冒険者をアゴで使ってこそ騎士!

妖魔の森 : 広場
GM広場に到着です。
アーティ塔は見えるか?
GMいや、何も無いね。
サンドロもしかして、鍵を持っていると見えるとかか?
GMいや、それも無いようだ。
広場は円形で、螺旋状にタイルが敷き詰められている。広場の外周には縁石が12個、等間隔で並んでいるよ。
クロウ何だろそれ?
サンドロ中央に行ってみよう。
ボーデル地面を調べてみる。
GM石のタイルですね。
ボーデル例のペンダントが収まるような窪みがあったりせんか?
GMなにもありませんね。
サンドロでは、ペンダントを掲げてみよう。
「空よ!」
GMじゃあ、サンドロを稲妻が直撃した(一同爆笑)。
サンドロぐほー!?(一同笑う)。
GMサンドロはパラディンになった!(一同笑う)。
ぱららら ぱららららー♪
サンドロファイエムかい(笑)。
クロウ縁石を調べ回りたい。
GM12個の縁石は時計のように均等に並んでいる。円柱状なんだが、天辺が斜めにカットされていて、そこに絵が刻んである。
クロウ何があるの?
GMアレクラストで言う、星座を表したマークだね。12個の縁石にそれぞれ刻まれているよ。
クロウえ~何だろ。
サンドロはまる様な穴を探してみる。
GM無いです。
アーティ上に置いてみよう。
GM何も起きません。
サンドロくるくる~。
GM踊っても何も起きません(一同笑う)。
クロウ何やってんのさ(笑)。
GM不思議な踊り、アーティの精神力が『20』減った(一同爆笑)。
アーティ気絶するから!(笑)。
ボーデルペンダントを持って、縁石の上に乗ってみよう。
GM何も起こりません。
クロウ縁石を良く調べてみよう。
GMならば『冒険者+知力』で。
アーティ『10』。
サンドロ『10』。
GM最大値がたった『10』ですか(一同笑う)。じゃあ、特になし。
ボーデルうむ、確かにここが “星見の塔” らしいがのぅ。・・・・・・それにしては、塔らしき物が見当たらんが。

 ここで一同、しばし熟考。しかし、情報が圧倒的に不足しているため、結局結論は出ず。

クロウアジャニスさんに後で聞いてみよう。もうそれしかないよ。
サンドロそうだな。
アーティ<センス・マジック> なんてものをしてみたいんだが。
ボーデルお~っとそれは危険なんじゃないかのぅ(笑)。
アーティいや、俺もそんな気がするんだけどね。(コロコロ)やった。
GMじゃあ、期待通り都全体が眩く光り輝きます(一同笑う)。
ボーデルこいつは厳しい(笑)。
アーティ目が~、目がぁ!(一同笑う)。
GMお約束だ(笑)。

 ここから更に、今後の動向についての議論が始まる。
 アジャニスにペンダントを渡そうとするサンドロクロウに対し、それは嫌だと言い張るボーデルアーティカッツェとでもジャレているのでしょう(笑)。
 どうにもボーデルPLには引っかかるものがあるようで、一行はとりあえずザードライークに相談することに。

