2005年3月14日〜3月20日

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 オヤジの日記のインデックスは、カレンダー形式になっていますが、かねてより二つの点で悩みがあります。

 まず一つ目は、このインデックスの部分をフレームにして日記と連動させることです。実は、これは以前の日記の時にはしてたのですが、リンクのボタンがどんどん増えていくとファイルとして重くなってしまい、モバイル環境でサイトの更新をしているオヤジにとっては、荷が重かったので別々のページにしてしまいました。

 もう一つは、カレンダーそのものについてです。どこかで誰かが書いているのを読んだことがあるのですが、カレンダーの一番左側に日曜日があるのはおかしい!ってことです。自分の家にあるいくつかのカレンダーも全部、右側に日曜日からあり、週は日曜日から始まるような感じです。

 でも、実生活の中では、何故か月曜日から始まる感覚が強く、日曜日でその週が終わるように感じます。実際、Vリーグで全国を歩いていても、やっぱり月曜日の朝が「始まり」な感じで、練習をし遠征に出かけ週末に試合をして帰ってくるサイクルが日曜日に完結しています。

 まあ、突然、中途半端なタイミングで日記のインデックスが変わっても変な感じがするので、4月からちょっとずらしてみようかなって思いました。

 自分のサイトは、あまりいじっていない部分がもの凄くたくさんあります。気が向いた時に突然、書き換えたりしているので自分でも忘れてしまっていることがたくさんあります。たまに自分のサイトをサーフィンしてて、「こんなこと書いてる!」な〜んてビックリしているボケボケなオヤジなのでした!

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 昨日何気なくBSを見ていたら、地方のNHKをつなぐ列島ニュースをしていて、なんと山形放送局では『決戦直前のパイオニア・レッドウイングス』を紹介していました!とても元気そうに練習している姿が映し出されていましたよ。セミファイナルでトラブルに見舞われたフールマン選手も、普通にスパイクをボッカボカ打ち込んでいました。

 どこで読んだか忘れましたが、赤ロケとパイオニアさんの対決のうち1レグと2レグは五分、3レグはパイオニアさんが決勝ラウンド進出決定後でセミファイナルは決定戦進出決定後だったために参考にならないと書いてありました。ん〜、なるほど。パイオニアさんは、本気で戦うことができなかった・・・と言うことなんでしょうか?

 と言う訳で、いっつも本気で戦っている赤ロケと、今度こそ本気のパイオニアさんの対決が、今週末に実現するわけですね。そういう風に考えるとドキドキしてしまいますが、「持てる力を出し切るだけ!」と考えると少し気が楽になります。自分自身が100%の力を出し切って、結果は後からついてくる。そのイメージだったら、描き易いわけです。

 チャレンジの世界には、自分でコントロールできない部分がありますよね。「勝負」の世界は、相手があることですから、必ずどちらかのチームが勝ち、そして一方が負けるわけです。勝敗をはっきりさせない冒険や記録への挑戦は、「できるかできないか」の二つに分けられます。でも、競技スポーツの場合は、どちらかが勝つまで、つまり決着がつくまで戦うことになってる。辛いけどそれが運命なら、運さえも味方につくくらいに頑張るしかないって、誰かが言ってました。

 そして同じ戦うなら、「お互い万全の状態で戦いたい!」って思うオヤジなのでした!やっぱりお互い言い訳は良くない訳ですから・・・(笑)。

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 早朝勉強会の参加人数が少々減ってきたように思います。やっぱり大学が春休みに入ると帰省したり、合宿で遠出する学生さんが多いようです。実際、自分が大学生だった頃も、春休みに限らず、長期休暇の際には、試合や合宿で出かけていたような気がします。

 それでも熱心に参加してくださる方々がいるので止められない勉強会ですが、実は1年近くお休みしていたんです。これまでにも場所や、曜日、時間が変わったりしていましたが、今回復活してからは、基本的に日本体育大学の深沢校舎で毎週水曜日の朝6:45から約1時間行っています。良かったらちょっと覗きに来て下さいね!

