2005年1月10日〜年1月16日

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 早朝から美容室がにぎわっている様子でした。朝の7時だと言うのに既にメイクもセットも終え、振袖姿の女性が歩いていました。そう、今日は成人の日、我々が宿泊していた博多の近くでも成人式が行われたのでしょうね。もちろん、我々は飯塚にて3連戦の3日目、武富士バンブーさんとの対戦でした!

 結果は既に多くの人がご存知のように何と1−3で負けてしまいました。いや〜、素直に疲れました。やっぱり同じような試合をしても勝つと負けるとでは疲労感が違うように思うのは、自分だけではないと思います。これ以上は、この話題に触れたくないのも真実だったりして(涙)。

 思えば、今日は普段やらないことをしてしまいました。早朝に選手とランニングをするのは日常的に行っていることですが、今日の場合はホテルにおいてあった「お勧め散策コース」を走ったのです。散策コースと言うくらいですから、史跡名所を巡るルートになっていて神社仏閣がたくさん含まれていました。

 比較的走るのが得意な某選手と一緒だったので2時間コースを選択し、30分で走破してしまいました。12箇所のポイントの締めくくりは有名な住吉神社で、そこからホテルまではダッシュしました。

 と「走ること」以外は、何も考えずにたくさんのお寺や神社を回って来たのですが、今、こうして考え直すとそれがまずかったのかなって・・・。だってお参りもせず、お賽銭もなしでたくさんの神様の前を通過してきたのですから・・・。信心深いほうではありませんが、それでもやっぱり失礼なことをしたのではないかとちょっと後悔。今日の試合で「運」が掴めなかった・・・どころか見放されたようなアンラッキーが続いたのは、「日頃の行い」ならぬ。「今朝の行い」が悪かったのかなあ・・・ってオヤジは勝手に反省をしているわけです。

 この日記にこんなことを書いてしまいましたが、関わっている人間は皆、それぞれに強い「愛着」や「思い」、そして「ジンクス」を持っているんだと・・・聞き流してくださいな。同じように強い思いで応援をしていただいた皆さん、本当にごめんなさい。そしてありがとうございます。これからも赤ロケを見捨てないで応援して下さいね。

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 何かのテレビ番組でゴルフの丸山選手と、ヤンキーズの松井選手が対談をしておられました。お二人ともアメリカを拠点にしてグローバルな活躍をされている超一流のプロ選手だけあって、ためになるお話の宝庫でした。

 そんな中でコーヒーのお話が出てきました。本当に突き詰めればコーヒーにはカフェインが入っており、利尿作用が強いのでスポーツ選手にはお勧めではないのですが、実はオヤジも大好きで何だかホッとしました。それでも痙攣傾向が強い選手には控えるように言わなければならない立場なのですが(涙)。

 まあ、そんあことはさておき、その番組の中で丸山選手がアメリカのコーヒーは、薄くてただの黒い水のケースが多いのであるチェーン店の濃いコーヒーをいつも探しているとおっしゃっていました。松井選手も、自分で買いに出ることは少ないのですが、その同じコーヒーチェーンのコーヒーを買ってきてもらってるそうです。確かに、松井選手が、ニューヨークのダウンタウンの「○タバ」に現れたらパニックになりますね(笑)。

 何だかNHKのその番組でお店の名前を伏せていたことから僕も真似して半分伏せてしまいましたが、この日記でも何度か登場しているスタバのコーヒーは、確かにはっきりとした味と香りがあります。薄味の黒い水ではありません。しかし、僕が留学していた当時に飲んでいたコーヒーは、すっごく薄味でした。お茶がわりにガブガブ飲んでいた記憶があります。そして僕の家の近所のファミリーレストランでは、アメリカンコーヒーと言うとやっぱり薄味のものが出てきます。

 そこでオヤジは疑問を感じました。今やアメリカのどこの町に行っても見つけられるコーヒーのチェーン店。ショッピング・モールでは確実に発見できるお店です。そしてそのライバル・チェーンも台頭して来ています。ハンバーガーの専門店でさえ、美味しいコーヒーにこだわり始めています。広く一般の人達も、あのはっきりした味とコクと香りを求めるようになった証拠ですよね。そうなった今も、アメリカン・コーヒーって薄味コーヒーのことなのでしょうか?と、赤ロケのタンブラーで濃い味のコーヒーを飲みながら考えるオヤジでした!

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 妻の知り合いの方々の中にも、僕の「オヤジの日記」を読んでいる人がいるそうです。その影響か、僕の妻も読むようになったようです。たぶん昔は読んでいなかったと思うのですが・・・(ねっ!)

