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2004年4月26日〜5月2日

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 難しいことを簡単に説明することの大切さ、素晴らしさを良く耳にし、自分でもそうありたいと常日頃から思っていましたが、今日はちょっとびっくりしました。

 それは有田選手の怪我について相談をした先生からの説明を受けた時に感じました。様々な診断技術を通しての診断に基づく説明で、怪我をした瞬間が目に浮かぶほど傷害発生時のメカニズムがクリアになりました。

 僕は、様々な機会をいただいて人前で喋ることがあります。一生懸命喋るあまり、自分の世界に入り込み過ぎないように気を付けてはいるのですが、相手は理解しているだろうと勝手に思い込んでしまうことはあるようです。聞き手にとって分かりやすくなければ言葉には何の意味もないし、伝わっていなければコミュニケーションとして成り立っていないことになるわけですよね。

 怪我に関しては、守秘義務があるので詳細は述べられませんが、「専門性の高いこと」や「非常に難しいこと」を素人にも分かるほど噛み砕いて丁寧に説明していただいた先生に心から感謝感激しているオヤジでした!

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 車好きのオヤジとしては、願ってもいないチャンスがありました。と言うのは、あの最新で最高レベルのセルシオ?に乗せてもらえたのです。厳密に言うと左ハンドルなので「セルシオ」ではなくてレクサスです!!

 ベンツに比べてちょっとサスが柔らかめとの噂を聞いていましたが、高速走行をしても適度に硬く、とっても快適でした。室内の高級感は言うまでもなく最高で何だかとてもリッチな気分になりました。シートの革も、不必要に硬過ぎずとっても良い感じでしたよ!

 まあ、普段は実用車のミニバンに乗っているオヤジとしては、明らかに高嶺の花ですが、こういう素敵な機会を与えて下さった方に心から感謝しています。やっぱり僕は車が好きなんだなあとしみじみ思ったオヤジなのでした。

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 チームは大阪に移動です。僕は、中国で怪我をした有田選手のケアのためにチームとは行動を別にすることになりました。NEC女子バレーボール部に所属して以来、初めてのことです。ちょっと寂しいけど、有田選手のケアに全力をあげながら、赤ロケ戦士達の黒鷲旗での大活躍を願うオヤジでした。

 有田選手のケアに関しては、JVA(バレーボール協会)が総力をあげて協力をしてくださるそうです。ドクターによるケアは今日、行われました。今日からは、復帰に向けてのリハビリがスタートします。任務遂行を誓い、気持ちを引き締めています。

 チームとは、離れていても共に戦っていると言う点では、気持ちは一つかなって思います。しかし、「頑張るなら、バレーボールで頑張りたかった・・・」と漏らした有田選手を見て泣きそうになったオヤジでした。

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 ついに黒鷲旗に突入です。今日の赤ロケは、開会式だけで試合はなかったようです。思えばここ数年は、開会式を見ないで他のチームのスタッフと話していたり、監督とバスで待っていたりでまともに開会式を見ていなかった様な気がします。

 1986年に初めてNECのベンチに座らせていただいて以来、毎年参加させていただいていましたが、ついに今年は外れてしまいました。もちろん、全日本で怪我をして帰って来た有田選手のケアのための不参加なので、トレーナーとしてはやり甲斐のある命題を与えられているのですが、今年はちょっと気になることもあります。

 2000年のシドニーオリンピックが関わっていた時も、NECからは6人の選手が出ていてこの黒鷲には参加できませんでした。結果はご存知の通りでしたが、今年も5人の選手が抜けた状態での「参加」というより「チャレンジ」になるから気になるわけです。

 噂では、5人の選手が抜けたNECのゾーンに入りたがっているチームがあるとも聞いています。しかし、僕は知っています。NECは誰が出ても簡単には諦めないチームです。若い選手が多いので失敗をすることはあるかも知れませんが、泣いたり笑ったりしながらもチャレンジ精神は持ち続けてくれることを信じています。

 オヤジは、一人で沙織のケアを任されてトレーナーとしての部分はOKだとしても、お母さんの部分ができるかちょっと不安なのですが、皆も強大な敵と戦っているのだから頑張ろうと心に誓っているのでした。それにしても毛深いお母さんですが・・・。

