闇に浮かぶ“幻覚の都”の裏の顔
GM | : | では翌朝です。 |
クロウ | : | 回復してしまって良いでしょうか? |
GM | : | かまわないよ。 |
サンドロ | : | じゃあアジャニスさんを探そう。 |
GM | : | あっさりと見つけられるよ。 |
サンドロ | : | 「実は昨晩、巡回の最中に魔物と交戦致しました。」 |
アジャニス | : | 「本当ですか!?」 |
サンドロ | : | 「何とか対処しましたが、最後の最後に詰めが甘く、取り逃がしてしまいました。」 |
アジャニス | : | 「貴方達は? ご無事でしたか?」 |
サンドロ | : | 「見ての通り、大丈夫です。」 |
アジャニス | : | 「そうですか、良かった・・・本当に。」 |
GM | : | と、心底胸を撫で下ろしたようです。 |
サンドロ | : | 「巡回の最中に気になった事なのですが、鍵の掛かった部屋には何があるのでしょうか?」 |
クロウ | : | それって、失礼にならないかな? |
GM | : | あまり気にした様子はないですね。 |
アジャニス | : | 「興味がおありでしたら、ご案内いたしますが?」 |
アーティ | : | あっさり。 |
サンドロ | : | 「興味が無い言えば・・・・・・嘘になりますね。」(一同笑う)。 |
鍵の掛かった部屋は、どれも単なるアジャニスの個室だった。 | ||
アジャニス | : | 「それで、私の頼みは受けて頂けるのでしょうか?」 |
サンドロ | : | 「依頼はお受けします。」 |
ボーデル | : | 言い切りやがった(笑)。 |
アジャニス | : | 「本当に、ありがとうございます。」 |
GM | : | と、深々と頭を下げます。 |
サンドロ | : | では、こちらも負けじとより深く頭を下げるのだ(一同笑う)。 |
アジャニス | : | 「そんなに頭をお下げにならないでください。」 |
サンドロ | : | 「いえ、これが “オーファン” の伝統的礼節なのです。」 |
ラヴェルナ | : | 「違いますから。」(一同爆笑)。 |
アーティ | : | GM、今のうちにこっそり魔法使えないかな? |
GM | : | 何を? |
アーティ | : | <センス・エネミィ> |
サンドロ | : | <エネミィ> は反応しないだろう。何より失礼だ(笑)。 |
GM | : | 古代語魔法には <カウンター・センス> という魔法もあるぞ。 |
アーティ | : | あー、それかけてそうだなぁ。止めておこう。 |
サンドロ | : | 「今まで、一人でパトロールを?」 |
アジャニス | : | 「はい。そうです。」 |
サンドロ | : | 「魔物が出始めた頃も、一人でパトロールを?」 |
アジャニス | : | 「最初は何もしていませんでしたが、被害が二日続いたので始めました。その後、住民の方が自警団を結成されてからは、幾人かと一緒にパトロールを行いました。」 |
ボーデル | : | 「話は変わりますが、この “幻覚の都” はどのようにして維持しておるのですかな? 魔力の塔が無いのに機能しているのが不思議なのじゃが。」 |
アジャニス | : | 「詳しい事は都市の存続にも関わる事ですので伏せさせていただきますが、私の魔力によって維持しております。」 |
ボーデル | : | 「いえいえ、こちらこそ失礼した。」 「そういえば、あの巨大な大木には何かいわれがあるのですかな?」 |
アジャニス | : | 「いえ、特にそのようなものは特にありませんが。あの巨木を中心とした美しい森は、この都の特徴でもあります。」 |
クロウ | : | 美しい森? |
ボーデル | : | 「ふむ、そうですか。この地には成仏できぬ霊が彷徨っているようですが、どうしたらよいのでしょうかな。」 |
アジャニス | : | 「・・・・・・? それは一体何の事でしょうか?」 |
ボーデル | : | 「いやいや、失礼ですが、昨晩市長のザードライーク殿にお会いしたのですじゃ。」 |
アジャニス | : | 「ザードライークに?」 |
ボーデル | : | 「ええ。彼はファントムとなってこの地に留まっておられるようですぞ。」 |
