真の名前を暴きだせ!
GM | : | では全員合流しました。 |
クロウ | : | 盗賊ギルドで仕入れてきた情報を話すよ。 |
ボーデル | : | 『“真の名” 連呼作戦』じゃ。 |
非常に迷惑な作戦である。 | ||
ラヴェルナ | : | 「それは興味深い話ですね。」 |
GM | : | と、“真の名” の風習に関してはラヴェルナも興味津々といった様子だ。 |
ボーデル | : | “プリシス” の古い風習だからのぅ。 |
アーティ | : | 「この国の魔術師ギルドは駄目です。終わっています。」(一同笑う)。 |
ラヴェルナ | : | 「どうしたのですか、一体(笑)。」 |
ボーデル | : | 「色々あったのじゃろう。」 |
クロウ | : | 「あ、これ精算してもらえますか?」 |
ラヴェルナ | : | 「わかりました。ご苦労様です。」 |
GM | : | と、支払った金額は返ってくるよ。 |
サンドロ | : | では、落ち着いたところで作戦会議をしよう。今後どうするか。 1.ロナンの名を連呼する・・・・・。 |
GM | : | 『ロナン』じゃない!(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | すまん(笑)。 ロインと連呼して回るというのが良いと思うが。 |
クロウ | : | あまり “真の名” を呼ばれたくないみたいだから、それは可哀相な気がするけど。 |
アーティ | : | “真の名” が本名で、普段は偽名を使っているのか? |
GM | : | ん~、というより、名前が2つあると思ってくれ。そして、“真の名” の方は特定の人物にしか口外しないんだ。 |
アーティ | : | それを知るような人物は? |
GM | : | 家族。あとは恋人とか。 |
ボーデル | : | 今後はそれを探さないといけなくなるの。 |
クロウ | : | ロナンは “真の名” と考えて良いんだよね? |
GM | : | だからロインだと言ってるだろうが!(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | クロウ、お前いい加減にしろよ。 |
GM | : | 元はと言えばお前が!(爆笑)。ガハゴホゲハゴホッ!(咽ている) |
ボーデル | : | やばい、このままじゃGMが死ぬ。話を進めよう。 詰め所に行って、一人一人に「ロインという騎士を知りませんか?」と聞いて回るんで良いと思うが。 |
クロウ | : | それが一番かもね。 |
サンドロ | : | 実はルキアルの本名だったら笑っちまうよな。 |
ボーデル | : | 彼は騎士じゃないし。 |
アーティ | : | じゃあ、さっきのやり方で。 |
クロウ | : | 詰め所で聞きまくろう。 |
クロウ | : | では片っ端から聞きまくろう。 |
騎士A | : | 「ロイン? 聞かないなぁ。」 |
騎士B | : | 「ロイン? ・・・・・・近所の悪ガキと同じ名前だな。」 |
騎士C | : | 「ロイン? ・・・・・・。」 そのままどっか行った(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | どうにも、埒が明かないのぅ。 |
サンドロ | : | おい半耳、この際近所の悪ガキに聞き込みに行ってこい。 |
アーティ | : | 絶対違う。断言できる(笑)。 |
GM | : | では、どうする? |
ボーデル | : | 魔術師ギルドで “真の名” について聞いてきてくれ。 |
アーティ | : | またあそこに行くのか!?(笑)。 |
アーティ | : | 「たーのもー!」 |
受付 | : | 「いらっしゃいませ~!」 |
クロウ | : | 何か違う。 |
受付 | : | 「どういったご用件でしょうか?」 |
アーティ | : | 「聞きたい事があるので、導師に会わせて下さい。」 |
GM | : | えっと、それは・・・アポ無しで可能なのだろうか(一同笑う)。まぁいいか。 |
受付 | : | 「導師様は現在大変お暇なので大丈夫です。」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 大丈夫かこの国(笑)。 |
アーティ | : | 先が見えたな(笑)。 |
GM | : | いいから(笑)。なにはともあれ、案内してもらえた。塔の13階、結構上の部屋だ。 |
アーティ | : | なかなか偉い人のようだな。 |
