ロイン不在

アンバーキャッスル城 : 宴の席
GMでは宴の席です。
ボーデルひょー、飲み食い以外にする事が無い。ちびちびとで飲む(一同笑う)。
アーティちびちびで・・・樽?(笑)。
サンドロそうだな、ついでにロインという騎士について聞いてみようかな。
GM君には騎士も貴婦人も話をしに来るからね。
サンドロテキトーに話でもしながら、やんわりと聞き出そう。
GM遠くの方では、ラヴェルナとセファイルが飲んでいるよ。“アレクラストの博物学”にずいぶんご熱心のようで、楽しそうに語り合っている。
サンドロ・・・・・・あの野郎(怒)。
ボーデル(唐突に)「高級なワインなど、ワシの腹には合わんわい!」(一同爆笑)。
GM突然どうしたボーデル(笑)。何があった(笑)。
ボーデル「エールじゃ、エールを持ってこい!」(一同笑う)。
サンドロ恥知らずのドワーフが(笑)。
クロウエールのジョッキを渡そう(笑)。
ボーデルぐびぐび、ぐびぐび。
GM量が少ないから、すぐに飲み干すね。
アーティエールの並んでいるテーブルに連れて行こう。
GM用意してある量が少ないので、『ドワーフの人お断り』の張り紙が貼ってある(一同爆笑)。
ボーデル「くぅぅぅぅっ!!」張り紙を掴んでしばし咽ぶぞ(一同爆笑)。
GM見かねたラヴェルナもやってくるぞ(笑)。
ラヴェルナ「ボーデル、ちょっと落ち着きなさい。」
アーティ「ほら、俺のエールをやるから飲めよ。」(笑)。
クロウ「あとで酒場に連れて行ってやるから。」(笑)。
ボーデル(咽び泣き)「くぅぅぅぅ。」

 ボーデルが機転を利かせた・・・というか暴挙のおかげで、少なくともサンドロの暴走は未然に防がれた様である(笑)。

サンドロまったく・・・・・・。それで、クロウは誰に聞き込みするんだ?
クロウん・・・召使かな。
サンドロでは、私は貴婦人に当たってみましょう。
クロウ騎士に聞けよ!(一同笑う)。
ボーデルそれも嫌な予感がするけどね。プライドとプライドがぶつかり合って・・・・・・。
アーティあわや大惨事(笑)。
クロウじゃあやっぱり貴婦人でいい(笑)。騎士にはあたしが聞いてくる。
ボーデルわしゃエールを飲んどる(一同笑う)。
アーティ働けよ(笑)。
サンドロお前もだよ!(一同爆笑)。
アーティバレたか(笑)。
サンドロ耳の長い亜人どもから聞いて来い!
アーティ差別用語だぞ!(笑)。
GMアーティは魔術師だし、ここには宮廷魔術師とかもいるから。
アーティわかった。魔術師に会ったら聞いてみる。
ボーデルワシは技術者に個人的に話がある。
宴会場での聞き込み : サンドロの場合
サンドロ私はゲストだから、周りに人も寄ってくるだろう。
GMそうだね。小さな人だかりが出来ているね。
サンドロ適当に一人を見繕って聞き出そう。
GMとはいえ、彼女達はこぞって質問してくるよ。まずはそのお相手だな。
サンドロ(ちょっと嬉しそうに)うむ、まぁ当然だな。
貴婦人A「騎士さま、騎士さま。お亡くなりになられた事があるって本当ですか?」(一同大爆笑)。
サンドロうわー!?(爆笑)。
アーティ何で知ってるんだー!!(爆笑)。
ボーデル“プリシス” 恐るべし!(爆笑)。
貴婦人A「ルキアル様の情報網は世界一でございます。」
ボーデルこんな一般の女にまでバラしているところが恐ろしいよ(笑)。
貴婦人B「騎士さま、騎士さま。1ゾロの回数が並外れて多いって本当ですか?」(一同笑う)。
クロウあ、本当だ(笑)。
サンドロ「ええ、それは、まぁ、下の者の面倒を見なくてはならない立場ゆえ。」
ボーデル関係ねぇー!(笑)。
GMどっちかっていうと、1ゾロを振ったら面倒を見られちゃうと思うけどね。
サンドロそうだよね(笑)。それはそうと、この国の騎士のレベルはどの位なの?
GM“プリシス” の騎士団は “琥珀の騎士団” と呼ばれ、レベルはかなり高いです。
ボーデル実戦バリバリじゃからな。
サンドロそうだな、ほぼ毎日が実戦だからな(笑)。
GM騎士と名の付く者は全てファイター3レベルはあると思ってくれていい。
クロウ凄い。
サンドロそれ以下のレベルでは騎士になれないのか?
