破滅へのカウントダウン
GM | : | では無事 “ロドーリル” に到着だ。 |
トムさん | : | 「ではワシは向こうで商売があるのでな。ここまでじゃの。」 |
GM | : | と言ってトムさんは去っていく。 |
クロウ | : | 「ありがとー。」 |
ボーデル | : | 街の様子は? |
GM | : | “プリシス” と交戦中というのは伝えたよね。街中はそういった重苦しい雰囲気に包まれているよ。あと、兵士がやたらと多い。 |
サンドロ | : | しまったな、ちゃんと名乗りを上げて入国した方が良かったかもな。こっちは公の使者なんだし。 |
GM | : | では皆さん、『冒険者LV+知力B』で振ってみてください。 |
クロウ | : | (コロコロ)『15』。 |
GM | : | 街中を見回してもですね、魔術師・神官といった人々が全く見当たらないね。 |
サンドロ | : | (大げさに)なぁんでだろうなぁ~(爆笑)。 |
アーティ | : | これちょっとヤバイなー!!(爆笑)。 |
GM | : | あと、街中が女王のジューネ様の肖像画で溢れている事にも気がつきます(笑)。 |
クロウ | : | なにそれ?(笑)。 |
サンドロ | : | なぁんで魔術師がいないのかなぁ~(笑)。 |
ボーデル | : | マズイ、さっさと杖を売らねば(一同笑う)。 |
アーティ | : | 剣と鎧を買ってこよう(笑)。 |
サンドロ | : | 怖いねぇ(笑)。 |
クロウ | : | まず杖を何とかしよう。じゃあ折る!(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 折るな! それにマジックアイテムだから折れんわ!! |
クロウ | : | 何でこの街には魔法使いがいないんだろうね? |
ボーデル | : | これは確実に魔法狩り政策が行われているに決まっている。警戒しよう! |
GM | : | ・・・・・・何故そう考える? 魔術師の姿が目に付かないだけで魔法狩り政策なんて、普通はそんな風には思わないと思うが? |
一同 | : | ・・・・・・うん。 |
GM | : | サンドロも変に煽るな。 |
サンドロ | : | はいよ。「とにかく宿を探しましょう。」 宿の確保、これ基本なり。 |
GM | : | (宿屋のデータが行方不明)宿屋宿屋宿屋・・・・・・や~どやぁぁぁ!? ああ、あったあった、見つかった。冒険者の店を探して歩いているんだが、もはや潰れたものしか見つからないね。 |
クロウ | : | え~。 |
アーティ | : | 冒険者狩り?(笑)。 |
ボーデル | : | 近くの人をとッ捕まえて聞いてみたい。 「こういう店は潰れちまったのかの?」 |
住民 | : | 「あ~、最近この国じゃあ冒険者ってのは儲からねぇからな、次第に寂れてったよ。あんたら、珍しい方だよ。」 |
アーティ | : | じゃあ俺達目立ってる? |
クロウ | : | 他の冒険者もいるにはいるんだよね? |
GM | : | いることはいるみたい。 |
ボーデル | : | 「やはり、戦争が関係あるのかの?」 |
住民 | : | 「そうだろうな。最近、城で大量に兵士を募集していてな、なんでも冒険者にもお声がかかっているそうだ。兵士の方がジューネ様の傍に近づけるってんで、みんなそっちに鞍替えしちまっているみたいだぜ。」 |
ボーデル | : | 「う~ん、そいつは納得じゃあ。」 と話しを合わせておく(一同笑う)。 |
アーティ | : | ドワーフが(笑)。 |
住民 | : | 「流石ジューネ様、ドワーフすら魅了してしまうとは。」(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 心外じゃ(笑)。 |
住民 | : | 「おいドワーフ、お前話しが分かるな。あそこの売店でジューネ様の肖像画を100ガメルで売っているぞ。」 |
アーティ | : | それボッタクリじゃねぇの?(笑)。 |
ボーデル | : | 「おおー! それは情報提供ありがとう。すまんのぉ!」 |
住民 | : | 「良いってことよ。ジューネ様のファン同士じゃないか。」 |
ボーデル | : | 礼を言って立ち去ろう(笑)。 |
