運命は女帝の手の内に
サンドロ | : | さて、我々は一体どうなるのだ。 |
GM | : | 君達はVIPだからな。直接ジューネのもとに連行されるよ。それに、裁くのはジューネだしな。 |
アーティ | : | どんな罰が。 |
GM | : | 逆さ吊り・城内引き回し・三角木馬の刑の後に打ち首獄門だな。 |
アーティ | : | 殺るならさっさとしやがれ(笑)。 |
GM | : | というわけで、君達は厳重に包囲されながら “サンダークラップ城” に連行される。 |
サンドロ | : | そんな名前なのか(笑)。 |
アーティ | : | どういう意味?(笑)。 |
GM | : | 『雷鳴』とかそういった感じだ。 君達は後ろ手に縛られ、武器とマジック・アイテムだけ取り上げられてジューネの前に突き出される。 |
サンドロ | : | 【孤独な宝剣】 はあってもなくても構わないが、バッソが取り上げられるのは痛いな。 |
GM | : | ジューネはただならぬ色香を漂わせる妖艶な美女で、その外見からは正確な年齢を推し量る事はできません。ただ、間違いなく実年齢からはかけ離れた若さであるといえます。 |
サンドロ | : | ロックブーケめ。 |
ボーデル | : | テンプテーションか(笑)。 |
GM | : | その通りかも知れないな(笑)。 |
アーティ | : | 実年齢は? |
GM | : | 44歳。 |
ワールドガイドで紹介されているジューネの公式な年齢は53歳ですが、これは10年程前の話ですので、44歳としています。 | ||
GM | : | それらの事から、他国では『悪魔と契約している』だの『暗黒神の信者』だのと噂されている。 ・・・・・・あれ? 君らってこの話を知っているのかな? |
アーティ | : | 初耳だよ(笑)。 |
ボーデル | : | 知らなかったから来たんだよ(笑)。 |
サンドロ | : | 知ってたらこんな国に寄り付かないわ!(笑)。 |
GM | : | そりゃ運が無かったな(一同爆笑)。 では君達は後ろ手に縛られ、芋虫のように這い蹲らされます。 |
ジューネ | : | 「街中で派手に魔法を使用したのはそなたらか。聞けば旅人だとか。知らぬ事かも知れぬが、ここ “ロドーリル” では魔法の使用は厳禁である。これは『知らなかった』で済む事では無い。 ・・・・・・さて、そこの魔術師共。」 |
アーティ | : | 俺?(笑)。 |
サンドロ | : | さようなら。 |
アーティ | : | えー!!(一同爆笑)。 |
ジューネ | : | 「“ロドーリル” 国家憲法に従い、そなたらは3日間の拘留、後に国外追放を言い渡す。・・・・・・連れて行け。」 |
ボーデル | : | おおラッキー! 追放ならばありがたいぐらいだ。 |
GM | : | ラヴェルナは抗議したいようですが、猿轡をされているので何も出来ません。アーティも一緒で発言権無しです。 |
アーティ | : | うっはぁ!(笑)。 |
サンドロ | : | 私は良いのか? |
GM | : | 一介の騎士だからね。 |
サンドロ | : | 「すみません! 事情だけでも説明させてください!」 |
ジューネ | : | 「ほぅ・・・・・・申してみろ。」 |
ボーデル | : | すげぇ、許された(笑)。 |
サンドロ | : | そういえばさ、私って身体検査されたのか? |
GM | : | されているだろうね。 |
サンドロ | : | だったら “オーファン” の騎士だとばれているだろうな。任務の事も知っているのかな。 |
ボーデル | : | もはやばれているだろう。だから国外追放で済んでいるんじゃないか? ここは今戦争中だからな、これ以上他国と揉め事は起こしたくないんじゃないか? |
サンドロ | : | チィィ。 |
GM | : | どうする? 何も言わないなら、2人は無理矢理起き上がらせられて連れて行かれる。 |
アーティ | : | 喋れない(泣)。ちっくしょう、ボーデルだったらこんな猿轡、噛み切れただろうに!(笑)。 |
ボーデル | : | 無茶を言うな。 |
サンドロ | : | 起き上がらせた奴に向かって、「ラヴェルナ様に無礼だろう! もっと丁重に扱わないか!」 と言おう。 |
ジューネ | : | 「フン・・・・・・魔女も何も関係ないわ。」 |
サンドロ | : | うぬぬぬ!(怒)。 |
