一角獣の森での惨劇
GM | : | 一角獣の森に着きます。すると、1頭の白馬が出迎えてくれます。 |
クロウ | : | 白い白~い♪ |
アーティ | : | 角はあります? |
GM | : | ないです。 |
アーティ | : | ハゲはあります?(笑)。 |
GM | : | ありますね(笑)。 |
クロウ | : | ハゲって、なんで? |
アーティ | : | 角が落ちた痕。 |
ボーデル | : | 「ふむ、これを売ってこの国は潤っておるのじゃな。」(一同爆笑)。 |
アーティ | : | なるほどぉ(笑)。 |
GM | : | うっがー! ジュディスがバーサークするぞ! ふざけんなぁ!(爆笑)。 |
クロウ | : | それは心の中で思っておけ!(笑)。 |
GM | : | ではフレアホーンがポンと肩を叩いて、 |
フレアホーン | : | 「・・・・・・それは最後の手段だよ。」(一同大爆笑)。 |
ボーデル | : | やるのか(爆笑)。 |
GM | : | しないし(笑)。ごめんなさい。 |
アーティ | : | このマスターのせいで、“ラムリアース”はどんどん穢れていくなぁ(笑)。 |
GM | : | “ラムリアース”のイメージ最悪だよね。ドワーフもね(笑)。 |
アーティ | : | 俺の生まれ故郷なのに(笑)。 |
サンドロ | : | お前が生まれている時点で穢れているんだ。 |
アーティ | : | ぬおおう(笑)。 |
クロウ | : | それはプレイヤー発言?(笑)。 |
サンドロ | : | そうだよ(笑)。流石に騎士としてこの事は口に出せないんだよ(笑)。 |
ジュディス | : | 「この白馬はアンウェンという名前で、私の大切な友なのです。」 |
クロウ | : | あんえん? |
GM | : | アンウェン。 |
アーティ | : | 言わない。もう何も言わない(笑)。 |
GM | : | 彼は精霊語の喋れる不思議な白馬なのだ。 |
クロウ | : | へ~。 |
アーティ | : | でも我々は誰も喋れない(笑)。 |
クロウ | : | あらららら(笑)。 |
アーティ | : | せめてエルフ語で(笑)。 |
アンウェン | : | 精霊語で、「エルフ語? そんな下等な言葉喋りたくないね。」 |
アーティ | : | ソーサラーレベルが高ければなぁ。 |
GM | : | ラヴェルナに頼めば、<タング>の魔法(あらゆる言語が喋れるようになる)をかけてくれるよ。 |
ボーデル | : | ニューロタング? |
GM | : | (即座に) 違うっ! それでは一行はジュディスの案内の下、比較的安全に“一角獣の森”を探索できます。 |
クロウ | : | ・・・・・・描写は? |
GM | : | ネタ作って無いからアドリブになるけど? |
ボーデル | : | いや、いい! |
クロウ | : | えっ!?(笑)。 |
アーティ | : | 穢れちゃうから(笑)。 |
GM | : | 木々の間から王蟲が時折顔を出す。 |
クロウ | : | もういーよ~。い~い~。 |
GM | : | ムシゴヤシの木が、午後の胞子を飛ばしている・・・・・・。(全てナウシカから引用) |
ボーデル | : | ごほっごほっごほっ!(笑)。 |
ジュディス | : | 「あれ、皆さんはマスクを持ってきていないのですか?」 |
ボーデル | : | 「ドワーフは大丈夫なんじゃよ。」(爆笑)。 |
クロウ | : | なんだよ、すぐに免疫ができるのかよ(笑)。 |
ボーデル | : | 肺の構造が人とは違うからのう(笑)。 |
クロウ | : | 人間じゃない。 |
アーティ | : | ドワーフだもん(笑)。 |
GM | : | しばらく案内して頂いて、様々な幻獣魔獣が・・・・・・魔獣・・・・・・も少しは居るだろう。それらを観察しつつ、時折プラント系のモンスターを倒しながら進みます。 |
