モグリ海賊達の暴走
サンドロ | : | ともかく、私は盗賊ギルドには踏み込みたくない。少し離れた所で待っているから、聞いてきてくれ。 |
クロウ | : | じゃあ行ってくるね。「こんにちわ~。」 |
ゴードン | : | 「・・・・・・・・・・・・。」 |
ボーデル | : | 「昨日、レニアの家の近くにやってきた連中について調べて欲しいのだが。」 |
ゴードン | : | 「そんなの分かるかぁぁぁっ!!」(一同爆笑)。 |
GM | : | さすがにゴードンも冷静さを失います(笑)。 |
サンドロ | : | うむ、やはり絞り込みが曖昧すぎたようだな(笑)。 |
アーティ | : | よくよく考えればその通りだね(笑)。 |
ゴードン | : | 「出直してきやがれ。」 |
サンドロ | : | チッ、昨日傷でもつけてれば、目印になったのに。 |
クロウ | : | それより、あの広場について聞いてみたらどう? |
サンドロ | : | それだぁっ!!(一同爆笑)。さすが盗賊、シティアドベンチャーのプロだ(笑)。 |
ボーデル | : | おいおい何だよ、俺たちに対する態度と違いすぎるんじゃないの?(笑)。 |
アーティ | : | 異種族地位向上委員会としては黙っていられんな(笑)。 |
クロウ | : | じゃあボーデル、聞いて。 |
ボーデル | : | 何でワシが聞くんじゃ(一同笑う)。 (しわがれた声で)「ひ、広場じゃ、広場についてじゃ~。」(一同爆笑)。 |
ゴードン | : | 「だから、それじゃわかんねぇよっ!!」(爆笑)。 |
クロウ | : | ボーデル、頭大丈夫~?(爆笑)。 |
サンドロ | : | 『広場でたむろしてる連中がどんな奴か』だよ(笑)。 |
GM | : | お前に発言権はないけどな(笑)。 |
ゴードン | : | 「連中か・・・・・・ガラは宜しくないな。あそこには色々な連中が来るからな。不良少年やら暴走族やら。」 |
ボーデル | : | 暴走族って、バイクもないのに? |
GM | : | 徒歩だ。夜中に街を全力疾走するんだよ(一同大爆笑)。 |
サンドロ | : | ・・・・・・やはりこの街は馬鹿ばかりだ(笑)。 |
GM | : | 「酔い覚ましに立ち寄る奴もいるだろうし。そういえば昔、海賊があそこでよくリンチしていたな。」 |
ボーデル | : | カデラの奴、かなり適当な情報を教えおったな! |
サンドロ | : | 「殺してやる殺してやる殺してやる・・・・・・。」 |
ゴードン | : | 「まぁこんなところだろう。じゃあ100ガメル。」 |
ボーデル | : | ダラララララララ~、デンデンッ!! 目が$になった!!(一同大爆笑)。 |
ボーデルPLの突然の渾身ギャグに一同笑いが収まらず、暫しプレイが中断されます。 | ||
GM | : | ・・・今、絶対口から100ガメル出てきたっ(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | ブラキだからな。 自分で自分をスロットマシンに改造したんだ(一同爆笑)。 |
ゴードン | : | 「そういや、良い事思い出した。200でどうだ?」 |
クロウ | : | 「教えて。」 |
ゴードン | : | 「カデラの奴だがな、昨日辺りから身の回りが慌しいぞ。何者かに狙われているみたいだ。」 |
ボーデル | : | ワシらの事だったら嫌だよな(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 「それは一体なぜ・・・・・・。」 しまった、私はこの場にいないんだったー!(爆笑)。 |
ボーデル | : | 多分、尻尾を掴まれかけてるからな、今のうちに口封じしてしまおうって事になったんじゃないか? |
クロウ | : | 「何でそうなったの?」 |
ゴードン | : | 「理由はまだ分からん。お前ら何かやったんじゃないのか?」 |
クロウ | : | やってない! |
ボーデル | : | カデラの事を見張っておった方がよいと思うな。 |
アーティ | : | じゃあ行こう。 |
サンドロ | : | ようやく出てきやがった。 「どうだった?」 |
アーティ | : | 「これこれカクカクしかじか。」 |
サンドロ | : | 「そうか。ではカデラの家に向かおう。」 |
アーティ | : | そういえばさ、カデラの家って知ってたっけ? |
一同 | : | あ。 |
クロウ | : | 「ごめんくださーい。」(笑)。 |
ゴードン | : | 「お早いお着きで。」 |
サンドロ | : | 嫌味か。 |
GM | : | お前、入ってきてるの? |