ボーデル | : | ある意味平等じゃよ(笑)。 |
GM | : | 平等ではないな。自分は『神』、他は『虫』(一同笑う)。 |
ボーデル | : | む、虫とまで言うか!(爆笑)。 |
GM | : | 「人がゴミのようだー!!」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | ムスカか!!(笑)。 |
ジューネ | : | 「我が決定に従い、貴様らは大人しくしておれば良いのだ。」 |
サンドロ | : | 『くそっ、若作りめ!』と心の中で思いながら(一同爆笑)。 |
GM | : | ピクッ、とか反応したりして(笑)。 |
サンドロ | : | (慌てて)心の中でも思わない方がいい!!(一同笑う)。 |
ジューネ | : | 「では、そこの騎士。」 |
GM | : | と向き直ったところで、ジューネは奇妙なドワーフを発見します(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 「待て! その男は知り合いかもしれん!」 |
GM | : | あ、ボーデルは生命点5点ね。 |
ボーデル | : | うごほぉ!(一同爆笑)。 |
アーティ | : | ボコボコにされたの?(笑)。 |
ボーデル | : | 好き放題やってくれたのぉ。 |
GM | : | いや、その生命点を5点まで削ったんだ。こっちもそれなりに苦労したんだぞ(一同笑う)。 |
兵士 | : | 「ちくしょう、こいつ、なんて硬い皮膚をしてるんだ!」(一同笑う)。 |
GM | : | ドワーフの顔面はボコボコに変形していて、ちょっと見覚えが無いかも(笑)。 |
サンドロ | : | あの肉の塊! ボーデルに違いない!(一同爆笑)。 「ボーデルか! ボーデルなのか!?」 |
ボーデル | : | 「わひゃふひふひゃほ~(訳:わしゃ無実じゃよ~)」(一同爆笑)。 何でワシだけこんな目に遭うんじゃ(笑)。 |
GM | : | 君の記憶によるとだね、 |
兵士A | : | 「ドワーフだしな、やっちゃってもジューネ様は怒らないかもしれないな。」 |
兵士B | : | 「むしろ喜ばれるかも!」 |
兵士C | : | 「やっちゃえやっちゃえ!」 |
GM | : | という経緯をもって、ガツガツ殴られた(一同笑う)。 |
ボーデル | : | ドワーフに未来は無いのかぁ~(一同大爆笑)。 |
サンドロ | : | 「ボーデルなんだな!?」 |
ボーデル | : | 「ん~ん~ん~ん~。」 と頷こう(一同笑う)。 |
ジューネ | : | 「ははは・・・・・・汚いなぁ。」 |
クロウ | : | うわ~。 |
サンドロ | : | 「待ってください! このドワーフは一応仲間だ!」 |
アーティ | : | “一応”とか言ってる!!(笑)。 |
ジューネ | : | 「ならば、一緒の牢に入れてやろう。」 |
アーティ | : | 投獄はされるんだ(笑)。 |
ボーデル | : | わしゃあお裁きも無しに連れて行かれるんか?(笑)。 |
ジューネ | : | 「汚いねぇ、目に毒だ。これ以上見たくもないわ。」 |
ボーデル | : | おお~!(笑)。 |
サンドロ | : | これ以上は国際問題に関わってくるぞ。 |
ジューネ | : | 「サンドロとやら、そなたからは魔力を感じぬゆえ、我が寛大な処置にて見逃してやる事にした。聞けば “オーファン” からの使者だそうだな?」 |
サンドロ | : | 「そうです。」 |
ジューネ | : | 「大そうな目的だが、私には何ら関係の無い事。もし我が国に仕えたいと言うのなら考えてやっても良いが、そうでないなら早々にこの国から立ち去るが良い。」 |
サンドロ | : | 「私は “オーファン” に仕える騎士でラヴェルナ様の部下であります。私一人退散する訳には参りません。」 |
ジューネ | : | 「ハハハ・・・・・・中々忠義に長けておるな。まぁ・・・・・・しばらくすれば考えも変わるだろう。 そうだな、そなたにはひとつ良いモノを魅せてやろう。それまでここに留まってもらうぞ。」 |
サンドロ | : | あ・・・・・・。 |
アーティ | : | 脱出のチャンスが(笑)。 |
クロウ | : | どんまーい(笑)。 |
サンドロ | : | 「何をされるつもりですか?」 |
GM | : | ジューネは何か企んだようで、ニヤッとほくそ笑むね。 |
