健全で建設的な怒りと、不健全で破壊的な怒りの違い

健全で建設的な怒りの特徴
不健全で破壊的な怒りの特徴
自分の怒りの感情を上手に表現できる。 自分の感情を隠して不機嫌になる(受け身の攻撃)か、他人を非難して攻撃する(積極的な攻撃)。
賛成はしていなくとも、相手の視点から世界を見ることができる。 自分を弁護して、相手の言っていることには何の根拠もないと言い張る。
かなりの怒りを感じているにも関わらず、相手に対する敬意を失っていない。 相手は軽蔑すべき、罰を受けて当然の人間だと思う。相手を見下したような態度をとっている。
生産的に問題を解決しようと努める。 自分は犠牲者で、もう救いようがない、とあきらめている。
今後に生かしていくために、その状況から学ぼうという姿勢がある。 何も新しいことを学ぼうとしない。自分の見方が完全に正しいと感じている。
最終的に怒るのをやめ、再び幸せを感じられるようになる。 怒りが半ば慢性化しており、怒るのをやめようとしない。
どうしてその問題が生じたのか、自分に悪いところはなかったか考えてみる。 自分は罪のない犠牲者だと思っているので、相手ばかり非難する。
自分にも相手にも、納得できる政党な考えと感情がある、と考えている。 自分には非がなく、悪いのは全部相手だと主張する。自分の側に真実と正当性があると信じて疑わない。
相手との関わりが大きくなる。自分の目標は、相手とより親しくなれたと感じることである。 相手を避けたり拒否したりする。相手を価値のない人間だと考えている。
10 どちらかが苦しい思いをしないように、両者とも納得する解決策を探している。 10 自分が相手と戦っている、または競争しているような気がする。一方が勝てば、もう片方が負けだと考えている。
「自分を愛する10日間プログラム」(デイビッド・D・バーンズ著/ダイヤモンド社)より