王子の戯れ
サンドロ | : | では任務の日だ。 |
GM | : | ではイルアーナ王の用意された馬車に乗り込み、ジュディスの御者で “一角獣の森” へと向かいます。 |
クロウ | : | ようやく森に行けるね。 |
GM | : | 道があまり良くないので、馬車の中は結構揺れます。 ゴトゴトゴトゴト・・・・・・ガタガタ、ゴンッ! |
??? | : | 「痛い!」 |
クロウ | : | な、何があったの? |
ボーデル | : | 転がりながら外に出よう。 「敵襲! 敵襲!!」(一同笑う)。 |
クロウ | : | 「構えろみんなぁ。」(笑)。 |
GM | : | いや、後ろの荷物の中から声が。 |
サンドロ | : | 予想通り・・・・・・やはりそうかぁ(溜息)。えっとどうしよう。確認するのは着いてからでいいか。 |
アーティ | : | 黙認しちゃうのか(笑)。 |
サンドロ | : | では、今の声が聞こえた瞬間に咳き込もう。「うぇっげふん! ごふごふ!」 |
ジュディス | : | 「お荷物な方々、大丈夫ですか?」(一同爆笑)。 |
クロウ | : | 酷い言われよう(笑)。荷物を開けていい? |
サンドロ | : | ちょっと待って(笑)。 |
クロウ | : | だって声がしたぞ(笑)。 |
アーティ | : | 普通、開けると思うのだが(笑)。 |
ボーデル | : | あれはマジックボックスだ(一同爆笑)。 |
クロウ | : | ミ○ック!?(笑)。 |
アーティ | : | じゃあ倒さなきゃ!(爆笑)。 |
サンドロ | : | 開ける事は許さん。 |
クロウ | : | なんでぇ? |
サンドロ | : | 貴様等、国家機密に手を出す気か!(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 国家機密?(笑)。 |
サンドロ | : | 私の許可無しに、この中を漁ることは断じて許さん。 |
アーティ | : | では、何かあったら責任をとってくれるんですね? |
サンドロ | : | 当然だよ。舐めるなエルフ。 |
アーティ | : | じゃあいいや(笑)。 |
サンドロ | : | 勿論、従者は連帯責任だ(笑)。 |
GM | : | ラヴェルナとジュディスは御者の席で楽しく語らい合っている。こちらには気づいていないみたいだね。 |
サンドロ | : | (ちょっと不安そうに)うん・・・・・・。 |
GM | : | 放って置くなら、更に半日ほど進んで食事時になった時に、積荷が勝手にもぞもぞと動く。 |
サンドロ | : | 食事は外でするのかな? |
GM | : | そうでしょうね。 |
サンドロ | : | 「それでは、私は荷物の点検をしてから、食事を取らせて頂きます。」 |
クロウ | : | は、はぁ。 |
アーティ | : | 何かあったら呼んでくれ。 |
ラヴェルナ | : | 「貴方はとても働き者ですね。」 とラヴェルナも褒めてくれるよ。 |
ジュディス | : | ジュディスも 「流石 “オーファン” の騎士ですね。」 と感心している。 |
サンドロ | : | う~ん、なんだか心が痛いけど(一同笑う)。 では皆が馬車の外に出た所を見計らって、荷物の近くで 「どういう事ですか?」 と聞いてみよう。 |
GM | : | すると、か細い声で |
フレアホーン | : | 「助けて~・・・・・・。」 |
GM | : | と言っているのが聞こえる(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | では、空気転換の為に紐だけ解いて空気を入れ替えよう(笑)。 |
GM | : | 解くとね、荷物の中ではむれむれになった二人が茹だっている。 |
アルモザーン | : | 「し、死ぬ・・・・・・水・・・・・・。」(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 水袋ぐらい持っているので渡そう(笑)。 |
フレアホーン | : | 「あ~、苦しかったな~。」 |
GM | : | と、フレアホーン王子とアルモザーン子爵が出てくる。 |
サンドロ | : | 「王子、ちゃんと王に許可を取ったのですか?」 |
ボーデル | : | そんなわけ無かろう。 |
フレアホーン | : | 「王子である僕に、許可なんて。」 |
サンドロ | : | 「いや、王にです(笑)。」 |
フレアホーン | : | 「大丈夫だ。大丈夫だサンドロ! いつもこっそり来ている。」 |
アーティ | : | ・・・・・・この国、長くないな。 |
ボーデル | : | あの軍隊を見る限り、長くはないな(一同笑う)。 |
クロウ | : | それを言うなっ(笑)。 |
サンドロ | : | 「この後、どうするおつもりですか?」 |
フレアホーン | : | 「とりあえず飯を食べるつもりだよ、サンドロ。」(一同笑う)。 |
クロウ | : | あの~、最初の時にさっさと荷物を開けていれば・・・・・・。 |
サンドロ | : | 「付いて来てしまったものは仕方ありません。一応、私が護衛に付きますので。」 |
フレアホーン | : | 「うん。分かっているじゃないかサンドロ。ならそろそろ飯を食べようよ(笑)。」 |
サンドロ | : | 「・・・・・・あまり羽目を外した行動をなさらない様にお願いします。」(笑)。 |
フレアホーン | : | 「僕達がいつ羽目を外したって言うんだよ?」 |
