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2004年10月25日〜10月31日

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 昨日、渋谷の駅で出遭った全盲の登山家のお話はずいぶんの反響でした。そして掲示板では、その方の実名も出てしまいました。そして、今日は帰宅してから、その事を妻に話しました。実は、昨日の時点では妻は知らなかったのです。

 「富士山の頂上に立ったら気持ちいいですよね〜!」って有名な登山家に言った事が思い出されたようで、顔が火照ってしまうそうです。それはオヤジも同じで大馬鹿なことをたくさん言っています。考えてみれば、初心者マークのドライバーが、本格的なレーサーにドライビングを語ったようなものだなあ・・・と思うと恥ずかしさを越えて笑えてきます。

 体育館でも、その話ばかりしていました。何だか小さなことにこだわっているのが馬鹿らしくなるような気がしたからです。オヤジの日記でもご紹介したパラリンピックの本も凄いのですが、今回の出会いはあまりに唐突で自然だった上に、後で衝撃の真実が分った部分が、まるで水戸黄門の印籠のような感じでした。時代劇ファンのオヤジとしては、二日もこのネタで日記を書いてしまうほど「やられて」しまったわけです。

 若いトレーナーを目指す学生さん達に、「岩崎さんの夢は何ですか?」って聞かれることがあります。その時に、「スポーツの大好きなおじいさんになって河川敷のグランドで頑張る子供達を見に行くこと」と答えています。頭に「?」が出てきた学生さんに、「そのおじいさんは、何かの弾みに怪我をした子供に救急隊も驚くような適切な処置とアドバイスをして黙って去って行く・・・」と続けます。「あの人は一体誰だったんだろう???」な〜んて・・・。かっこよ過ぎ????

 今回の出会いは、それをやられてしまったって感じでした!名前の公開許可や、リンクのお願いをしようと思うオヤジでした!

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 横浜のある中学に行きました。そこでコア・コンディショニングの勉強会をするためです。仕事が終わってから出かけたので僕は遅くなってしまいましたが・・・。

 その中学には、一般開放してあるコミュニティーセンターがあります。その中の一室を借りての勉強会でしたが、本当に綺麗に整理整頓された場所でびっくりしました。玄関からのアクセスも非常に分りやすく、校舎に入ったら直通のエレベーターも設置されていました。

 最近の少子化の影響で、空いている教室が様々な利用のされ方をしているのは娘の小学校も同様で知っていました。そうした空いた教室をコミュニティーに開放し、地域に貢献する動きは全国であるようです。地元の人が利用する場合には、ほとんどただ同然の施設使用料だけです。

 しかし良いことばかりではなく、色々な規則があるのも特徴です。使い方から片付け方、そして掃除の仕方まで決まっています。我々がお借りした場所は、靴を入れる場所とスリッパを入れる場所は別になっていて、その入れる方向も決まっていました。きっとそうすることによって最小限の管理で施設を維持できるのだろうなあ・・・と思いました。

 決まりを守って綺麗に使用すればまた貸して頂けるそうですが、ルールを守れない人には貸し出ししないそうです。厳しいようですが、人件費を抑えながらこれだけの施設を維持することができない・・・分るような気もします。しかし、地域に貢献するための施設なら、地域の人を雇っても良いのではないかなあ・・・。なんて思いながら、ビシッとスリッパを揃えて帰ったオヤジでした!

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 今日の午後から夜にかけては、ライブで人命救助の映像が流れていてテレビに釘付けになった人が多いのではないでしょうか?男の子が助け出されたときには本当に感動しましたが、、残念ながらその子のお母さんは搬送先の病院で亡くなったそうです。この日記を書いている時点でも、まだ車内に取り残された長女の救出が続いていました。

 ある知人からメールが来ました。『日本にとって「有事」っていうのは自然災害のことではないかと思っています。「反戦」や「自衛隊派遣」ではない気がします。』・・・何だか心に響きました。しかし、今日の夕刊の一面トップは、イラクで人質にとられた香田さんの事件です。

 トレーナーのテストに古典的な問題があります。多量に出血している人と、呼吸困難に陥っている人のどちらを先に助けますか?回答は、窒息してしまったらすぐに死んでしまうので呼吸困難の方を先に助ける・・・となりますが、現実にはおかしな話になります。もしも、心配蘇生法を始めたら、息を吹き返すか救急隊などが到着するまで止めることはできません。そのような状況になってしまったら出血していた人は、なおざりになってしまいます。

 結局、「助けを呼ぶ!」が一番正解に近いように思いますが、どうしても一人しかいない時には、神業の速さで直接圧迫法か止血帯法で出血の処置をし、心配蘇生法を始めるしかないのでしょうか?いえ、その人達を助けることができる人に来てもらえば助けられるのではないのでしょうか?