GM | : | じゃあ、アジャニスは見るからに動揺し始めますね。泣きそうな声で、 |
アジャニス | : | 「彼が、どこで!? 一体どこで見たのです!? 」 |
GM | : | と、ボーデルの肩を掴んで揺すってきます。 |
ボーデル | : | 「げ、玄関口ですじゃ~。」 |
GM | : | では、アジャニスはだっと走って行ってしまいますね。 |
サンドロ | : | 後を追うけどね。 |
GM | : | 玄関口でザードライークの姿を探していますが、どこにもいないようですね。 |
アジャニス | : | 「ザードライーク! どこです! ザードライーク!」 |
サンドロ | : | 「おそらく、夜中にしか姿を現さないでしょう。」 |
GM | : | では、諦めてその場に泣き崩れます。 |
クロウ | : | どうすりゃいいのさ。 |
サンドロ | : | 「貴方が悪いわけではありませんよ。」と。 「悪いのは全て亜人です。」(一同爆笑)。 |
ボーデル | : | お~お~、そうじゃろうのぅ!(笑)。 |
アーティ | : | どうせそんなこと言うと思ったよ(笑)。 |
GM | : | では、アジャニスは何とか起き上がります。で、涙混じりの声で、 |
アジャニス | : | 「皆さん、お願いです。彼らの魂を救ってやってください・・・・・・。」 |
サンドロ | : | 「分かりました。では、危険ですのでアグネス・・・・・・」 |
アーティ | : | アジャニスだぞ(笑)。 |
サンドロ | : | ちっげーよ『アグネス・チャン』じゃねぇ『アジャニス さん』だよ(一同爆笑)。 「では、アジャニスさんは隠れていていただけますか?」 |
アジャニス | : | 「? 何故ですか?」 |
サンドロ | : | 「いえ、魔物退治の際に危険が及ぶといけませんので。」 |
アジャニス | : | 「これでも私は “カストゥール王国” の魔術師の端くれ、<メテオ・ストライク> も5発なら落とせます!」 |
サンドロ | : | “天をも焦がす” コーラスアスでも倒せそうだな(笑)。 |
アーティ | : | あの怪獣大決戦シナリオのドラゴンだな(笑)。 |
GM | : | 勝てるんじゃないかな? 多分、ソーサラーレベルも10LVオーバー、15ぐらいあるだろう。 |
ボーデル | : | 人間の限界を超えているよ。 |
GM | : | ああ、そうだと思うぞ。古代の人間は、今の人間とは種族として少し違っていたらしい。 |
クロウ | : | そうなの? |
GM | : | エルフでいうところの “ハイ・エルフ” のような存在だったみたいよ。 |
ボーデル | : | 「昨日のように何処かへとパトロールに行ってしまうと、すぐに連絡が取れないですからな。できればどこかに留まっていていただきたい。」 |
アジャニス | : | 「そういうことでしたら、分かりました。」 |
サンドロ | : | ふぅ。 |
アジャニス | : | 「それでは、この都市を案内致しましょう。」 |
GM | : | “マーラ・アジャニスの幻覚の都” は横に長い楕円形の都市です。 北東に宮殿がででんと建てられていて、左側3分の1ぐらいの場所に小川が流れており、都を縦断している。 小川の西側は森になっていて、中心よりやや上に先ほどの“大霊樹”が立っているよ。 小川の東側はバッテンの道で4つに区切られていて、中心部は広場になっている。道の周囲は住宅街になっている。 ちなみに、オフィシャル設定じゃないから。 |
ボーデル | : | ほーう。 |
GM | : | というのを、一緒に回りながら説明してくれる。最初は住宅街を回るけど、当然人はいません。 |
サンドロ | : | 魔物の姿は? |
GM | : | どこにも見当たりませんね。 |
サンドロ | : | やはり夜か。 |
ボーデル | : | 街並みはどうだ? 壊された家があったら、覗いてみたいが。 |
GM | : | いや、壊れた家は一軒もありませんね。 |
ボーデル | : | むむ? 住民が皆殺しにされたと言うのに、壊れた家が無いのか? |
クロウ | : | どうしてだろ? |