サンドロ | : | なんだ・・・・・・この苛立ち感はいったい・・・・・・。 |
住民 | : | 「ああ、ついでだ。そこの角を曲がったところに |
サンドロ | : | 激しく行きたくないな(笑)。 |
ボーデル | : | 「う~む、かたじけない。」 |
サンドロ | : | 別に普通の宿で良いんだが? |
アーティ | : | ってか、宿が少なくない? |
クロウ | : | 旅人は一体何処に泊まるわけ? |
GM | : | (声のトーンを落として)さぁ・・・・・・一体何処にだろうねぇ・・・・・・。 |
クロウ | : | 怖いよぉ(笑)。 |
ボーデル | : | まぁいい、どうせならそこに向かおう。 |
GM | : | 『麗しのジューネ様』亭に到着だ。 |
サンドロ | : | 宿は空いているかな? |
GM | : | 中には冒険者の姿は殆ど無いね。一般客や兵士が食事を取っている。 |
アーティ | : | どんな感じ? |
GM | : | そうだね、他国の冒険者の店と違って、依頼の張り出しが全く無い。代わりにジューネの肖像画が至る所に飾られている。 |
サンドロ | : | 壁に貼ってあるはずの依頼が無いか・・・・・・まぁいい、カウンターに行こう。 「宿を取りたいんだが?」 |
主人 | : | 「ああいいぜ、2階は全部空いてる。」 |
ボーデル | : | 全部か(笑)。 |
サンドロ | : | 「一番良い部屋を2部屋頼む。」 男部屋と女部屋だ。お金はどうせラヴェルナ銀行から支払われるからな。 |
GM | : | では、ラヴェルナは幾ばくかのお金を支払います。 |
アーティ | : | 便利だ。 |
ラヴェルナ | : | 「では、私はこれから魔術師ギルドを探しに行きます。皆さんは自由にして下さって結構です。」 |
サンドロ | : | 「私も同行いたします。」 |
クロウ | : | 盗賊ギルドを探してきます。 |
ラヴェルナ | : | 「でしたら、ついでに魔術師ギルドの事を聞いてきてください。どうにもそれらしい建物が見当たりませんので。」 |
クロウ | : | 「は~い。」 っていうか、魔術師ギルドって見て分かるの? |
GM | : | 魔術師ギルドは基本的に塔なんだ。 |
クロウ | : | そうだったの!? |
GM | : | おう。上に行くほど、位の高い魔術師の研究所やらなにやらがあるらしい。 |
サンドロ | : | D&Dの頃から、魔術師=塔と相場が決まっているのさ。 |
GM | : | っていうのが見当たらないので、ついでに聞いてきてくれと。 |
サンドロ | : | 残りの2人はどうするんだ? |
アーティ | : | 俺は武器屋を探したいんだが。 |
サンドロ | : | ・・・・・・君は魔術師の風上にも置けないな。 |
アーティ | : | 何を言う!(笑)。 |
サンドロ | : | 魔術師ギルドを探せよ!(一同笑う)。 |
GM | : | 彼はね、グレソに <クリエイト・デバイス> をかけて頂きたいんだと。 |
サンドロ | : | それ、幾らかかるんだ? |
ラヴェルナ | : | 「私がかけて差し上げます。」 |
アーティ | : | 以前約束していたのだ。 |
サンドロ | : | 何でそんな意味の無い事を。 |
GM | : | ぶっちゃけるとね、キャラクターに味付けをしたいんだよ(笑)。 |
アーティ | : | このキャラ、薄過ぎるんだよ!(笑)。 |
ボーデル | : | なにおうッ!? 貴様には “スーパーアンロッカー”の称号 があるだろうが!(一同笑う)。 |
アーティ | : | 一度でも失敗したら地に堕ちるじゃないか! |
GM | : | でもまだ失敗してないよな。 |
アーティ | : | そうなんだよな(笑)。 |
サンドロ | : | そういう事情なら仕方ないかな~。 |
アーティ | : | でも、俺もラヴェルナについて行こう。ラヴェルナがいないと魔法掛けてもらえないし、歩いてりゃ武器屋も見つかるでしょ。 |
ラヴェルナ | : | 「ボーデル神官はどういたしますか?」 |
ボーデル | : | 「ワシは街の動向でも探るとするかの。」 |
ラヴェルナ | : | 「では、貴方の方でも情報収集をお願い致します。そうですね、2刻ほどで切り上げて、ここで集合としましょう。」 |