ジューネ | : | 「なぁに気にするな、ただの見世物だよ。 ・・・・・・楽しみに・・・・・・待っているがいい・・・・・・。」 |
サンドロ | : | (露骨に嫌そうな顔)。 |
GM | : | そして、君たちも連れて行かれる。ああ、サンドロにはボーデルを運ぶ労力になってもらおう。 |
サンドロ | : | 俺がぁ!?(一同爆笑)。 |
ジューネ | : | 「仲間なのだろう? 持って行け。何なら置いていっても構わんがな。ミンチにして生ゴミに捨てるぞ。」 |
GM | : | ちなみに鎧までみっちり着ているからな。 |
アーティ | : | これは重いぞ(笑)。 |
ボーデル | : | ええぃ、自力で歩くわ! |
GM | : | いや、全身ロープでグルグル巻きにされている(笑)。 |
ボーデル | : | 酷いぃ(笑)。 |
サンドロ | : | 「ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・。 何故だ、まだ20mしか進んでいないのに手の感覚がない・・・・・・。」(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 階段があったらどうするの?(笑)。 |
クロウ | : | 落ちて死ぬ(笑)。 |
GM | : | では、君達が退場した謁見の間から |
ジューネ | : | 「はハははハはハハハハはハハ!!」 |
GM | : | という、ジューネの狂ったような高笑いが聞こえてくる。それはまるで死神のようで、怒りよりも恐怖が込み上げてくる。 |
GM | : | じゃあアーティのシーン。 |
アーティ | : | いいよ、いらないよ(笑)。 |
GM | : | そう言わずに(笑)。 |
兵士 | : | 「この部屋に入れっ!」 |
GM | : | と放り込まれた部屋は、何もなーい真っ白な部屋だ。しかも正方形。 |
アーティ | : | うわー!! 精神がやられるーぅ!?(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | しばらく放置されるんだ(笑)。 |
アーティ | : | 窓もない? |
GM | : | あるわけがない。そうして5時間ばかりが経った頃・・・・・・。 |
アーティ | : | ご、5時間!?(一同笑う)。 |
GM | : | そろそろ限界っぽいところで引きずり出される。そして隣の部屋からはラヴェルナが出てくるのだが、やったら脂汗をかいてる。 |
アーティ | : | ・・・・・・うわ~い(一同笑う)。次は俺? |
GM | : | で、そのゼハゼハと息の荒いラヴェルナを担がされ、“肉の塔” まで連行されていきます。 |
アーティ | : | た、助かった!!(笑)。 |
サンドロ | : | 助かってねぇだろ。 |
ラヴェルナ | : | 「ひ、非常に・・・・・・まずい事に、なりました・・・・・・。」 |
アーティ | : | 「な、何事でしょうか!?」 |
GM | : | しかし、そこでラヴェルナは意識を失ってしまいます。 |
アーティ | : | う、うわ~いっ!!(笑)。 |
サンドロ | : | どうしたのだろう・・・・・・。 |
GM | : | 君は “肉の塔” に連行される。1階の兵士用休憩室に放り込まれ、奥の壁に直結した鎖に足を繋がれる。ボーデルも一緒に転がされるね。 |
ボーデル | : | コロコロ。 |
GM | : | それは生首でも転がったのか?(一同笑う)。 君達は後ろ手に縛られているね。あと、ボーデルは・・・・・・。 |
アーティ | : | 手を縛られても神聖魔法は使えるからね。 |
GM | : | そうだよね、じゃあ鼻まで詰まりそうなぐらい大げさな猿轡を噛ませよう。 |
ボーデル | : | そりゃ微妙じゃのう。殺す気か?(笑)。 |
GM | : | “肉の塔” の螺旋階段を上がっていくと、途中にあった扉には何かしらのレリーフが付いている事に気づくね。でも、時折汚れが付着していて判断できない扉もある。 で、螺旋階段の中心なんだけど、塔の天辺から何かボロ布みたいなのが垂れ下がっている。 |
アーティ | : | 吊るされてるんじゃないの(笑)。 |
GM | : | そんなものを気にしながら階段を結構上がって行き、とある部屋に『ドガッ』っと蹴り入れられます。 |