 だからと言って話の切り口を急に変えるわけにはいかないし、読んでるよって声をかけていただいたいる人にも申し訳ないのですが、僕の狭い世界での見聞きする話に限定されているのでどうしてもカッコ良い内容はあり得ないんですよね(涙)。

 そんな狭い世界で生きていますが、今日はちょっと珍しい出来事がありました。夕方、練習が終わった後で出版社の方とお会いしたのです。実は、色々な雑誌や本で原稿も書いていますのでたまに出版者の方とお会いすることもあるのですが、リーグ中は僕の方が時間が取れなくて、中々実現しません。でも今日は、わざわざ僕の都合に合わせた場所と時間に来ていただくと言う「ウルトラわがまま」を聞いて下さってお会いできたわけです。

 僕の方は、普通に練習後の格好でしたからカジュアルなスタイルでしたが、出版社の方々はビシッとネクタイをして来られて・・・。この時点から、世間知らずのクソオヤジになり下がった感じですが(涙)。

 で、実は、僕のトレーナーのコーナーの書籍紹介でも取り上げている10年以上も前に僕が翻訳した「トレーナーズ・バイブル」のお話だったのです。この本は、専門書なのでとても高価で普通の本屋さんで取り扱っているようなものではないのですが、「古い」と言われながらも今でも売れているのだそうです。

 でも、翻訳の元になった方の原著は、既に何度も版を重ねて内容も更新されているのです。そこで一番の最新刊を翻訳しませんか?と言うお話でした。この本は、僕にとっても勉強になるし、直接関わっている専門分野なのでこちらからお願いしたいくらいの素敵なオファーです。しかしながら、問題は、僕にその作業をするだけの能力と時間があるか・・・と言う点!

 まあ、移動中には本を読んだり「ゴルゴ13」を楽しんだりする時間はあるわけですから、その辺の時間と・・・そしてネット・サーフィンを削れば不可能でもないかなあ・・・。で、自分の時間を削ってもやる価値があるよなあ・・・。なんてグチグチ言いながら、やっぱり頑張っちゃいそうですね。なんてたって「トレーナーズ・バイブル」ですから・・・。

 大変そうですがワクワクするお話ですから、「よ〜し頑張るべ」なんて思いながら帰宅したら・・・、警察から違反者講習通知書が届いていました。う、う、う、・・・夢を語っていたら、いつの間にか現実に引き戻されるオヤジなのでした(号泣)。

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 正月明けにちょっと珍しい差し入れを頂きました。ウエット綿棒というものです。普通の綿棒との違いは、綿の部分が消毒液のようなもので濡らしてある事で、その為かアルミみたいな素材で一本一本が包装されているのも特徴です。選手だけでなく僕にも頂けたので「何かの時に使えるかも!」なんて思ったトレーナーは、テーピングなどが置いてあるキャビネに入れたのでした。

 さて、選手はテーピングのために早朝からトレーナー室にやってきますが、昼休みにもちょっと休憩やアイシングなどの基本的な治療のために来ることもあります。今日は、そんな中で座ったままでうたた寝をしている選手がいました。

 その選手が原因だったのか、別の事からその話題になったのか、ちょっと定かではありませんが、何だか集まっていた選手達が「よだれ」の話を始めました。私は、こんな時によだれを垂らしちゃった・・・とか、こんな時に垂らした人を見たことがあるとか・・・。それを聞きながら、「ある、ある。それ、ある。」な〜んて盛り上がっていました。実はオヤジも、新幹線で爆睡していて思わず垂らしてしまったことがあります。やばっ!なんてすぐに目を覚ましたりして・・・。

 まあ、選手の話も最初のうちは、うたた寝をしていた時が中心でしたが、そのうち、何かに集中している時・・・なんて話も出てきて「エー!それはないでしょー!」みたいな・・・例えば一心不乱に本を読んでいて・・・とか!でも、最大集中で漫画を読んでいたらあるかも・・・なんて!どう考えても起きてる時に垂らしたらやばいでしょって!!

 この話題、結構笑えるけど、選手の名誉のために日記に書くのは止めておこうなんて思いながら聞いていたオヤジでした。で、笑いすぎて頬の筋肉が疲れ、何となく耳がかゆくなったオヤジ。例のウエット綿棒でちょっとお耳の掃除。乾いた綿棒とはちょっと違う、この感覚・・・中々気持ちが良いもんだなあ〜なんて、目を閉じてしみじみコキコキしてたら、テロッとよだれが垂れそうになっちゃいました〜。げげげっ!やばっ!僕の場合は、「オヤジ化現象」と言われちゃうかも(号泣)。

PS.この話題を書いていたら綿棒使いたくなっちゃった・・・と言うことは読んだ人の中にもそうなっちゃう人がいるのかなあ??としみじみ思うオヤジでした。

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 トレーニングの中で昔懐かしい遊びを取り入れることがあります。今日もランニング系のトレーニングの合間に「フルーツバスケット」と言うゲームをしました。普通は椅子を利用しますが、体育館をいっぱいに広く使ってランニングトレーニングの一環として行ったのでコーンを利用しました。ルールはほぼ通常通りですが、「オニ」に3回なったら腕立て伏せが課せられるところが、ちょっと遊びにはないところでしょうか(笑)。ルールが分からない人のためにちょっと注釈!