サンドロ | : | こっちとしてもその予定。「では夕方頃に。」 |
GM | : | ではまずは武器屋から。 |
サンドロ | : | 我々だな。 |
ボーデル | : | 武器屋の前には行列が! |
GM | : | そんな事はない。 |
アーティ | : | ではおっちゃんに 「この店で最高級の・・・・・・一番軽いグレートソードを!」(笑)。 |
おやじ | : | 「そうだな・・・・・・ここにな、その昔 “剣匠” が使っていたという──。」 |
アーティ | : | ケンシロウ!? |
GM | : | 剣匠だ、け・ん・しょ・う!(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 危険だ(笑)。 |
GM | : | 続けていい?(笑)。 |
おやじ | : | 「その昔、“剣匠” が使っていたという必要筋力『29』の通称 【ドラゴンころし】 が──。」(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 持てない持てない!!(爆笑)。 |
ボーデル | : | 持ったら攻撃力に『-14』だ(笑)。 |
GM | : | さて、高品質『5』のグレートソードで必要筋力いくつのがあるか。リプレイにならって3D6で決めようか。 |
アーティ | : | てりゃっ(コロコロ)『12』。 |
GM | : | 必要筋力『12』。元の必要筋力は『17』の品だな。 |
アーティ | : | 意味が無い。 |
GM | : | う~む、お前のキャラクターの肉付けだからな。もう一度チャンスをやろう。『冒険者LV+知力B』で難易度『8』の判定に成功したらあることにしよう。 |
達人ならまず失敗しないが、プロ程度では成功は五分五分という難易度。 | ||
クロウ | : | それって無謀。 |
ボーデル | : | やるだけやってみればいい。 |
アーティ | : | とーぜん、やる。 |
GM | : | では目標値が(コロコロ)おやぁ4?(一同爆笑)。『12』!(笑)。 |
サンドロ | : | いける! いけるぞ!(笑)。 |
アーティ | : | 良い目出ろっ(コロコロ)9で『14』! |
GM | : | 見つかった(笑)。 |
クロウ | : | 良かったね~。 |
アーティ | : | 「こいつを頂く!」 |
おやじ | : | (さらっと)「3割増しな。」 |
アーティ | : | 「なんだとぅ!?」 |
ボーデル | : | 戦争中だからのぅ。 |
アーティ | : | うー、大丈夫だ買える。それでも買う。 |
GM | : | さて気になるプライスは・・・・・・2236ガメルだね。 |
アーティ | : | たっか。でも足りるから買う。 「ではラヴェルナさん、これに <クリエイト・デバイス> を!」 |
サンドロ | : | 「それは宿に戻ってからにしたらどうだ?」 いや、危ないからってわけじゃないよ、こんなところで魔法を掛けるのは一般的に考えても非常識だろうからな。 |
ラヴェルナ | : | 「そうですね。それは戻ってからにしましょうか。それにしても良くこんな業物がありましたね。」 |
アーティ | : | まったくだ。 |
おやじ | : | 「ここ最近、戦争戦争で武器の需要が高まっているからな。“死の商人のトム” という男を介して武器を仕入れているんだ。」(一同爆笑)。 |
クロウ | : | トムさん~?(笑)。 |
アーティ | : | アレは伏線だったのか、やるな!(笑)。 |
おやじ | : | 「その男から高品質の武器を大量に入荷しているんだ。」 |
サンドロ | : | なるほど(笑)。そういえばその剣、馬車の中で見かけた気がする(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 大根を売っているというのは嘘じゃったのか! |
GM | : | いや、大根も売ってる(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | 取引の合言葉は『俺に大根を売ってくれ』?(一同大爆笑)。 |
