アルマの街 : 船団ギルド
ボイル | : | 「いやー、今日は同じ客がいっぱい来る日だなー(笑)。何度目だい、にいちゃん達。」 |
クロウ | : | 「三度目ですよー。」 |
サンドロ | : | 「これが三度目の正直ってやつだ。」 |
アーティ | : | 多分また来るけどな。 |
ボイル | : | 「うーん、人間の面はちょっと憶えづらいけど、ここまでくると見飽きちまうぜ。特にそこの中途半端なエルフとかな!」 |
アーティ | : | じゃあ帰ろう(笑)。 |
サンドロ | : | 貴様、私の従者にむかってなんという暴言を。 |
ボイル | : | 「やっぱりドワーフが一番だよ。」(笑)。 |
ボーデル | : | 「時代はドワーフか。」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | うるさい! ドワーフは醜い(爆笑)。 |
アーティ | : | お前の心もな(笑)。 |
ボーデル | : | 残念ながらSWには “魅力” という数値はない(笑)。 |
サンドロ | : | えーい、話を進めるぞ、「いやぁ、ちょっとカデラさんの家の住所をどうしても聞きたくてね、急ぎで。」 |
GM | : | そうするとボイルの目が険しくなって |
ボイル | : | 「なんでそんなことを聞く?」 |
ボーデル | : | 「ちょっと話が聞きたいんだが、居場所がわからなくてな。」 |
ボイル | : | 「なんでカデラのことを嗅ぎまわってんだ? たしかお前さんたち、国王の命令でモグリのつなぎ役を探し回ってんだろ? それはカデラを疑ってるってことか?」 |
サンドロ | : | 「怪しい人物を全員洗っているだけだ。」 |
ボイル | : | 「カデラは怪しくねえ。そういう事なら話は別だ。俺等の身内を売るわけにはいかねえ。」 |
ボーデル | : | なにぃ。 |
ボイル | : | 「お前ら、カデラを疑ってるんならお門違いってもんだぜベイべェ。」 |
アーティ | : | 誰だよ(笑)。 |
ボーデル | : | これは、情報は聞きだせそうにないのぅ。 |
サンドロ | : | さて、どうしましょう。 |
ボーデル | : | 「おぬしらは、モグリに付いて何か調べておらんのか?」 |
ボイル | : | 「そうだな、何隻かは調べがついているが、奴らの拠点は国内じゃねぇ。そろそろ『高慢なマーファの乙女』号ってのが帰って来る頃合だが、それだってあと一月ぐらいはかかるんじゃねぇの?」 |
ボーデル | : | そうか。 |
GM | : | ここは一応まともな連中のギルドだからね。モグリ連中の情報までは詳しくないよ。 |
アーティ | : | 盗賊ギルドに行ってみる? 顔繋ぎも兼ねて。 |
クロウ | : | あ、あたしか(笑)。 |
サンドロ | : | こういう時は盗賊が働け。シティアドベンチャーの基本だ。 |
GM | : | では盗賊ギルドに向かうということで。 |
アルマの街 : 盗賊ギルド
GM | : | とりあえず『シーフ技能LV+知力B』で振ってみ。目標値は(コロコロ)『10』。 |
クロウ | : | うわ~(コロコロ)『13』。 |
GM | : | じゃあ見つかった。盗賊ギルドは雑貨屋の地下にある。カウンターにはゴードンという名の髭面の男が座っているね。 |
クロウ | : | 「初めましてー、クロウと申しまーす。」 |
ゴードン | : | 「・・・・・・・・・・・・。」 |
アーティ | : | シカトだ(笑)。 |
クロウ | : | 別にいいわよ(笑)。 |
GM | : | 彼は寡黙なんだ(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 「一つ聞くが、盗賊ギルドの方でモグリの海賊を管理しているか?」 |
ゴードン | : | 「ノーコメントだ。海賊には関与してねぇ。」 |
クロウ | : | 「どれか知らない?」 |
ゴードン | : | 「・・・・・・モグリの連中は、遠くの島に隠れ家を作って活動している。盗賊ギルドは海には出ねぇしな。」 |
サンドロ | : | カデラについて聞き出そう。 |
ボーデル | : | いや、ここはレニアさんの事を聞こう。 |
クロウ | : | 「レニアさんという女性について、何か知ってはおりませんか?」 |
ゴードン | : | 「レニア・・・・・・? 聞かねぇ名だな。ちょっと待ってくれ。」 |