GMいや、一度実戦に出ると、死ぬかレベルが上がるかする(一同笑う)。
サンドロ生き残った騎士は鍛えられているのか(笑)。
GM騎士達は “軍師” ルキアルがいるという事から士気も非常に高く、優秀です。
ボーデルこれなら “ロドーリル” 軍もてこずるのぅ。
GM“ロドーリル” の兵士も怪しい士気がてんこ盛りなんだけどね(一同笑う)。

 この後、サンドロはロインという名の騎士について尋ねるが、誰一人としてその名を知る者はいなかった。

宴会場での聞き込み : クロウの場合
クロウ召使さんに話を聞いてみましょう。「ちょっとよろしい?」
GMどんな人に声をかける?
クロウ年上で女性。お酒を配っている人がいい。
召使(喉の調子を整えて)うっうん・・・・・・「なんじゃい。」(一同爆笑)。
アーティそれ、どこのドワーフ?(笑)。
召使「なんだいっ!?」 恰幅のよい人で、忙しいらしく、ぶっきらぼうに言われます。
クロウ「お酒を一つ戴いてもよろしいですか?」
召使「そこらにあるから、適当に持って行きな。」
クロウおばちゃん、強い(笑)。「ちょっとお聞きしてもよろしいでしょうか?」
召使「なんだいっ!?」 と、腰に手を当てて振り返る。
クロウ「こちらにロインさんという騎士の方はいらっしゃいますでしょうか?」
召使「騎士のロイン? 聞いたことないね。そういう事なら詰め所で管理しているから、そこで聞いてみるんだね。でも、あんた他国の人だよね?」
クロウ「そ、そうです。“プロミジー” から来ました。」
召使「“プロミジー”? “オーファン” からの使者だって聞いてたけどね。」(一同笑う)。
クロウしまった(笑)。
召使「まぁいいけど。そのくらいなら、聞けば教えてくれるかもね。」
クロウあとは、詰め所の場所と人を教えて貰いたいな。
GMなら、大体の場所などを教えてもらえます。
クロウ「ありがとうございます。」 って、お酒を貰って別れる。
宴会場での聞き込み : アーティの場合
アーティ魔術師風の人に話し掛けよう。
クロウなんで魔術師?
アーティ頭良さそうだから。
GMこの場にそういう人は多くないだろうけど、何人かはいるね。
アーティ目に付いた人に声をかけよう。
GMでは、筋肉隆々のハゲでグラサンをかけたおっさんに──。
アーティ(遮って)別の人にする(一同笑う)。もっとフランクそうな人がいい(笑)。
GMじゃあ、アロハシャツに杖持った老人が。
アーティ普通の魔術師はおらんのかい!(一同爆笑)。
GMじゃあ、緑のローブを着た老人がいるよ。
アーティおお!・・・・・・それって普通なのか?
GM滅茶苦茶フツー。会場のすみっこで「メラ!」とか言ってる(一同爆笑)。
アーティそれ、ドラクエの魔法使い!!(一同爆笑)。
GMフツーとか言われても分かんねぇよ~(笑)。
アーティいや分かってよ! お前の頭の中に普通の魔術師っているよなっ!?
サンドロ魔術師に普通の人間はいないって事じゃないのか?(一同爆笑)。
アーティうっはぁ!(爆笑)。
GMいや、冗談が過ぎた。じゃあ物静かで落ち着いた雰囲気の老人が目に付いた。杖は無いが、指には発動体らしき指輪がある。ちょっと会場からは浮いている。
アーティでは軽く挨拶して聞いてみよう。「ロインという騎士をご存知ですか?」
魔術師「ん~? 聞いた事ないねぇ。」
アーティ・・・・・・本当に居ないんじゃないの?(笑)。
クロウだとしたら呪いが解けない(笑)。
ボーデル暗に 「死ね」 と言われたんじゃないか?(一同爆笑)。
アーティもう何人かに心当たりが無いか聞いてみる。
GMなら、クロウが言われたのと同じような情報が聞ける。
アーティそんなものだろうな。
宴会場での聞き込み : ボーデルの場合
ボーデル技術者とかがいるなら、ボーデル個人的に話をしたい。
GMん。なら王国付きの鍛冶師がいるよ。何を聞くんだ?
ボーデルミスリル銀を鍛える方法を聞いた事はないかね?」
鍛冶師「はっはっは! ワシが聞きたいぐらいじゃ~。」
ボーデル「むむむむむ! そうであったか。」
鍛冶師「がはははは! ドワーフ殿もやはりミスリル銀に興味がおありか! まま、飲めや飲めや。」
ボーデル「こりゃ嬉しいのぅ!」 熱く語り合う(一同笑う)。
サンドロここだけ異質の空間になったな(一同笑う)。
ボーデルそれにしても・・・・・・もしやロインというのは偽名だったのでは?
