scenario5 戯言

 今回の目論見は、海賊の国“バイカル”という事で海賊ネタ。といっても、なぜか海ではなくシティアドベンチャーになってしまいましたが(笑)。理由も特にあるわけでなく、ただ『シティアドベンチャーシナリオが作りたかった』からという。
 ちなみに、モグリの海賊などの設定は完全にオリジナルで公式設定ではありません。“海賊王”が取り仕切るシマでそんな度胸のある者がいるのかは定かではありませんが、複数の部族が集まってできた国なので、中には言う事を聞かない奴もいるだろうと。
 あとは、次回のシナリオへの足掛かりとして。
 少年ジャンプ連載の『ワンピース』じゃあるまいし、“海賊王”なんてのが腹黒くないわけが無い。人魚の島へと行きたいなら、それなりの代価が必要だろうと。ワールドガイドでは、有力な部族に頼んで、代価として『貴重なマジックアイテムを渡した』とありますが、こっちではあまりマジックアイテムを持たせておきたくないので(笑)代わりにPCに働いてもらいました。

■ シナリオ終了後の感想
 セッションが終わってから2年も経って感想も何もあったものでは無いですが(笑)感想をひとつ。
 ギオルド宅最高。もうここのシーンにつきますね。
 罠も調べずに扉ブチ破ると言い出した時には思わず笑っちゃいそうになりました。「もしかしてお前、罠の事気づいていてわざと狙ってる?」とか、一瞬疑ってしまいましたもの(笑)。
 その後の尋問(拷問)シーンもGM冥利に尽きる好きな展開で、意識せずとも次から次へと台詞が出てきました。
 それと、今回はアーティの魔法が冴えてましたね。毎回これならヒーローなんですけどね。
 せっかくの6ゾロを <エンチャント・ウェポン> なんぞで出しているうちはまだまだですな(笑)。

 最後に。
 読み返せば読み返すほど未完成なシナリオです。
 なんと言っても情報量が少ない(これは、俺の作るシナリオ全てに言える)。PCにもう少し情報を与えていれば、より自由に動き回れていたと思う。
 テストプレイなどが望めない分、シナリオはしっかりと煮詰めてあげないと。これからも精進です。