クロウ | : | そ、その行動がすでに・・・・・・。 |
サンドロ | : | 『今だよっ!』 って三村ツッコミしたいよね(一同爆笑)。 |
アーティ | : | それはもう、全員が心の中ですでに思っている(笑)。 |
GM | : | と言うわけで、出ていく訳か? |
サンドロ | : | うん。 |
GM | : | じゃあねぇ、ラヴェルナは硬直して、ジュディスの顔が真っ青になるよ(笑)。んで、王子は、 |
フレアホーン | : | 「大丈夫だ、サンドロの許可を得ている!」(一同大爆笑)。 |
アーティ | : | 俺はもう遠い目(笑)。 |
クロウ | : | 黙々と飯を食う(笑)。 |
サンドロ | : | ・・・・・・従者も連帯責任な! |
アーティ | : | 従者になった覚えがないし(笑)。 |
ボーデル | : | わしゃあエールを湯飲みに注いですすっている(笑)。 |
アーティ | : | 仕事中です!(笑)。 |
GM | : | (ツッコム所が違わないか?) |
ジュディス | : | ジュディスは深く溜息をつき、 「これは・・・・・・ラヴェルナさん、どう致しましょうか?」 |
ラヴェルナ | : | 「時折こういう事があるのですよね? 仕方ありません、今から引き返すのも何ですし、ここまで付いて来てしまったからには連れて行きましょう。」 |
GM | : | という事になります。 |
ボーデル | : | よかったね、バシルーラなくて(一同爆笑)。 |
GM | : | それって “オーファン” に飛んで行っちまうじゃねぇかよ。 |
ボーデル | : | ルイーダの酒場は “オーファン” にあったのか(笑)。 |
サンドロ | : | ラヴェルナ様の護衛にはボーデル、君が付いてくれ。 |
ボーデル | : | 茶をすすりながら頷こう。 |
クロウ | : | それは本当に茶なのか? |
ボーデル | : | ずいぶんと泡の立つお茶だのう(笑)。 |
GM | : | 絶対違うぅ~(笑)。 |
サンドロ | : | クロウ、君は1人でも大丈夫だろう。 |
クロウ | : | はぁ。まあがんばってみます。 |
サンドロ | : | アーティもハーフエルフだから大丈夫だろう。 |
アーティ | : | のぉぉぉうっ!(爆笑)。 |
ボーデル | : | 故郷の森の中だから大丈夫じゃろう!(笑)。 |
GM | : | 一番死に易い奴だと思うがな(笑)。 |
ボーデル | : | こいつだけまだ死んでないから、みんな突き放すのね(一同爆笑)。 |
クロウ | : | 森だから大丈夫だよ(笑)。 |
GM | : | そう。森だから死んでも死体が出てこない(一同爆笑)。 |
クロウ | : | 君の宿った木は大切にするよ(笑)。 |
GM | : | 王子たちは目論見通りとほくそ笑んでいるね。 |
フレアホーン | : | 「ねぇジュディス、フランベルジュは元気かい?」 と聞いているね。 |
アーティ | : | ? 武器の名前? |
ジュディス | : | 「フランベルジュ? ああ、例のリュンクスの子供ね。大丈夫、元気になったわよ。」 |
アーティ | : | うわぁ~お。 |
サンドロ | : | セージで判定か。 |
GM | : | どうせ経験点10点狙いだろ。 |
アーティ | : | 当然(笑)。(コロコロ)おっしぃ!『8』(笑)。ぜったい分からないな(笑)。 |
クロウ | : | (コロコロ)『14』だよ。 |
GM | : | お、12以上で知っている。 『リュンクスは身長3mぐらいの大型の猫ででうんぬんかんぬん(一同笑う)。体内に【リグニア石】という琥珀色の石を持っており、これが薬として12,000ガメルで売れる為、乱獲されている。』 |
クロウ | : | 高いね。 |
アーティ | : | そんなの、ユニコーンに比べれば。 |
GM | : | (ニヤリ)ユニコーンの角は残り精神点1点につき11,000ガメルの値打ちがあるからね。 では進んでいくわけですか。 |
サンドロ | : | おう。 |
GM | : | では、道中フレアホーンは連れてきたセスタスとじゃれています。 |
サンドロ | : | ああ、鷹ね。 |
GM | : | アルモザーンはアーティになついている。 |
アーティ | : | なぜだぁ! |
アルモザーン | : | 「アーティさん、<ファイアボール> を教えてください。」 |
アーティ | : | 無理です(笑)。 |
ボーデル | : | 無理とは言うな。実力をほのめかすのだ(笑)。 |
アーティ | : | でも、フレアホーンとアルモザーンって将来争うんじゃなかったっけ? |
GM | : | そういう事は知っていてはいけない。 |
アーティ | : | 不憫なことだ(笑)。 |
GM | : | でもワールドガイドにも、当時は仲が良い様に書いてあったぞ。以下に文章を抜粋。 この二人の王族が後に命を賭けて王位を争うことになろうとは、このときには思いもよらなかった。その噂を聞いたときには、わたしは自分の耳を疑ったほどで、やがて時の流れの中で、人間はいかようにも変わるものだ、と深い悲しみを覚えたものだ。 |
クロウ | : | へ~。 |
ボーデル | : | 子爵・・・・・・位が低かったから反乱を起こしたのかな? |
GM | : | フレアホーンがこんなだから不安になったんじゃないの? 「お前に国は任せられない!」って。 |
アーティ | : | どっちもどっちだ・・・・・・。 |