クロウ後で盗賊ギルドにでも行ってみますか。
ボーデルまずは名簿を調査してみよう。
サンドロ私は立場上パーティの席に残らないとならんだろうから、行ってきてくれ。
アンバーキャッスル城 : 騎士の詰め所
GM着きました。老人がいるね。
管理人「なんじゃ~?」
クロウ「調べてほしい事があるのですが、名簿を見てもよろしいですか?」と聞いてみる。
管理人「こんなところで何を調べる?」
クロウ「ロインさんという騎士の方です。」
管理人「なぜじゃ?」
クロウゔ・・・どうしよう(笑)。(PL間で相談して)「以前助けていただいたので、お礼が言いたいのです。」
管理人「ほほぅ・・・・・・ロインとやら、なかなかやるのぅ。では調べてみるとするか。」
GMそして奥に行き、しばらくして戻ってきます。
管理人「どういうわけか、ロインという騎士はおらんぞ。」
クロウは? それって呪いが解けないんじゃ(笑)。
ボーデルなら戦死者名簿だ。
管理人「う~む・・・・・・一応目を通したが、ロインという騎士は聞いた事もないし、リストにも載っていなかったようだな。」
クロウえ~どういうことだろ~。まぁいったん戻ろう。「どうもありがとうございました。」
GMもう宴もお開きのようです。とりあえず翌日になります。
アンバーキャッスル城 : 自室
サンドロ騎士は朝が早いのだ。ガバァッと起きる。
アーティああ、安らかな朝だ・・・・・・“ロドーリル” とは違うな(笑)。
GM少なくとも今は戦闘状態ではないので、比較的自由です。好きに動いてください。
クロウ盗賊ギルドに行ってきま~す。
サンドロギルド関係は有効だと思うが、私はついて行きたくない。
ボーデルでは、ワシが一緒に行こう。
クロウ助かります。
サンドロとはいえ、半耳と同行して仲間と思われるのも嫌だし、騎士の訓練所にでも顔を出すか。
GMでは、盗賊ギルドと魔術師ギルドと騎士の詰め所はどれから解決するかい?
アーティあれ? いつの間にか行く事になってるんだ(笑)。
サンドロではまず私から。
GMはいよ。
アンバーキャッスル城 : 訓練場
GM実はここに来ても新たな情報は無い。つー訳でカット。
サンドロなんだそりゃあー!! (一同爆笑)。
王都プリシス : 盗賊ギルド
GMまずはギルドを探してくれ。『シーフLV+知力B』 で難易度『0』、(コロコロ)目標値『8』。
クロウ探すよ~(コロコロ)9。
GM平目で負けてる(一同笑う)。
クロウ勝っち~!
ボーデルあっさり見つかったようじゃな。
GM“アングラショップ・猫の舌” という店が、偽装されたギルドの入り口だと分かりました。表向きはいかがわしい店のようだね。
クロウじゃあ入ります。
GM見るからにいかがわしい店にクロウが入っていったが?
ボーデルうっほっほ。後を追って入っていくぞい(一同笑う)。
GMなんだか嬉しそうだなおい(笑)。
ボーデルドアに体当たりするぐらいの勢いで(笑)。
GMそんな俗物的な人だったんだ(笑)。
では中では、眼帯をした人物が揉み手して居座っているよ。
眼帯の男「ヘイ、らっしゃ~い。」
クロウ「ここは本当に盗賊ギルドですか?」 って聞きたくなっちゃうよ(笑)。
GMそう言った途端、口に手を当てられて、
眼帯の男しぃ~~~! あんまりでっかい声で滅多な事を言っちゃいけないよお譲ちゃん!」(一同笑う)。
クロウ「ん、良く分かった。」(笑)。
眼帯の男「で、何の用だい。」
ボーデル「情報を買いたいんじゃ。」
眼帯の男「なら、奥に行きな。」
クロウいっきま~す。
ボーデル「奥ってどこじゃ?」
眼帯の男「そこの試着室の中だよ。」
クロウそれって人を誘拐したりするんじゃ(爆笑)。
サンドロ試着室にドワーフと同室する年頃の女性か(一同爆笑)。
アーティ滅茶苦茶怪しいなおい(笑)。
ボーデル親が知ったら泣くのぅ(一同爆笑)。
GM試着室に入ったなら、『シーフLV+知力B』 で振ってみてくれ。目標値は(コロコロ)『7』?
