根性無しは平和を唄う

ＧＭ：ではこちらは、ボスっぽいのが1人と部下が4人います。
サンドロ：まるでカンダタとカンダタ子分だな。
ＧＭ：おっと、そういう事に気付いてはいけない（一同爆笑）。
クロウ：本当にそうなの？（笑）。
サンドロ：ブリーフ一丁に覆面か（一同爆笑）。
ＧＭ：違う違う、服はちゃんと着ている（笑）。武装はボスがヘビーメイス、スモールシールド、ソフトレザー。部下はヘビーメイス、ソフトレザーで、両手に構えています。
サンドロ：全員両手持ちか。
ＧＭ：全員問答無用で襲い掛かってきます。んで、ボスの名前はワイギーです。
サンドロ：では、こっちもときの声を上げるか。
「皆の者、殺せ！　殺せぇぇ～！！」（一同爆笑）。
クロウ：落ち着いてくれサンドロ（笑）。
ラヴェルナ：「サンドロ、盗賊とはいえ、極悪人ではないようです。ほどほどに相手をしておやりなさい。」
サンドロ：それではライトメイスで戦うか。それともこの 【孤独な宝剣】 でも使うか。
一同：やめてください（笑）。
ROUND - I
サンドロ：さてと、久しぶりの戦闘だ。ＧＭ、ちょっと武装を変更していいか？
ＧＭ：ん？　話す時間は十分合ったから、初期装備は自由にしていいよ。
サンドロ：では右手にライトメイス、左手にバスタード・ソードを持っている。回避力は今回はいいや。
アーティ：両手攻撃？
サンドロ：いや、ライトメイスでしか攻撃しない。ちょっと考えがあるのだ。
ＧＭ：いいよ、許可しよう。ではそっちの敏捷度【20】同盟から。
サンドロ：では･･････盗賊様からどうぞ。
クロウ：ええっ！？　なんで？
サンドロ：私は一介のしがない騎士でございます。
クロウ：どうしちゃったのよ？
ＧＭ：何か･･･サンドロの牙が折れた（一同大爆笑）。
アーティ：今ならまだ着くかも！　接着剤！（笑）。
ＧＭ：盗賊からでいいならこっちが攻撃するけど（笑）。
サンドロ：それは駄目だ（笑）。
ＧＭ：こっちの陣形は [ フリーファイト－１ ] だ。ワイギーだけ後ろに下がっている。
ボーデル：今度はロマサガか（笑）。
クロウ：じゃあＢに攻撃するね。『15』だよ。
子分Ｂ：それっと（コロコロ）『11』で当たった。
サンドロ：その目でそれか。ふん、クズだな。
ＧＭ：クズとまで言うか（笑）。
クロウ：じゃあダメージで～す。『9』て～ん。
子分Ｂ：（コロコロ）「いて、いてぇー！」（一同笑う）。
サンドロ：ではかる～くＣに（コロコロ）『17』。
子分Ｃ：メイスは攻撃力修正があるからな～。当たったよ。
サンドロ：おっと、俺も『9』点だ。
子分Ｃ：今度は鎧が結構止めてくれた。まだ大丈夫。
アーティ：俺か。この先何が起こるか分からないからな。行動順を落とす。
ＧＭ：ではこちら。ワイギーが動く。ワイギーはいきなり歌を歌い始める（一同笑う）。
クロウ：う、歌うの！？（笑）。
ワイギー：「オー♪　眠れよ～♪」
アーティ：う～わ～、バード技能の ＜ララバイ＞ か。抵抗はいくつ？
ＧＭ：4ラウンド後です（一同爆笑）。
アーティ：驚かせやがって（笑）。
子分Ａ：ではカンダタ子分どもが動きます。えーと、Aがクロウに「えーい、くらえ～い」（コロコロ）『9』。
クロウ：（コロコロ）『16』です。
子分Ｂ：「それーい！」『10』
クロウ：（コロコロ）あっと4。でも『12』（一同笑う）。
子分Ｃ：じゃあ今度はサンドロに。「食らえ、マーファの鉄槌を！」『13』
アーティ：おっ？
