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2004年11月1日〜11月7日


 なんとオヤジはやってしまいました。いよいよXリーグが始まる11月の一日目。世の中は20年ぶりの新札の登場や、年賀はがきの発売日として記憶に残る11月1日。今まで無事故無違反だと言っていたオヤジが、交通事故を起こしてしまいました。大ショック。

 ここでは詳細は述べられませんが、お巡りさんにも保険屋さんにも「4輪対2輪だとどうしたって4輪が悪くなる!」と断言され、4輪のバンに乗っていたオヤジが悪いと言うのです。またまた大ショック!責任の所在を追及するような質問を浴びせかけられ、どんどん落ち込んでいく自分がいました。

 ところがです。2輪を運転していた人、すなわち警察の人や保険屋さんが「被害者」とおっしゃる方は、雰囲気が違っていました。実は彼は、一般的に考えると大怪我をされているのですが、「僕は大丈夫ですよ!心配しないで下さい!お見舞いなんか来られたら追い返しますよ〜!」と笑い飛ばすような快活な方だったのです。

 今回の件は、全てが解決するまで一切事故内容を書けないのですが、2輪を運転していて怪我をされた側の方が、「僕の方も悪い点があったのですから、警察に行ってちゃんと話してきます。岩崎さんは、お仕事集中して下さい!」とおっしゃって下さった時には、涙もろいオヤジは感動してしまいました。

 実は、彼を助け起こした時に耳にある特徴を発見していました。会話の最後に尋ねてみました。「格闘技をされていましたか?」「はい、柔道を!」既に彼の言葉に感動しかかっていたオヤジは、この一言にやられてしまいました。「やっぱりスポーツマンだったか。」

 法律関係者、保険屋さん、車屋さん、そして会社の同僚にも事故後には言っちゃいけないと教えられた内容を平気でポンポン言ってる彼の姿が、その後の処罰や減点を恐れて何も言えない自分からすると男らしくて男気があって羨ましい程、輝いていました。こんな人には、別の形で出遭いたかった!

 どんなに注意していても事故をすることがあると言う事実とチームに迷惑をかけてしまった現実には胸が潰れそうに辛かったのですが、自分の有事に家族や仲間達(含む選手)が心の支えになってくれたことが死ぬほど嬉しかったオヤジでした!


 昨日の出来事を何とか忘れようと早朝からジョギングをしました。大阪の朝は早いので人の波が発生する前にと6時過ぎから走って6時半頃あるお寺の前を通りかかってビックリしました。なんとたっくさんのおじさんやおばさんがラジオ体操をされていたのです。



 東京でも似たような光景を見たことがあるのですが、ここでの人数はざっと見渡しても3桁であることは間違いありません。平均年齢もかなり高そうです。様々な人生があるんだろうなって思うとつい足が止まってしまいました。まあ紆余曲折があるのが人生なら、それをどう受け止めるかが違いを生むわけですね。良い歳の取り方をしたいものだとしみじみ思ってしまいました。

 さて今日は、明日の開幕戦が行われる大阪府立体育館で練習が行われました。こうしてセットアップされた体育館で練習するといよいよ本番なんだなあって感じがしてきます。

 いよいよ本番といえば、その感じがしてくるのも人によって偉く違うようです。体育館の壁にカウントダウンのカレンダーが貼り出された時に感じた選手もいると思いますが、やっぱりオヤジは現地入りして「さ〜!いよいよじゃ〜!」って気がしました。選手達もドキが胸々して来たかなあ〜!?


 第11回Xリーグの開幕戦が行われました。NECレッドロケッツは、大阪府立体育館で日立佐和さんと戦いました。今日は、午後1時からの試合でパイオニアさんとデンソーさんが戦い、我々の試合はスケジュールどおり午後3時からの試合となりました。

 この日記を書いている時点では、既にインターネット上のあちこちに結果は載せられており、古くからのファンであるすぎちょんさんも素敵なレポートをアップしておられます。ですからゲームの内容については多くを述べません。しかし、それにしても特質すべきは、出待ちするファンの皆さんの多いことです。

 試合の方は、3−0で勝ちましたので、通例どおり日立佐和さんの方が先に記者会見を受け、NECはその後でした。そんなわけで体育館前に待機していた専用バスは、インタビューを受けている監督や一部の選手達を待っていました。

 この画像はそのバスを取り囲んでいるファンの皆さんを車窓から撮影したものです(個人的な顔がはっきり見えるものは避けて選びました)。



 実際、オヤジは驚きました。この人気が最後まで継続するように頑張りたいと「陰ながら」思うオヤジなのでした!

P

 オヤジとしては日記に書きたい出来事がありました。今週末の試合に向けての移動では空路を取ったのですが、その際の飛行機がいわゆる「プロペラ機」だったのです。

 空港に到着し、飛行機まではバス移動・・・と言う所までは誰も知らなかったわけです。これからプロペラ機に乗る運命が待ち構えているとは・・・。飛行機を見た瞬間の選手達の表情は、選手が好きだと言う深夜番組「はねるの扉」の中で恐怖におののく松本人志さんの顔に勝るとも劣らないほど良かったです。そして誰かのコメントもオヤジには受けました。「怖い〜!」ではなく「脇汗かいちゃう〜!」・・・。吹き出しそうになるのを堪えてオナラが出そうになったオヤジでした。


これが話題のDHC8−400!Q400の愛称を持つ

 さてこの飛行機ちょっと調べてみたら凄い飛行機でした。1時間以内のフライトならジェット機にも遜色ない力を発揮するらしく、あの伝説の名飛行機YS−11の1.5倍の速度で巡航できるのだそうです。実際、びびり捲くっていた選手達も意外に快適でビックリしたのではないでしょうか?

