怒れる騎士はヒューリー憑きか?
GM | : | では急いでいる君達は、そのまま出発いたします。 |
クロウ | : | 早く行こう。 |
GM | : | 君達はてくてくと歩いていくわけです。 |
ボーデル | : | そして何事もなく夜に。 |
GM | : | そう。何事もなく夜になるわけです。 |
アーティ | : | うわぁっ、こけたぁ(笑)。 |
クロウ | : | (無視)本当に何も起きないの? |
GM | : | うん。食料を3食分消費してくれ。 |
ボーデル | : | もはや減らしてある(笑)。 |
GM | : | では初日の夜ですが。 |
クロウ | : | 見張り番を決めよう! サイコロで低い目が出た人順でどう? |
ボーデル | : | アーティ一人で立たせても意味が無いと思う。 |
アーティ | : | そうね(笑)(←シーフ・レンジャー共になし。夜目も利かない)。 |
サンドロ | : | じゃあタールとコンビを組ませろよ。 |
アーティ | : | いやそれ意味無いから(笑)。 |
GM | : | 犠牲者が1人増えるだけだ(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 彼は戦力にならないし、客だからな。寝ててもらおう。 |
サンドロ | : | ボーデルは夜目が利くし、お前ならいざ1対1でも何とかなるよ(笑)。 |
クロウ | : | じゃあボーデルさん1人でよろしく~。 |
ボーデル | : | しかたないのぅ。先攻後攻どっちが良い? |
クロウ | : | じゃあ先。 |
GM | : | では先行の方。代表者がダイスを振ってください。 |
クロウ | : | あたし?(コロコロ)『4』。 |
GM | : | では何事も起こらなかった。では翌朝です。 |
ボーデル | : | 「眠いのぅ。」 と言いながら起きる。 |
GM | : | あれ? 朝の時点で後番のお前が寝てて良いのか?(一同笑う)。 |
見張りの意味、まるでなし。 | ||
ボーデル | : | ワシらは一直線に村に向かうぞ。その間、例の2人の痕跡も探すがな。 |
タール | : | 「襲われた所まで行ったら教えるッス。」 |
GM | : | とタールも約束する。 |
クロウ | : | 「よろしくね。」 |
GM | : | では騎士殿。貴方は4人パーティを組んでいます。まず君、マイリー神殿の司祭アリステア、君と同じ騎士の・・・・・・名前何がいい? |
サンドロ | : | ・・・・・・はい? 私が決めるの?(一同笑う)。 |
GM | : | そうだ(笑)。 |
サンドロ | : | そうだな・・・・・・パーク。 |
ボーデル | : | 公園か。 |
サンドロ | : | ・・・・・・パークス。 |
ボーデル | : | 複数形か(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | うるせぇっ!!(一同笑う)。 |
GM | : | では、同僚のパークスと、魔術師ギルドのマフィの4人です。 君達には “ラムリアース” から輸入された最高級の軍馬が支給されるよ。 |
サンドロ | : | おおおお~ぅ! この毛並み、流石 “ラムリアース” 産。 |
GM | : | “ラムリアース” は良馬の産地だからな。要返却な。 |
サンドロ | : | わかってるよ(笑)。 |
アーティ | : | 死なせられないね。 |
GM | : | 馬が死んだらお前も死ねよ(笑)。 |
ボーデル | : | 人よりも馬の命の方が高い(笑)。 |
クロウ | : | お馬様だね(笑)。 |
サンドロ | : | 乗馬か・・・・・・久しぶりだな。 |
クロウ | : | 『ハイヤ! ハイヤッ!』 とかやらないでね(一同爆笑)。 |
サンドロPLは、馬に乗ると暴走する傾向にある。 | ||
サンドロ | : | やらないさ(笑)。ではひらりと。 |
GM | : | その為には判定だ。『冒険者+敏捷度』で目標値『7』。 |