ボーデル | : | これは “幻覚の都” だからな、簡単に直せるのかも知れんな。 |
GM | : | で、広場を通って、森の方に向かいます。 住宅街の外れに差し掛かったとき、ふとアジャニスが足を止める。 |
アジャニス | : | 「ここには、私の友人が住んでいました。」 |
ボーデル | : | ほほーう。一応名前を聞いておきたいのぅ。 |
GM | : | レオナオールです。 |
クロウ | : | 男みたいな名前だね。 |
GM | : | 悪いな。一応女性だから。レオナオールの居た住居を見つめるアジャニスはとても悲しそうだ。 |
ボーデル | : | ふむ。悲しい記憶があるんじゃろう。 |
GM | : | さて、アジャニスは気を取り直すと案内を続けます。 小川にやってきました。穏やかな流れの綺麗に澄んだ小川です。 |
サンドロ | : | そうか。「ちょっともよおしてきたな。」とか言ったら最悪なんだろうな。 |
クロウ | : | 我慢してよ。 |
サンドロ | : | 冗談だ(笑)。 |
GM | : | 街を囲う防壁に水門が設けられていて、そこから水が流れ込んできています。 |
サンドロ | : | “妖魔の森” にこんな川はあったか? |
GM | : | 無いです。 |
アーティ | : | 幻覚だろう。 |
サンドロ | : | 魚は獲れるんですか? |
GM | : | さ・・・・・・か・・・・・・な?(一同笑う)。 |
ボーデル | : | シナリオテロップが~。ぐっちゃぐっちゃぐっちゃぐっちゃ(笑)。 |
サンドロ | : | すまん、あまり関係ないことを聞いた(笑)。 |
GM | : | う~ん、そうだな・・・・・・魚はいない事にしよう。完全に生活飲料水だ。 |
サンドロ | : | オーケイ。 |
アーティ | : | 何もいないのか? |
GM | : | そうだなぁ、活きのいいウンディーネがピチピチ跳ねている(一同笑う)。 |
アーティ | : | そんなの見れるのか(笑)。 |
アジャニス | : | 「小川の先には森が広がっています。」 |
GM | : | と、例の “大霊樹” の辺りにやってくるね。 さて、そこには墓地がありません。 |
クロウ | : | え? |
サンドロ | : | なぜだ? |
GM | : | さぁね。とりあえず、森の北の方が少し開けた草原になっていて、その中心部に大きな大木が立っているよ。墓石は無いけど、これは “大霊樹” に違いない。 |
ボーデル | : | 何で無いんじゃろう。 |
アーティ | : | 夜にしか現れないんじゃないか? |
サンドロ | : | そうだろうな。 |
GM | : | アジャニスは特に気になっていないようで、さっさと引き上げてしまいます。 |
サンドロ | : | では、一緒に戻ろう。 |
ボーデル | : | 「こんな事を聞くのは心苦しいのじゃが、家の中で殺された住民はおったのじゃろうか?」 |
アジャニス | : | 「ええ、いました。」 |
GM | : | ちょっと表情が曇るね。 |
ボーデル | : | 「申し訳ないのぅ。それにしては、壊れた家が一軒も無かったんじゃが。」 |
アジャニス | : | 「この都は私が作り出した幻覚ですから。」 |
サンドロ | : | 「アジャニスさんが直されたと。」 |
アジャニス | : | 「ええ、そうです。」 |
アーティ | : | 墓地が消えたのと何か関係してそうだ。 |
サンドロ | : | 「そういえば昨晩、魔物が部屋の窓を壊していきました。」 |
アジャニス | : | 「本当ですか? それは直さないといけないですね。」 |
アーティ | : | 現場が見れそうだ。 |
GM | : | そして女部屋に向かうのですが、窓は壊れていません。 |
サンドロ | : | なに? |
アジャニス | : | 「・・・・・・何とも無いようですね。」 |
ボーデル | : | 「これはおかしいのぅ。既に直されてしまったのか?」 |
アジャニス | : | 「いえ、私は特に。・・・・・・本当に壊れたのですか?」 |
サンドロ | : | 「いえいえ、こちらの勘違いだったようです。はっはっは。」 |
