ロドーリルとは大違い
GM | : | それではSwordWorld No.8を始めまグハァゲハッ! ゴハッ!! |
クロウ | : | マスター、大丈夫? |
GM | : | ちと風邪を引いた。大丈夫、問題ない。 |
アーティ | : | それにしても、もう9回目か。・・・・・前回からどれくらい経った? |
ボーデル | : | ずいぶん経った気がするのう。もはや全員のキャラクターが風化したとしても仕方がないのじゃ。 |
GM | : | 風化とか言うな。では前回の復習を。 |
クロウ | : | えっと、確か盗賊ギルドのマスターと契約して、“プリシス” のロインさんに密書を渡すことになっているのかな? |
GM | : | いきなり結論だね。 |
アーティ | : | さらわれた(笑)。 |
GM | : | ・・・・・・まぁいいや。じゃあシナリオに入りましょう。 |
サンドロ | : | 毎回、役に立たない復習だな(笑)。 |
GM | : | うるせぇ。 君達は “ロドーリル” を抜け、“プリシス” に向かっている最中です。この街道は “白刃の街道” と呼ばれています。 |
クロウ | : | ふ~ん。 |
GM | : | 昔はただの街道だったのでしょうが、“ロドーリル” “プリシス” の戦争が長引き、数多の戦が繰り広げられている事から “白刃の街道” という名が付いたそうです。 |
サンドロ | : | “はくじん” って “白い刃” だったんだ。“白い人” かと思った(一同笑う)。 |
クロウ | : | あたしも(笑)。 |
GM | : | アレクラストには種族差別はあっても人種差別はないんだよ。 君達はその街道を歩いているわけです。ちなみに面子は君達とラヴェルナの他に、ハーフエルフのリーズンが同行している。この名前、昨日探したんだけど大変だった(一同笑う)。 |
アーティ | : | 影が薄かったもんな(笑)。 |
GM | : | では特に何も考えていないので、さっさと進めちゃいましょうか。 |
ボーデル | : | さっさと “ロドーリル” に向かおう。 |
GM | : | そうだね。・・・・・・って “ロドーリル”?(一同爆笑)。戻ってるじゃないか(笑)。 |
ボーデル | : | おうっ、しまった!(笑)。 |
アーティ | : | 一人で戻ってくれ(一同笑う)。 |
GM | : | では君達は“プリシス”に向かって歩いています。ラヴェルナには <ギアス> がかかっていますが、リーズンのかけた <スリープ> が効いているので問題はありません。サンドロの愛馬『名前はまだ無し』に乗せて・・・・・・。 |
サンドロ | : | “メガンティア” だ。昨日決めてきた。自爆しそうな感じがとても良いだろう(笑)。 |
GM | : | ・・・・・・サンドロの愛馬メガンティアの背に括り付けています。 |
サンドロ | : | うむ、早く “プリシス” に向かおう。 |
アーティ | : | そういや “使い魔” の名前決まりました! |
GM | : | お、なんだい? |
アーティ | : | “カッツェ” だ。スマートな白猫だぞ。 |
GM | : | おお・・・・・・メガンティアの後だから普通でいいな(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 自爆しそうだからの(笑)。 |
GM | : | では特に何事も起こらず、“プリシス” に到着します。 |
アーティ | : | 手抜きだな。 |
GM | : | じゃあ何か出そうか(ルールブックを開く)。 |
クロウ | : | いい! いい! 何もいらない! |
GM | : | 冗談だ。 “プリシス” は城塞国家なので、周囲をぐるっと二重の壁が囲っていて、さらにその周りには堀が掘られている。まさに鉄壁の城塞国家だ。ここでリーズンが、 |
リーズン | : | 「皆さん、私はこれで失礼させていただきます。」 |
GM | : | と、別れの挨拶を述べる。 |
クロウ | : | なんで? |
リーズン | : | 「もともと、私は “オラン” を目指していました。皆さんにはとても感謝しています。どうもありがとうございました。」 |
ボーデル | : | 「ホッホッホ、もう捕まるんじゃないぞ。」 |
GM | : | お前も捕まったじゃないか(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 「それでは、道中お気をつけて。」 |
リーズン | : | 「はい。皆さんもお元気で。」 |
サンドロ | : | 入り口は何処だ? |
GM | : | しかし、そこで門番に止められます。城壁の上には異常な数の兵士達がいて、一様にクロスボウを構えています。 |
ボーデル | : | 入国前に蜂の巣か。 |
GM | : | 狙いをつけてはいないよ(笑)。 |
兵士 | : | 「何者じゃあ!」 |