 今この瞬間にも、特殊部隊のように訓練されたレスキューの精鋭部隊が、人命救助のために奔走していると思うとドキドキして来ます。一人でも多くの人が助かることを祈っています。(亡くなられた方々のご冥福をお祈りします)

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 思いもよらない展開から、ちょっと遅めの夕飯は、中華料理を食べました。なんと、そこでは日本の学生チャンピオンにもなったことがある卓球の選手とお話しする機会がありました。その方、実は中国から来られているのですが、やっぱり6歳から卓球を始めたそうです。それも本格的に・・・。色々な質問をしたのですが、予測通り感動症候群のオヤジは、例に漏れず感動してしまいました。しかし、そんな彼女も負けることがあるそうで、それはプレースタイルの相性が合わない選手と当たったときなんだそうです。もの凄く繊細な種目であることも再認識しちゃいました。

 確かにバレーボールの場合も、ボールに回転をかけずにスパイクを打ってくる選手の球は、非常にレシーブし難いのですが、卓球の場合はその微妙な「回転」の方向や速度が勝敗を分けるほど大きな要素になるようです。その世界では、当たり前のことなのでしょうが、そうした回転の魔術師を「カットマン」と呼ぶそうです。バレーでノー回転スパイクを打つ選手にも何か命名をしたいとしたいと思ったノー天気なオヤジですが・・・(笑)。

 さて一流選手との会話も良かったのですが、お料理の方も最高でした。そのお店は、オーナーも働いている人も中国人だそうで、まさに本場の味・・・。辛いものを頼めばはっきり辛いし、すっぱいと言われた物を頼めば「きっちりすっぱい」のが痛快な位でした!

 「本当に辛いよ!大丈夫?」と言われたラーメンは、得意のはったりで「もちろんOK!」なんて注文してしまいました。しかし心ではどんなにやせ我慢しても、身体は正直でした。口では美味しいと言っているのに、額から汗が流れ、唇はたらこ状態に!その後は、お茶を飲んでもヒリヒリしていたりして・・・。明日は、出口の周りがヒリヒリするのかなあ・・・?と思うオヤジなのでした!

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 ちょっと意外かも知れませんが、いよいよ来週開幕するXリーグのためのスポーツウエアが納品されました。意外と言うのは、意外に遅め?と言う事ですが・・・(笑)。

 今リーグのためのジャージやTシャツが、手元に届き、遠征バックの準備を始めると何とも言えない感覚になってしまいます。オヤジは一体何回目なんだろう・・・なんて思いながらも、やっぱり新しいジャージが届くと子供のように嬉しくなってしまい、でも遠征のことを考えるとドキドキしたりして・・・。やっぱり「子供オヤジ」かなあ!

 そう言えば、20年以上も前にメキシコのティワナと言う所に行った時、観光地に行く度に「1ダラ〜、1ダラ〜!」と大きな声をあげながら花を売っている「子供オヤジ」がいました。実は、この「子供オヤジ」と言う呼び方は、僕の先輩が勝手に命名したもので、子供の服を着て帽子を深くかぶって子供のフリをして花を売ろうとしている「いい歳のおっさん」達を指しています。

 そんなオッサンに騙されて花を買う奴なんかいないよね〜なんて話していたら、一緒に行ってた女の先生が「10ドル分を5ドルにしてもらったの!」と嬉しそうにでかい花束を持っていました。「・・・。」全てのコメントは控えさせていただきました(涙)。

 話は大いに脱線してしまいましたが、さすがに新品のお洋服が嬉しくて枕元に置くようなことはしませんが、それでもちょっぴり子供気分を味わったオヤジなのでした。

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 超ウルトラ珍しく(4年ぶりかも)車の屋根の水垢を一生懸命落としたら雨が降りました。やっぱりアメ車か!

 実際、屋根の高いワンボックスカーなので屋根を掃除するのはとてもおっくうで「覚悟」が必要なのです。だからついつい車高の高い車でもいける洗車機にばかり入れていて自分で掃除することはあまりありません。背中の筋肉が攣りそうになりながら頑張って磨いたのにこの冷たい雨!

 苦労の原因である車高の高さゆえに、出先でも自宅でも車庫に入れることはほとんどなく野ざらしなんです。4年越しの水垢は落としたものの横浜の黒い雨は容赦なくその天井を汚します。

 またまたノー天気な話題にしてしまいましたが、今日の冷え込み方は、この秋一番ではないのでしょうか?丁度今、この時間に新潟中越地震の被災者の皆さんがどうお過ごしかと考えるとこれ以上馬鹿なことを言ってられないですね。もちろん、イラクで射殺されていた日本人らしき人物も、この日記を書いた時点では身元が分らないそうで・・・。

 一体、この冷たい雨は、誰の涙なんだろう。チームのトレーナーとしては、この急激な温度変化で、Xリーグ開幕直前の選手達が風邪を引かないことを祈るばかりですが・・・。

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