GM | : | と言って、ゴードンは奥へと入っていく。10分後、のっそりと出てくるね。 |
ゴードン | : | 「レニアは『大荒れの海上』号という船に乗っている海賊だ。これ以上の事を聞きたければ、100ガメル。」 |
クロウ | : | 「はいはい。」 払いました~。 |
ゴードン | : | 「ここに行けば逢えるだろう。レニアの家だ。」 |
GM | : | と言って、メモ紙を渡されるね。 |
ゴードン | : | 「ただ、あんまり下手な事するんじゃねぇぞ。うちのメンバーのカデラって奴と仲がいいからな。」 |
クロウ | : | 出た。カデラだ。 |
ボーデル | : | 予想通り。「そのカデラという男はどういった者だ?」 |
ゴードン | : | 「カデラか。こいつは情報屋だな。ご苦労なことに船団ギルドにも所属している。そんなところだな。流石に裏で何やってるかまでは知らんよ。」 |
ボーデル | : | 「船団に詳しいのか?」 |
ゴードン | : | 「そうだな、奴の扱っている情報は船団に関する物が多いな。なにやら余計な事にまで首を突っ込んでいるみたいだがな。」 |
アーティ | : | 「余計なこと?」 |
ゴードン | : | 「ああ。盗賊ギルドと船団ギルドは互いに非干渉でな。奴のような盗賊は稀だ。何せ、船団ギルドと揉め事になっても良い事が無いからな。」 |
サンドロ | : | 陸自と海自が争うようなものか。 |
ボーデル | : | あとは空自が入ってくれば完璧だな。 |
GM | : | 空なんかねぇよ(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | ではそろそろ用は無いかの。出て行こう。 |
ゴードン | : | 「待て。ちと喋りすぎた。あと50ばかり置いていけ。」 |
アーティ | : | 勝手に話したくせに(笑)。 |
ボーデル | : | 踏み倒そう(笑)。 |
アーティ | : | 待て! 盗賊ギルドは怖い(一同笑う)。 |
クロウ | : | 払っとくよ。 |
ボーデル | : | では、レニアの家も分かった事だし行ってみるか。 |
アルマの街 : レニア宅付近
ボーデル | : | 行くはいいが、さてどうする? |
GM | : | もう辺りは薄暗闇に包まれているよ。 |
サンドロ | : | とりあえず家に行ってみよう。人がいなければステルス・アーティ(<カメレオン>)に潜入させよう。 |
GM | : | 部屋には明かりが点いている。 |
サンドロ | : | これはいるな(笑)。よし、忍び足で近づいて聞き耳だ。 |
GM | : | 家は表通りに面している為、君らの行動は思い切り目立ちそうだ。 |
ボーデル | : | しょうがない、裏口を探そう。 |
クロウ | : | じゃあ裏口からコソコソと。 |
GM | : | 達成値に-2な。その代わり、こっちの聞き耳には-4のペナルティだ。 |
クロウ | : | 行きま~す(コロコロ)9。6足して『15』。 |
GM | : | -2して『13』な。こっちの聞き耳はカデラが(コロコロ)1ゾロだ(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 盗賊とか関係ないな(笑)。 |
GM | : | さてレニアだが(コロコロ)6ゾロ振っちまった(爆笑)。 |
クロウ | : | マスター・・・・・・虐めるの好きだね・・・・・・。 |
レニア | : | 「ねぇ・・・・・・外から物音が聞こえたんだけど。」 |
サンドロ | : | 逃げろ逃げろ(笑)。 |
カデラ | : | 「あ? 気のせいだろ?」 |
アーティ | : | なに?(笑)。 |
レニア | : | 「でも、音がした気がするのよ。」 |
カデラ | : | 「気のせいだって。気にするな。」(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 片方が1ゾロだからまるで信じてないよ!(一同爆笑)。 |
GM | : | レニアも、盗賊であるカデラに言われたので丸め込まれてしまった(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 盗賊としての面目丸つぶれだな(笑)。 |
クロウ | : | どうする? このまま侵入しようか? |
ボーデル | : | 中に入ってどうする(笑)。そこから聞き耳してくれ。暗がりに隠れてな。 |