GM | : | あ、しまったドワーフになっちまった(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | どういう意味じゃ(笑)。 |
兵士 | : | 「ちょっと待ちたまえ、君達は何者だ!」 |
ボーデル | : | サンドロを前面に押し出そう。 |
サンドロ | : | では身分を話そう。 |
アーティ | : | 「“ロドーリル” の騎士でございます。」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | やめんか馬鹿者(笑)。 「“オーファン” 鉄の槍騎士団のサンドロ・オーエンバッツと申します。」 |
兵士 | : | 「おおっ!“オーファン” の騎士殿でございましたか。それにしても、西方の国の方がなぜこのような地に?」 |
サンドロ | : | ここはそれなりに話しておこう。一応旅の目的は見聞を広めるって事にしよう。 「何も知らずに “ロドーリル” を訪れた際、ジューネの罠にかかりまして。主人のラヴェルナ様が <ギアス> をかけられてしまったのです。」 |
兵士 | : | 「それはそれは・・・・・・まま、こちらへ。」 |
GM | : | と、開門して中に入れてくれる。 |
サンドロ | : | ずいぶんとあっさりだな。 |
GM | : | “ロドーリル” から逃げてきたという時点で、かなり優しく接してくれる(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 内部情報とかを聞かれるのかな?(笑)。 |
GM | : | まぁそりゃ当然だろう。でもとりあえず、君達は衛兵に連れられて国で一番大きいマイリーの神殿に連れて行ってもらえる。 |
ボーデル | : | うひょー、ワシは宗派が違うんじゃ-。 |
クロウ | : | 大丈夫、ドワーフだからマイリーでも違和感無いよ!(笑)。 |
ボーデル | : | そういう問題と違う!(一同笑う)。 |
GM | : | では、“砕ける事無き” という異名を持つロンドバーグ高司祭が迎え入れてくれる。 |
サンドロ | : | リンドバーグ。 |
ボーデル | : | ロンドベ~ル。 |
GM | : | お前ら全員、退場!! |
ボーデル | : | ひょー! 退場か、異教徒には厳しいのぅ!!(一同爆笑)。 |
クロウ | : | 何を言っているんだお前は(笑)。 |
ボーデル | : | どちらにしても居心地悪い。本当に出て行ってやろうかのぅ。 |
ロンドバーグ | : | 「待たれよ、待たれよ。なにも出て行く必要は無い。ただ、ちょっとマイリー様にお祈りすればよいだけだ。」 |
ボーデル | : | 何じゃ、勧誘を受けておるのか?(一同笑う)。こやつ、やるのぅ。 |
サンドロ | : | 「そんな事はどうでもいいので、ラヴェルナ様にかけられた呪いを治して頂きたいのです。」 |
GM | : | ・・・・・・失礼な奴だな(一同爆笑)。 |
アーティ | : | これだから騎士ってやつは(笑)。 |
ボーデル | : | 「解除していただけんかのぅ。」 |
ロンドバーグ | : | 「そうでしたか。よろしい、力を尽くさせていただきましょう。」 |
ボーデル | : | ラヴェルナさえ生き返れば、ラヴェルナ銀行から金はいくらでも出てくる。 |
GM | : | では、ロンドバーグ高司祭が怪しい儀式のもと、<リムーブ・カース> をかけてくれます。 |
クロウ | : | ありがたやありがたや。 |
アーティ | : | 怪しい儀式ってなんだ(笑)。 |
ロンドバーグ | : | 「邪悪な呪いよ解けろ、おりゃー!!」(コロコロ)。 |
クロウ | : | サイコロ振るんだ(笑)。 |
ロンドバーグ | : | 出目9。これは解けただろう。 |
サンドロ | : | 涙を流しながら礼を言うぞ。 |
ロンドバーグ | : | 「いやいやいや、困った時はお互い様である。」 |
アーティ | : | 良い人だ。 |
ロンドバーグ | : | 「・・・・・・ンで、“ロドーリル” の現状についてだが。」(笑)。 |
アーティ | : | 下心見えちゃった(笑)。 |
ボーデル | : | やはりそうきたか。 |
ロンドバーグ | : | 「城へ案内するので、そこで話してはいただけないだろうか。」 |
サンドロ | : | 「もちろん、話せる事は全て話しましょう。」 |
ボーデル | : | それほど詳しい事は知らんと思うがの。 |
GM | : | たとえ新情報が無かろうと、それは現状維持ということだから意味のある情報だよ。 |
ボーデル | : | そうだな。 |
GM | : | では、ラヴェルナもそろそろ覚醒いたしましょう。 |
サンドロ | : | 「お具合はいかがでしょうか?」 |
ボーデル | : | (掠れた声で)「 <リムーブ・カース> が効いた様で何よりですじゃ。」 |
GM | : | テープに入らねぇよ!(一同爆笑)。 |