 この時間に勉強会をすると真冬の間は、ほとんど真っ暗のうちに家を出ないと間に合いません。今は春になり、僕の場合は、十分に明るい時間帯に出かけても間に合うのですが、常連さんの中には、越谷の方から来られている方もおられ今の季節でも真っ暗のうちから動き出されているようです???本当に頭が下がる思いがします。

 さて今週末は、いよいよVリーグの決勝戦。その直前の勉強会は、実際にできるのかどうかって考えもありましたが、今回は遠征ではなく、地元での開催と言うこともあり、いつも通りに実施しました。「地元」と言えば、決勝戦で対戦するパイオニアさんにとっては、大いに「遠征」になる訳で申し訳ない気もしますが、それも運命と言うことで・・・。

 考えようによっては、地元で開催されるのに出ることができなかったらどんな感じだったか・・・と言う話も・・・想像したくもないですし、自分達の町で東北と関西のチームが決勝戦・・・なんてやっぱりイメージできないし・・・。

 大事な週末だからこそ、いつも通りにしっかり勉強会に参加したオヤジなのでした(笑)。

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 とどろきアリーナでの練習が行われました。ここの体育館は、かなり決まりが細かくて厳しいことで有名です。以前、練習試合でお借りしたことがあるのですが、その時も、非常に細かな制限や取り扱いの注意などがあってマネージャーは結構大変な思いをしたようです。例えば、「床に直接荷物を置いたら行けない」とか・・・。だからバッグを置くにも専用のシートを敷かなければなりません!

 しかし、今回はVリーグが借り切って、我々は出場チームとして来た訳です。会場の設営も終わった状態のとどろきアリーナは、とても立派で使い易く、バレーボールを行うには最適の体育館だと思いました!何だか何もない時とは、同じ体育館とは思えないほどの変わりようにびっくりしてしまいました!噂では、この会場の設営に超高級国産車が一台買えるほどお金がかかるそうですが(激驚)。アメリカの体育館のように引き出し式の観客席に変えた方がうんと安そうですが(笑)。

 会場での練習は、まあまあでした。内定選手達も来てくれているので普段の練習のようにトレーナーや総監督が球拾いで走り回ることもなく円滑に練習は進みました。選手達も、早く試合をしたいような様子で・・・(笑)。

 できるなら明日からの2日間で優勝を決め、多くの関係者の皆さんやファンの皆さんと感動をシェアできたら良いなあ〜。この体育館で胴上げができたら良いな〜!としみじみ思ったオヤジなのでした!

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 決勝戦、初日の朝は、いつも通りにジョギングからスタートしました。何だか勝手に「走った日は勝てる!」と言うジンクスが作られていて、勝利のためのステップ1として走っちゃいました。

 会場には昼前から入り、割り当ての練習時間をきっちり使って本会場で練習しました。この「割り当て」と言うのは、試合開始時間の40分前には、両チームの1時間半ずつの練習が行えるように主催者側が準備している練習時間帯のことです。レギュラーラウンドでは、前回リーグの順位順に練習の割り当てを使っていました。今回の決勝戦では、セミファイナルの順位をベースにしたので、NECが先に練習と言うことで11時20分頃から練習しました!

 とても気合も入っているし、チームも明るいので今日はやってくれるだろうと練習の時点から思っていました。そして、その予測通り、試合の方は、NECらしさもたくさん飛び出し、セットカウント3−0で勝つことができました。逆に、パイオニアさんの方は、パイオニアさんの最大の特徴である高さがあまり出ていなかったような気がしました。スタメンが吉原選手でなく、嶋崎選手だったことも、フールマン選手の太もものテーピング&サポーターも気になりました。

 結果は、皆さんのご存知の通りとなりましたが、こうなると怖いのは、「心」ですよね。こちらサイドの「心」がどう変化するかと言うことに加えて、パイオニアさんの「心」がどう変化すると言うことですよね。思えば赤ロケは、今リーグでも何度か追い詰められています。セミファイナルでも、初日に負けたことにより、二日目も三日目も背水の陣でした。

 それに対してパイオニアさんは、今リーグに入ってから崖っぷちに追い込まれたことがなかったわけです。しかし、今日の負けによって遂に後がなくなりました。こうなると強いんですよね。状況によって作られる「本気」は、「火事場の馬鹿力的パワー」を出します。実際、我々赤ロケは、そんな場面に遭遇して来ました。明日は、今日のような訳には行かないでしょう!勝って兜の緒を締めよって・・・話しました!

