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2004年10月18日〜10月24日

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 男として生まれたからには、やっぱりちょっとした大工仕事や車の修理くらいは自分でできたら良いなって思います。と、またまた思ってしまいました。

 実は、最近、車のエンジンルームからキュルキュルと嫌な音がし、たぶんベルトなんだろうな〜と思いながらも手も足も出ず、結局、修理工場に持ち込みました。そしたら、その症状は良く出るとかで、ちょちょっとベルトを外し、パウダーをふり掛け再び装着、あの忌まわしいキュルキュル音は、ピタッと止まったのでした。

 その瞬間は、感謝感激で嬉しくて仕方がなかったのですが、しばらくしてからちょっと落ち込んでしまったわけです。こんな簡単なこと自分でできたら良いのに・・・。しかし、そう思いながらも「車をいじるなんて怖くてできない!」って自ら心理的限界を引いている自分がいるわけで・・・(涙)。

 最近、高速道路を走っていたら20年以上は前の型だと思われる「117クーペ」が走っていました。117クーペは、いすゞの名車で我々の年代の男の子は一度は憧れたものです。しかしもし今、その懐かしの名車に乗ったら、いつ不具合が出るか分らない・・・ひょっとしたら高速を走っている時に何かあったらどうしよう・・・。普通車から撤退したメーカーの車が壊れたらどうしよう・・・。なんて不安が生じると、古い車には乗れないわけです。

 それが、自分でちょちょっと修理するだけの知識と技術があったら、そんな不安は生じない!!しかも、カッコいい・・・。誰かが車の故障で困っている時も、「どうしました?」なんて声をかけて、パパッっと応急処置でもしてあげられたらねえ〜!この分野での「カッコいいオヤジ」は、今からではちょっと遅いかなあとしみじみ思うオヤジでした。

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 台風23号が、関東地方も直撃しました。四国や近畿地方で大きな災害をもたらした「最大」と言われた台風23号は、最強と言われた22号よりも多くの犠牲者を出したのだそうです。

 オヤジは、神奈川県に住んでいますが、この辺りでは午後1時ごろに一番激しく雨と風が吹き、雷がなりました。ただ面白いのは、あまりに雨の音が激しく稲光こそは見えても雷鳴はほとんど聞こえないと言う状態でした。

 僕のうちの近所は、ちょっと谷間のような地形になっていて家の前の道路は、川のような状態になっていました。近所のコンビニの前のマンホールからは、雨水が逃げ場を失い、噴水の方に吹き上げていました。もう少し降り続いていたらあの重いマンホールの蓋も吹き飛ばしたのではないでしょうか?

 ニュースでは家でじっとしていることを奨励していましたが、どうしても外の様子が気になるのが人の心理ではないかと思います。オヤジは、出かけていたので実際に大雨の中を走り回っていましたが、河川の様子がどうしても気になって見物に出かける人もいるようです。その心理が凄く分ってしまうのは、自分の中にも野次馬根性があるからでしょうか?良く言えば、好奇心旺盛と言う事なんでしょうけど…。

 自分のマンションのベランダの排水溝にゴミがつまりプール状態になっては困ると言う事で、大雨の中を掃除に出かけた時には、「冗談言ってる場合じゃない」状況に素に戻って真剣になってしまったオヤジでしたが…。結局、マンションの駐車場は、洪水になってしまいました(涙)。

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 日記に書くような内容ではないかもしれませんが、先日、ある少女マンガの有名な雑誌社の方々が取材に来られました。その事を、僕のHPに書いて良いかと尋ねたら、20日以降だったら良いですよと、条件付の了解を得ることができました。そう言われると、やっぱり真面目なオヤジは、ちゃんと20日を過ぎるまで書くことを控えていたわけです・・・。

 で、書く内容もちょっと制限されました。ある有名な少女雑誌の超有名なバレーボール漫画の取材があったこと、そしてその漫画の新連載の時にこの取材の内容が掲載されること・・・くらいなら良いでしょう・・・との事。結局、あまりにも遠回し過ぎで何も分らないジャン・・・と思いながらも、マニアックなバレーボールファンの皆さんになら分ってもらえるのではないかと(笑)。

 その漫画の影響でバレーボールを始めた選手が多いのは、日本だけでなく海外にも及び、イタリアの超有名選手たちもそうだったんだというエピソードがあるそうです。オヤジの場合は、その漫画よりも前にあった『ミュンヘンへの道』とか『サインはX』の影響を受けていました。この漫画についてはあまり内容は覚えていないのですが、何故かセリフも含めて主題歌は知っている・・・。なぜだろう?って感じです。

 11月3日には発売されるそうですが、赤ロケでの取材のことはどの程度載るのだろう・・・と、そこが気になるオヤジでした。

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 トップのページにも書きましたが、今日の夕方、NECの本社で男女バレー部合同の激励会が行われました。NECの本社はJRの田町駅の近くで43階建てのビル。その形状がロケット型であることから(か)NECの強化スポーツのチームには、ロケッツと言う名前がついています。現在、既にリーグ戦が始まり頑張っているラグビー部はグリーンロケッツ、そして今日は男子バレー(ブルーロケッツ)と女子バレー(レッドロケッツ)が、来る第11回Xリーグのための激励をしていただいたわけです。