サンドロ | : | 1ゾロ以外!(コロコロ)よぅし『13』無駄に高い(笑)。 |
GM | : | いやいや、流石は騎士といったところで。 |
サンドロ | : | (ブツブツと)「・・・・・・衝動を抑えろ衝動を抑えろ・・・・・・」(一同爆笑)。 |
GM | : | こっちのNPC達も(コロコロコロコロ)全員成功した。 では君らはパカラパカラッと進軍していきます。 |
GM | : | では冒険者チーム。 |
ボーデル | : | ううむ、後ろから何かが追ってくる気がする(笑)。 |
GM | : | 歩いていると、突然タールが |
タール | : | 「あ、兄貴ィ!!」 |
ボーデル | : | 兄貴か(笑)。「なんじゃ、なんじゃ?」 |
タール | : | 「ここだよ! ホラ、俺の血が散っているよ! キャー!!」 |
サンドロ | : | まだ残っていたのか(笑)。 |
ボーデル | : | ふむ、ここか。では、辺りに足跡が残っていないか探索するのじゃあ!(アーティに指を突きつける)。 |
アーティ | : | なぜ俺がっ!? |
ボーデル | : | むぅ? しまった、お前レンジャーじゃなかったか?(笑)。 |
クロウ | : | レンジャーはあたしだよ(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 俺じゃあ、見つかるものも見つからんよ(笑)。 |
クロウ | : | じゃあGM、足跡か何か残っていない? |
GM | : | では探す人は『レンジャー+知力』で。 |
クロウ | : | (コロコロ)9だから『13』。 |
GM | : | では、『10』以上の人は街道脇の茂みに何かを引きずった様な跡があるのを発見する。 |
ボーデル | : | しかし依頼人の意向だ。行くしかあるまい。 |
クロウ | : | じゃあ注意して探します。 |
サンドロ | : | 高まる心臓。ドックン、ドックン、ドックン、ドックン。 |
GM | : | 震えるコントローラー(一同爆笑)。 |
アーティ | : | ディアルショック付いてないから(笑)。 |
GM | : | 森の中に入ってしばらくすると、その跡は忽然と消え去ってしまいます。 |
クロウ | : | 周りを探すよ!(コロコロ)。 |
GM | : | 先走るな(一同笑う)。『レンジャー+知力』で。 |
クロウ | : | う・・・・・・『8』(笑)。 |
GM | : | 完全に見失ったね。 |
サンドロ | : | 他の奴もダメ元で振るんだ! |
アーティ | : | 1ゾロ1ゾロ・・・・・・(コロコロ)『8』。 |
ボーデル | : | おう、『4』じゃ(笑)。 |
クロウ | : | 分かりません。 |
ボーデル | : | 愚か者がぁ! |
クロウ | : | お前も分からなかっただろっ!(笑)。 |
GM | : | 道を外れてだいぶ進んだから、そろそろ戻らないと迷うかもしれない。 |
アーティ | : | それは危険だ。戻ろう。 |
GM | : | それでは騎士の方。君達は馬で進軍しているわけです。 |
サンドロ | : | うむ。コッポコッポ、コッポコッポ(蹄の音らしい)。 |
GM | : | では、『冒険者+知力』だ。『目標値:10』ね。 |
サンドロ | : | ふっ、知力ボーナスは2あるぞ(笑)。6以上だ(コロコロ)。──コッポコッポ、コッポコッポ(一同笑う)。 |
どうやら失敗したらしい。 | ||
アーティ | : | やれやれだぜ(笑)。 |
GM | : | 視界の隅に何か赤茶けたものが見えたような気がしたが、それは気のせいだったと思ってしまった。 |
クロウ | : | 何か嫌な予感がするんだけど(笑)。 |
サンドロ | : | コッポコッポ、コッポコッポ(笑)。 |
アーティ | : | 何かトロそうだな。 |
サンドロ | : | (凄い速さで)コポコポコポコポコポコポコポコポコポ(一同爆笑)。 |