ＧＭ：これはちょっといいんじゃないでしょうか？
サンドロ：おっと、『14』。回避した。
子分Ｄ：もう一人ね。「隙ありぃ！」（コロコロ）『11』
サンドロ：出目が11で『15』な。
ＧＭ：ではボーデル司教の番。
クロウ：司教になったんだ（笑）。
ボーデル：うひょひょひょひょひょひょひょ（一同笑う）。
クロウ：司教って感じしないよ（笑）。
ボーデル：ここは例によって ≪強打≫ かのぅ。Ｄに『11』
子分Ｄ：うわぁぁ（コロコロ）『12』！「マ、マーファの加護は我にありぃ！」
ボーデル：マーファが泣くわい。
ＧＭ：では･･････最後にアーティだ。
アーティ：どうしよう。呪歌ってダメージで中断されたっけ？
ＧＭ：いや、止まらなかったと思うが──（ルールブックを調べる）──止まらないね。
アーティ：じゃあこのラウンドは応援してる（一同笑う）。
ＧＭ：じゃあ、こっちでラヴェルナとほのぼのしてようか（笑）。
ラヴェルナ：「アーティ、今日はいい天気ですねー。」（笑）。
アーティ：お茶の支度をしよう（笑）。
ボーデル：そんな事をしているから、立場が危うくなるんじゃ（笑）。
（ＧＭ）：（妙な声で）「ご主人様、いい天気ですじゃー。」
アーティ：うおっ！　なんだお前は！（笑）。
カッツェ：「使い魔のカッツェでごぜぇますだぁ。」（一同笑う）。
アーティ：い、いやだぁ！　そんな声は嫌だぁ！（一同笑う）。
サンドロ：所詮は雑種だな。
アーティ：違う！（笑）。
カッツェ：「じゃあ次のラウンドですじゃあ。」（一同笑う）。
ROUND - II
サンドロ：「たぁっ！」（コロコロ）『12』だ。
子分Ｃ：（コロコロ）『10』にしかならんな。
サンドロ：ダメージは『9』点だ。
子分Ｃ：（コロコロ）おっと、防御で6ゾロ。『1』点通った。
クロウ：（コロコロ）『18』といって攻撃。
子分Ｂ：それは当たるよ（笑）。
クロウ：『10』て～ん。
子分Ｂ：今度は11振った。そろそろ厳しいな。判定しよう（コロコロ）。
クロウ：えっ、もう [ 生死判定 ] ？
子分Ｂ：いや、違うが･･･子分Ｂは戦意を喪失した。
「いーたーいーよぉぉぉお！」（一同笑う）。
ボーデル：この根性なしが（笑）。
　雑魚モンスター専用判定。大体残り生命力が『3』を切った辺りで精神抵抗力による目標値『12』のチェックを行い、これに失敗すると戦意を喪失してしまう。
　ここではあえて [ 根性判定 ] と呼ばせていただく（笑）。
　『知能：動物並み』『反応：中立』なモンスターにも適用できる。
ＧＭ：子分Ｂはもんどりうってのた打ち回っている。
クロウ：え～（笑）。
アーティ：＜スリープ・クラウド＞ でも使うかな･･････。
ＧＭ：ワイギーはまたしても歌っている。
ワイギー：「おー♪　眠れよ～♪」
アーティ：面白いから [ 抵抗専念 ] していよう（笑）。
サンドロ：ところで楽器はどこに持っているんだ。
ＧＭ：こいつのヘビーメイスはマラカスになっているんだ（一同爆笑）。
クロウ：シャンシャンシャンって（笑）。
アーティ：一回殴ったら壊れるだろうけどね（笑）。
ＧＭ：･･･ホントだ（一同笑う）。強度が恐ろしく下がっているっぽいな（笑）。
子分Ａ：ではクロウに『10』で攻撃。
クロウ：おおっと（コロコロ）『15』。
子分Ｃ：ではサンドロに『12』。
サンドロ：これは･･････『15』。
子分Ｄ：「食らえ、マーファの鉄槌！」　のぉぉぉ！『9』（笑）。
アーティ：マーファは戦闘系じゃないからな（笑）。