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 黒鷲の結果待ちが、どっきどきです。5人の選手が抜けているとは言え、学生さん達には負けないだろうと信じていますが、それでもちゃんとした結果が入って来るまでは、どうなったかなあと気になってしまいます。

 これって赤ロケの事を心から応援していただいている人達と同じ気持ちなのかな・・・とふと思いました。そう言えば、僕の掲示板に分刻みで得点を書いてくださる人や、結果待ちで何度も何度もアクセスしてくださる人もいらっしゃいますよね。

 そういった温かいファンの皆さんの気持ちを分かっているつもりでしたが、やっぱり分かっていなかったかなあ・・・って感じです。こうして赤ロケが試合をしている時に会場にいないのは初めてなんですから・・・。話は脱線しますが、僕の不在に気付いてメールをいただいた皆さん・・・。こういうわけだったんですよ!

 さてさて、今日の段階からこんな状態ですから、このまま勝ち進んでXリーグクラスとの対戦になったらどうなるんでしょう?感激屋で涙もろいオヤジは、気になって仕事が手に付かなかったりして・・・。

5/1
 実業団のチームである上尾中央総合病院にも勝ったそうです。僕なんかよりも現地に行かれているファンの方々の方が、ずいぶん詳しく情報をゲットされているようですが、僕はストレートで勝ったとのメールをマネージャーからいただきました。

 かなり早い時間にもらったので「どうなったろう」と心配している状況が短くて助かりました。思えばとても便利な時代になったものですよね。実際、パソコンの掲示板などにもリアルタイムで書き込んでくださる人がいらっしゃるし、スタッフや選手もメールをくれるので「夕方のニュース」や「翌日の朝刊」を待たなくても、知りたい情報がゲットできるわけです。

 「今さら何を言ってるんだ・・このオヤジは」と思われる方々もいらっしゃるかも知れませんが、まだ通信速度が300bpsなんて時代で「パソコン通信」なんて呼んでいた頃は、情報を流してくれる人がいなかったから、持っていてもマニア同士の通信手段でしかなかったわけです。

 現在は、こうして携帯やパソコンを持っている人がたっくさんいて、遠く離れた所で「結果待ち」をしている我々に瞬時に必要な情報が飛んでくるわけです。たまたま電波も届かないような山奥でリハビリをしていたらアウトですが・・・(笑)。電波が届き、アクセス可能なところであれば世界中どこにいても同じ条件なんだと思うと益々感動するオヤジでした!


 今日は、これまでの2日間とは違った感じの連絡が入ってきました。久しぶりに「日本の怒る人」が現れた!なんて情報が入ってきました。なんと懐かしい表現でしょう!

 1999年でしたか?ワールドカップバレーで葛和監督が取り上げられた時に、テレビ局が命名した「日本の怒る人」は、かなり反響を呼びました。朝日新聞のコラムにも取り上げられ、今の日本のお父さん達に欠けているものを持っていると絶賛されました。当時、注目されていた「父性」にも関わりがあり、必死でバレーボールの指導をする葛和さんの姿がブラウン管を通じて日本のお茶の間に披露されました!

 その「日本の怒る人」が復活って???どんなことになったのだろうと次の連絡を待っていたら、どうやら1セット落としたらしい・・・。しかも対戦相手は、NECのOGでもある佐藤伊知子先生が率いる東北福祉大学・・・。もちろん、「怒る人」になったのは、自分達で納得の行かないバレーをしてしまったからだそうですが・・・。

 状況は何となく伝わってきましたが、その場にいないと雰囲気が分からず、選手達にどのような励ましのメールをしても心が拒否していたら受け入れられません。明日に向けて燃えているにしても、怒られて反省しているにしても、離れた所からノー天気なメールが来たらあったまに来るかも知れませんよね。

と言うわけで選手達の明日の活躍を祈りながらそっとしておくことにしたオヤジでした・・・。と言っても明日は、リーグ中に全員がそろっていても一度負けたシーガルズさんとの対戦だそうで・・・。頑張れ〜!

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