GM | : | では冒険者の方々。君らが元のルートに戻ろうとしていると、前方を騎士らしき一団が通過していくぞ。 |
ボーデル | : | 良いご身分だ。 |
クロウ | : | 声をかけたい。 |
GM | : | 君らはちょっと奥深くへ入り込みすぎているね。声は届きそうに無い。君達が戻る頃には、騎士達はゴマ粒大になっている。 |
アーティ | : | 一着はどの馬かな(笑)。 |
GM | : | 違うし(笑)。 |
ボーデル | : | では行こうかのぅ。色々と思う所があるが(笑)。 |
GM | : | ではその日の夜。ちなみに見張りは立てますか? |
サンドロ | : | 当然、立てよう。 |
GM | : | どういうローテーションでやりたい? |
サンドロ | : | それって私が決めていい事なのか? |
GM | : | まぁいいからいいから。こういうのはプレイヤーが決めなきゃ。 |
サンドロ | : | う~ん、分かったよ。 |
GM | : | それでは情報を渡します。君の同僚のパークス君はレンジャー技能がありません。セージ技能もありません。 |
ボーデル | : | セージも無いのは驚きだな。 |
GM | : | アリステアさんはプリースト2LV、ファイター2LV、セージ2LVを所持しています。 |
サンドロ | : | 馬鹿にしてるのか~い! レンジャーがいないじゃないか(一同笑う)。 最後、魔術師のマフィは? |
GM | : | マフィはですね・・・・・・ソーサラー1LV、セージ2LV。 |
サンドロ | : | 私だけ~!?(一同爆笑)。 |
GM | : | だからこそ君が選ばれたという見方もある(笑)。 |
サンドロ | : | ・・・・・・とりあえず3交代制で、レンジャーの心得のある私が一番手になりましょう。後はパークス一人と、アリステアさんとマフィのタッグで良いんじゃないかな。 |
GM | : | では、アリステアがそのように提案したよ(一同笑う)。 |
アリステア | : | 「以上ですが、何か意見はございますか?」 |
サンドロ | : | あるわけない(一同笑う)。「分かりました。それでは一番手をさせていただきます。」 |
GM | : | ではイベントが(コロコロ)2番手の時。 |
サンドロ | : | パークスの時か。 |
GM | : | 君は眠っているのだが、[ 危険感知 ] をやらせてやる。『レンジャー+知力』で、眠っているから目標値+4として、『目標値:16』に届けばいいよ。 |
サンドロ | : | そんなの、6ゾロのみだ(コロコロ)まぁ、当然無理だ。 |
アーティ | : | これをGMの陰謀という(笑)。 |
GM | : | 振らせるだけありがたいと思え(笑)。君は激しい悲鳴で目を覚ました。 |
サンドロ | : | 「何事だっ!?」 と叫んで剣を引っ掴むぞ。 |
GM | : | 君が辺りを見回すと、見張りをしていたパークスの体が宙吊りになって、ゆらゆらと揺れている。具体的にどうなっているのかは暗くて良く分からないが、何者かがいるようだ。 |
サンドロ | : | 剣を抜いて立ち上がる! |
GM | : | 君が起き上がってきたので、何者かは驚いてパークスを放したね。パークスは解放されて地面に横たわる。首がノコギリの様なもので磨り潰されているね。 |
アリステア | : | 「パ、パークスさんっ!」 |
GM | : | と、起きたアリステアが絶叫する。 |
サンドロ | : | 相手は一体何者だ? |
GM | : | 影はそのまま茂みの奥へと逃げていってしまうのですが、一瞬姿が確認できた。[ 怪物判定 ] やってくれ。 |
サンドロ | : | そうなのか。(コロコロ)3?(笑)。『6』だ。 |
GM | : | でかかった(一同笑う)。 |
サンドロ | : | そんなものか(笑)。 「パークスーッ!!」 と叫んで揺さぶろう。 |
GM | : | アリステアも駆け寄りますが、 |
アリステア | : | 「これでは・・・・・・もう・・・・・・」 |