妖魔の森 : 宮殿正面玄関口
アーティ(下位古代語) 「町長ー!」(笑)。
ザードライーク(下位古代語) 「はーい! もういいわ はーいはーい!」(一同爆笑)。
クロウ怒らせちゃったじゃない(笑)。
ザードライーク(下位古代語) 「これ以上 【死人の衣】 が入り用かねー!?」
サンドロ(下位古代語) 「いえ、“星見の塔” についてお尋ねしたいのですが、何かご存知でしょうか?」
ザードライーク(下位古代語) 「“星見の塔” か。・・・・・・貴方達には話した方が良さそうですな。特別に、お教えしよう。」
GMちょっと、顎鬚とかさすっている感じで(一同笑う)。
クロウ「お願いします。」
ザードライーク(下位古代語) 「実は、君達が出会ったアジャニス様は幻覚なのだ。」
ボーデルほーう?
ザードライーク(下位古代語) 「アジャニス様本人が作り出した、幻覚の都市の一部なのだよ。」
クロウ「何でですか?」
ザードライーク(下位古代語) 「実はな、アジャニス様は儀式的な眠りに就いているのだ。君たちも疑問に思っていただろう、いかようにしてこれだけの大規模な幻覚を維持しているのか。」
サンドロ(下位古代語) 「はい。」
ザードライーク(下位古代語) 「アジャニス様は、我が身を捧げることによってそれを成し遂げられた。アジャニス様は自ら永遠の眠りにつき、その夢を触媒として都市全体を覆う幻覚を作り出しているのだ。いわば、生きた魔法装置というべきか。アジャニス様は当時18歳、酷な決断でしたな。」
サンドロなるほど。
GMちっとは納得がいったかな?
ボーデルうむ。
ザードライーク(下位古代語) 「隠されているとはいえ、アジャニス様の身が安全とは言いがたい。なので、見つけたら保護して差し上げて欲しい。お願いだ。」
サンドロ(下位古代語) 「その場所はどこですか?」
ザードライーク(下位古代語) 「残念ながら、その場所は思い出せない。」
GMいーい所は思い出せない(笑)。
ボーデル「“星見の塔” とは?」
ザードライーク(下位古代語) 「すまんが、うまく思いだせない。ただ、アジャニス様の眠っておられる場所は、普段は人々の目から隠されていたはずだ。」
ボーデル「ほほーう。」 当たりか。
ザードライーク(下位古代語) 「そうだな、入るためには何か“(キー)”となる物が必要だったはずだ。それが何かは思いだせない。確か、私も渡されていたと思うのだが。」
サンドロ(下位古代語) 「その鍵とは、ペンダントではありませんか?」
ザードライーク(下位古代語) 「そうだったような・・・・・・。」
ボーデルペンダントを見てみよう。何か掘り込まれておるかな?
GMでは、表面に何か刻んであるよ。『冒険者+知力』。
アーティ『13』だ。
クロウあたしも、『13』。
GMそうだな、ペンダントには『天秤座』のマークが刻まれているよ。
サンドロこれはもしかして、全部揃えないといけないのか?
クロウえ~、すっごく長くなりそうな話だ。
ザードライーク(下位古代語) 「いや、一つでもあればいいはずだ。それと合言葉(コマンド・ワード)が必要なはず。」
サンドロ合言葉か。
アーティま~たやっかいな物がでたよ(笑)。
クロウ「合言葉は誰が知っているんですか?」
ザードライーク(下位古代語) 「いやー、私も知っていたはずなんだがね!」(一同笑う)。
アーティ肝心なことを忘れやがって(笑)。
ザードライーク(下位古代語) 「鍵の持ち主なら、合言葉も知っているだろう。」
クロウレオナオールさんだ。
サンドロペンダントを見せれば、別の話が聞けるかも知れんしな。
ボーデル何もやらないよりマシじゃろう。聞きに行ってみるか。
妖魔の森 : レオナオールの家
サンドロ(下位古代語) 「レオちゃん、このペンダントについて、何か知っていることはないか?」
レオナオール(下位古代語) 「というか、これは私のペンダントなんですけど。」(一同笑う)。
サンドロ(下位古代語) 「アジャニス様を助けるためにも、これの使い方を教えて欲しい。」
レオナオール(下位古代語) 「“星見の塔” は普段は隠されています。入るためには、“(キー)”と“合言葉(コマンド・ワード)”が必要です。」
サンドロ(下位古代語) 「その合言葉を教えて欲しい。」
レオナオール(下位古代語)合言葉は縁石に刻んであります。
クロウそれ、誰も気付かなかったから(笑)。
ボーデル「教えてはいただけないですかな?」
レオナオール(下位古代語) 「ん~、何だったでしょうか。縁石を見れば分かりますよ。裏側です。」
サンドロよーし、調べてみるか。
妖魔の森 : 広場