GM | : | アジャニスは頭に『?』マークをつけて君を見ているよ。 |
サンドロ | : | どうやら、本人に自覚が無い様だな。 |
ボーデル | : | そうじゃのう。 |
クロウ | : | 窓は壊れたよね? アジャニスさんが直したとしか考えられないけど。 |
ボーデル | : | 謎じゃあ。 |
サンドロ | : | 「それでは、我々はパトロールに行って参ります。アジャニス殿は、こちらでお待ちを。」 |
アジャニス | : | 「分かりました。」 |
サンドロ | : | 「今度こそ、奴の息の根を止める!」 |
アジャニス | : | 「宜しくお願い致します。」 |
GM | : | と、深々と頭を下げます。指先揃えちゃったりしてね。 |
サンドロ | : | 随分と和風だな(一同笑う)。 では夜まで時間を潰そう。 |
ボーデル | : | また奴が来るかも知れんぞ。 |
サンドロ | : | いい。また蹴散らす。一応【死人の衣】は被っておく。 |
クロウ | : | アジャニスさんは? |
ボーデル | : | 悪いが、一人でいてもらおう。つーか、万が一にもこの人なら撃退できるじゃろうよ。なにせLVが違い過ぎる。 |
GM | : | では夜になりました。日が落ちると、そこかしこからアンデッドが姿を現します。 |
サンドロ | : | とりあえず、友人に会いに行こう。きっといるはずだ。 |
GM | : | 住宅街に出ました。すると、家が何軒か崩れているのに気付くね。 |
ボーデル | : | ほーう? そういうことか。 |
サンドロ | : | 夜になると本当の姿が現れるのか。 |
アーティ | : | そのようだな。 |
クロウ | : | じゃあ、レオナオールさんの家に向かうよ。 |
GM | : | では森の近くの一軒家。一人の少女の霊が数体のバンシーに囲まれています。 |
サンドロ | : | バンシーって倒せるのか? |
GM | : | 精神点を0にすれば精霊界に帰るよ。 |
ボーデル | : | ワシたちは精神点ダメージを与える方法がまったく無い。 |
サンドロ | : | 魔法の武器は効かないのか? |
GM | : | 実体の無い相手には、魔剣も効果が無いよ。 |
クロウ | : | さてどうする? |
ボーデル | : | こういう時はサンドロの鬼の形相で追い払うんじゃ(一同笑う)。 |
クロウ | : | おいボーデル!(笑)。 |
GM | : | バンシー達は、棒の先に付いた毛虫ワイトで少女を虐めている(一同爆笑)。 |
アーティ | : | け、毛虫ワイト(笑)。 |
クロウ | : | それ面白いよ(笑)。 |
ボーデル | : | しかし、正直言ってワシらには脅威じゃぞ(笑)。 |
GM | : | チョンチョンチョーンってつついてる。レオナオールと思われる少女は抱えた膝に頭を埋めて泣いています。 |
クロウ | : | どのくらい? |
GM | : | 16歳くらいです。 |
サンドロ | : | 誰かが変質者の格好をして踊りかかれば絶対に追っ払えるぞ。 |
アーティ | : | お前がやれ(笑)。 |
GM | : | レオナオールはバンシー達に脅かされたりからかわれたりしては大泣きし、それを見てバンシー達は静かに笑っています。 |
バンシーA | : | (精霊語) 「フフフフフフ・・・・・・。」 |
バンシーC | : | (精霊語) 「ほぉ~れ! ほれ! ほれぇ!」 |
ボーデル | : | むううううんっ。見てはいられん。 「やめぇぇぇぇぇいッ!!」 と一括。 |
GM | : | (む、バンシーは精霊語しか話せないよなぁ。でも大声を上げたし、驚きはするか) ビクッとしたみたいだ。 |
バンシーB | : | (精霊語) 「何よ、あんた達。」 |
GM | : | と精霊語で(一同爆笑)。 |
アーティ | : | また言葉の壁が(笑)。 |
ボーデル | : | ゆけい、エルフ! |
GM | : | だから、このエルフは精霊語を喋れないエルフなんだって(笑)。 |
アーティ | : | エルフじゃない、ハーフエルフだ(笑)。 |
サンドロ | : | <タング> はまだ使えんしな。 |