サンドロ：『13』だ。ヒラリヒラーリ。
ボーデル：じゃあまたワシじゃ。ノーダメージだから ≪強打≫ 発動（コロコロ）『16』。
子分Ｄ：（コロコロ）そりゃ食らうよ。
ボーデル：ダメージは（コロコロ）うひぃ～『16』点！
子分Ｄ：じゅ！？　早くも [ 根性判定 ] （一同笑う）。だめ、脱落。
ワイギー：「てめーら、しっかりやりやがれ！」
子分達：「おやび～ん、はやくしてくれ～。」
アーティ：ラヴェルナと茶をしてるよ。「圧倒的ではないか、我が軍は！」とか言ってる（一同笑う）。
ＧＭ：なら、ラヴェルナがサンドイッチとか取り出すよ（笑）。
アーティ：（食ってる）「おお、美味い。」（笑）。
カッツェ：（妙な声で）「美味美味ー！」
クロウ：えー！　あたし達の分は？（笑）。
アーティ：さっさと殲滅してこいよ（笑）。
ROUND - III
サンドロ：マスター、２人欠けたけど、ワイギーに接敵できる？
ＧＭ：う～ん、許可しよう。通常移動でいいや。けど、目の前の敵に－4で斬りかかられるからな。
サンドロ：それぐらいは気にしない。
ＧＭ：誰かがカバーリングすればいいけど。
ボーデル：まかせろぃ。
サンドロ：ナイスだ亜人（一同笑う）。じゃあ移動攻撃（コロコロ）『13』。
ワイギー：おっと（コロコロ）うむ、『14』でヒョイッ。
サンドロ：おお、結構回避が高いな。
クロウ：じゃあＡに攻撃するね。『18』（笑）。
子分Ａ：無理です（笑）。
クロウ：それじゃ（コロコロ）9で回っちゃった。ダメージが『13』。
子分Ａ：あ、『10』点食らった。うぉぉ、頑張れ、ガッツだ（コロコロ）ああ、駄目だー（一同笑う）。
クロウ：ごめんなさーい！　殺しちゃった？
子分Ａ：「痛てー！　もういやだー！」（一同爆笑）。
アーティ：士気、めっちゃ低いな（笑）。
ＧＭ：低いよ（笑）。
サンドロ：おや、そろそろ ＜ララバイ＞ が発動するのか？
ＧＭ：いや、次のラウンドだね。このラウンドは呪歌の準備を継続だ。
ワイギー：「ひー！　目の前に敵がいるのに歌ってる場合かー！？　眠れよ～♪」（一同笑う）。
サンドロ：いい根性してるじゃないか（笑）。
子分Ｃ：ではサンドロの替わりに入ったボーデルに『13』だ。
ボーデル：当たる気満々です（笑）。（コロコロ）おおっと最低値。『2』（一同爆笑）。
子分Ｃ：初ダメージ（コロコロ）あれ～たった『7』点。
ボーデル：カンッ。
ＧＭ：マジで？（笑）。
ボーデル：余裕でお釣りがきてる。どてっ腹は厚いわい。
ではこっち。「ほっほっほ、殴り合いは楽しいのぅ！」（コロコロ）『16』。
子分Ｃ：それは当たった～。
ボーデル：ダメージは『15』点。
また ≪手加減≫ 宣言するの忘れた（一同笑う）。
アーティ：しろよ（笑）。
子分Ｃ：『10』点食らった。生命力『－3』だ（一同爆笑）。
ボーデル：これは･･････ちょっとやりすぎたかな（笑）。
クロウ：死なないで（笑）。
子分Ｃ： [ 生死判定 ] 目標値『10』で（コロコロ）『11』だ！
一同：パチパチパチ！
アーティ：どうやら肉微塵にはならないで済んだようだね（一同笑う）。
子分Ｃ：「ワイギー隊長すまねぇ･･････」（一同爆笑）。
一同：「チャ～ラ～～♪　ラ～～ラ～～♪」（笑）。
ROUND - IV
ワイギー：「恐れるな！　我が“マーファの鉄槌団”は敗れはしない！」
ＧＭ：と叫ぶ。もはや残り一人だが（一同笑う）。
サンドロ：よし、ではかねてから考えていた演出を取らせてもらおう。