クロウ(コロコロ)『14』。
GM正面の壁が回転扉になっている。
アーティっていうか、その目標値さ。
GM一般人にもバレバレだな(笑)。きっと扉が閉まりきっていなかったんだろう(一同笑う)。
クロウボーデル、ここ回るよ。先に行くね~。
ボーデル後を追っていくぞい。
GM横幅がつかえた(一同爆笑)。
ボーデルうむむむむぅ! カンッカンッカンッ!!(一同爆笑)。
GMこらこら、壊すな打ち直すな!(笑)。
扉の先は薄暗い雰囲気で、いかにもって感じです。
クロウまずは顔をつなげます。名乗るよ。
顔役「おお。はるばる “オーファン” の地からご苦労。」
クロウ「いきなりですまないが、情報を買いたいのだがいいか?」
顔役「おお、かまわんぜ兄弟。」
クロウ「騎士のロインという男を捜しているのだが、知っているか?」
顔役「騎士のロインか。ちょっと待ってろ、検索するから。」
クロウええっ!?(笑)。
顔役「ふむ、うちのデータベースには登録されていないな。ロインという騎士はいないと考えていいだろう。50ガメルな。」
クロウ「じゃあ、ロインという名の人は?」
顔役「ここの近所の悪ガキでロインというのがいるな。」
アーティそれは違うんじゃないのかな(笑)。
顔役「50ガメルな。」(一同笑う)。
クロウ酷い(笑)。
GMあまり要領の悪い質問ばかりしていると、あっという間に金がなくなるぞ。
サンドロ確かにそうだ(笑)。
顔役「お前に一つ良い情報があるんだが。うんうん、これはかなり良い情報だな。」
クロウえ~これって・・・・・・。
ボーデルいくら払うかじゃな。
サンドロ後で経費で落とすから、気にせずに払って来い。
ボーデル領収書を戴けるかのぅ。」(一同笑う)。
顔役「いいよ、書くよ。」(一同笑う)。
アーティ領収書出るんだ(笑)。
GMしっかり『盗賊ギルド』ってサインしてある(一同爆笑)。
ボーデル危ないよっ! こんなんで経費落とせるのかよっ!(一同笑う)。
GMうそうそ。ちゃんと偽装しているよ。『SMショップ:鞭の痕』とかさ。
ボーデルそんなの提出できないよ!(一同爆笑)。
GMまぁまぁ。で、いくら渡すの?
クロウん~、じゃあ500。
顔役「・・・・・・まいど。この国にはな、“真の名”という風習があるんだ。」
クロウ「は? なんですかそれは。」
顔役「話は最後まで聞きな。“真の名” はこの国の伝統でな、この国の人間は成人を迎えると、もう一つ特別な名前を授かるんだ。これは通常、秘密にするものでな、家族と・・・それに並ぶような親しい友人にしか教えないものだ。」
ボーデル「ほーう。」
顔役「だから、もしかしたらロインは “真の名” なのかも知れないな。しかし、こればっかりは俺たちでもわからんよ。」
クロウ「そんなの、どうしたら良いのよ?」
顔役「一つ、アドバイスをしてやろう。“真の名” ってのはな、大抵の人にとって呼ばれていい気のするものじゃないんだ。大声で連呼していれば、誰か接触してくるかもしれないな。」
サンドロ「ローイーンー!!」って叫んで回るわけか(笑)。
クロウそれってあたしが殺されちゃいそうじゃん!!(笑)。
サンドロでは、経費はとりあえずボーデルを叩いて出しておいてくれ(一同笑う)。
ボーデルわしゃあドラクエⅣの人形か(一同爆笑)。
ええぃ、だったらワシが作ってやるわい!
GMそれ偽金だから!!(一同爆笑)。
アーティ相手プロだよ!(笑)。
サンドロもうここは十分だろう。一旦合流しないか。
クロウじゃあ、「ありがとうございました。」って頭を下げて出てこよう。
顔役「それでは、またのご利用をお待ちしております。」
ボーデル銀行窓口みたいだな(笑)。
王都プリシス : 魔術師ギルド
GM魔術師ギルドは大繁盛しています。人の出入りが激しくて活気に満ちているね。
アーティカウンターで聞いてみよう。
受付「魔術師ギルドへようこそっ♪」
サンドロ「あなたのプランはどちら?」(一同爆笑)。
アーティ何がだ! えっと、「ロインという騎士を探しているのだが。」
受付「えーと、そういうのはこちらの専門じゃございませんね。」
アーティ・・・・・・俺は一体何をしに来たのだろう(一同笑う)。
ボーデル他にも聞くことはあるじゃろう!
アーティ「ずいぶん流行っている様だな。」
受付「そうなんですよ。このところ “ロドーリル” に対するあてつけからか、魔術を習う人が増えまして。」(一同笑う)。
サンドロそんな理由か(笑)。
受付「おかげで、支給される食事から麦が消えたんです。」
ボーデル「今日はお箸が立つんです。」(一同爆笑)。
GM戦後かよ!
アーティもういいや、帰ろう。
サンドロもっとも、お前に帰る場所など無いがな(一同爆笑)。
GM酷すぎる(笑)。