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フルーツバスケット
 まず参加者をいくつかのグループに分け、それぞれのグループにフルーツの名前をつける。次に参加人数よりも1つ少ない椅子を用意する。椅子は円周状に配置し内側を向かせる。オニを1人決定し、それ以外の参加者は椅子に着席する(オニは配置した椅子の円の中心で待機する)。
1.オニはフルーツ名、または任意の項目を参加者に問い合わせる(例:服の色、男女、血液型、出身地、など)。
2.該当した人(またはグループ)は即座に席を立ち、他の椅子に着席する(同じ椅子には戻れない。オニもこのタイミングでどこかの椅子に着席する)。
3.座れなかった者が次のオニとなり、この1〜3のルーチンでゲームは展開される。
 ただし、オニが”フルーツバスケット”と叫んだときは全員移動しなければならない(ただし両隣りはダメ)。また、オニの質問に対して該当する者がいない場合、もう一度オニになる。
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 で、罰をしたくないので結構本気モードで走り、楽しみながらもトレーニングになるのですが、オニになった時の「選択肢」にも性格が出てきます。たまたま参加したオヤジを落とし入れようと「頭が60cm以上の人ー!」とか「男の人ー!」とか言って・・・。それで誰かが「小学校の時からバレーをしている人ー!」って言ったら、空いている席を求めて走り回っている佐々木マネージャーがいて・・・「お前、小学からやってたんかー!」って(笑)。

 「B型の人ー!」で選手の中では大貫選手だけがB型だったことを再確認。昔はB型だらけだったNECも変わったもんだとちょっとビックリでした。それで誰だったか「可愛い人ー!」って叫んだら、「あ、私だー!」って走り出したのはなんと一人だけ・・・。たぶん、み〜んな自分のこと可愛いと思っているであろうに、この状況の中で素直に飛び出したのはキャプテンだけ!オヤジは、何だかつぼにはまってしまい、大笑い!気付いたら他の選手達も、「どうしよう〜!」なんて走り回っている高橋選手に大受けしたようで、かなりの腹筋運動にもなってしまいました!

 その後、計算高くなってしまった選手達は、「バレーボール大好きな人〜!」なんて質問では誰も動かず、思わず飛び出したオヤジがオニになってしまったのでした(号泣)。

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 いやいや寒かった。天気予報でも寒くなると言ってましたが、天気予報で言ってるほどではなくて助かりました。だって天気予報では、関東の平野部でも雪になると言っていたのですから・・・。確かに冷たい雨が降り続いていましたが(涙)。

 今週のニュースを賑やかしていたのは、もちろんスマトラ沖の大地震と津波の大惨事、そして偽札事件、で・・・新潟の大地震で被害があった地域の大雪のニュースや、アメリカの大寒波・・・。と言う訳で自然災害の報道が多い中、偽札事件が何だかネガティブな波動を出しているような気がします。

 やっぱりニュースは良いことを取り上げて欲しいよね。って選手達と話しました。そう言えば、「良いことばかりを取り上げた雑誌を出したらどうなるのでしょう」ってある出版社の人に話したことがあります。そしたら、女性誌や写真週刊誌に代表されるように、人のゴシップや不幸を取り上げた方が売れるのだそうで・・・。何だかひどいよな・・・って思ってしまったオヤジでした。

 どうせならどれだけの人が被災地でボランティアとして頑張っているとか、誰がどれだけの義援金を出したとか・・・。ついでに臨時国会でも開いて義援金や寄付に関しては全額税金の控除の対象にする!なんてビックリするような法案でも通してくれたら、悪いことの模倣犯ではなくて、良いことの連鎖反応が起きないものかと思うオヤジなのでした。

 けれども現実の問題は、今日の雨。そして寒さ。何故かオヤジの前歯はうずいていて、九州遠征からちょっと調子が悪い鼻炎との相乗効果なのか、頬骨のちょっとしたあたりが歩くたびにズキズキしていて・・・寒いせいかな??これって万歩計より繊細かな?な〜んて感心している場合ではないのですが・・・。

 今回は、自分の小さな不幸は棚に上げて、冥福や復興を「祈る」だけでなく、コンビニのお釣りだけでも募金箱に入れようと「ささやかな行動」を誓うオヤジなのでした。

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