導師 | : | 「入られよ。」 |
アーティ | : | 「しつれいしまっす~。」 |
サンドロ | : | 無礼な(笑)。 |
アーティ | : | 「“真の名” についてお聞きしたのですが。」 |
ボーデル | : | ぶしつけな奴じゃのぅ(一同笑う)。 |
アーティ | : | うるさいよお前ら(一同笑う)。 |
導師 | : | 「ふむふむ、では “真の名” について説明しよう。」 |
GM | : | では、ラヴェルナ著書の 『アレクラストの博物学』 から引用しよう。 |
アーティ | : | それ、まだ書かれて無いじゃん(笑)。 |
GM | : | うるさいな、これからこう書くんだよ(一同笑う)。 |
真の名について(ワールドガイドより) | ||
導師 | : | 「といったものじゃ。」 |
ボーデル | : | と言うことは、ルール的なダメージは無いようだな。 |
サンドロ | : | なら問題無しだな。 |
GM | : | 逆に言うと、抵抗さえ破れば <カース> とか普通にかかるしね。 |
クロウ | : | 『ジャック』 の名前を出すよりは良いみたいね。 |
GM | : | “ロドーリル” から来ている密偵に殺されたりしてね(笑)。 |
導師 | : | 「旅の人、他に何か聞きたい事はあるかな?」 |
ボーデル | : | 戦争の行方について。 |
GM | : | そんなこと聞くのか? |
導師 | : | 「それは私にも分からんな。しかし、この国には “軍師” として名高いルキアル殿がいるからな。きっと打破してくれることであろう。」 |
アーティ | : | もういいか。戻った。 |
GM | : | 挨拶もなしに!?(一同笑う)。 |
アーティ | : | あー・・・(笑)。じゃ、そういうことで(一同笑う)。 |
GM | : | 酷い奴だ(笑)。 |
GM | : | では、その頃お城では──。 |
ボーデル | : | 言いふらし作戦が決行されていた。 |
クロウ | : | あ、もうやってるんだ(笑)。 |
ボーデル | : | 何を言っているクロウ、お前がやっているんだ(一同笑う)。 |
クロウ | : | えー(笑)。 |
サンドロ | : | 僕はやっていないぞ。ちょっと離れたところを歩いているんだ(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 最悪だ(笑)。 |
GM | : | 片っ端から声をかけて回るでいいの? |
ボーデル | : | 知恵が足りんからな。それしか方法が浮かばない。 |
GM | : | では、かなりの数の騎士に聞いて回った。しかし、それらしい騎士には当たらなかった。 |
ボーデル | : | 言ってみて、顔色を窺って反応をみているんじゃが、それでも分からなかった? 一応、こいつは盗賊で敏感だと思うのだが。 |
GM | : | 分からなかったね。行っておくと、こっちは戦時中の敵国と情報のやり取りをしている人物だというのをお忘れなく。それに、“真の名”を言われたからって簡単に動揺するようじゃ、これまでも隠し通せてないだろう。 |
ボーデル | : | 確かに。手強そうだな。 |
サンドロ | : | ジャックの名を出すか? いや、それは危険だな。よし、全員俺の部屋に集合! |
サンドロ | : | さてこれからどうしよう。ジャックの名を出すのは控えたい。 |
ボーデル | : | 名前連呼して、出方を見るしかないかのぅ。 |
サンドロ | : | まぁ、狙われるのはクロウだから構わんが(一同爆笑)。 |
クロウ | : | 酷いよ!(笑)。 |
GM | : | こっちで進めてしまってよいか? |
サンドロ | : | ん。じゃあ今日は解散っ!(一同爆笑)。 |
クロウ | : | 早かったね(笑)。 |
サンドロ | : | みんな、家に帰るまでが遠足だからな(一同大爆笑)。 |
クロウ | : | 負けた気分(笑)。 |
アーティ | : | 確かに(笑)。 |
GM | : | ではクロウさーん。 |
クロウ | : | はーい? |
GM | : | 部屋に入ろうとした瞬間に [ 危険感知 ] 。 |
クロウ | : | イヤー! 早速!?(笑)。 |
アーティ | : | 早くも来ましたか(笑)。 |
サンドロ | : | 計画通りだ(笑)。 |
クロウ | : | おまいら!(笑)。 |
GM | : | 『レンジャーLV+知力B』 で達成値を出してくれ。 |
クロウ | : | (コロコロ)10で、足して『16』。 |