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 ちゃんと早朝ランニングしてきたのに負けちゃいました。やっぱり僕のジンクスは、チームの勝敗には関係ないことを実感してしまいました。いつものように赤いパンツも履いていたし、ポケットには白いハンカチを入れ、その他の細かなジンクスも完璧に行って試合に臨んだのですが・・・(残念)。

 会場には、本当に多くのNECを応援していただいている皆さんに集まっていただき、大声援をいただいたのですが、今日のパイオニアさんは本当に強かった。フールマン選手も佐々木選手も凄かった!吉原選手ももの凄く気合いが入っていた。もちろんNECも昨日よりも、もっと頑張ろうと控え室で気合いを入れ直して臨んだ試合だったのですが・・・。

 パイオニアさんは、本会場の割り当ての時間を無視してサブ体育館で早朝から練習したようです。それも2時間半もハードに練習していたとの情報が入りました。また、夕べも相当遅くまでミーティングをしていたそうです!やっぱり昨日の予測通り、今季初の崖っぷちはパイオニアさんの潜在能力を引き出したようです。

 NECの方だって、そんなことを望んでいたわけではありません。今季最後のゲームにすべく、気合いを入れてました。僕がテーピングを巻く時も、これが第11回Vリーグの最後のテーピング!なんて言って巻いてました(笑)。選手達も必死で戦っていたように思います。しかし、思うように行かない位にプレッシャーをかけられてしまいました。

 ベンチでPCにデータを入力しながら見ているオヤジからすると「高さのパイオニア」と言うよりも「フェイントのパイオニア」の方が正解ではないかと思う位に、効果的に多数のフェイントを決められてしまいました。こちらの足が動いていなかったと言うよりも、こちらのディフェンスを徹底的に研究して狙って来たって感じです。

 さぁて!いよいよ明日、決戦です。お互いが「これしかない」って状況に追い込まれたわけですから、やっと五分!ガチンコ勝負です。頑張りますよ!今年の赤ロケ!

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優勝しました!
 本当に皆さんのおかげです。支えて下さったファンの皆さん、関係者の方々、会社の皆さん、そしてもちろん選手のご家族の方々・・・赤ロケは、皆さんのご支援と応援によって優勝することができました。

 今日の試合では、仁木選手がMVPを受賞しました。仁木選手は、一昨年の第9回Vリーグでスタメン出場をし、優勝決定戦ではマッチポイントを取った選手です。しかし、昨年は栗原選手が基本的にスタメン出場し、後出で大活躍していたのですが、リーグ中盤で大きな怪我をしてほとんど出ることができませんでした。その仁木選手が、色々な苦難を乗り越えて大活躍しMVPを取ったのは最高に嬉しいです!

 新人賞には、河村選手が選ばれ、ベスト6に仁木選手、大貫選手が選ばれました。

 しかし、オヤジの日記的には、全ての選手に特別賞を授与したいと思います。高橋選手には、ベスト・キャプテン賞。本当に個性豊かなチームをまとめて来ました!ミーティングでの高橋選手のコメントは皆さんにも聞いてもらいたいほどです!

 杉山選手には、ベスト・ブロック賞。決勝戦での7本のブロックは凄かった!そして大友選手には、ベスト・ファイター賞。燃えた時の顔が恐い選手も多いのですが、大友選手が燃えるとカッコいいでしょう?オヤジ間違ってますか?更に有田佳織選手には、ベスト・ディッグ賞。ディッグと言うのは、いわゆるレシーブのことです。本当に走り回って拾い捲りました。

 これでスタメンしていた7人の名前がでましたが、他の選手達も本当に頑張りました。松崎選手のタイムリーなブロックは記憶に残っているし、中村選手のスーパーレシーブもあった!有田沙織選手の復活はそれだけでも感動的でした。梅尾選手は、いつもチームを盛り上げてくれたし、栗田選手、渡邊選手、そして前田選手もチーム支え、勝利に大きく貢献してくれました。みんなにベスト・サブ賞を授与したいと思います!

 みんなの我儘を受け止めてくれる佐々木マネには、ベスト・マネージャー賞、そしてトレーナーの飯村さんには、ベスト・トレーナー賞ですね。オヤジは、最終日に食あたりで何も食べれず、しかも胴上げで倒れそうになったので今年は懺悔の部屋に入ることにします(反省)。

 本当に皆さん、長い期間お疲れ様でした。そしてありがとう!多くの皆さんと感動をシェアできたことが一番嬉しいです!

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