GM | : | 甘く見るなよ。最強の剣だと思ったら刀身が大根かも知れないんだぞ(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 大根ブレ~ド(笑)。 |
ボーデル | : | わざわざ刀身を大根にするのは凄い手間のような気が(笑)。 |
GM | : | なめんな、+1の大根だぞ!(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 大根の+1って何なの? 美味しいの?(笑)。 |
ボーデル | : | 辛いんじゃ(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | では話を戻すぞ。<クリエイト・デバイス> は宿に戻ってからかけるでいいな? |
アーティ | : | あい。 |
サンドロ | : | ここで使ったら、PCが知らず知らずのうちに窮地に陥るからな(笑)。 |
ラヴェルナ | : | 「では、続いて魔術師ギルドを探しましょうか。」 |
サンドロ | : | 「それにしても、賢者の学院の塔が見当たりませんね。もしかしたらこの街の魔術師ギルドは、塔ではないのかもしれませんね。」 |
ラヴェルナ | : | 「そうかも知れませんね。ではサンドロ、よく注意して回るようにしてください。」 |
GM | : | では次、盗賊ギルド。まずは探してくれ。 |
クロウ | : | 何で判定すれば良いの? |
GM | : | 難易度『3』として、『シーフLV+知力B』で(コロコロ)『10』以上。 |
クロウ | : | こっちは7だから・・・・・・1ゾロ以外?(コロコロ)『14』。 |
GM | : | 『あれじゃないかな?』ってのが見つかった。 |
ボーデル | : | 髑髏マークの看板の店。 |
クロウ | : | それって爆弾でも扱ってんじゃないの? |
GM | : | 中に入ると、例によってジューネの肖像画があるのだが、その鼻には安全ピンが刺さっている。 |
サンドロ | : | どこかで聞いたな(笑)。 |
アーティ | : | じゃあ、両目に画鋲を(笑)。 |
ボーデル | : | この街の盗賊ギルドは反国家的なのか? |
サンドロ | : | レジスタンスだったり(笑)。 |
クロウ | : | うう、嫌だけど入る。 |
ギルド顔役 | : | 「お嬢ちゃん、新顔だね?」 |
ボーデル | : | 顔通しだ。 |
クロウ | : | そうだね、どうしよう(笑)。 |
サンドロ | : | ヘイ兄弟! でいいじゃないか(笑)。 |
クロウ | : | 「ヘイきょうだ~い!」(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 本当にやるとは(笑)。 |
クロウ | : | えっ? えっ?(笑)。 |
GM | : | どんどんキャラクターが変わっていくな(笑)。 |
ボーデル | : | 臨機応変に変わっていくのじゃよ。 「本当の私はどこ???」(一同爆笑)。 |
クロウ | : | うるっさいよ!(笑)。 |
ギルド顔役 | : | 「・・・・・・盗賊ギルドに何のようだ?」 |
アーティ | : | いきなり睨まれてる(笑)。 |
クロウ | : | 「顔通しに来ました。この街には “オーファン” から調査で来たんですけど、来たばっかりで何も分からないのです。」 |
サンドロ | : | ・・・・・・この女、私達の任務を全て暴露するつもりか(笑)。いや、別にお忍びじゃないからいいんだが。 |
ギルド顔役 | : | 「そうかい。まぁいい、どんな情報もガメル次第だ。」 |
クロウ | : | 「まず最初に、魔術師ギルドがどこにあるか教えてください。」 |
GM | : | そう聞くとですね。顔役は目を丸くします。 |
ギルド顔役 | : | 「お嬢ちゃん、この国には初めて来たのかい?」 |
クロウ | : | 「え、ええ、そうですけど?」 |
ギルド顔役 | : | 「滅多な事は言うもんじゃねぇぞぉ。 この街に魔術師ギルドなんざありゃしないんだからな。」 |
クロウ | : | えっ? |
アーティ | : | 無いのか? |
サンドロ | : | (当然といった感じで)そりゃそうだ。 |
GM | : | というところで、別の人の場面に移るか。 |
ボーデル | : | 嫌な予感がするのぅ(笑)。 |