クロウ | : | はい。 |
GM | : | で、しばらく進んだ所の泉で、ユニコーンと対面します。 |
クロウ | : | ほぇ~。 |
ボーデル | : | ワシが寄ると穢れるから、遠目で見とるわい。 |
GM | : | 安心しろ、心配しないでも近寄らせんから(一同笑う)。 |
クロウ | : | どんまい。 |
GM | : | ラヴェルナとジュディスは、そこで彼女等の世界に没頭してしまいます。クロウは混じりたければ混じれるぞ。 |
クロウ | : | あうぅ・・・・・・。 |
アーティ | : | 草原を笑いながら走る(笑)。 |
ボーデル | : | 周りに注意を配っておこう。 |
クロウ | : | 一応と護衛なので周囲を気にしましょう。 |
サンドロ | : | うん、そうだね。 |
GM | : | その間、当然フレアホーン王子は退屈そうにしています。 |
サンドロ | : | 「そういえば、先程のあれは何だったのですか?」 |
フレアホーン | : | 「ああ、あれね・・・・・・いずれ逢ったら紹介するよ。ヒヒヒヒヒ。」 |
サンドロ | : | ──あ~あ、どんどんイメージが悪くなるな(一同爆笑)。 |
クロウ | : | ほんとだよ(笑)。 |
サンドロ | : | 本当なら、こんな国とは同盟になりたくないな。 |
アーティ | : | 国の未来は真っ黒だよ(笑)。 |
GM | : | このシナリオが終わるまでに、フレアホーンのイメージを挽回させておこうかな。 |
ボーデル | : | 難しいんじゃない? |
クロウ | : | 難しい難しい。 |
GM | : | ではしばらく彼女等が水辺で戯れているのをボケ~っと見ていると。 |
サンドロ | : | 常に神経を張り巡らせてな。周りを確認していよう。 |
GM | : | しばらくそのままでいると、かすかに馬の嘶く声が聞こえるかも! |
アーティ | : | ドラゴンの咆哮! |
クロウ | : | お前が何を言っているのか分からない(笑)。 |
GM | : | 馬の嘶く声と言ったのに、ドラゴンだと思った君は馬鹿だ。 |
ボーデル | : | ヒヒーン。ヒヒーン。 |
アーティ | : | ヒヒーン。ヒヒーン(泣)。 |
GM | : | (はい、即座に行動に移さなかったと)「ペギャー!」 |
クロウ | : | えっ!? 何で「ぺぎゃあ」なの? |
サンドロ | : | なんだろう、ちょっと様子を見てみるか。 |
GM | : | 特に急いでいないみたいだが、行ってみると前方に全身から矢を生やした奇怪なユニコーンが倒れている。 |
サンドロ | : | ! ダッシュ! |
クロウ | : | プリースト! |
ボーデル | : | 行くぞ。ダッシュダッシュ、ドワーフダッシュ! |
サンドロ | : | ああっ! ドワーフダッシュはいかん!(笑)。 |
アーティ | : | 敵は? |
GM | : | 誰も居ないね。 |
サンドロ | : | おっと、触れちゃいけねぇや。 |
GM | : | なんでこの状況でそんな事を重視する(笑)。 では、ユニコーンの額は真っ赤に割れ、ユニコーンの証である螺旋状の角が失われています。 |
ボーデル | : | (問い掛けるように)息はあるかぁ。 |
アーティ | : | いや、喋れないから(笑)。 |
サンドロ | : | いいから早く、キュア~ウ~ンズ! で、角ってそのうち生えるの? |
アーティ | : | 生えない生えない(笑)。 |
GM | : | というか、どうやら死んでいる様だ。 |
サンドロ | : | 死んでいる!? |
GM | : | アンウェンが怒りで身体を震わせ、降り立ったジュディスがユニコーンの状態を見て、かすかに首を振ります。 二人の王子は、黙ったままじっとユニコーンを見つめています。 |