GM | : | と、首を横に振ります。 |
サンドロ | : | 手遅れなのか? |
GM | : | もはや脈がないね。 |
サンドロ | : | 熱血爽やか系キャラとしては・・・・・・・。 「パークス、起きろ! 何寝てるんだ、オイ! どうしたんだ!」 と揺さぶる。 |
アーティ | : | 最後は絶叫でしょ?(笑)。 |
サンドロ | : | その通り。「パークスーッ!!!!!」 |
GM | : | よくやった(笑)。 |
サンドロ | : | さっき私が名前をつけたばっかりだってのに~(一同爆笑)。 |
アーティ | : | せ、切ねぇぇぇ(笑)。 |
サンドロ | : | わ、私のせいだ・・・・・・私がこいつを2番手に配置したから(一同爆笑)。 |
GM | : | 提案したのはあくまでもアリステアだよ(笑)。 |
アーティ | : | いや、そもそもイベントダイス振ったのはGM だし(笑)。 |
誰の番であろうと、ここで死ぬのはパークスの予定だったし。 | ||
GM | : | アリステアが、膝を付いて嘆いている君の横に立つと、その肩にそっと手を乗せるよ。 |
アリステア | : | 「パークスさんの事は残念ですが・・・・・・我々はこの先を乗り切らねばなりません。」 |
サンドロ | : | 「分かっています・・・・・・」 ではゆっくりと立ち上がろう。「今晩は私が見張りに立ちます。」 |
ボーデル | : | 流石だ。 |
サンドロ | : | レンジャーは私だけだし、何より今日はもう眠れそうにないからな。 |
アリステア | : | 「大いなるマイリーよ、この者の魂を喜びの野へと導きたまえ・・・・・・」 |
GM | : | と、アリステアが祈りを捧げてくれるよ。 |
サンドロ | : | 見張りをしながら、黙って見届けていよう。 野郎・・・・・・何者かは分からんが、絶対ぶっ殺してやる。 |
クロウ | : | 騎士が燃えている。 |
サンドロ | : | 志半ばで散っていったパークスの為にもな。 まだ現場にすら着いていないというのに(一同爆笑)。 |
GM | : | 半ばも半ばだな(笑)。 |
ボーデル | : | まさに犬死に(笑)。 |
クロウ | : | 失礼な事言っちゃだめだよ。 |
GM | : | では冒険者側。 |
ボーデル | : | では前日と同じローテーションで。 |
アーティ | : | この道は危険な気がする。しっかりと用心しよう(笑)。 |
クロウ | : | 今度は寝ちゃ駄目だよボーデル(一同笑う)。 |
GM | : | うん。用心してるところ悪いけど、何も起こらずに夜が明けます。 |
クロウ | : | その方が良いんだよ!(笑)。 |
ボーデル | : | では出発しようかのぅ。 |
クロウ | : | さっきの馬に追いつきたいしね。 |
ボーデル | : | こっちは特に何も起こっていないからな。「空気が美味いのぅ。」 とか言ってよう(一同笑う)。 |
GM | : | それでは朝になりました。パークスの遺体は、彼の軍馬に括り付けられました。慎重に進むことになるので、この先は進行速度がかなり落ちますね。 |
サンドロ | : | 仕方ないだろう。私は徹夜と涙で目を真っ赤に腫らしているんだ。 |
アリステア | : | 「では皆さん、出発しましょう。」 |
GM | : | と、アリステアが悲しみを堪えて合図を出します。マフィは隣であくびを堪えていますね。 |
サンドロ | : | 野郎・・・・・・吊るしてやる・・・・・・(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 爽やか! 爽やか!!(笑)。 |
サンドロ | : | では出発しよう。パークスを落とさないように慎重にな。コッポコッポ、コッポコッポ。 |
クロウ | : | さっきからさぁ、足音がロバみたい(一同笑う)。 |
GM | : | それでは、ようやく “パーシャズ” の村が見えてきました。 |