サンドロ | : | いないよ(笑)。 |
GM | : | じゃあ放っておけ。 |
ボーデル | : | 「カデラの家を教えてくれ。」 |
ゴードン | : | 「カデラの家な。(サラサラと地図を書く)ここだよ。」 |
クロウ | : | 「ありがと。」 ボーデル、口の中入れとけ。 |
ボーデル | : | (口に巻き込んでいく仕草)ウィーキシッ! ピー(一同爆笑)。 |
GM | : | データを読み込みやがった!!(爆笑)。 |
ボーデル | : | こんなメモ、もはや不要じゃ。 |
GM | : | ドワーフとは別の生命体に進化しているな(笑)。 |
クロウ | : | 「それじゃあ失礼します。」 |
ゴードン | : | (ドンとカウンターを叩いて)「200っ!!」 |
クロウ | : | あっ、忘れてたっ(笑)。 |
GM | : | ではカデラの家です。 |
ボーデル | : | まずは扉を調べろ。 |
クロウ | : | [ 忍び足 ] で(コロコロ)『15』。 |
GM | : | それは凄いな。物音を立てずに入り口まで近づいたよ。 |
アーティ | : | [ 聞き耳 ] もしておいて。 |
クロウ | : | (コロコロ)『13』。 |
GM | : | 誰もいないと思ったよ。 |
ボーデル | : | では扉じゃ。 |
クロウ | : | [ 罠発見 ] は知力だよね?(コロコロ)6ゾロ(笑)。 |
アーティ | : | また出しやがった(笑)。 |
GM | : | トラップも鍵も何もねぇ。ついでに付近に罠もない(笑)。 |
サンドロ | : | 鍵もない? 既に払われた後か? |
クロウ | : | じゃあ開けるよ。ガチャ。 |
GM | : | 中は土足で踏み込んだ跡がある。調べるなら『シーフLV+知力B』で。 |
クロウ | : | (コロコロ)『9』(笑)。 |
GM | : | それじゃあ分からない。 |
クロウ | : | 他の人達を呼びます。 |
サンドロ | : | 「何だこれは、荒らされているじゃないか!」 |
GM | : | ヒラ目で振っていいよ。 |
サンドロ | : | (コロコロ)『8』。 |
アーティ | : | (コロコロ)『10』。 |
ボーデル | : | (コロコロ)『6』 |
GM | : | 荒らした形跡はあるけど、争った形跡は無いね。どうやら、何かを探したというよりは誰かを探していた感じだ。 |
サンドロ | : | カデラを探していたのか? 仕方ない、つなぎに関して、それっぽい書類とか捜すけど? |
GM | : | 判定の必要は無い。そういったものは一切出てこないね。金品とかは出てくるよ。 |
アーティ | : | 物取りの犯行じゃないね。 |
サンドロ | : | 2階はあるか? |
GM | : | 一応あるけど、調べる? |
サンドロ | : | 何かあるかもしれない。クロウ殿、調べてくれ。 |
クロウ | : | あいよ。(コロコロ)『14』といって調べた。 |
GM | : | 海賊関連の書類は一切出てこなかった。そもそもシーフが紙ベースで情報を管理するはずが無い。 |
サンドロ | : | ではここには用は無い。脱出だ。 |
クロウ | : | 裏口から出ましょう。 |
ボーデル | : | 争った形跡が無いからカデラは無事か。そしたら奴は今、レニアの家かのぅ。 |
サンドロ | : | それか酒場か。 |
クロウ | : | でもレニアさんは仕事に行っているかもよ? |
ボーデル | : | 海賊が仕事に行ったら、数ヶ月単位で帰ってこんぞ(笑)。 |
クロウ | : | では、レニアさんの所へ行ってみましょう。 |
GM | : | (思った以上に時間を食ったな、これで手遅れと。その前に、もう必要なくなったけどランダムエンカウントだ。コロコロ)エール片手に肩組んで歩いている、陽気なガラーナ達と遭遇した。 |
ガラーナ | : | 「よぉーう兄弟! 今日も良い天気だねぇ!!」 |
サンドロ | : | ・・・・・・何も見なかった(一同爆笑)。 |
ガラーナ | : | 「おお、どこ行くんだ兄弟。うわぁ足がもつれる、こけたぁ。」(一同笑う)。 |
ボーデル | : | この酔っ払いどもが(笑)。 |
サンドロ | : | 先を急ごう。 |
クロウ | : | 可哀相(笑)。 |
GM | : | レニアの家の前では、近所の主婦2人が会話に花を咲かせている。 |
クロウ | : | なんで? |
サンドロ | : | 話を聞こう。「失礼、マダム。」と言って話しかける(一同笑う)。 |
マダム | : | 「あらま、なぁに?」 |
GM | : | 整った顔立ちの騎士に話しかけられたので、マダムも少し上機嫌だ。 |