 ちょっと失礼かも知れない話を一つ!実は今日のこのQ400を操縦されていた機長さん、外人さんだったのです。その方のご挨拶が全て日本語だったのですが、・・・一部の選手達(携帯用音楽再生機を付けていなかった選手)に受けてしまいました。素直な奴らだと思いながら、「自分が留学していた時には、きっとなまっていたんだろうなあ!」と思うと笑えないオヤジでした!


 高知のメインストリートからは、丘の上にお城が見えています。どうしても行ってみたくなって早朝のジョギングコースに組み入れてしまいました!



 こんな自分のでっかい写真を載せても誰も喜びはしないでしょうが、やっぱり自分の日記だから11月5日にこんな格好で高知城まで駆け上がったと言う事実を記録することにしました。意外にもにこやかに撮れていますが、結構きつかったです。

 僕とは別の時間に上った杉山選手も、「こうして丘の上にあるのは、敵がたどり着いたときにはばてて戦えないようにするためなあ?」と言った意味合いのコメントをしていましたが、オヤジも全く同感です。やっぱり城の設計の際には、美しさだけでなく様々な機能性を追及しているのだろうなあとしみじみ思うオヤジでした。(坂本竜馬もこの階段を上がったかなあ?)


 大阪での開幕戦では、1階席は満席でしたが、2階席に空席が多かったように思いました。しかし、ここ高知では1階も2階も満席状態になっていました。自由席の隅のほうに空いている席もありましたが、その分、入り口付近にたくさんの立ち見の人がいらっしゃったように思います。本当にすごいです。オヤジは、例によって感謝感激!

 試合の方は、フジテレビのCSでも放送があり、あちこちで速報が流れているので詳細には触れません。しかし、それにしても全日本選手の登場の時には、一段と大きな声援です。やっぱりテレビの影響って凄いなあと思いつつ、他の選手も皆頑張っているので応援してねっ・・・なんて思ったオヤジでした。

 実は、試合前に「大変なことになってしまった人」がおられることを知りました。昨シーズンの八尾大会(2004年2月)で試合会場でサーブが顔に当たり、その影響で視力が低下、ムチ打ちとなり頚椎ヘルニアも出ているという人です。その時には、目から血も出たそうです!

 こんな大変なこと、どうしてその会場にいたのに気付かなかったのかトレーナーとしてはショックでした。このような事故に関しては、会場で入っている保険が適用されるのだそうですが、そんなことってあるんだと言うのも驚きでした!

 先日NECで行われた公開練習でも、ええおっさんが必死で球拾いをしていたのですが、それが結構観客の方に受けたり、逆にボールに触りたい人からはブーイングをいただいたりしています。しかし、飛び込んだ球で怪我をされる方もいらっしゃると言う事で頑張っているのです。頑張っていますが、全てのボールをゲットすることは困難です。特に一度に複数の選手が打つサーブ練習の時が一番難しいのです。

 思い起こせば僕も小学校の頃、徳山市民体育館でプロレスを観戦中、リングから落ちてきたグレート小鹿選手の足が当たって感激したことがあります。怪我はしませんでしたが、かぶりつきの臨場感は今でも忘れません。だから最前列での観戦をされたい気持ちは良く分ります。我々も球拾い頑張りますが、コートに近い席がゲットできた皆様!試合前の練習中から反射神経のスイッチはオンにしてご覧下さい。

 この場を借りて、怪我をされた方の一日も早いご回復をお祈りし、お見舞い申し上げます。


 とても温かい日となった高知の2戦目、対戦相手は昨年一度は負けているシーガルズさんでした。その悪いイメージが残っていたのか、シーガルズさん得意の素早いコンビネーションからのタッチ攻撃に翻弄され1セット目は落としてしまいました。しかし、その敗れた1セット目の後半、24−19からの4連続得点で「ひょっとしたら…!」と思わせるほどのリズムをつかんでからの赤ロケは、何かの呪縛から解き放たれたように快進撃を始めました!なんと2セット目以降を13、16、14点と一方的な試合展開で勝利することができました。



 画像は、スパイク決定率66.7%、そしてサーブレシーブの返球率も96%と、攻守ともに大活躍だった仁木選手!と言っても、この写真が撮影されたのは昨日の対東レ戦で、今日は黒のユニフォームだったのですが(笑)。

 それにしても今日の会場も超満員でした。僕の知人も残念ながら立ち見だったそうです。本当に申し訳ない!しかし、こうして会場に足を運んで下さるファンの皆様が大幅に増えたのは、やっぱりオリンピックやテレビの影響なんでしょうか?これからは、皆様にリピーターになっていただけるような素敵な試合ができるように頑張ろうとスタッフの一員として身が引き締まる思いのオヤジでした!

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