕は都会も同様な傾向があるように思ったのですが(笑)。

 お蔭様で「かぶりつき状態」でお話を聴くことができましたし、なんと講演中に声をかけられてしまいました!「借金の返済が全て終わり、ゆとりができたら何がしたいですか?」の質問を最前列の人達に順番に尋ねられたのです。

 僕は、「ゆったりとした時間を過ごしたい!」と言いました。すると説教をされてしまいました。「そんなの1週間で飽きちゃうよ〜!」と。「もっとPRO−ACTIVE(積極的)にならなくちゃ!」って感じで・・・。一般論としては、そうなんでしょうね!でも、今のオヤジは、自分で管理する「自由な時間」が欲しいのですよね。だから引退したら、「ゆったりとした時間が欲しい」のですが・・・。贅沢かなあ???

 で、隣に座っていた僕の弟は「温泉めぐりをしたい」と答えました。そうするとギルバートさんは、「おー、一緒で〜す!」と言ってなんと弟と握手をして壇上に戻っていかれました!何だかなあ!・・・まあ、突然の出来事に弟が喜んでくれて良かったのですが!

 さて、余計なエピソードを書いてしまいましたが、全体的には本当に素敵なお話でした。我々が持つ身近な日常生活の中での問題点をアメリカ人ならではの意外な視点から観察し、その視点からのソリューションを提案され、とっても勉強になりました。1時間半の講演の内容を全部ご披露することはできませんが、一番笑った薀蓄をひとつ!

「夫婦喧嘩解消の秘訣のその1.参加しないこと・・・」何だかつぼにハマッテしまい、いつまでも笑っていたオヤジでした。それにしても、彼の日本語は凄い!

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