サンドロ | : | 「ここで何かあったのでしょうか。」 |
マダム | : | 「それがねぇ、ついさっき、レニアちゃんの旦那さん? と言ってもまだだけどねぇ。いきなり駆け込んできたと思ったら、物凄い形相で走って行っちゃったのよ。」 |
サンドロ | : | 「レニアさんは?」 |
マダム | : | 「レニアちゃん? 留守みたいなのよね。」 |
クロウ | : | あっ、あっ、あ~。何となく分かった。 |
アーティ | : | 遅かったみたいだな。 |
サンドロ | : | 「カデラさんはどちらに向かわれたか分かりますか?」 |
マダム | : | 「あっちよ。」 |
GM | : | それによって何か推測できるか、『冒険者LV+知力B』で『12』以上。 |
サンドロ | : | (コロコロ)『15』! |
GM | : | 例の “溜まり場” の方角だね。 |
サンドロ | : | ! きたか! |
ボーデル | : | (某国民的サッカーアニメのOP)ダッシュダ~ッシュダシュッ♪(一同爆笑)。 |
GM | : | ドワーフはダッシュしても遅いからな(笑)。 |
アーティ | : | <フィジカル・エンチャント>! |
GM | : | かけるのか!? |
アーティ | : | かけるさ(笑)。 |
ボーデル | : | 足の遅い奴を基準にするのは軍隊の基本だからな。 |
アーティ | : | 軍隊じゃないけどね(笑)。 |
GM | : | 溜まり場の近くにまで到着した。そろそろ <フィジカル・エンチャント> が切れる。溜まり場は騒がしいね。 |
クロウ | : | [ 忍び足 ] で近寄ろうか? |
ボーデル | : | いや、ワシは特攻する。 |
クロウ | : | 話を聞いた方が良くない? |
サンドロ | : | ・・・・・・そうだな、一刻を争うし、さっさと駆けつけよう。 |
GM | : | では前情報一切無し。状況を説明すると、4人の男に囲まれて、カデラが血と泥だらけで倒れている。ど突き回されたのだろう。広場の隅の方にはズタ袋が転がっていて、レニアが詰められている。 |
ボーデル | : | ・・・・・・話を盗み聞きした方がよかったかな(笑)。 |
GM | : | 走りこんできた君達に対し、彼らは |
モグリ's | : | 「何だテメェ等は!」 |
GM | : | とチンピラ風に尋ねてくる。 |
サンドロ | : | 情報が聞けなかったのは残念だが、拷問にかけて聞き出せば良い。 |
ボーデル | : | また過激な事を言ったよ(笑)。 |
サンドロ | : | 「貴様ら、どこの海賊団の者だ?」 |
モグリ | : | 「そんな事教えるか! やっちまえ!」 |
GM | : | と戦闘態勢に入るよ。全員バトルアックスとハード・レザーだ。 |
サンドロ | : | カデラはどうなっている? 生きているか? |
GM | : | 分からない。君が呼びかける暇は、周りの彼らが与えてくれない。 |
GM | : | 一応、周りが騒がしければ毎ラウンド抵抗チェックが可能だけれど・・・・・・目標値『15』はちと無理だな(笑)。 |
ボーデル | : | 全員縛り付けてやろう。 |
GM | : | そういえばカデラの抵抗判定をしていないな。かなり無理だが(コロコロ)凄い出目だ。抵抗成功。 |
ボーデル | : | という事は意識があるのか。 |
GM | : | ゲホゲホ言っている。 |
ボーデル | : | ならば事情を聞くぞ。 |
クロウ | : | ゲホゲホ言ってるよ。回復してあげたら? |
ボーデル | : | (きょとんとしている)。 |
クロウ | : | お前だよ!(笑)。 |
アーティ | : | しっかりしろ回復役(笑)。 |
ボーデル | : | 「ほーれ <キュアー・ウーンズ> じゃ~。」(コロコロコロ)おおナイス、『10』点回復。 |
GM | : | では、カデラは頭を振りながら起き上がる。 |
カデラ | : | 「くっそ、お前らのせいで酷い目にあったぜ。それよりレニィは?」 |
サンドロ | : | なら、私はレニアさんのズタ袋を開けに行こう。 |
GM | : | なら、中からレニアを助け出せるよ。意識はないけど。 |
サンドロ | : | 生きているのか? |
GM | : | 脈はある。眠っているだけのようだ。 |
サンドロ | : | 起こそう。 |
GM | : | 揺らしても起きないね。『シーフまたはセージ技能LV+知力B』で振ってみ。知名度は『14』だから。 |
クロウ | : | (コロコロ)うっ(笑)。頼むセージ。 |
サンドロ | : | それっ(コロコロ)『13』だ。1足りないな。「おいカデラ、生きてるから安心して容態を見ろ。」 |