兵士 | : | 「この部屋に入っていやがれ!」 |
アーティ | : | この恨み、忘れるものか(笑)。 |
GM | : | 君は魔術師だから猿轡を外してもらえる。ただ、後ろ手には縛られているがね。 |
ボーデル | : | これで無力化じゃの。 |
GM | : | 中には一人先客がいる。 |
アーティ | : | どんな人だ? |
GM | : | どうやらエルフだね。 |
兵士A | : | 「何だ? 誰か残っていたのか?」 |
兵士B | : | 「どうするか?」 |
兵士C | : | 「この際、始末しちまうか?」 |
GM | : | ってな感じの物騒な会話をしている。 |
アーティ | : | うわ~い。 |
GM | : | エルフはもうぐったりしてるんだけど、君の横を引きずられて行く。 |
アーティ | : | どうしようもできんな。 |
GM | : | その時、エルフが息を吹き返し、兵士に掴みかかる。 |
エルフ | : | 「ぐぅ・・・・・・リーズンは、リーズンはどうした?」 |
兵士 | : | 「ああ? 真下の部屋の奴か? まだ無事だよ。人の心配をしている場合か? お前が先に死ぬんだ。」 |
GM | : | で、みぞおちに剣の柄を叩き込まれる。 |
クロウ | : | 酷い。 |
GM | : | で、その一撃でエルフは動かなくなる。そのまま部屋から出され、扉も閉められる。 |
アーティ | : | あ~あ、閉められちった。 |
GM | : | しばらくして、扉の外から断末魔の悲鳴が聞こえる。 |
エルフ | : | 「やめろ! 来るなぁっ!! ──ぎゃああああーッ!!」 |
アーティ | : | うわーいっ!!(笑)。 |
GM | : | その悲鳴は1階のサンドロ達にも聞こえるね。 |
サンドロ | : | 「ボーデル、いいか、今はじっと力を溜めておくんだ。大人しくしていろ。」 |
ボーデル | : | それより、わしらは処刑されはしないのじゃよな? |
GM | : | ・・・・・・・・・・・・さぁ?(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | GM!?(爆笑)。 |
クロウ | : | いやーっ!!(爆笑)。 |
サンドロ | : | いや、本気で笑えないよ(笑)。 |
アーティ | : | 取れる行動がないな。ラヴェルナの具合は? |
GM | : | 『ソーサラーLV+知力B』 で振ってくれ。 |
アーティ | : | ソーサラーかよ(コロコロ)ヤバイ『9』。 |
GM | : | わからない(笑)。 |
ボーデル | : | なぜゼハゼハ言っているのじゃろう? |
GM | : | あ、今はそうでもない。顔色は冴えないが比較的普通だね。 |
アーティ | : | どういうことだろ? |
サンドロ | : | わからん。 |
アーティ | : | じゃあラヴェルナに聞いてみよう。さっき言いかけていた事に付いて。 |
ラヴェルナ | : | 「ええ、そうでしたね。・・・・・・落ち着いて聞いてください。実はジューネ女王は我々を処刑するつもりのようなのです。」 |
アーティ | : | (大声で)マジですかっ!?(笑)。 |
ボーデル | : | ハンパじゃないのぅ(笑)。 |
アーティ | : | 逃げよう。さっさと逃げよう。 |
サンドロ | : | 逃げようにも捕まってるじゃねぇか。ちなみに私たちは両足が繋がれているだけなんだよな? |
GM | : | そうだ。とはいえ、錠は頑丈で破れそうにないが。 |
ボーデル | : | さて困ったぞ。何とか脱走しないとのぅ。 |
サンドロ | : | ボーデル、今はじっと耐えるんだ。幸い我らには切り札がある。 |
ボーデル | : | 切り札?(笑)。 |
サンドロ | : | そう。“魔王の申し子”と銘打たれたあのクロウがいる(一同大爆笑)。 |
クロウ | : | なにそれーっ!?(爆笑)。 |
アーティ | : | 援軍を待とう(笑)。 |
サンドロ | : | さて、寝転んでほくそ笑んでようかな。 『さしものジューネも、この“魔王の申し子”の存在までは知る由もあるまい。カッ、カカカカッ、カーッカッカッカッカッ!!』(一同笑う)。 |
クロウ | : | あたし、そんなんじゃないよ(笑)。 |
GM | : | もしかしたら盗賊ギルドでヘマして消されているかも知れないというのに(笑)。 |