衝撃! 風雲た○し城
GM | : | しばらく進むと例の建造物が見えます。 |
アーティ | : | どんな感じ? |
GM | : | だだっ広い湖の中心部が孤島になっていて、そこに白い遺跡が建っているね。 湖には直径3mぐらいの蓮の花が浮いているね。 |
アーティ | : | ! それに乗って行け、という事だな。 |
サンドロ | : | ・・・・・・・・・・・・これって『風雲○けし城』だろ!!(一同爆笑)。 |
GM | : | (視線を外して)いや、決してそうだとは言わんが?(笑)。 |
サンドロ | : | 蓮の葉の中に、いくつか本当の浮島があって──。 |
アーティ | : | それに乗っちゃうと転覆するんでしょ?(笑)。 |
GM | : | 馬鹿者共が。そんなギャグみたいな事をこの俺がするとでも? |
アーティ | : | お前ならやるだろGM! わかってるって!(笑)。 |
GM | : | とりあえず『冒険者LV+知力B』で振って下さい。 |
サンドロ | : | 冒険者LVは私が一番高いんだ。私が王だ!(コロコロ)ヘェエ~!!(絶叫)。 |
GM | : | 1ゾロじゃねぇか(笑)。 |
アーティ | : | (コロコロ)『11』。 |
ボーデル | : | (コロコロ)『12』。 |
クロウ | : | (コロコロ)8だから11の・・・・・・『14』。 |
GM | : | お、『14』は気づいた。ではクロウが湖をじぃっと見ていると──。 |
クロウ | : | じぃー。 |
GM | : | 一枚の枯れ葉がヒラヒラと湖に落ちてきたんだが、その枯れ葉は水面に浮かぶ事なく『スルッ』と沈んでいったのだ。 |
サンドロ | : | じゃあ石を投げてみよう。軽い石をポイッ。 |
GM | : | ・・・・・・それは一瞬で沈むな。 |
クロウ | : | 石は普通沈むでしょ。 |
サンドロ | : | ・・・・・・石が沈むのは当たり前じゃねぇか!(一同爆笑)。 |
クロウ | : | そうだよ! だから言ってんじゃん!(笑)。 |
GM | : | 石を湖に投げ込んだ訳だけど、まったく水面が揺れることなく、そのまま『スッ』と落ちていったよ。 |
アーティ | : | この湖は <イリュージョン> か? |
サンドロ | : | 手ぇ突っ込んでみる。軽く少しだけね。 |
GM | : | 手ぇ突っ込んだ? 水は確かに存在するね。 |
アーティ | : | その感触は? 普通の水? |
GM | : | いや、凄く粘っこい。で、突っ込んだサンドロは、これからこの水が取れるまでの間は『器用度B』に『-1』な。 |
サンドロ | : | チッ、更に下がったか。ま、いいや。 |
アーティ | : | 水の質が普通と違うのか。 |
ボーデル | : | というかこれは水じゃないようだの。枯れ葉が乗せられないんじゃ、船でも簡単に沈むし。これは渡れん。 |
クロウ | : | え、でもなんで蓮の葉は浮いてられるの? |
ボーデル | : | ん、それは謎だな。確かに言えてる。 |
サンドロ | : | 蓮の葉の上に石を投げてみていい? |
GM | : | 乗っかった。 |
クロウ | : | 次、ボーデル乗ってみて。(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 万が一沈んだら、二度と浮いてこれないんだけど(笑)。 |
アーティ | : | でも27ラウンドは生きていられるんだよね(笑)。 |
ボーデル | : | こんな粘っこい水の中、自力で上がってこれるのかよ。 |
サンドロ | : | じゃあもうちょっと重い石を・・・・・・普通なら蓮の葉ごと沈むようなサイズの石を投げてみていいか? |
GM | : | 蓮の葉がこう、ボコッと窪むけど浮いてるね。 |
クロウ | : | 浮いてるぞ。 |
ボーデル | : | やばい、誘惑に駆られてきた。風雲たけ○城ゲームやりてぇ(笑)。 |
クロウ | : | 行くな行くな(笑)。 |
GM | : | 湖の中に蓮の葉は点在しているが、だからと言って埋め尽くしている訳じゃない。葉と葉の間には数mの間隔がある。 |
サンドロ | : | よし、私が行ってみよう。 |
ボーデル | : | ちなみに渡って行けそう? 1個づつピョンピョンピョンって。 |
GM | : | そうだね。判定が必要っぽいね。 |
ボーデル | : | ワシは無理じゃ。 |
サンドロ | : | 行ってみましょう。とりあえず一番近そうな蓮の葉の上に軽く乗ってみるよ。 |
ボーデル | : | 念の為、君のロープを括り付けておこう。 |
クロウ | : | そうだ。ボーデルが持っててくれ。 |
サンドロ | : | いざとなったらすぐに引き上げてくれ。 |
GM | : | じゃ『冒険者LV+敏捷度B』で目標値『13』。 |
ボーデル | : | 結構高いぞ。 |
サンドロ | : | ハード・レザーで『13』って事はダイスで6以上だな。出る時は出る(コロコロ)ほぉら完璧。 |