アーティ | : | 使えるよ。 |
サンドロ | : | なに、お前4LVだったのか! |
アーティ | : | じゃあ、サンドロに <タング>(コロコロ)。 |
サンドロ | : | 俺かい(笑)。 |
ボーデル | : | バンシーの攻撃方法って何? |
GM | : | 悲鳴で即死ダメージとか、精霊魔法が8レベル以上はあると思う。 |
ボーデル | : | む、それはまずいのぅ。 |
GM | : | ・・・・・・って、お前ら [ 怪物判定 ] してねぇよ!(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | それもそうだ(笑)。 |
GM | : | またやってしまった・・・・・・。 |
クロウ | : | マスター、どんまーい(笑)。 |
ボーデル | : | (コロコロ)うーむ1ゾロ!! 「ありゃ、一風変わったファントムじゃー!」(一同大爆笑)。 |
サンドロ | : | 無知なドワーフは黙ってろ(笑)。 |
アーティ | : | 他は全員『13』だ。 |
GM | : | さてバンシーの知名度は・・・・・・あれ、載ってない? |
クロウ | : | なんで? |
GM | : | そういえば、エンシェントドラゴンや上位精霊などのデータは載せないってQAに書いてあった。 |
クロウ | : | えーそうなの!? |
GM | : | いくら強く設定しても、データがあるといずれ倒されてしまうから・・・・・・とか何とか。 |
クロウ | : | バンシーって上位精霊だったんだ。 |
GM | : | そうだよ。君達では太刀打ちできないと考えてもらっていいね。 |
サンドロ | : | 私はバンシーの持っているオモチャの威力が凄く知りたい(笑)。 |
ボーデル | : | (即座に)ワシかい(一同爆笑)。 |
クロウ | : | 早かったね今の(笑)。 |
サンドロ | : | そんな事は言ってないぞ(笑)。 |
アーティ | : | 言ったよ(笑)。 |
サンドロ | : | (精霊語) 「バンシーさん、バンシーさん、ちょっとその女の子とお話したいのですが、よろしいでしょうか?」 |
バンシーA | : | (精霊語) 「何それ、あたし達のこと?・・・・・・この子は今あたし達と遊んでんのよ。」 |
アーティ | : | サンドロが代わりに遊んでやれよ(笑)。 |
ボーデル | : | ワシがバンシーと話しているから、その間にサンドロが話して来い。 |
GM | : | いやいやいや、バンシーそんなに頭悪くないよ(笑)。 |
ボーデル | : | くそう、ガキっぽい口調のくせにその辺は頭が回るのかい。 |
GM | : | どうやら少女のバンシーのようですね。あ、3人いるから。イジメは幼稚園児レベルだね。 |
クロウ | : | 「どうしてその子を虐めてるのよ。」 |
サンドロ | : | あまり刺激はしたくないんだが・・・・・・。 |
バンシーA | : | (精霊語) 「楽しいからよ。」 |
バンシーC | : | (精霊語) 「ケタケタケタケタッ!」 |
アーティ | : | メガテンやってる気分になってきた(笑)。 |
サンドロ | : | (精霊語) 「バンシーさん、何かあげるからちょっとだけお話させてもらってもいいかな?」 |
クロウ | : | 【魔晶石】 とか要求されるかもね。 |
バンシーA | : | (精霊語) 「──そうね、あたしは生きてる人間が欲しいな・・・・・・。」 |
クロウ | : | 「なぜ?」 |
バンシーB | : | (精霊語) 「久しぶりに皆でとり殺して遊ぶの。」 |
バンシーA | : | (精霊語) 「フフフフフフフ・・・・・・。」 |
バンシーC | : | (精霊語) 「きゃははははははッ!」 |
GM | : | 口元だけ歪めて嬉しそうに笑っています。 |
ボーデル | : | この衣、着ていて良かったな(笑)。 |
アーティ | : | まったくだ(笑)。 |
ボーデル | : | 「バンシーさんや、森に行けば生きたゴブリンが山ほどいるぞ。」(一同爆笑)。 |
クロウ | : | ひっでーボーデル(笑)。 |
アーティ | : | 妖魔に容赦なし(笑)。 |