サンドロ | : | ここにダンボールがあるぞ。 |
ボーデル | : | 『メタルギア・ソリッド』か(笑)。 |
クロウ | : | 『シーフLV+知力B』で(コロコロ)『14』。 |
ボーデル | : | 前回みたいに、恋人達の愛の語らいが聞こえてきたら地獄だな。 |
GM | : | う~ん・・・・・・そうはならないけれども。プラトニックカップルの会話を聞かされて、胸くそが悪くなるかもしれないが。 |
レニア | : | 「今回の航海で、こんな事があったのよ。」 |
カデラ | : | 「・・・・・・そうかぁ、すげぇ体験だなぁ。」 |
クロウ | : | 幸せの真っ只中だね。「海って素晴らしい! 以上!」(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | トランシーバーに向かって「うむ、了解!」(一同爆笑)。 |
GM | : | ではクロウ以外の方々は『冒険者LV+知力B』で振ってくれ。 |
サンドロ | : | おぉりゃあ~(コロコロ)『14』。うむ凄く高いぞ。 |
アーティ | : | (コロコロ)6ゾロ。達成値にして『17』。 |
ボーデル | : | わしが振るまでもないのぅ(コロコロ)う~む、『7』じゃあ。 |
GM | : | ボーデル以外高いな。こちらに向かって歩いてくると中、君達に気づいて足を止めた連中がいる。 |
アーティ | : | 顔は見える? |
GM | : | つーか、暗いし(笑)。 |
サンドロ アーティ | : | ドワーフ!! |
ボーデル | : | うほほ、しかしワシは気づいていない(一同爆笑)。 |
アーティ | : | その叩き易い高さの頭にチョップ! 「あっちを見ろ!」 |
GM | : | いや、そんな大騒ぎするなら、こっちはさっさと逃げ出すよ(笑)。 |
サンドロ | : | 追いかけろ! 「あはははは、待てよ~。」(一同爆笑)。 |
クロウ | : | ヤバイ、前回の光景に影響されてる!(爆笑)。 |
GM | : | お前の敏捷度は・・・・・・【20】か、走ったら普通に追いつかれるな(一同笑う)。仕方ないから、細路地へ逃げ込もう。 |
サンドロ | : | 追いかける! |
GM | : | お前金属鎧だよな? 修正がきついです。明らかに相手はシーフの動きです。更には土地勘もこちらにある。 |
サンドロ | : | アーティ、逃げ込まれる前に <ライトニング> だ。 |
一同 | : | やめとけ(笑)。 |
サンドロ | : | ち、逃がしたか・・・・・・。 |
ボーデル | : | 走られた時点で、ワシは追う気がない(笑)。 |
アーティ | : | チラついた時点で <エネルギー・ボルト> していれば・・・・・・。 |
GM | : | ただの一般人だったらどうするつもりだ。 |
アーティ | : | あ、そうか(笑)。 |
サンドロ | : | それにしても気になる。クロウ、そろそろ帰って来い。 |
クロウ | : | あい。忍び足が(コロコロ)『15』。 |
GM | : | 問題なし。 |
サンドロ | : | 「どうだった? 何か分かったか?」 |
クロウ | : | 「海の素晴らしさが良く分かった!」(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 役立たず(笑)。 |
クロウ | : | うるさいっ!!(笑)。 |
サンドロ | : | しかし、奴らは何者だ? 俺たちをつけていたのか? |
ボーデル | : | シーフくさいのが気になるのぅ。それより、あの2人は本当に関係がないような気がしてならない。 |
クロウ | : | 手掛かりが全く無くなってない? |
アーティ | : | 困った。このままではシナリオ失敗・・・・・・。 |
GM | : | それはそうと、そろそろ初日は終わりにしようか。 |
サンドロ | : | 宿の手配は? |
GM | : | 『テキトーにとってくれ。』って。 |
サンドロ | : | おーい(笑)。 |
アルマの街 : 『あばずれ海の女神』亭
GM | : | 『あばずれ海の女神』亭だ。例によって海賊達が大騒ぎしている。 |
ボーデル | : | 他にする事はないのか。 |