GM | : | 気付いちゃうんだ(一同大爆笑)。 部屋に入ろうとした時、背後に人の気配がした。 |
クロウ | : | 振り返るよ。 |
GM | : | 30台前半、ちょっと落ち着いた感じの男が背後に迫っている。 |
クロウ | : | 「貴方がロインさんでしょうか?」 |
GM | : | 言ってる最中に部屋に突き飛ばされる(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | そりゃそーだっ!(爆笑)。 |
ボーデル | : | コロコロコロコロッ。 |
クロウ | : | スタッと受身をとる! |
GM | : | 取れるよ。 |
クロウ | : | 「何ですか!」 |
謎の騎士 | : | 「貴様、何者だ!」 |
GM | : | 剣に手をかける。 |
謎の騎士 | : | 「女を斬りたくはない。正直に話せ。」 |
クロウ | : | 「貴方の名前は?」 |
アーヴァン | : | 「私はアーヴァン、騎士だ。」 |
クロウ | : | 「ロインさんではないのですか?」 |
アーヴァン | : | 「貴様の事を聞いている!」 |
サンドロ | : | 馬鹿な! 「ロインだろう?」と言われたら、「なぜ、その名をー!?」となるべきだろう(一同爆笑)。 |
GM | : | あほかっ!(爆笑)。 |
クロウ | : | 何て答えればいいんだろうな。 |
サンドロ | : | 素直に答えておけ。 |
クロウ | : | 「ラヴェルナ様に仕えているクロウという者だ。ロインという騎士に届け物がある。」 |
アーヴァン | : | 「それは一体なんだ?」 |
クロウ | : | 「それは・・・・・・」 |
ボーデル | : | これが人違いだったら <クエスト> に引っかかって死亡(一同爆笑)。 |
クロウ | : | いや~!(笑)。 |
アーティ | : | 国家機密という事にしたらどうだろう(笑)。 |
GM | : | アーヴァンは剣をスラッと抜いた。 |
クロウ | : | 怖っ。「手紙だよ。」 |
アーヴァン | : | 「手紙・・・・・・誰からだ?」 |
クロウ | : | ッッ。言っていいの? |
GM | : | さぁ? |
クロウ | : | 「それは言えないな。あたしの命がかかっているから。貴方がロインだというなら話は別ですが。」 |
アーティ | : | 『じゃあロインだ。』とか(一同笑う)。 |
ボーデル | : | おほーう! 信じられん(笑)。 |
サンドロ | : | カマ賭けだ。“ロドーリル” からの遣いだと言ってみろ。 |
クロウ | : | 「“ロドーリル” の人からの依頼だよ。」 |
アーヴァン | : | 「・・・・・・差出人の名はジャックか?」 |
クロウ | : | ! その名を知っているという事は! 「そうです。ジャックさんです。」 |
アーヴァン | : | 「ならば、私がロインだ。」 |
クロウ | : | 良かった。「これがジャックさんからの手紙です。」 |
アーヴァン | : | 「確かに、ジャックからだ。」 |
GM | : | と言って受け取るよ。その瞬間、君の手に刻まれていた血の刻印が消える。 |
クロウ | : | やっと消えた・・・。 |
GM | : | アーヴァンは蝋封を切り、中の手紙を読み始めます。その表情が次第に曇っていきます。 |
アーヴァン | : | 「・・・・・・これは、重要な内容だ。」 |
サンドロ | : | 愛の交換日記だったりしてな(一同爆笑)。 |
GM | : | そんな訳ぁない(笑)。 |
アーヴァン | : | 「貴公、クロウと言ったな。」 |
クロウ | : | 「はい。」 |
ボーデル | : | 「これを “ロドーリル” まで届けてくれ」 とか言って、返事を渡されたりして(一同爆笑)。 |
GM | : | それもない(笑)。 |
アーヴァン | : | 「届けてくれてありがとう。感謝する。それと先ほどの非礼をお詫びする。私はこれから用があるのだが、後で呼ぶことがあるかもしれない。」 |
クロウ | : | 「あ、はい。わかりました。“真の名” を言いふらしたあたしも悪かったわけで。」 |
アーヴァン | : | 「あんなに連呼されるとは思わなかった。」(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | その瞬間に部屋の外で 「ロインー!」 とか(一同笑う)。 |
GM | : | 最悪だ(笑)。 |