カデラ | : | カデラが判定(コロコロ)「こいつは・・・・・・【サンドマンズ・サンド】って毒だ。良かった、眠っているだけだ。」 |
ボーデル | : | 「ではそろそろ事情を話してもらおうか。シラを切ると首が飛ぶぜぇ~。」(笑)。 |
サンドロ | : | 違う。お前の獲物はモールだから首がもげるんだ(一同笑う)。 「それはそうと、事情を話してもらえないだろうか。」 |
カデラ | : | 「・・・・・・お前らが来なければ、こんな事にはならなかったんだ。」 |
ボーデル | : | 「こいつらは何者だ?」 |
カデラ | : | 「こいつら? ああ、モグリの海賊だ。ギオルドって海賊の部下だよ。 俺とギオルドは古い馴染みでな。奴がヤバイ事をやっているのは知っていたが、できる限りのサポートをしてきたんだが・・・・・・こんなにも信用されていなかったとはな。」 |
一同 | : | ??? |
GM | : | ではここに至るまでの経緯を説明します。 カデラはギオルドというモグリの海賊と親しかったのです。ですが、君達が『モグリの海賊を探している』という名目でカデラに接近し、家に押しかけているのを目撃したギオルドの部下はそれを報告、『奴は俺たちを売った。売ってないにしても、このままではいずれ売られる』と感じたギオルドの命によって、レニアを誘拐してカデラをおびき出し、始末しようと目論んだ訳です。 |
サンドロ | : | あ~、そういうことか。 |
ボーデル | : | う~ん、潰せるものなら潰してしまいたいが、50人以上はいるであろう海賊団を叩き潰すのはマンガでもない限り無理だ。 |
サンドロ | : | 「ギオルド配下の海賊は、何人ぐらいいるのですか?」 |
カデラ | : | 「ああ、そいつは正確には海賊じゃねぇ。お前らなら分かると思うが、モグリのつなぎ役って奴だ。」 |
ボーデル | : | ほほ~う。 |
カデラ | : | 「だから、それほど多くはいないと思う。」 |
アーティ | : | そいつを突き出せば終わりだ。 |
サンドロ | : | 「そいつの居場所を教えて頂きたいのだが。」 |
カデラ | : | 「・・・・・・ああ、別にいいぞ。」 |
ボーデル | : | 「悪かったのぅ。そしたらワシらは、これ以上お前達に関与せんよ。」 |
カデラ | : | 「いや、ギオルドが俺のことをどう思っているのか良く分かった。良い機会だ、ここいらで馬鹿のお守りからは手を引くことにするよ。」 |
ボーデル | : | こいつら(ギオルドの部下達)はどうする? |
サンドロ | : | 船団ギルドに放り込むか? それともゴードンに引き渡す? |
アーティ | : | いや、こう縦に寝そべらせて・・・・・・。 |
GM | : | <ライトニング> の的は止めてあげて下さい(一同笑う)。 |
クロウ | : | 王様に突き出そうよ。 |
ボーデル | : | ボイルにしろゴードンにしろ、こんな厄介者押し付けられても迷惑じゃろうよ。 |
サンドロ | : | ならギアースだ。 |
ギアース | : | 「ほほぅ。モグリの海賊を捕らえたか。だが、そんな下っ端を連れて来られてもなぁ・・・・・・。」 |
ボーデル | : | 「連れ歩いても邪魔だから預かって欲しいだけじゃ。」 |
ギアース | : | 「トップを連れてきてくれないとよ。こんな末端、斬首の練習ぐらいにしか使い道がない。」 |
アーティ | : | さらっと恐ろしい事言った(笑)。 |
サンドロ | : | 「ご安心を。既に首領格の居場所は判明しております。」 |
ボーデル | : | 「これこれこういう男で、名をカデ・・・・・・ギオルドと申します。」 |
ギアース | : | 「ほっほぅ。したらば、もはやそれで十分なのだが・・・・・・。」 |
サンドロ | : | 「いえ、是非とも我が手で捕らえたいと思います。」 |
ギアース | : | 「あ~、さよか。・・・・・・まぁいいわ。頑張れ。」 |
アーティ | : | かっるいなぁ(笑)。 |
サンドロ | : | ・・・・・・まぁ、騎士団を派遣してもらった方が楽なんだがな(笑)。 |
GM | : | こっちとしても、ラストバトルがなくなってしまって悲しくなるが。 |
サンドロ | : | ギオルドのアジトを全員で取り囲んで・・・・・・。 |
ボーデル | : | 「焼き討ちじゃー。火を放てー!!」(一同爆笑)。 |
GM | : | し、しないしない! 街中でそれはしないっ!!(爆笑)。 |
アーティ | : | さて、じゃあさっさと行こうか。 |
サンドロ | : | あまり時間をロスしたくないからな。 |
もう十分ロスしているよ。 |