海賊 | : | 「ああそうさ、俺達には他に娯楽がねぇ。だからなんだってんだよぉぉぉぉぉ!!」(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 「娯楽なんて幾らでもあるじゃないか。私の場合は読書だ。」 と言って書物をペラペラ。 |
海賊 | : | 「やめろぉ目が腐る! 頭が痛いっ!!」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 実はセージ技能LVがパーティ1高いのだ(笑)。 |
海賊 | : | 「うう、頭が痛い。フラフラする。船酔いよりも酷い。こんなものが娯楽だなんてありえない。」(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 海賊が船酔いする時点で間違ってるよ(笑)。 |
アーティ | : | 馬鹿もここまで行くと清々しいな(笑)。 |
クロウ | : | マスター、脱線。レニアさん達は? |
GM | : | これもいつものように、皆から離れた席に2人で座って食事をしている。中々楽しそうな雰囲気だね。 |
ボーデル | : | なぜ離れる・・・・・・それほど騒がしいのか? |
GM | : | 周りに他人がいると話しづらい事もあるのさ。 |
クロウ | : | ここは騎士に任せよう(笑)。 |
サンドロ | : | 無骨なドワーフを放り込んで、良い雰囲気を全てぶち壊させよう(一同大爆笑)。 |
GM | : | やめてくれ(笑)。 |
ボーデル | : | わしゃあ知らん。向こうで腕相撲でもしていよう(一同笑う)。 |
アーティ | : | なに遊んでんだよ(笑)。 |
サンドロ | : | 恥知らずの厚顔ドワーフが(一同笑う)。仕方ない、騎士としての礼節を持って、マントを羽織って話しに行こう。 |
GM | : | 君が近づくと、彼らの会話はピタリと止まる。カデラが |
カデラ | : | 「・・・・・・はぁぁぁぁ・・・・・・。」 |
GM | : | と大きな溜息をつく。 |
サンドロ | : | 「お話し中のところ申し訳ないが、少々宜しいだろうか。」 |
GM | : | 煩わしさが過ぎたのか、カデラは返事もしない。明らかに険悪な雰囲気に、レニアは申し訳なさそうに頭を下げる。 |
サンドロ | : | 「我々はギアース殿からの勅令にて、モグリの海賊について調査している者だ。」 |
カデラ | : | 「ご苦労様。」 |
サンドロ | : | 「どんなわずかな話でもいい、聞かせてくれないかな?」 |
ボーデル | : | 「盗賊ギルド兼船団ギルドの貴方の腕を見込んで、お願いする。」 |
サンドロ | : | 「聞くところによると、君は情報屋らしいな。」 |
GM | : | それを聞くと、カデラはチッと舌打ちをし、 |
カデラ | : | 「・・・・・・あ~わかったわかった。一つ情報を教えてやるから、これ以上は寄らないでくれ。以前、そういった連中がたむろしていた溜まり場があるんだ。今も使われているかは分からないが、その場所を教えてやる。」 |
GM | : | と、羊皮紙を取り出してサラサラサラっと簡単な地図を書いてくれる。 |
サンドロ | : | ではそれを受け取ろう。「かたじけない。」 |
カデラ | : | 「何もなくても、文句は言うなよ。」 |
サンドロ | : | 「いや、どんな小さな情報でも欲しかったところだ。それでは失礼する。」 |
カデラ | : | 「あぁ。んじゃぁな。」 |
GM | : | 君の方を見もしないで、手をヒラヒラさせている。 |
レニア | : | 「騎士さん、ごめんなさいね。」 |
GM | : | と、レニアがすまなそうに頭を下げるね。 |
サンドロ | : | 笑顔で手を振ろう。そして振り返った瞬間、阿修羅の如き表情となるんだ(一同大爆笑)。 |
クロウ | : | み、見るな! 皆あいつを見るな!(爆笑)。 |
GM | : | 間が悪くやってきたガラーナが、 |
ガラーナ | : | 「おいおい兄ぃちゃん、なんて顔してるんだい? まるでゴブリンみたいだぜ!!」(一同爆笑)。 |
GM | : | と、酒臭い息を撒き散らしながら絡んでくる。 |
サンドロ | : | そんなの気にしない。無視してブツブツ言っている。 「あの野郎ブチ殺してやるあの野郎ブチ殺してやる・・・・・・。」 |
ボーデル | : | ついに壊れたか(一同笑う)。それには目を瞑って先を急ごう。 |
GM | : | 目を瞑って・・・・・・まぁいいけどね(笑)。 |
|