2 of 5 Standard (Industrial 2 of 5)

 2 of 5 Standardについてはあまり知りませんが、インターリブド2of5のベースになったバーコードということで説明をしておきます。

1.バーとスペースの基礎知識

 2of5バーコードは、幅が狭いバーと幅が広いバーとそれらを分けるスペースで構成されています。 幅が狭いバーをナローバー(細バー)と呼び、幅が広いバーをワイドバー(太バー)と呼びます。 ナローバーはバイナリーコードの0(zero)を表し、ワイドバーはバイナリーコードの1(one)を表します。 1文字は、5つのバーとそれらを分ける4つのスペースと最後のバーに続くスペース(キャラクタギャップ)で構成されています。 スペースの幅は、ナローバーと同じです。5本のバーのうち2本(2of5)がワイドバーになっています。

  1種類のスペース  2種類のバー

 ナロー(細)バーとワイド(太)バーの比率が2倍〜3倍であれば規格内です。
標準的には、

  低密度 : ナロー幅=0.40mm 比率2.5倍
  中密度 : ナロー幅=0.26mm 比率2.5倍
  高密度 : ナロー幅=0.19mm 比率2.25倍

のようですが、当ホームページでは、比率2倍の幅で作成しています。特に問題なく読み込めています。

 要するに、1文字は5ビットで表現されており、0と1をナロー(細)バーとワイド(太)バーに置き換えればよいのです。 キャラクターセットは、数字(0-9)のみです。 例として、バイナリーコードで「00110」と定義されている数字の「0」のバーとスペースの組合せは以下のようになります。

2.2 of 5 Standardの構成

   
   0123456789

 バーとスペースの基本構成は以下の通りです。

Left
Light
Margin
Start
Code
Data
Field
Stop
Code
Right
Light
Margin

Left Light Marginスペース幅の10倍以上のスペースが必要です。
Start Codeスタートコード、「110」と表現する。
Data Fieldデータフィールドは可変長です。文字コードは下記参照。
Stop Codeストップコード、「101」と表現する。
Right Light Marginスペース幅の10倍以上のスペースが必要です。

文字コード表

文字5-bit Code









00110
10001
01001
11000
00101
10100
01100
00011
10010
01010

 当ホームページで作成される2 of 5 Standardの文字コード表をバーとスペースで表すと下記の通りとなります。 すべて先頭にナロー幅のスペースを付けています。(上では、後ろにスペースを付けると説明しています。)





スタート
コード
ストップ
コード