GM | : | うん飛び乗った。乗った瞬間、足元の蓮の葉が『ボフッ』と沈み込んで──。 |
サンドロ | : | 「ウワァァァァァーーーッ!!」 |
GM | : | 葉は今にも破れて沈んでしまいそうなんだけど、なんか柔らかいマットみたいな感じの弾性があります。ウォーターベッドみたいな感じ。 |
ボーデル | : | じゃ次行く? |
アーティ | : | あ、何回くらい判定したら、この真中の遺跡に行ける? |
GM | : | だいたい3~4回ぐらいじゃないだろうか。 |
サンドロ | : | ・・・・・・わかった。じゃあ次ぎ行くぞ。ハァー!! |
GM | : | じゃ次だけど、足場が悪いから目標値『14』ね。 |
クロウ | : | え、そんな高くなるの? |
ボーデル | : | トゥル、トゥル、トゥルー。もう始めてしまった。後戻りはできん。 |
サンドロ | : | い、行くぜぇー! ハァー!!(コロコロ)。 |
アーティ | : | あ。 |
クロウ | : | あ。 |
ボーデル | : | あ(笑)。 |
サンドロ | : | あ、沈んだ(一同爆笑)。 |
GM | : | トプンッ。 |
クロウ | : | 引くぞー!(爆笑)。 |
GM | : | じゃあ水に浸った瞬間、急速にもがく力が奪われていき、そのままどうすることもできずに体が沈んでく。 |
サンドロ | : | 「あっ・・・・・・(ゴボゴボ)。」 |
アーティ | : | 意識飛んでるよこいつ(笑)。 |
GM | : | 自由落下するぐらいの勢いで一気に沈んで行くね。ロープが一瞬にして持っていかれる。 |
クロウ | : | 引っ張れ引っ張れ引っ張れ。 |
GM | : | 引っ張るんでしたら『冒険者LV+筋力B』で振って『13』以上。 |
アーティ | : | 3人いるんだが? |
GM | : | 誰かが成功すればいい。 |
ボーデル | : | (コロコロ)おうっ、これはいったぞ。 |
GM | : | じゃあ物凄く時間掛かったけど、引き上げには成功した。ロープを握っていた人はこの水が手に付着して器用度『-1』な。 |
ボーデル | : | それはそうと、こいつ生きてるか? |
GM | : | 引き上げると、救いようの無い状態のサンドロが出てくる(笑)。 |
サンドロ | : | 目が虚ろになってんの。 |
GM | : | 君はすべての判定に『-2』のペナルティな。頭が重くて集中力が無くなるから、知力ボーナスもね。 |
サンドロ | : | あいよん。 |
アーティ | : | うわぁやばい(笑)。 |
クロウ | : | 蓮の葉を渡るのはやめた方がいいんじゃない? |
ボーデル | : | 危険じゃ、このサンドロの様を見てるととても危険じゃ(笑)。 |
クロウ | : | ってゆうか、どっかで洗おうよ。 |
サンドロ | : | 水辺まで運んでくれ。ロープに付けたままでいいから引きずってくれ。私はボーゼンとして動けない。 |
クロウ | : | 海で良いならば浜辺まで連れて行こう。 |
ボーデル | : | 塩水に放りこむのか?(笑)。 |
サンドロ | : | この状況に比べたら、塩水の方がまだましだ。 |
ボーデル | : | まぁな(苦笑)。 |
GM | : | じゃあ戻る訳ね。えーじゃあ君達は7mの絶壁の前に絶句する。 |
ボーデル | : | ああ、さっきの所ね。 |
サンドロ | : | まだロープが残ってるから俺を括り付けて降ろして。 |
GM | : | じゃあブラーンブラーンと。まるでドザエモンだな(笑)。まぁいい降りた。目の前には水があるぞ。 |
サンドロ | : | (物欲しそうに手を伸ばして)「あ・・・・・・あ・・・・・・。」 |
ボーデル | : | そんな演技してもテープには入んねぇから、早く入れ!(笑)。 |
GM | : | 入った。普通に拭っても取れなかったんだけど、水に入れると少しずつだけど取れてる感じがする。とはいえなかなか取れんぞ。 |
ボーデル | : | じゃワシも降りて手を洗う。 |
クロウ | : | ロープも洗っといて。 |
GM | : | 手ぇ洗うだけで結構掛かった。サンドロは全身を洗うのに、誰かの手を貸りても1時間かかる。 |
ボーデル | : | ワシが手伝っても文句を言うだろうからな。 |
サンドロ | : | 野郎に手伝ってもらうぐらいだったら1人で洗う! |
クロウ | : | じゃあ皆で下に降りて、地下水路を調べる? |
サンドロ | : | そうだね。と言う訳でさっきの水は綺麗に洗い流した。ハード・レザーも綺麗に洗って、カチャンカチャンと装着してバサッとマントを羽織ろう。 「うむ、待たせたな。」 |
ボーデル | : | 塩の香りのする騎士になった。 |
クロウ | : | お前の手もな。 |
ボーデル | : | おお! ドワーフなのに海の男になってしもうた(笑)。 |
クロウ | : | 皆、日に焼けてると思うけどね。 |
GM | : | だな(笑)。3日間も日に当たってきたんだもんな。 |