ＧＭ：おお、何だ？
サンドロ：「お前はクズだっ！　お前は生きてちゃいけないんだっ！！」　≪ディザーム≫！！（一同爆笑）。
アーティ：ディ、≪ディザーム≫ っすか（笑）。
サンドロ：（コロコロ）よっし、『15』！
アーティ：マラカス落としてもいいんじゃない（笑）。
ＧＭ：≪ディザーム≫ か～。言っておくがルール変わったぜ？　≪武器狙い≫ になった。
サンドロ：知っている。
ワイギー：おっと、食らった。では次に、どれだけ強く叩かれたかだ。ダメージを出して。
サンドロ：「オラ！　落とせやっ！」（コロコロ）うーん、『10』。
ワイギー：これから冒険者LVを引くから『5』で、武器を落とすかの目標値は『基本値（10）＋5＝15』になった。『冒険者＋筋力』で（コロコロ）『13』だ！
サンドロ：よぉ～し、目障りなマラカスを落としたな。
ボーデル：どうもこのボス、弱く感じてしまうのは気のせいだろうか（笑）。

　現に今まで何もしていません（笑）。

ＧＭ：呪歌は中断せざるを得ません。
サンドロ：よーし狙い通り。「クロウ、武器を奪いな。」
クロウ：どうすればいいの？
ＧＭ：宣言すればそれでいいよ。
アーティ：蹴っちまえ（笑）。
クロウ：あい。じゃあ蹴った！
ワイギー：「ああっ！　大切なマーファの神聖武器が！」（一同爆笑）。
アーティ：マラカスがか（笑）。
サンドロ：明らかに楽器じゃないか（笑）。
ＧＭ：では、マラカスメイスは勢いよく野原を転がっていきました。やがて地面は緩やかに下降し、マラカスはどこ果てとも無く転がっていきました（一同笑う）。
クロウ：ストライクだっ！（笑）。
ワイギー：「あ～、俺の神聖武器が･･････ちきしょう、てめぇら許さねぇ。
許さねぇぜ！　＜ピース＞！」（一同爆笑）。
ボーデル：楽器が無いのに呪歌を使えるのか？
ＧＭ：いや、これはマーファの特殊神聖魔法。
ワイギー：「ヘイお前らっ！　争いなんてーものは、世の中に悪い物しか生み出さないぜ！　ここは一つ話し合おうじゃないか！」
＜ピース＞ をかける。（コロコロ）ああ、低い。達成値『12』。
アーティ：（コロコロ）うわっ、失敗した（笑）。
ボーデル：『15』じゃ。
サンドロ：意味も無く『18』。
ＧＭ：では、失敗した人は戦意を失う。
ボーデル：こいつ、初めから戦意なんか無いぞ（一同大爆笑）。
サンドロ：本当だ！（爆笑）。
アーティ：とっくに ＜ピース＞ かかってるよ（笑）。サンドイッチ食べてる（笑）。
クロウ：意味がなーい（笑）。
サンドロ：さっ、今のは置いておいて次のラウンド行こうか。
クロウ：ボーデルの行動を忘れてるよ（笑）。
サンドロ：おうっ、しまった（笑）。
ボーデル：ワシャ ＜ピース＞ はかかっておらんぞい（一同笑う）。ぶん殴っちゃる（笑）。
こうして世界に平和は来ないんじゃ（一同爆笑）。
ワイギー：「お、俺の話を聞いてくれ～･･･。」
アーティ：俺は聞いているとも（一同爆笑）。
ボーデル：あそこだけは平和になっている（笑）。
クロウ：（腹を抱えて笑っている）。
ボーデル：では、「どうじゃ、そろそろ終わりにするか続けるか選ぶんじゃな。」
ワイギー：「マーファの教義に『下がる』の文字は無いぜ。」（一同笑う）。
サンドロ：どんなマーファだ（笑）。
ワイギー：「だが、和平交渉なら喜んで応じよう。話し合おうじゃないか。」（一同笑う）。
ボーデル：そりゃ、戦意喪失と取っていいのか（笑）。
ＧＭ：そうしてあげてください（笑）。