ボーデル | : | 当たり前じゃ(笑)。 |
バンシーC | : | (精霊語) 「ゴブリンって、なーにー?」 |
ボーデル | : | それを知らんか。「生きている妖魔じゃ。」 |
バンシーA | : | (精霊語) 「・・・嘘ね。森には生きてる奴なんかもういないよ。」 |
サンドロ | : | え? 何でだ? |
GM | : | どうやら彼女らは、都の中の森しか知らないみたいだ。 |
サンドロ | : | (精霊語) 「バンシーさん、何時頃からここにいるのかな?」 |
バンシーB | : | (精霊語) 「わからない・・・・・・とても長いことここにいる気がする・・・・・・。」 |
バンシーC | : | (精霊語) 「最初の頃はいっぱい生きてたんだけど、どんどん減っていっちゃったの~。」 |
ボーデル | : | 「この城壁の外にも世界があるのはご存知かな? 城壁の外に行ってみたらどうだ? もっと広い世界があるじゃろう。」 |
サンドロ | : | バンシーにとっては関係ないんじゃないのかな?(笑)。 |
ボーデル | : | かもしれんが、一応な。 「外にはここより楽しいことがいっぱいじゃぞ。」 |
GM | : | いや、彼女達は『悲しみの精霊』だから。楽しくても嬉しくないぞ。 |
ボーデル | : | おっとそうじゃったか。 「外には悲しい事がいっぱいじゃぞ。」(一同爆笑)。 |
バンシーA | : | (精霊語) 「・・・・・・嘘つきね・・・・・・壁の向こうには何もないわよ・・・・・・。」 |
ボーデル | : | 「いやいやいや、あるから。」 |
クロウ | : | 「そこの “大霊樹” にはもっと深い悲しみがあるでしょう。そこに行ってみてはいかが?」 |
バンシーC | : | (精霊語) 「え~。死人ばっかでつまんないよ~。」 |
クロウ | : | 「じゃあ何でその娘を虐めるの?」 |
バンシーB | : | (精霊語) 「この娘、怖がりだから。からかうと少しは遊べるの・・・・・・。」 |
GM | : | 彼女達は生者の悲しみを食い物にする精霊だから、基本的にはアンデッドなんか相手にしないんだけど、生きている人間がいないので、仕方なくここにいるのだ。 |
サンドロ | : | (精霊語) 「じゃあ出てくンなよッ!!」(一同爆笑)。 |
アーティ | : | 鋭いツッコミだ(笑)。 |
ボーデル | : | 存在理由をつっこまれたバンシーは、深く傷ついてしまった(笑)。 |
バンシーA | : | (精霊語) 「何よ・・・そんな酷いこと・・・言わなくてもいいじゃない・・・!」 |
バンシーB | : | (精霊語) 「わーん!」 |
GM | : | バンシー達は泣きながら去っていった。 |
アーティ | : | あれぇ?(笑)。 |
クロウ | : | 本当に!? |
GM | : | 去り際に、バンシーは毛虫ワイトをサンドロに向かってビュッと投げつけた(一同笑う)。 |
バンシーC | : | (精霊語) 「この馬鹿スケルトン! これでも食らえー!」 |
サンドロ | : | サッと避ける。 |
GM | : | なら回避してくれ(一同爆笑)。(コロコロ)『15』。 |
ボーデル | : | あっはっはっはっは!(爆笑)。 |
サンドロ | : | 意外と高いが、なめるな(コロコロ)あ、食らった。 |
GM | : | じゃあダメージは無いけど、エナジードレインで精神点に『5』点のダメージ(一同爆笑)。 |
サンドロ | : | 「きぃやぁぁ~!」 って、冒険者レベルで止まるじゃないか(笑)。 |
GM | : | だからお前には成長して欲しくなかったんだよ。このイベントに引っかかるの、絶対にサンドロだと思ったからな(一同笑う)。 |
サンドロ | : | 驚かせやがって(笑)。 |
ボーデル | : | 毛虫とはいえワイトなら潰してしまおう。プチッ。 |
GM | : | 残念、[ 通常武器無効 ] だから潰れなかった(一同笑う)。 |
ボーデル | : | うほーうッ(笑)。 |
サンドロ | : | じゃあ銀のダガーでプチッ、だ。 |
GM | : | あ、そんなの持っていたか。なら潰れた。 |