ラヴェルナ | : | 「皆さん、この度はどうもありがとうございました。」 |
GM | : | と、君達に頭を下げます。 |
サンドロ | : | 「騎士として当然の事をしたまでです。礼にはおよびません。」と言って、頭を上げてもらおう。 |
GM | : | では、ラヴェルナも体調万全とは行かないが立ち上がった。 |
ロンドバーグ | : | 「それでは、皆様を──。」 |
GM | : | あれ? キャッスル☆わらしべじゃなくってなんだっけ? |
ボーデル | : | そりゃバブリーズで出てきた城じゃないか(一同爆笑)。 |
GM | : | あ! “アンバーキャッスル” 城だ(一同爆笑)。近いだろ、近かったでしょ!? |
クロウ | : | 琥珀の城? |
アーティ | : | 響きだけだと脆そうだな(笑)。 |
GM | : | 大丈夫、“軍師” ルキアルがダイヤモンドの如き強度を持たせているから。 |
アーティ | : | おおっ! この時代、ルキアルはまだ “プリシス” にいるの? |
GM | : | その通りだ。では、“アンバーキャッスル” 城へと向かおう。 |
ボーデル | : | う~む、この 【魔晶石】 は持っていて良いのかのう。 |
GM | : | あ? |
アーティ | : | 【8点の魔晶石】。俺も持ってるよ。 |
ボーデル | : | 確か前回、ラヴェルナが持ってた奴を一時的に渡されてたんだ。 |
GM | : | そうか、それでそんな物を持っていたのか。 |
サンドロ | : | でもこれ、6,400ガメルの価値のある代物だぞ。 |
GM | : | ん。じゃあ没収。 |
一同 | : | (ぼっしゅーとのメロディ)てれってれってーん♪ |
ボーデル | : | くそう、どの問題で間違えたんじゃ・・・・・・ |
GM | : | 口にした事が間違いだ(一同笑う)。昨日シートを確認した時点では『あ、こいつら8点の魔晶石なんか持ってる。スゲーな』って普通に感心してたよ(一同笑う)。 |
アーティ | : | アホか(笑)。 |
GM | : | では “アンバーキャッスル” 城の謁見の間に通されました。現れたのは年齢30代の比較的若い王様です。その後ろには中年の男が控えています。 |
セファイル | : | 「遠く離れた “オーファン” からよくぞ参られた。私が第14代セファイルです。魔女殿のご高名はこの地にも届いておりますよ。」 |
クロウ | : | 良い人だ。 |
サンドロ | : | 随分と若造な感じなんだな。 |
GM | : | お前の1.5倍は生きとるわ。 |
セファイル | : | 「しかし、“ロドーリル” に立ち寄られるとは・・・・・・こちらの事情には明るくないのでしょうが、失敗しましたね。」 |
クロウ | : | 知っていたら寄らなかったよ! |
サンドロ | : | 「返す言葉もございません。」 |
GM | : | ラヴェルナも頭を垂れます。 |
セファイル | : | 「何も申さずとも身に染みたとは思いますが、“ロドーリル” は恐ろしい国です。特に現女王のジューネ。あれが即位して以来、あの国はああも恐ろしい国へと成り代わってしまったのです。」 |
サンドロ | : | ならば秘密兵器をお貸ししましょうか? |
GM | : | どうせボーデルだろ(一同爆笑)。 そこで一旦話を切って、セファイルは人当たりの良い顔で、 |
セファイル | : | 「それにしても、実に興味深い! アレクラストを巡り風聞をまとめるなど、そうそうできる事ではない。誤解を招く危険もありますからな。それを実行に移したリジャール王には感服しますよ。」 |
クロウ | : | あ、知ってるんだ。 |
サンドロ | : | さっき門番に話したからな。 |
GM | : | そう、サンドロのせいで全て台無しになっちまった。実はセファイルは既にその情報を入手していたんだ。それでお前らを驚かせてやろうと思っていたのだが・・・・・・全て無駄になってしまった(一同笑う)。 |
ボーデル | : | 王様、情報力を自慢したかったんだろうね(笑)。 |
アーティ | : | ふぅ、危うく奴を図に乗らせるところだった(笑)。 |
GM | : | 早くもこちらの策を一つ潰すとはやってくれる(一同笑う)。ここでイニシアティブをとって優位に立とうと思っていたのに。 |
サンドロ | : | 先手は打たせて貰った(笑)。 |
GM | : | ちっ。では、セファイルは君達に非常に協力的です。ラヴェルナの質問にも快く答えてくれるし、君達には部屋も用意してくれる。アポ無しだったが立派に客人扱いだね。それと、技術的なものを教えることはしないが、城壁などの構造について調査することなども許可してくれます。 |
ボーデル | : | “ロドーリル” とじゃあ、雲泥の差じゃのう。 |
セファイル | : | 「それでは、今宵は簡単な宴を開きましょう。旅の疲れをゆっくりと癒してください。」 |