クロウじゃあ、縁石の裏を調べる!
GM場所が分かっているので良いでしょう。縁石の裏に文字が刻んでありますね。
クロウ読めますか?
GM読めるのはアーティだけです。
サンドロ上位古代語(ハイ・エンシェント)』か!
アーティぴ~っと読むぞ。
GM『星 現るる時、汝 姿を現す』
アーティ星ってのは、ペンダントの事だな?
ボーデルうむ。このペンダントを持ちながら、合言葉を唱えるんじゃろう。
サンドロさぁアーティ。我々は『上位古代語』を喋れない。
ボーデルそうじゃな。宜しく頼む。
アーティ分かった。「星 現るる時、汝 姿を現す」と『上位古代語』で。
GMちなみに、ペンダントは?
クロウアーティに持たせました。
GM(違うんだなぁ)何も起こりません。
アーティあれぇ?
ボーデルおかしいのぅ。
クロウ間違いないって思ったのに。
アーティ掲げてみよう。
GMだめ~。
サンドロ何でだぁぁぁ!?
GM・・・・・・ペンダントって普通どうする?
アーティ首にかけるんだ!
サンドロ・・・・・・はー!(一同爆笑)。
何て基本的な事に気付かなかったんだ!
アーティペンダントを首にかけて合言葉を言おう。えーと、
星 現るる時、汝 姿を現す
GMその瞬間! 縁石の周囲から広場の中心に向かって凄い突風が生じ、旋風を巻く様にして空高く巻き上がります。
クロウわっ!
GM竜巻の如く高く伸びたつむじ風は、一段と激しく吹き荒れた後に、広がるようにして霧散していきます。あっと、君達も巻き込まれますね。
クロウえー!
ボーデルダメージはあるのか?
GMいや、踏ん張れば耐えられる程度だよ。
さて、風が晴れた後には、高さ100mの塔が現れています。
ボーデルこりゃー、登るのが大変じゃな。
GM(図を描く)高さ100mですが、こんな感じ
 ┏━━┓ 
┏┛  ┗┓
┗┓  ┏┛
 ┃  ┃ 
 ┃  ┃ 
 ┗━━┛ 
で、70m地点が踊り場のように広がっていますね。
つーことは、それより上が見えないじゃないか(笑)。
アーティ推定100m(笑)。
クロウなんだか、ピサの斜塔みたいね。
GM絵が曲がっててスミマセンね!(一同笑う)。
アーティ中に入ろう。
GMところが、入り口らしきものが見当たりませんよ。
サンドロなんだと?
アーティ外壁を調べよう。
GMアーティが近づくなら、目の前の壁面が消えて、暗い穴が出来ます。
ボーデルううむ、コレが入り口か? 中にはモンスターがいるかも知れんな。
サンドロ皆でまとめて入ろう。いっせーの、せ! で。
GM一斉に入るか。アーティが扉をくぐりきった瞬間、穴が閉じます。
アーティどうなった?
GMここはね、『冒険者+敏捷度』で判定と行きましょうよ(笑)。
クロウえー!
GM一斉に入るって宣言したから、1ゾロ以外で成功だ。
クロウ(コロコロ)大丈夫。
サンドロ失敗すると、巻き込まれるんだな(笑)。
GMで、挟まったので【死人の衣】の効果が切れます。すると、見えない背後から死霊達がやってくると。
クロウいやー!
GM強化スケルトンの出番は無かったようだな(笑)。
星見の塔 : 1F
GM中には、床一杯に五亡星の魔方陣が描かれています。
ボーデルまた、ペンダントが必要っぽいな。
アーティ魔方陣については何か分かる?
GMさぁ~、こればっかりは。
アーティ小石を投げてみよう。
GM魔方陣は石畳だから、上で跳ねたよ。いたって普通だ。
クロウとりあえず、全員で魔方陣に入ってみようよ。
サンドロまて、その前に近づいてみよう。
GMアーティが近づくと『ブゥ・・・ン』という低い音と共に魔方陣が青白く発光する。
アーティゲートかな?
サンドロじゃあ、全員でしっかりと手をつないで飛び乗ろうか。
GM全員・・・・・・というかアーティが乗った瞬間、魔方陣が一際強く『ヴッ!』と光ります。で、気が付くと見知らぬ場所にいます。
ボーデルどういう場所にいるのじゃ?
GM同じような塔にいるみたいなのですが、周囲の壁の四方が大きく開いていて、外に出られるようになっています。
サンドロ外は見れるか?
GM見えますね。どうやら非常に高い場所にあるみたいです。
サンドロ70m地点の踊り場に移動したんだろう。
GMあと、この隅にもう一つ魔方陣がある。これは直径1mほどで、一人用みたいだ。
サンドロそれは置いておいて、踊り場に出てみよう。
GM踊り場に出ました。踊り場の周囲には壁がなく、代わりに高さ50cmと1mの所に光の輪が浮いていて、それが踊り場を囲っています。
サンドロ転落防止だと思うが。
ボーデル分からんのぅ。とりあえず調べてみよう。
GM近づいてみました。特に何も無いですね。

