2003年9月25日 朝6:45〜8:00 日本体育大学 深沢校舎 ミーティングルーム1 (参加者わずかに4名) 1. 講演会のお知らせ NPO法人スポーツインキュベーションシステムが9月28日(日)にかながわ県民活動サポートセンターで第一回目のセミナーを開催するというお知らせでした。(この講習会は、予定通り行われ大成功だったそうです!) 2. エネルギーの消耗度 何度か前の勉強会で、話題となった、人をケアするときに相手によってエネルギーの消耗度(疲労度)が違うということの続報でした。 サッカーに関わって長い鍼灸のトレーナーに聞いたところ、「若い頃は確かに疲れていました。でもそれは気のもちよう、受け止め方だと思います。今はむしろ元気になります。」とのことでした。 3. リハビリの目標 今回の話題2のトレーナーが「我々はケガを治すわけではなく、流れがスムーズなるように導いている(手助けをしている)」ともいっていました。 まさにそうだと思います。リハビリもケガをした前の状態に戻すのではなく、本来あるべき状態にもっていくことが目標なのです。ただし、それには本人自身の意識の高さが伴わない限り絶対に目標通りにはならないのです。そんなわけでトレーナーは、単調で面白くないリハビリのメニューでも「面白そう」「楽しそう」と思えるようなものにする工夫も必要だと思います。 4. ACLの断裂後 何年も前にACL(前十字靭帯)を断裂した人がいます。再建手術はしていませんが、現在普通に生活していて、普通に歩いています。時々痛みがあるそうなのですが、それ以外は問題ありません。サーフィンも時々しているそうです。そのような状態で大丈夫なのでしょうか。という質問でした。 いくつかの条件がありますが、今回の場合はそのままでも問題ないと思います。逆に手術すると癒着が起こり、予後が良くない場合もあるのです。日常生活が問題なく過ごせ、ある程度スポーツができるのであればドクターもあえてメスを入れないのかも知れません。 運動をしたりして酷使したときには、ちゃんとアフターケアをしたり、たまにはいたわってあげることを忘れないで下さい。ACLの断裂をされているのであれば大腿四頭筋、特に内側広筋を常日頃から鍛えておいて下さい。 ACLの手術ですが、膝蓋靭帯を使う方法、半腱様筋、人工靭帯、腸脛靭帯を使う方法などいろいろあります。何を使うかは流行と、その先生の好みがあるのでいろいろです。 5. 多血症 多血症と診断された人がいます。週に2回くらい運動しているのですが、時々皮膚に湿疹ができたりします。そういう人が運動してもよいのでしょうか。という質問でした。 すごく細かな血液検査をしてドクターと相談することが必要だと思います。何かが起こるときには必ず原因があるはずです。 例えば遺伝、食べ物、その他のライフスタイル、シャンプー、石鹸などです。現在はいろいろなものにいろいろな化学物質が入っているので、反応する何かがあるのかもしれません。 |