クロウ | : | 「駄目ですか?」 |
ジュディス | : | 「残念ですが・・・・・・。」 |
GM | : | ユニコーンの傍らには、1人の少女が横たわっています。下腹部に致命傷を受けており、このまま放置されれば確実に命を失ってしまうでしょう。 |
クロウ | : | <キュアー・ウーンズ>だ。 |
ボーデル | : | ほいほいっと(コロコロ、ダイスはそのまま机の下へ)あ~(笑)。 |
クロウ | : | 何落としてるんだよ(笑)。 |
GM | : | 死んだな、これは(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 勝手に殺すな(笑)。(コロコロ)発動した。(コロコロ)『6』点回復。 |
GM | : | 少女の腹の傷は多少塞がり、このまま死ぬことはなさそうな感じです。 |
ボーデル | : | 応急処置じゃあ。 |
GM | : | 処置している時に気づきますが、少女は両手両足の腱を切られており、喉は毒で焼かれています。 |
クロウ | : | 喋れない。 |
サンドロ | : | この少女はもしや奴隷かな? |
GM | : | 身なりはズタボロだけどね。また、満足に栄養を取っていないのか、非常に衰弱しています。 |
クロウ | : | 点滴を、ってすいません(笑)。 |
サンドロ | : | とりあえず、目は覚ましていないのね? |
GM | : | 今の治療で覚ましました。 |
サンドロ | : | とりあえず毒を<キュアー・ポイズン>で。 |
GM | : | ないんだな。 |
サンドロ | : | がー!!(爆笑)。 |
ボーデル | : | 経験値が1000点足らなかったんじゃあ。 |
サンドロ | : | 「とりあえず水だ。飲めるか?」 |
GM | : | 少女は苦しそうながら、全部飲み下すね。ジュディスは怒りを抑えながらこう言う。 |
ジュディス | : | 「ユニコーンは、乙女を傷つけることはできません。たぶん、少女を人質にして射殺したのでしょう。ひどい事を・・・・・・。」 |
ボーデル | : | 追撃じゃあ。 |
サンドロ | : | “オーファン”の騎士として、悪行を見逃すわけにはいかん。 |
ボーデル | : | 皆殺しか?(笑)。 |
サンドロ | : | (意味深な含み笑い)。この傷は、アーティじゃなくて、誰だっけ? |
アーティ | : | ああ、似た名前の人! 命の恩人だよ。 |
GM | : | アーシェ? |
サンドロ | : | アーシェさんならなんとかなるかもしれないな。 とりあえず、このレディをこのままにしておくのもなんだな。 |
アーティ | : | いったん街に戻るの? |
GM | : | そこで皆さん、『レンジャーLV+知力B』で振ってください。 |
サンドロ | : | (コロコロ)『12』だ。 |
GM | : | サンドロには、かすかに男の悲鳴が聞こえた。フレアホーンとアルモザーンは互いに顔を見合わせると、声がした方向に間髪入れず走り出します。 |
サンドロ | : | 「王子ー!?」とか言いながらも、こっちの方が足が速いからすぐに追いつくよ(笑)。 |
ボーデル | : | ドワーフ・ダッシュは遅いから任せた(笑)。 |
GM | : | ラヴェルナがですね、 |
ラヴェルナ | : | 「この少女をこのままにしてはおけません。王子達は頼みます!」 |
GM | : | と言うよ。という訳でラヴェルナとジュディスは来ません。 |
サンドロ | : | では、このレディに自分のマントをパサッとかけてあげよう。 |
GM | : | それじゃあすぐに走れないじゃないか(笑)。 |
サンドロ | : | うん。だからちょっと遅れる。 |
アーティ | : | お前がレンジャーだろ!(笑)。 |
クロウ | : | まぁ、追いかけよう。 |