 調べたところ、光の輪はガードレールのような役割を担っており、特に危険はないことが分かった。

ボーデルではこの上が本命のようじゃ。さっきの魔方陣に乗ろう。
GM今度の魔方陣は反応しません。アーティが乗っても駄目です。
アーティさっきの合言葉を唱えてみよう。
GMいや、何も起こりませんね。
ボーデルむ、これは駄目じゃ。他を調べよう。
天井には何かないか?
GM10mぐらいの高さのところに天井があるが、変わったものはありませんね。
アーティ四つの出口を出たり入ったりしてみよう。
GM色々な方角が見れた。楽しかった(一同笑う)。
アーティそんな感想はいらん(笑)。
GM西には “プリシス”、東は “ムディール” がかすかに確認できます。すっげー眺めが良いです。
アーティここから <メテオ・ストライク> を撃ったら気持ちが良さそうだ(笑)。
ボーデルむむむ、踊り場を調べるしかないな。光の輪はどうだ?
GM調べていて分かったのは、輪の外に手をやると少し軽くなる。
ボーデル軽い?
GM浮くわけではないよ。重力が軽くなる感じ。
サンドロアーティ、アーティ。
アーティなんだ?
サンドロ君、<フォーリング・コントロール> 使えるよね。
アーティ嫌だ! 俺に飛べと言うのか(一同笑う)。
サンドロならば、このを放り投げよう。
アーティそれも俺が痛いから!(一同爆笑)。
サンドロ仕方ない、矢を一本放り投げよう。
アーティ最初からそうしろ(笑)。
GMでは、落ちるはずの矢が、ゆっくりと降りていった。
ボーデル<フォーリング・コントロール> か。落下しても死なないようになっているんじゃな。
逆に、塔の壁面を登るような魔力はないんかの。
GMありませんね。しかし、そうやって上の方を見てみると、上の壁面の一角が開かれているのが分かります。ぶっちゃけた話が、窓だ。
サンドロロープを使って登れないかな(笑)。クロウ、行け。
クロウ(欠伸混じりで)ふぁぁぁぁ?
ボーデルでったー、無茶苦茶な手段じゃな。
クロウ他に方法は無いのかぁ? ふつーに、正攻法に。
アーティ矢を今度は上に投げてみよう。壁面に沿って投げる。
GMひゅ~ん(真上に投げた矢が弧を描いて落ちてくるジェスチャー)ガスッ!(一同笑う)。
アーティむおっ! 白羽取り!(笑)。
GM失敗。ダメージ5点(一同笑う)。
アーティマジか!(笑)。
GM冗談だ。
ボーデルGM、窓の高さは何mだ?
GMざっと15mです。
ボーデルむ、高いな。ロープを投げて引っ掛けるなんて芸当が可能なのか?
GMそう聞くと、難しそうだね~。風も強いだろうし。
サンドロクロウは [ 登攀 ] 出来るだろう。登れ。そして上からロープを垂らせ。
クロウ・・・分かったよ、判定は?
GM[ 登攀 ] の目標値は『垂直』『足がかりあり』『強風』なので『14』+『鎧による修正』です。一回で登れるのは『10m』までだから、2回の判定が必要だ。
サンドロ問題なし。ソフトレザーだから目標値『14』のままだ。さぁ行け!
クロウ他人事だよ~!(笑)。

 結局クロウはロープ無しでの [ 登攀 ] を試み、無事に登ることに成功した。
 本当は二度目の判定に失敗したのだが、17mの地点で落ちたので『実は登りきっていた』という(笑)。

アーティ妙な登攀ルールだ(笑)。