 例年だと、男子バレーの方が圧倒的に人気があるのですが、去年のワールドカップ以降は、女子バレーもかなりの人気です。社内でも以前からの常連さんに加え、かなりの方々に後援会に加入していただいているようです。本当にありがたいことです。

 しかも今回は、その女子バレー人気の影響なのか僕のこのサイトのことを知っている人も多く、「読んでますよ」と声をかけてくださる方々が少なからずいらっしゃいました。オヤジ・・・何だか感動してしまいました。と、同時に責任感を感じてしまったのも事実です。実は、「肖像権がどうの・・・」とか「著作権がどうの」と言う人も多いからです。何か問題があればバサッと止めてしまう覚悟はあるのですが、継続する方が大変ですよね。頑張んなくちゃね(笑)。

 こうして本社で激例会をしていただくと「いよいよXリーグ本番だ!」って感じになります。戦闘モードに入るまであと12日!気合が入っちゃうなあ!!!

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 毎年、恒例の必勝祈願に行ってまいりました。激例会もそうですが、必勝祈願を終えるとやっぱり「いよいよだな〜!」って機運が高まります。

 しかし、今年の必勝祈願は、例年と同じところに行ったにも関わらずちょっと感じが違いました。それは、寒さです。いつもだと神社が寒いって感じなんです。ところが今年は、Xリーグが1ヶ月早く始まることから、この行事も約1ヶ月は早かったわけで、当然のことながら気温は全く違いました。来年は、9月にリーグ戦を開幕するなんて案も出ているのですが、そうなると夏休みのとっても暑い時期に必勝祈願をすることになるのだろうかと・・・くだらない事を考えていたのでした。



 さて無事に必勝祈願を終え、帰宅途中にとんでもないニュースが飛び込んで来ました。新潟県を中心にとっても大きな地震が発生したと言うのです。それも中越地方と言う事で、NEC的には、伝説のOG田中千代美さんや、山下美弥子さんがお住まいの地域なんです!すぐに電話したのですが、既に「電話がかかりません」と言うメッセージが表示されました。大きな災害があると電話がかかり難くなる現象が、ニュースで報道された直後には起きていたようです。

 その後も、何度も何度も揺れたようでつい先日の台風のときと同様、NHKなどは全ての番組を取りやめて報道特番になってしまっていました。最初のうちは、地震の規模が中心でしたが、次第に被害状況が報道されるようになって行きました。

 亡くなられた皆様のご冥福をお祈りし、被災された地域の一日も早い復興をお祈りしたいと思います。

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 妻と二人で出かけ、渋谷の駅で乗り換えのために階段を下りていた時のことです。目の不自由な方が、白い杖をつきながら我々の前を歩いておられました。かなり遅い時間帯だったのですが、人の波はその方を避けるようにざーっと流れていました。我々も、いつの間にかその方に追いついたのですが、その瞬間、僕の妻が「どちらまで行かれますか?」と何の躊躇もなく、その方の腕を取ったのです。

 その人は、中年の男性だったのですが、「じゃあ僕に掴ませていただけますか?」と逆に僕の妻の肘の少し上の部分を軽く掴み、そして妻のやや斜め後ろを進むような感じで一緒に階段を下りて行きました。少し嬉しそうな感じで会話をしながら・・・。

 オヤジは、突然のことにちょっと驚いたのですが、二人はそのまま改札を通過できるパスを持っているようでした。二人に遅れを取らないように駆け足で切符を購入し、追いつくために走りながら「うちの母ちゃん、いつもこんなことしてるのかなあ・・・」なんてちょっと感心していました。

 さて、その男性も偶然、同じ電車の同じ方面だったので、その方が下車されるまで三人でずーっと話していました。登山スタイルをしておられたので、そのことに触れると、実は10年前に突然、全盲となり、それから登山を始められたとの事・・・えーっ!(驚)。今日も富士山の近くまで行って来られたのだと言う事(!)。そして何と今年になってからも2回も富士登山をされているとの事(!)。

 あまりに感動したオヤジは、失礼な質問を連発してしまいました。それにも笑顔で答えるその方にはオーラさえ出ているかのようでした。あまりのポジティブ・シンキングに更に感動したオヤジは、「いやー、うちの会社で講演して欲しいなあ!」なんて言っちゃいました!(どこで働いているかは言わなかったのですが)

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 その方が、全盲でありながらモンブランの登頂の成功した有名な登山家であること、著書もあり「山と渓谷」などの雑誌にも執筆をされている方であること、さらには講演活動もされている方であることを知ったのは、自宅に帰ってからでした。オヤジは、顔から火が出るような恥ずかしい思いをしながら同時に、更に更に押し寄せてくる感動に身をゆだねるばかりでした(号泣)。それにしても失礼なことをたっくさん言ってしまいました。本当にすみません。

 「人は意外に強いものですよ」とおっしゃったその方の言葉が、いつまでも頭の中で響き、「人は強くなればなるほど優しくなれる」と言う持論を再確認した思いでした。素敵な出会いに感謝!そして妻の行動に敬服!普通のオヤジは、ただ慶福。

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